ワイン化
@taouchaid---[3☆満点、+=☆/3]
[H22/10から開始、似たような印象のワインあるときは過去に遡って 追加コメントしていきます]
 ・M [H22] 10 11 12 [H23] 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 [H24] 1 2 3 4 5
平成22年10月・・・今月は2回の宴会で7本を抜いたので本数多い.ワイン化週2回が、2回崩れた!反省.
1 シャトー デュアールミロン ロートシルト04’(ポイヤック・赤)
2 ムルソー・モナティーク ドメーヌ ルジュ98’
3 クロ バドン テュニュヴァン01’
4 シャトー・デ・トゥーレル96’
5 ヴィーニャ・ウィリアム・フェーヴル・チリ・シャルドネ05’
6 シャトー・フルール・ド・メリゴ96’
7 シャトー・デ・トゥーレル96’
8 ラ・クロワズリー・レ・ベギンNV
9 ニュイ・サン・ジョルジュ・ルイ・ラトゥール05’
10 シャトー・ラ・クスポード98’
11 クリュッグ・グラン・キュヴェ:☆☆☆
12 プイィ・フュイッセ95’
13 ポール・ジャブレ・エネ/エルミタージュ・ ラ・シャペル00’
14 シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ドゥ・ラランド02’
15 ヴーヴ・フルニ・ブリュット・ナチュール/ブラン・ド・ブラン・ブリュット
16 ホスピス・ド・ボーヌ/ムルソー・キュベ・グーロー03’:☆☆☆
17 アルフレッド・グラシアン・クラシック:☆☆++
18 ルーウィン・エステート・アートシリーズ・リースリング07’
19
20
H22/10/30
[追加2]
[再追加1
ルーウィン・エステート・アートシリーズ・リースリング07’(オーストラリア・白)2,600円前後:☆
[フレコミ要約]ルーウィンの美味しいワインはすばらしいマーガレット・リヴァーの自然があってこそ!そして、豊富な資金力を背景に最新式醸造設備を備えたハイテク・ワイナリーとしても話題に.表立てて誇示していませんがブドウ畑ではオーガニックでの栽培を実践しています.香りはデリケートで、白い花や、シトラスなどの香り.フレッシュでジューシーな味わい.ルーウィンのリースリングはあまりでしゃばらない品の良さが魅力!スクリューキャップ.
--------------------------------------------------------------------------------------------[My印象]自宅にて.購入後2カ月弱.リースリングの特徴である石油香はきちんとある.オイリーさなし.やや黄色みを帯び、エッジはやや緑が入る程度.粘着性なし.フローラルと石油香.11℃でアタック.これは酸っぱい.しかも、ロワールの飛びきり酸っぱいソービニオン・ブランの如き.フレコミの、爽やかでミネラリーとは言い難い.過日のワイン会でのリッチモンド・プレインズ・ネルソン・リースリング09(2,100円)に軍配を上げる.いずれにしろ、リースリングは温度に気をつけないと石油臭さが増す.
[追加]
[2]ルーウィン・エステート・プレリュード・シャルドネ07’(白)4,000前後:☆++⇒☆☆+
同時に購入した下記の評価を追加しておこう.アートシリ−ズが格上なのでそちらを.
[1]ルーウィン・エステート・アート・シリーズ シャルドネ06’(白)8,000前後:☆☆
[フレコミ要約]オージートップのシャルドネで、06はPPポイント95点と高くポテンシャルのあるワイン.ギュッと凝縮した深みと均整のとれた優美さが魅力.なかなか開かないが、余韻はとてつもなく長く、飲み干した後のグラスに残る香りが驚くほど複雑.テイスティンググラスでは青リンゴ、麦芽、黄桃、ナッツ・クリーム、ブルゴーニュ・グラスではオレンジ・ヨーグルト、コアントロー、ライスペーパーなど、ボルドー・グラスではグレープフルーツ、レモン、シリアル、ベーコンなどと全く異なる風味が堪能できる.最後にきれいな酸味が味を調えフィニッシュに至る.
