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友だちを作ること

つきぐま「友だち100人できるかな?」っていう歌があるけど、何でも話せて、一緒に笑える友だちがいるなら、1人2人でも十分楽しい。 

といって、友だちを「何が何でも作らないと!」と焦る必要はありません。「いればいいかな」。その程度のものだと考えてみましょう。

最初の一歩 

わりと簡単に友だちを作ることができる人もいるみたいだけど、人と話すのが得意じゃない子やおとなしい子には、他人と「会話」をすることに緊張してしまって「なかなか友だちができない」って子もいるようです。

また、「いじめ」に遭ってしまった子は「こんなこと言ったら笑われるかなぁ?」という心配があって、なかなか人に話かけることができなくなったり、ホントは「友だちになりたい」「関わりたい」と思っているのに素直になれず、わざと意地悪なことをして気を引こうとする子もいますね。(あなたの周りにも、いませんか?)

そこで、友だちをつくるためのポイントをいくつか紹介します。

「すぐに友だちつくらなきゃ!」と手当たりしだいに声をかけるではなく、まず自分のまわりには「どんな子がいるのかな」をよく観察してみましょう。

そこで、「この子となら友だちになれるかも」って思う子(たいていは自分と同じような雰囲気をもつ子になるかも。)がいれば、アタック開始。

いつも不機嫌そうな顔をしていたり、自信なさそうにおどおどするのはNG。みんなも声をかけにくくなったり、いじめたくなったりしてしまいます。自信がないときは、ときどき鏡の前で「笑顔」の練習を。

→ いじめ撃退法(自信をもとう)
(とびっきりの笑顔を振りまく外国人なんかは、実は子どもの頃から「笑顔」や「自分を一番魅力的に見せる顔」というのを練習しているらしい…などという話も。)

絶好のシチュエーションをむかえたのに、「何て話そうか…」なんてやっていたら、せっかくのチャンスを逃してしまうかも。最初の会話は、いくつか考えて用意しておこう。

大人がよく使う天気の話。会話のきっかけとして結構便利なものですが、子どもが天気の話っていうのは、ちょっとヘン!ていうなら、「今日はいい天気だから、中間休みはドッジボールができるね」とか昨日のTVくらいがいいかな?男の子なら、ゲームかサッカーの話題が多いかも。

「今日、初めてお話して、一気に親友になった…」というケースもないわけではないけど、やっぱり親しくなるには「時間」も必要。最初は挨拶と通り一遍の会話だったのが、何かをきっかけに、一気に意気投合できることもあります。

あせって、手持ちのカードを全部見せて「さぁ、友だちになって!」と来られると、相手は思わず引いてしまうかも。

最初にお話をした人が親友になるとは限りません。また同じ趣味や好みを持っていても、親友になれるとも限りません(多少の温度差はあるものです)。友だちにはやはり「相性」と「縁」が必要。

付き合ってみて、しっくりこないなら、相性が合わないのかもしれません。長続きしなかったお付き合いも、縁がなかったのかも。

 友だちが離れていったら「自分は見捨てられた~…」みたいにぐしゅぐしゅと凹んでいると、なぜか貧乏神がよってくる?新しい出会いを求めて、次にチャレンジ!

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気を付けよう!

  • 人の話をじっくり聞いてあげる。

だれでも自分の話を聞いてほしいものです。話をする時は自分のことばっかりしゃべらないで、きちんと相手の話を聞くこと。「聞き上手」は「話し上手」ともいいます。

しっかり人の話を聞いて「場を読む」訓練をしましょう。場さえ読めれば、どこでどんな
会話をはさめばいいのか(どんな質問を出せばいいのか)がわかってきます。

  • 自分の考えを押しつけない、相手の考えを否定しない。

人はそれぞれ好みも考え方も違います。自分の同じでないからといって「それおかしい!」「そんなのヘンよ!」とあからさまに否定しないこと。頭ごなしに否定されると誰でも不愉快なものですね。
 自分と違う意見には、「それも、ありね!」と答えておこう。

  • グチは、ほどほどに。

人間、ときには「グチ」をいったり、弱音をはくこともあります。仲良しの友だち同士なら、つらいことも悩みごとも何でも話せますね。でも、話の内容がそればっかりでは、聞かされる方も重荷になります。 

とくにグチを言うだけで、一向に前向きに解決しようという意欲が感じられない悩みの相談は、嫌われること必須。「何もかもイヤになった」みたいな言葉も、いつもいつもだと、友だちをどんどん遠ざけます。「そんなこと言わないで~」なんて言ってても、心の中で「勝手にしたら?」って思われていますよ。 

  • 悪いことを「一緒にやろう!」という人は、本当の友だちじゃない。

一緒にタバコをすわないか?」「男の人とお話するだけで、2万円もらえるらしいけど、やらない?」などと悪いことを「一緒にやろう!」と誘ってくる人もいます。こういう悪い道に誘い込む人は、本当の友だちではありません。

早い目に付き合いを断ち切っておきましょう。もちろん、悪い誘いにはビシッとお断りを。

  • 自分からアクションを起こそう。

「だれか、友だちになってくれないかな~?」と思いながら、じ~っと待っているだけでは友だちはできません。残念ながら世の中は、黙っている人に声をかけてくれるほど、親切な所ではないのです。

友だちになってほしいと思ったら、迷わず自分から話しかけてみよう。思わぬところで話が一致して、一気に仲良くなれるかも。

  • 気のあわない人と、ムリに付き合わなくてもいい。

いくら「友だちがほしいから…」といっても、気の合わない人とまで無理して付き合う必要はありません。かえって、ストレスがたまる可能性のほうが大きい。付き合ってて「?」と 感じるなら、早めに離れておくほうが無難。(なにかをキッカケに、いじめに発展すること もあり。)

