魚雑学
さて、魚の雑学について。
かなりマニアックな話かも・・・だけど、魚好きじゃなくても 面白いつーか、面白いとおもいますよ〜。
第四回 ハイギョ

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ずいぶん長いこと更新がとまってたけど、久しぶりの雑学話。
第四回はハイギョについて。その名の通り肺で呼吸できる変わった魚です。

・肺呼吸できる魚
ハイギョ(多分漢字は肺魚で合ってると思う)

   魚は普通エラ呼吸で、肺で呼吸できる魚がいると言ってもなかなか信じてはもらえない んじゃないだろか?たぶんこれを読んでいるほとんどの人も肺呼吸できる魚がいるとは知らないはず。
 その魚の名前とは・・・「ハイギョ」。
 ・・・・・まんまだ。
 そのまんま過ぎるよ。もうちょっとなんかカッコイイ名前とか考えてあげればイイのに。 まぁ、覚えやすいけどさ。
 そのハイギョの仲間がすんでいるのはアフリカに4種、南アメリカに1種、オーストラリア に1種。つまり全部で6種類のハイギョがいるってコトになる。・・結構いるもんだな。
 で、とうぜん肺で呼吸するわけなんだけど、もともと魚類に肺はないはず。ハイギョの 肺はどこからきたものかというとうきぶくろが発達したものでその構造は脊椎動物の肺に 近い。心臓もそれに伴って複雑になって、魚類よりは両生類の心臓に似たものになっている。
 ・・・じゃぁさ・・・両生類やってろよ。
 だってコイツ、なんか変だもん!
 だってさ、魚ってのはとうぜんエラ呼吸をするんだけど、ハイギョのエラは退化傾向にあって エラ呼吸だけじゃ酸素不足になり、おぼれてしまう・・・ってもう魚やめろよ!
 コイツ魚に向いてないよ!
 贅沢なんだよ、心臓が複雑になって肺まで出来上がってて、それでもなお魚でいようとする その態度。努力してるっちゃぁ努力してはいるけど。
 でもハイギョが肺呼吸をするには理由がある。
 アフリカに棲むハイギョは乾期になると泥の中にもぐり、体の周りに粘液によるコーティングをする。 アメリカのハイギョも乾期になると土に潜りこむ。
 そしてそれぞれ肺で呼吸をしながら雨季になるのを待つという。
 つまり棲んでいる独特の環境が肺呼吸を会得させたということだろう。
 ハイギョは古代からいる魚で、魚類と両生類の中間に近い存在と言われている。それで中途半端 なんだね。なるほどなるほど・・・。
 そういえば、ウナギもエラ呼吸だけじゃなく、皮膚で呼吸が出来るというのを聞いたことがある。
 水から上げられても結構な間(詳しい時間は忘れてしまったが)無事でいられるらしい。
 ハイギョもウナギもヘビみたいにウネウネしてるなぁ。ウネウネ系は水上に強いのかもしれない。