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[My印象]自宅にて.プレリュードがアートシリーズと同等なのはフレッシュ感のみ.アートシリーズは、色は薄黄色.エッジは薄く緑が入ったている.粘着性は軽い.香りは樽香・ハーブ・スモーキー・ほんのり火打石?アタックすると、口の中ではボリューム感たっぷり.これはアルコール度が高いせいかな?飲み込むと、スッと入ってしまって口に含んだ時の印象が、余韻として残らなかった.思わせぶりな奴だな.味は個性的だがPCは悪い.スクリューキャップが徹底している.
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[11/1再追加]自宅にて.プレリュードを、アートシリーズと同等なのはフレッシュ感のみと記載したのだが、本日リピートしてみる.前回から1カ月は自宅セラーで安眠.色は薄黄色.エッジは同様で緑調なし.前回はかすかに認められていたと記憶.粘性は少し出ている.香りフローラル.アタックも同様、呑みこんでも印象が一体、喉越し後に酸を感じる.僅かにとろみを持ち爽やかで、個性を強く感じのではないが喉越しの爽快感に感動.見直しました、CPもややUP.時間を置けば化けるかな?プラネタのコメータに似ている印象であるが及ばない.☆☆+
H22/10/28
[1]
アルフレッド・グラシアン・クラシック (シャンパーニュー・泡)5,000円前後:☆☆++
[フレコミ要約]シャルドネ40%ピノノワール15%ピノムニエ45%.1864年創業、エペルネに本拠を置き年間約15万本を生産している小さなメゾンでクリュッグとは親戚関係にあたります.小規模ながら非常に高品質なシャンパン造りをしていることで本国フランスでは絶大な人気を誇っています.グラシアンでは、一時醗酵を全てオーク樽で行い、手作業で1本1本動瓶を行い、ノン・ヴィンテージであっても単一年の収穫されたブドウのみを使い、規定のティラージュ後の熟成期間(ノン・ヴィンテージで15ヶ月、ヴィンテージで3年)よりも長い4年以上の熟成をします.ヴィンテージを表記するものは、更に長い6〜7年の熟成を行います.
その品質へのこだわりは尋常ではなく、その品質の高さから、アラン・デュカス、ジョルジュ・ブラン、ピックといった名だたるレストランでオンリストされています.ヴィンテージの方は、シャルドネ65%・ピノノワール18%・ピノムニエ17%
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[My印象]自宅にて.こちらも到着してから1週間.泡は細かく、酸のバランスが良く味わいまろやか.昨日飲んだルイロデレールに勝るとも劣らない.時間がたっても泡はへたらない.慌ててキャビアを合わせる.好きなコルドンブルー(ドゥ・ヴィノージュ)が手に入らないので、こちらに乗り換えても良いですな.セールで安く買えるならロデレールより良いし、ケース買いしたいですね.
・アメリカ産時キャビア.ロシア産より脂、粘性、癖が弱.塩分も少なく爽やかなのが特徴.お店では食べられませんね.
H22/10/28
[2]
[2]ホスピス・ド・ボーヌ/ムルソー・キュベ・グーロー03’・375ml(ブルゴーニュ・白)5,500前後:☆☆☆ 
[フレコミ要約]シャルドネ 1444年、貧しい人々を救済するため、ブルゴーニュのニコラ ロラン財務長官は私財を投じて施療院(ホスピス ド ボーヌ)を建設しました.しかし治療費が払えず施設を利用できない人々が多かったため、ロラン氏自ら所有する葡萄畑を寄付しその収益によって施療院の運営に当てたのです.その後、この慈善の精神に賛同した裕福な人々、ワイン業の人達も葡萄畑を続々と寄進.そして毎年11月の第3日曜日に、寄贈された葡萄畑から造られるワインがオークションにかけられるようになりました.500年以上たった今でもこの行事は盛大に行われております.
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[My印象]自宅にて.在庫を切らしたくないムルソーの一つ.色合いは黄金色.粘性が出て厚い.香りはリンゴ蜜、バター、ナッツ.樽香は消えている.アタックも濃厚で素晴らしい.多分この味がアメリカ人に受けて今のムルソーがあるのではないか.クラシックタイプのお手本.今がピークでしょう.飲み頃です.先のシャンパンは霞んでしまいました.750nlの03、05、07が市場に出ています.
