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PTA会則や規約には、たいてい役員の選出は「立候補または協議により選出」と定めています。けれど、なかなか立候補者が出てこないことが多いものですね。
そこで、各クラスで大抽選大会を開催して役員候補を立てたり、選考(推薦)委員とよばれる委員さんが涙ぐましい努力で役員候補者を集めてきたり…、さまざまな方法で役員さんを選出しています。ここでは一般的に行われているいくつかのパターンを調べてみました。
本部役員候補者選出の方法
免除対象者を除いたクラスの保護者全員で、「くじびき」「あみだくじ」「じゃんけん」を行い、当選者を役員候補者とする方法。
兄弟で在席する場合は、上の子の学年(クラス)での協議に参加する場合が多いようです。PTAによっては、上の子の学年(クラス)で選出されなかった場合は、下の子の学年(クラス)での協議に参加することになっていることも。
もともと「くじで当たればあきらめてやります」という人も多いので、比較的早くに決まることが多いけれど、最初に「くじ」を引く人・引かない人の線引きでもめることも多い。
各クラスで、本部役員候補を選出する際に、同時に各クラス本部役員候補者の補欠も選出する場合が多いようです。(本部役員決定する本選までに、各クラス役員候補者が辞退した場合は各クラス補欠候補者がクラス役員候補者に繰り上げとすることも。)
小学校の場合は、本部役員選出を前年度の1~2月に行うことが多いため、新1年生からの本部役員選出はない場合もあります。ただし幼稚園や中学校の場合は、学年数が少ないため、新年度になって選出を行うことがあります。この場合は新1年生(新年少クラス)からの選出があります。
本部役員選出の方法
互選会方式1
互選会方式2
各委員(専門委員)選出の方法
専門委員は各クラスで数名ずつの選出になります。たいていは新クラスが確定した4月に保護者会を開催して選出されます。
免除対象者を除いたクラスの保護者全員で、「くじびき」「あみだくじ」「じゃんけん」を行い、当選者を委員とする方法が多いです。その際「くじ」でまず「委員」を選出し、その当たった人同士でどの専門委員となるかを話し合って決定したり、もともと「くじ」に「○○委員」と書いてある場合もありますね。
兄弟で在席する場合は、上の子の学年(クラス)での協議に参加する場合が多いようです。PTAによっては、上の子の学年(クラス)で選出されなかった場合は、下の子の学年(クラス)での協議に参加することになっていることも。
もともと「くじで当たればあきらめてやります」という人も多いので、比較的早くに決まることが多いけれど、最初に「くじ」を引く人・引かない人の線引きでもめることも多いです。
そのため、最初に大お断り大会をやらなくて済むよう、クラスの保護者全員で番号札を引き、その数字の若い人から自分がやってもいい委員を指定したり、辞退理由を述べていく方法があります。
各委員の選出(専門委員方式)
このパターンでは、各クラスに全ての専門委員が必ず1名以上在籍することになるので、連絡事項の伝達は行いやすいはずです。ただし専門委員の人数が必要以上に多くなり、各クラスの人数が少ない場合では、小学校6年間で2回も3回も当たってしまうおそれもあります。学年の違う友だちと「同じ専門委員になろうね」と立候補しやすいパターンです。
各委員の選出(学級専門委員兼務方式)
このパターンでは、各クラスに全ての専門委員は在籍しないため、クラスの保護者会などで「保健委員からのお知らせです」と報告するのは難しくなりますが、クラスからの選出人数が少ないので委員の人数が少なくて済みます。
ただクラスの学級委員と専門委員を兼務するため、負荷が高くなるケースもあります。
各委員の選出(地域選出方式)
このパターンでは各地域の人数によって運命が決まります。人数の多い地域では問題ありませんが、人数の少ない地域では何度も当たる、3年連続などというケースも出てくるなど、不公平感を感じる地域がでるなどの問題があります。
一般に地域(地区)委員など、地域の安全や登下校を中心としたものはこのパターンで選出する場合が多いようです。
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投票式
いわゆる「選挙」と同じく投票用紙が配られ、そこに「役員をやってほしい」と思う人の名前を記入します。
このうち得票数が多い上位何名かが役員候補として選出されるわけですが、いきなり得票数の多い人を「選ばれました!」と決定するのではなく、いちおう「免除してください」と辞退理由を述べることができる「大お断り大会」が催されりことが多いです。が、もちろん自動的に決まるところもあります。
学校全体で配布した場合は学年を超えて氏名を記入できるため、選考委員さん立会のもとで開票し、今度は選考委員さんが「推薦」として口説き落としていく方法となることもあります。
投票で選出だと、どうしてもこれまで役員として大活躍した人や顔の広い人が選ばれる場合が多いようです(だいたいいつも同じメンバーということもあり)。また、同じクラスに市会議員サンなんかがいるととっても助かるらしい…という話もあります。
最近では、人の押し付けるようで罪悪感を感じるということで、「誰の名前も書けない」と白票を投じる人が増えているようです。またふざけた投票をさけるために記名式にしているところもあります。
名簿配布式
あらかじめクラス名簿(投票用紙と兼ねる場合も)を配布し、投票することにより選出する方法もあります。名簿には「3歳児以下あり」「過去の役員経験」が記入してあるので、この免除にあたる事由を考慮して投票し、保護者会で開票となります。
このうち得票数が多い上位何名かが役員候補として選出されるわけですが、いきなり得票数の多い人を「選ばれました!」と決定するのではなく、いちおう「免除してください」と辞退理由を述べることができる「大お断り大会」が催されます。が、もちろん自動的に決まるところもあります。)
投票で選出だと、どうしてもこれまで役員として大活躍した人や顔の広い人が選ばれる場合が多いようです(だいたいいつも同じメンバーということもあり)。また、同じクラスに市会議員サンなんかがいるととっても助かるらしい…という話もあります。
でも、「よくわからないなぁ~」というときは、名簿の一番最初や最後あたりから何となく書く人が多く、名簿自体が50音順だと「あ行」「わ行」の人が当りやすいと言われています。もちろん転入生などの「あまり知らないな~」という人を書いておこう!という場合もあるので、途中転入の方も要注意です!
最近では、白票を投じる人が増えているようです。
つきぐま個人的には、名簿による投票形式なら国民審査のように名簿順はくじで決めたほうがいいかな?と思ったりもします。)
(ベランダとまとさんから、情報を寄せていただきました。ありがとうございました。m(__)m)
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推薦方式とは、推薦(選考)委員と呼ばれる役員さんが、投票や選考委員会独自の判断により、来期の役員候補を推薦し口説き落とす方法(笑)
たいていはターゲットが決まれば、選考委員が電話作戦・訪問作戦・手土産作戦などを駆使し、ひたすら「お願いします」と頭を下げまくるという営業活動が展開されている模様。
などなど、役員選出の中でも非常に奥が深~い「推薦方式」については、別のページで選考委員さん向けの「ターゲットの落とし方」講座と「選考委員撃退法」を考えてみました。
詳細は、
「選考委員がやってきた!」
「選考委員を撃退しよう!」 へ。
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