ただし、自分の周りには「気の合わない人ばっかりっ!」というのは、ひょっとして自分の理想が高すぎるのか、ガードがかたいなどの自分側にも問題点があるかも。もう一度自分を見つめ直してみよう。

  • 相手との距離はほどほどに…。

 「お友だちだから…」といって、相手の心にずかずか入っていくのも厳禁です。どこまで もどこまでも頼っていく、いつもいつも「自分のペット」のように独占する、おせっかいを焼きすぎる、すべて厳禁です。
 自分と友だちは別人格です。最低限の距離は必要です。 

  • 正論ばかりを述べない。

正論は確かに正しいのです。「一生懸命やる」「最後までやり遂げる」すべて正論です。

でも人間はそれほど強い生き物でもありません。「気持ちがのらない」「何だか疲れた」そんな日もあります。もちろん「やるべき」ことはする必要がありますが、それを同級生にまで強要されるのは辛いものですね。

そんな人を見つけたら「やってない!」と責めるのではなく、なにか事情があるのかな?と話を聞いてあげるほうが親切です。

正論ばかりだと周囲の人は息苦しくなってしまいます。正論を当てはめるのは自分だけにしておきましょう。自分はやっていないのに、人に「やっていない」と責めるのは論外ですよ。

  • 仲間はずれはしない。

友だちとグループを作ったものの、自分だけ仲間はずれになったら不安だから…と先手を 打って、グループの1人をターゲットに悪口を言ったり仲間はずれをするケースも多いです (特に女の子)。

1人を仲間はずれにしたからといって、それで安心できますか?今度は自分が1人になるかも…とますます不安になるだけのこと。おまけに相手の著しく傷つけるだけで誰の得にもなりませんよ。

そんな気を遣うばかりの関係は本当の友だちとはいいません。「友だちがいないと不安だ」
「1人でやっていけない…」なんて、大人からみるとホントにカッコ悪いことです。

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こんな友だち好き!

こんな友だちが好き!

こんな友だちはちょっとなぁ

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気の合う人と出会うまでに…

みなさんはこれまでにどれくらいの人間と出会ってきましたか?

ものすごく多くの人と出会ったはずなのに、友だちとよべる人は何人くらいいますか?あいさつする程度の人は友だちじゃなく知人とカウントします。

つきぐまはたぶん親友と呼べる友だちは両手の指で数えられるくらいです。友だちはもうちょっと多いけれど、そのうちに連絡も取り合わなくなり自然消滅してしまう関係も多いですね。

たとえば趣味が同じ友だち。つきぐまは「絵」が大好きなのですが、この「絵」が大好き!という人とはあまり出会えませんでした。もちろん趣味が同じでも友だちにまでなれるのは、もっと少なくなります。

結局、つきぐまは同じ趣味を持つ友だちとは、実はまだ人生の中で2人しか出会っていないのです。そのうちの1人はアルバイト先で(実は同じ学校の学生さんでした。学校では出会えなかったのにバイト先で出会えたわけです。出会いってフシギだと思います)、もう1人は子どものおけいこを通じて知り合いました。

その人たちと出会うまでにどれだけ多くの人と出会いがあったかわからないくらい。100人と出会っただけでは同じ趣味の人とは出会えなくても、500人と出会ったときに1人くらい同じ趣味を持つ人がいるかもしれませんよね。

気の合う友だちと出会うというのは、気の遠くなるくらいの組み合わせのなかからピタっと一致するものを見つけ出すようなものだと思います。

そう考えると、今年はどれくらいの人と出会いましたか?子どもさんなら小学校・中学校のクラスメイトは何人いますか? 幼稚園ママなら、幼稚園の子どものクラスの園児の数だけ幼稚園ママとの出会いがあったはずです。でもせいぜい30人程度の出会いですよね。その程度なら気の合う人が見つからなくても、ある意味仕方がないと思いませんか?

そんな30人程度の集団の中で出会えなかったからと、「自分はダメなんだ…」なんて思わなくてもぜんぜん大丈夫。だいたい日本の国だけでも1億以上の人が住んでいるんです。気の合う人はきっとどこかにいるはずですよ、まだ出会えてないだけなのかもしれません。
 一生懸命さがし物をしていたときは見つからなかったけれど、諦めたら「出てきたわ~」という感じと同じような出会いがあるかもしれませんね。

「友だちができない」と悩む人がこのサイトにも数多く来られます。確かに友だちがいるとお話もできるし楽しいこともいっぱいあります。でも1人でも楽しめることはいっぱいあるし、1人でしかできないことだっていっぱいあるはず。

その集団の中で「一緒にいる人」が欲しいがためだけに、自分の趣味でもない音楽を聴き、イヤな思いをしながら人の悪口を言い、本当にやりたいことを隠さないといけないような関係を維持する…それってやっぱり人生の貴重な時間を無駄にするって思います。(子どもが幼稚園時代、幼稚園ママから「はずされてはいけない」と頑張ってた時期もあります。でもそんなヒマあったならば、もっと自分を磨いておけばよかったな~って後悔しています。

最近、本屋さんでおもしろい本を見つけました。

「齋藤孝のガツンと一発シリーズ3「そんな友だちなら、いなくたっていいじゃないか!」」(PHP研究所)です。

「「つるむ関係」と「友だち」はちがう」「ひとりだってさびしくないぞ!」などほんとうの友だちを作るために心構えのお話が書いてあります。小学生でも読める本なので、ぜひ参考にしてみてください。

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