H22/10/27
ヴーヴ・フルニ・ブリュット・ナチュール/ブラン・ド・ブラン・ブリュット(シャンパーニュー・泡)5,000円前後:☆++
[フレコミ要約]シャルドネ100%.ノンドゼ.石灰層に覆われた白亜質土壌.ヴェルテュ近く、南と南東に面する “モン・フェレ”という小区画の樹齢40年の古樹から.栽培はすべてオーガニック.収穫量を減らし、そこから高品質で凝縮感たっぷりの、リッチで香り高いジュースが産されます.収穫は全て手摘み、ファーストジュースのみを使用.リザーヴワインは40〜50%の高い比率でブレンド.ボトリング後、セラー内で2.5年熟成を経て出荷されます.門出のリキュールを加えないことで、ウ゛ェルテュのシャルドネの最も本質的な味わいが表現されたブリュット・ナチュレ.単一品種かつノンヴィンテージのブリュット・ナチュレは、他ではあまり見かけることのない極めて珍しいキュヴェ. 100%シャルドネでドザージュ0gが可能なのは、3つのヴィンテージをブレンドし味わいに深みを持たせていること、古樹のぶどうを使っていること、そして何よりウ゛ェルテュのシャルドネには独特のまろやかさがあるから.「やや重さもあり舌の上で深みを感じ、フルーツの官能的な層がみごとに余韻を形成している.」 パーカー評.92P.
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[My印象]自宅にて.安いブラン・ド・ブランはないかなと探していたら目にとまった1本.本日昼食にザ・キャピタル・東急のオリガミを訪れ、ルイ・ロデレールをグラスで一杯飲んだ余韻があり、本日試飲と相成った.ノンドゼは成熟していないと難しいはず.泡は細かいとは言えない.シャルドネ特有の切れは充分あるがノンドゼとあいまって辛口でミネラリー.酸がとんがっています.グラスについで、そのままにしておくと泡が徐々に消え入りそうになる.未だ炭酸がワインに充分溶け込んでいない.到着してから1週間だから仕方ないのか?もう少し待って再チャレンジする.
・昼食のジャンボバーガー☆☆☆とロデレールNV☆☆.日本で美味しい牛肉を食べると高い典型ですが、それなりの価値があります.バーガー肉の焼き方を尋ねられますよ.ゆっくりくつろいで食事.それぞれ3003円、2136円.サービス・税込.
H22/10/25
[1]
友人宅

[1]クリュッグ・グラン・キュヴェ(シャンパーニュー・泡)2万前後:☆☆☆ 
[フレコミ要約]クリュッグ グランド・キュヴェは、クリュッグ社の味とスタイルを代表するシャンパン.6-10年にわたる収穫年の異なる50種類以上のワインをブレンドしてつくられる.クリュッグでは「マルチ・ヴィンテージ シャンパン].と呼ぶ.毎年変わらぬ味わいをつくるため、また伝統の味を 継承するためにクリュッグ一族が一堂に会しブレンドを行い、 シャンパンづくりの全行程に細心の注意を払う.ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、そしてシャルドネの 3種類のブドウを使用し、30%以上のリザーヴ・ワインをブレンドすることにより、シャンパンの一貫性と品質が保証されます.第一次発酵は、クリュッグ独特のオークの小樽を使用して 行われ、その後6年もの長期にわたりセラーで熟成させてから出荷する.
[My印象]友人宅.所謂シャンパニューの帝王.友人の地区医師会長就任のお祝いに、1年以上セラーに寝かせて置いたもの.友人宅で.きめ細かな泡、繊細ながらコクとキレを併せ持つ.+清涼感が舌をくすぐる.鯛のカルパッチョ、フォアグラソテー、エスカルゴバターを合わせた.発泡してなくとも白としても味わえる.全く癖や嫌味がないのは既に成熟しているから.何度飲んでも同じ味で素晴らしい.
・鯛カルパッチョ、トマトとズッキーニ添え
・フォアグラソテー、ブルーベリージャム
・エスカルゴバター
すべてにマッチ.何本でも飲みたくなる誘惑.食べかけフォアグラソテーですみません.

