魚雑学
さて、魚の雑学について。
かなりマニアックな話かも・・・だけど、魚好きじゃなくても
面白いつーか、面白いとおもいますよ〜。
第七回 雌雄同体魚
第一回を見る
第二回を見る
第三回を見る
第四回を見る
第五回を見る
第六回を見る
いつもながら、忘れた頃に更新。
今回は第7回目。何について話しましょうか?
えと、今年も学校始まって、いくらか授業もやったんでその中から話をしましょうか。
・雌雄同体魚について
雌雄同体魚ってのは、まぁ説明しなくてもわかると思いますが、字の如くオスとメスの
特徴を一つの体に両方持っている魚のことです。なんとも不思議ですね。
具体的に言うと雌雄同体には、雌雄同時成熟と雌性先熟と雄性先熟があります。
名前だけ見てもわからないと思うのでそれぞれ説明しましょうかね。
現在雌雄同体現象を現す魚は世界中で350〜400種いると考えられてるけど、
未だ未解明のものも多数いるので実際はもっと多いでしょう。
・雌雄同時成熟
同じ固体の中に精巣(精子を作る臓器)と卵巣(卵子を作る臓器)があり、それが同時に
成熟する魚。
雌雄同体魚の中では最も少ないタイプ。
カダヤシ亜目のRivulus marumoratusという魚(多分和名はない)は、自家受精をします。
つまり自分の体内だけで子供を作ってしまうということ。1人で子作り。
ハタ科のヒメコダイ亜科のSerranus scribaという魚は精巣、卵巣が同時成熟するのですが
産卵はペアで行うようです。
・雌性先熟(しせいせんじゅく)
これも字を見れば分ると思うけど、雌として生まれて成長すると雄になるというタイプ。
雌雄同体魚の中で一番多いタイプです。
当然ながらこのタイプの魚は雄の方が大きく高齢なわけ。
身近な魚では、ベラ科・ブダイ科等がそうで、雄と雌で体色が著しく変わるので
そこでも見分けが付くね。
・雄性先熟(ゆうせいせんじゅく)
時の如くです。雄として生まれ、やがて雌になります。
基本的に雌性先熟の逆なわけだけど、姿勢先熟よりも種数は少ないようです。でもそれは
雄性先熟なのかそうでないのか判断が難しい為とも言われてます。実際の数は
そう違わないのかも知れません。
身近な魚では、ウツボ科・コチ科・タイ科・アカメ科・クマノミ科と
かなりメジャー魚が登場。オレはクロダイくらいしか知らんかった!恥ずかしい・・・。