H22/10/25
[2]
プイィ・フュイッセ95’(マコネー・白)4,000前後:☆+
[フレコミ要約]プイイ・フュイッセの伝説的名人ルネ・ゲラン.「私は、純粋に自分が飲みたいと思うワインを造ってきました.それは、まずなりよりもバランスが均整であること.酸の質.そして、根の深さに由来するミネラル分と滋味が豊かであること.これらを満たしたワインは、10年以上熟成させてはじめてその真の姿を現しはじめ、20年経っても生き生きとしています」.「数多の中から私のワインを選んでいただけるお客様には、飲み頃を迎えた状態でワインを販売してあげたい」という.1955年植樹のV.V(ヴィエイユ・ヴィーニュ)のシャルドネにて生産.ゲラン翁珠玉の作品集です.
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[My印象]友人宅.友人の好きなプイイ・フュイッセの古酒.昨日開けて空気を抜いて保存.色合いは黄金色までは行かないが、濃い黄色.やや粘性あり.香り、フローラルだが枯れ臭が出ているようだ.アタックすると、酸は消えいりそうでフルーツ感がほんのり.後味に僅かに樽?の苦みが残る.自分の劣化の判断とする蕎麦茶香りの粘性は無いのだが、一日たって風味がだいぶ落ちたか?
H22/10/25
[3]
[3]ポール・ジャブレ・エネ/エルミタージュ・ ラ・シャペル00’(コート・ディ・ローヌ・赤)10,000前後:☆☆
[フレコミ要約]ポール・ジャブレ・エネは1834年創業、7代にわたっての家族経営生産者です.ローヌ河北部、タン・エルミタージュの町に本拠地を置いています.今日名声は、ファミリービジネスの礎を築いた2代目のポール・ジャブレが双子の兄で長男(仏語:エネ)であったことに由来.現在は、エルミタージュ26ha、クローズ・エルミタージュ52haをはじめ100haの畑を所有し、全てAOCに格付けされた26種類のワインを生産 .一面に畑が広がるエルミタージュの丘には、シンボルとも言うべき美しい教会(仏語:シャペル)が建っています.この教会は、十字軍の戦いにナイトの称号を持って従軍したシュバリエ・ギャスパー・ステラベルグによって1235年に建立されたもので、「ポール・ジャブレ・エネ」で最も有名なワイン「エルミタージュ・ラ・シャベル」の名にも引用されています.2001年には、世界中にいつでも最高の状態のワインを届けるため、ワイナリーからほど近いセラー「シャトーヌフ・スール・イゼール」を設立しました.このセラーは、ローマ帝国初期(B.C.121)に石切場として使用されていた建物で、100万本以上という膨大な量のワインを、飲みごろになるまで、完璧なコンディションのもとで熟成させています.
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[My印象]友人宅.ローヌのシラーでは有名な生産者.色合いは黒だが褐色がかった透明感が出ている.エッジは褐色調.香りはスパイシーが優位でフルーツん甘味は意外に少ない.粘性はあるも薄い.やや陰を含んだ面持ちで土臭があったのも意外.アタック、すると滑らかさは充分であるが、アルコール度、完熟度ともピークを過ぎた感じでスパイシーが優位だった.自分が飲んだ最良の状態と比較すると、明らかに落ちていて枯れた感じ.最近はシャプテエに押されている感が強い.バルブ・ラックの人気を考えると置いてけぼりを食らっているな.オーソドックスで良いのだが、過ぎないかな?と変な心配.
H22/10/25
[4]
[4]シャトー・ピション・ロングヴィル・コンテス・ドゥ・ラランド02’(ボルドー・ポイヤック・赤)11,000前後:☆☆+
[フレコミ要約]ボルドー第2級.ラスカーズに続いてスーパーセカンドと呼ばれる.ピション・ラランドのしなやかな味わいは、世界的に高い人気を呈している.メルロの比率が高いということも、その一因.1980年代の投資が大きく結果をだした.1980年に新しい発酵室、1988年に新しい樽熟成のための貯蔵庫と試飲ルームが造られ、1990年にシャトーが完成した.カベルネ・ソービニヨン45%、メルロ35%、カベルネ・フラン12%、プティ・ヴェルド8%.収穫は手摘み.完全に除梗.ステンレスタンクで発酵後、50%新樽で熟成.果実味に富み、滑らかで、若いうちから飲めるし、長い熟成にも耐えうる.
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[My印象]友人宅.バロンが好きだが、ラランドも好き.こちらがメルローの影響で口当たりがマイルド.色はガーネット(黒深紅).エッジは赤い.粘性は充分.香りは、酔っていてうまく表現できないが、アルコール度と甘味のバランスが良くパワーを感じる.アタックでは、口の中にパワーを感じるが飲みこめないという程ではない.これもメルローの影響かな?もう少し寝ればトロリと来てきれいに枯れていくのだと思うのでお買い得かな.
H22/10/19
[1]
 [2]
 
[1]ニュイ・サン・ジョルジュ・ルイ・ラトゥール05’(ブルゴーニュ:赤)6,000前後 ☆++
[フレコミ要約]ルイ・ラトゥール社は1797年創業の家族経営のブルゴーニュを代表するネゴシアン.ブルゴーニュ2大白ワインのひとつといわれる「コルトン・シャルルマーニュ」の生みの親としても広く知られています.今やコート・ドールでは最大のグラン・クリュを28ha強所有し、プルミエ・クリュを加えると60ha にもおよぶ.[コルトンの帝王]と称されています.ルイ・ラトゥール ニュイ・サン・ジョルジュは、同名村とプトゥモ村で生産されたものです.
 [My印象]ア ヴォートルサンテ エンドー.相変わらずワインの扱いに無頓着な店.オムライスは絶品なのにこの差が気になるな.此処の赤ワインリストで飲みたいのは、このニュイとキャンテイクラシコ・アンティノリかな?色彩は暗紅色でエッジはまだ青い.香はフローラル、粘着性に乏しい.アタックすると、香りとのバランスは良く、酸も感じられるが旨味は薄い.陰陽からみれば中庸で、ブルゴーニュのワインはこのあたりから始めるのが良いというのが持論.JFMのクロ・ド・ラマレシャルは力があって好き.フォブレイより繊細.
2]シャトー・ラ・クスポード98’(サンテミリオン・赤)7,500円前後:☆++
[フレコミ要約]90年代前半より注目を浴び始めたシャトー.新樽200%使用、ろ過も行わない、重厚な味わいが特徴. メルロー70%、カベルネ・フラン30%.熟成の世界が期待される大柄な逸品.果実味は濃厚で熟成力を支える美しい酸にも恵まれており、樽香は突出せず果実の力が充実しています.オーナーはアルバート氏. パーカー氏絶賛といえば、ワインコンサルタントはかのミッシェル・ローラン氏. 
My印象]久々にシノワを訪問.若いスタッフが替わって、ややエルダーになった.さて98のクスポード.ボトル13500円.自分が最初に飲んだのはパーカーが絶賛してシンデレラワインになった頃で、ピーロートジャパンより購入したもの.気に入ったワインなので自分は「石焼き芋」という愛称で呼んでいる.色は濃厚そのもの、粘着性あり.香は冬の新聞紙で包んだ石焼き芋のニュアンスが出えているがまだ控えめである.甘味も感じられるが、アタックすると香とは別で広がっていかない.味が変化し開く前に空になった.デキャンタを頼めばよかったな.98ならもう飲み頃で良いはずだったが?自宅の在庫は99、03だが、やはり飲み頃が難しいのだと再認識. 
H22/10/17
ラ・クロワズリー・レ・ベギンNV(ジェローム・プレヴォー:泡・白)8,000前後:☆☆+
[フレコミ要約]「セロスの愛弟子」として、最も知られた存在のジェローム・プレヴォー.補助品種として使われる事の多い、ピノ・ムニエだけを使い、圧倒的な存在感を見せたあの味わいを、初めて味わった時は衝撃的でした! 「エグリ・ウーリエ」「フランソワーズ・ベデル」などと同様に、ピノ・ムニエの存在感に気付かせてくれた一人です.元々ブドウ栽培農家だった家業から、彼が自らの意思で選んだ、自分の名を刻むシャンパン造り、ジャック・セロスで修行した2年の歳月、彼が共感した、多くの偉大な生産者、ワインとの出会い.そして今では、彼のシャンパンが、人の心を突き動かす存在に.
[My印象]自宅にて.H22/8/19に2本購入.1本8900円(税別).ふれこみは素晴らしい.7度のセラー1カ月おき最初の一本を.ついで2ヶ月後にもう一本を.この1ヶ月で味は大きく変わった印象.ムニエによるブラン・ド・ノワールでピノ・ノワールのものと比較してもブドウの特徴は遜色ない.1本目は、泡は細かいとはいえない.色彩は淡黄色.アタックは、ノンドサージを象徴するがごときの超辛口.ピノの味わいはあるが無機質に感じた.今回の2本目は、泡は同じでしたが、黄色みが強くなりピノの風味と甘みが一寸出ており有機的になった印象.こちらが本来の味わいなのかなと? ある方から、「飲むときの温度を充分注意するように」「長熟させるのは疑問」と言うアドバイスを頂きました.1本目は10度位、2本目は11〜12度(実測)で頂きました.活躍著しいエグリー・ウーリエに通じるかは解らないが、シャルドネのようなキレを感じないのが.不満と言えば不満.ブラン・ド・ノワールの難しいところかもしれない.成熟すると思います.
H22/10/15
[1]
[1]ヴィーニャ・ウィリアム・フェーヴル・チリ・シャルドネ05’(白)2,200前後:☆++
[フレコミ要約]チリ、D.O.バレ・デル・マイポ、生産者は「ウィリアム・フェーブル」.かつてのシャブリ生産組合の理事長でシャブリは有名.1988年に引退、シャブリの畑を売却してチリに移住、理想の畑を探し、ブティックワイナリーを1991年から始める.ぶどうの樹やオーク樽はブルゴーニュ原産のもを持ち込み、収穫は手積み、最上の果汁のみを使用.8〜10ケ月間の樽熟成を経て出荷との旨.
--------------------------------------------------------------------------------------------[My印象]医師会後の親睦会での白ワイン.黄色味を帯びている.香に嫌味はない.マイルドな味わいで、仏産と比較すると産が抑えられて樽香があるが飲みやすい.チリのシャルドネもここまで来たか!さすが「ウィリアム・フェーブル」.酸が垢抜けしないのは、チリの気候の問題でしょうか、糖度が自然に上がってキレがなくなるのだろう.温度をきちんと保って飲むのが良い.10度位で.
H22/10/15
[2]
[2]シャトー・フルール・ド・メリゴ96’(コート・ド・ブール・赤)Chateau Fleur Merigot 1,700円前後:☆ 
[フレコミ要約]セパージュはメルロー40%カベルネ・フラン30%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%とのこと.
*ブールはジロンド川最上流の右岸でドルドーニュとガロンヌ川が合流するところ.
[My印象]場所をワイン割烹に移動.ボトル6000円.縁は少し茶色がかったか程度か、濃い目で良く見えず.グラスでの粘着性はあり.香りアリャ、あまり来ませんね.アタック、酸っぱくはないが入っておりフレーバー感あまりなし.これはもう飲み頃、過ぎちゃっているな.タンニンはあるが、2,30分経つてもヘタルだけで残念.ブールに長熟は無理かな?人生短いんだからこれにはお付き合いできないな、ということで私は違うワイン[3]を頼みました.

H22/10/15
[3] 
[3]シャトー・デ・トゥーレル96’(メドック・赤)Chateau des Tourelles2,600円前後:☆☆+
[フレコミ要約]このシャトーは、メドック、ブルジョワ級.メルロー50%、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、カベルネ・フラン5%.詳細?
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[My印象]ワイン割烹.リストを探して安めのボルドーを.こちらはメドック96.ボトル7000円.先ほどの96に比べれば紅色で濃い目の色調.粘着性はやや弱いか同程度.香りは熟成されたビター系、ドライフルーツ系の甘味もある.熟成している.なめし皮、土などの陰性系をわずかに感じる.アタック、パワーは軽い方で、フルーツ、タンニンと酸が柔らかく融合.香の広がりもありました!こちらは行けます.さすがメドック格が違うか?基準が☆2個としているので+賦与.流通していればお買い得です.
H22/10/13
クロ バドン テュニュヴァン01’(サンテミリオン・赤)6,000円前後:☆☆+
[フレコミ要約]シンデレラワイン、シャトー ド・ヴァランドローのオーナー兼ワインメーカー.パヴィとラルシデュカスに挟まれた砂利質土壌の6.5haの畑.ミッシェル・ロランをコンサルタントに招き、妻のミュリエルがヴァランドローの醸造チームを率いている.セパージュは、メルロ70%、カベルネ フラン30%.
--------------------------------------------------------------------------------------------[My印象]自宅にて.メルロー主体.色合いは黒濃いの一言.9年を経たがその濃さは圧巻.粘着性あり.香りは、黒ベリーの香りが強い.アタック、パワー強し.コーヒー、ビターチョコのような苦み要素もあり、タンニンも十分.個人的には未だ未だこなれずにお互いを主張しているように感じます.陰性の雰囲気は無い.更に長熟させて飲むべきワインなのだろう.早飲みもできるが、これからも成熟すると思われるのでもう5年は待ちたいと思うが、値段が上がらないように願う.所謂、ミッシェルロラン・ロバート・パーカーjr流儀で高得点のとれるワイン.自宅の在庫はゼロになってしまったけど.
H22/10/9
ムルソー・モナティーク ドメーヌ ルジュ98’(白)MEURSAULT Monatine Domaine Rougeot:? ☆☆
[フレコミ要約]ルージョ家5代当主のマルク・ルージョ氏はムルソー、ヴォルネイ、ポマールなどに約19ヘクタールの畑を所有.所有畑の高品質ワインは「ドメーヌ・ルージョ」ラベルで販売.1990年からは夫人と共に「ルージョ・デュパン」というネゴシアンを設立.グラン・クリュを中心に「マルク・ルージョ・デュパン」ラベルでの販売を手がけてる.ルージョ氏は特に栽培・醸造に熱意を持ち「ルージョ・デュパン」取り扱いワインの畑への技術指導も行っています.ドメーヌ・ルージョが、ムルソー地区に所有する5つのクリマ(総面積4.5ha)の収穫を1つのキュヴェに仕上げた究極のムルソー.
--------------------------------------------------------------------------------------------[My印象]東京タヴァンにて.ボトル7,800円.店主評は、「98のブルゴーニュの白ワインはヴィンテージ的に難しかった様です.早くからヒネるワインが多い様に思います.力が足りないのでしょう.このワインも一本目がヒネる寸前だったのでもう一本開けてみました.2本目はまだ果実感があって元気でした.でも完熟のシャルドネです.色も2本で差があります.同じケースで買ったワインですが、結構古いワインは差が出ます.でも完熟の多少力の落ちたシャルドネも美味しいですね.アワビのステーキによく合いました.」とあります.色合いは黄金色.粘性が出て、香りはリンゴ蜜香、樽香.アタックは重いが酸はある.但し蜜が酸味を帯びた感じで、落ち始めているので直ぐ飲まないと嫌味が.温度が上がっても駄目.古酒は好きです.
H22/10/6
シャトー デュアールミロン ロートシルト04’(ポイヤック・赤):5〜6,000円 ☆☆+
[フレコミ要約]1855年の格付けで第4級に認定.カステジャ家が19世紀後半から20世紀前半まで土地を所有、積約50ha.1937年シャトーの売却され、以後25年で5回の所有者の変更を経験.1956年の霜害で状況が悪化.1962年にロートシルト家が取得.ブドウの植え替えや拡張、排水設備の整備、近接した区画を購入し区画の交換を行うなど、大規模な改良が施され、.ブドウ畑は1973年から2001年の間に71haに増え新植もなされた.醸造・貯蔵設備を近代化さ、霜にも対応し品質は向上.畑は、 シャトー ラフィット・ロートシルトの西側、カリュアド台地延長線上のミロンの丘に位置.パーカーポイント91点.
[My印象]自宅にて.04はケース購入.購入時はもうちょっと安かったか?このワインは好きなので結構ヴィンテージを飲んでいる.さすがに70年代は飲んでいないが.色はまだ黒赤色.エッジも同様.粘着性は十分、香り、焦げた樽香、ヴァニラ、インク、カシス?ややスパイシー、アタックしても差がなくて飲みやすい.もう10年程度は成熟するのでは.もう飲み頃に入っている.在庫を大切に飲もう.在庫では95が一番古いが1本のみ.04は00と比べれば飲みやすい.00は「未だ飲み頃じゃない」ということだけれど.