個人の履歴

Portrait
[プロフィール]
_名前: 羽角正人(はすみまさと)
_所属: 日本有尾両生類研究所(山形市)
_メールアドレス: mhasumi@kem.biglobe.ne.jp
_ORCID: https://orcid.org/0000-0001-6608-0267
_Researcher ID: https://www.researcherid.com/rid/K-2082-2012
_Scopus Author ID: https://www.scopus.com/authid/detail.uri?authorId=7003804197
_ResearchGate Profile: https://www.researchgate.net/profile/Masato-Hasumi
_Google Scholar Profile: https://scholar.google.com/citations?user=N9qido0AAAAJ&hl=en&oi=sra
_Kudos Profile: https://www.growkudos.com/profiles/178736
_Research Profile: http://www5d.biglobe.ne.jp/~hasumi/

[学歴(波瀾万丈の学歴?)]
_1976年4月〜1979年3月: 山形県立山形東高等学校(全日制)
_1980年4月〜1984年3月: 新潟大学理学部生物学科
_1985年4月〜1986年3月: 新潟大学大学院理学研究科生物学専攻修士課程(博士後期課程への「飛び入学」のため一年で中途退学。そのため修士号はないが、研究者に必要な博士号は取得している。ここ数年、高校2年次からの飛び入学制度を採用する大学、または大学3年次からの飛び入学制度を採用する大学院が増えて来た。この場合も「卒業に必要な単位数不足」という客観的事実が見られ、その人の学歴は高校中退、または大学中退となる)
_1986年4月〜1992年3月: 新潟大学大学院自然科学研究科生命システム科学専攻博士後期課程(単位取得満期退学。高校中退の最終学歴が中卒とされるのと同様に、正式な私の最終学歴は大卒になるらしい?)

[研究歴・職歴]
_1984年4月〜1985年3月: 新潟大学理学部研究生
_1992年4月〜2016年3月: 新潟大学大学院自然科学研究科研究生
_1998年1月〜3月: 北海道教育大学環境教育情報センター(現、北海道教育大学釧路校ESD推進センター)客員研究員
_2004年7月〜2006年1月: モンゴル教育大学生物学部(モンゴル)招聘教員(この職歴は非公式なものである。モンゴル教育大学で、動物生態学の講義、及び実習と修士課程の大学院生の教育指導のための招聘教員を引き受ける際、T. Hongorzul准教授には受入れ決定通知書を公式に発行してもらうよう何度も要請したのだが、結局のところ、うやむやにされてしまった)
_2016年4月〜2017年3月: 東北大学高度教養教育・学生支援機構専門研究員(職員番号: TS632154)*
_2017年4月〜2018年3月: 東北大学高度教養教育・学生支援機構研究支援者(職員番号: 13106143) (代理人弁護士の度重なる交渉にも関わらず、2017年12月25日付で東北大学によって労働契約の締結の存在が正式に否定された。つまり、職員番号13106143を与えられたにもかかわらず、泣き寝入りせざるを得なかった)*
_2018年4月〜2020年3月: 山形県立博物館動物部門嘱託職員(職員番号: H12010)
_2020年4月〜2023年3月: 山形県立博物館動物部門会計年度任用職員(博物館技術員) (職員番号: H12010) (山形県の組織改編による名称変更)
_2023年4月〜現在に至る: 日本有尾両生類研究所(Japan Salamander Research Laboratory)所長(2023年4月設立)

*これらの訂正文の公表に当たっては、代理人弁護士のリスク評価(リスクなし)を受けている

[各種委員]
_2015年12月〜現在に至る: トムスク州立大学(ロシア)QS世界大学ランキング評価専門委員

[これまで経験したアルバイトの職種]
家庭教師; 模擬試験の監督; 測量助手; 居酒屋の店員; デパートの催し物会場造り; その他

[免許・資格・学位]
_1982年8月4日: 自動車運転免許(普通)
_1983年7月23日: 16ミリ発声映写機操作資格(新潟県視聴覚ライブラリー第C4255号)
_1986年3月31日: 学芸員資格(新潟大学人文学部: 博物館法第5条第1項第1号による所定の単位修得で学芸員資格を取得)
_1993年3月22日: 博士(理学)、新潟大学(新大博(理)第8号)、学位授与番号: 乙第1357号

[所属学会]
_1982年〜1992年: 日本両生爬虫類研究会(1993年に研究会事務局が活動停止)
_1985年〜2008年: 日本動物学会
_1985年〜2013年: 日本爬虫両棲類学会
_1988年〜1996年: 日本比較内分泌学会
_1988年〜現在に至る: Herpetologists' League, Inc. (米国, 国際学会)
_1990年〜現在に至る: Society for the Study of Amphibians and Reptiles (米国, 国際学会)
_2001年〜2021年: American Society of Ichthyologists and Herpetologists (米国, 国際学会)
_2014年〜現在に至る: Societas Europaea Herpetologica (欧州, 国際学会)
_2023年〜現在に至る: 個体群生態学会 (日本, 国際学会)

[学会活動(査読記録*)]: *ここにある12誌36件の査読には、オンライン査読以前の紙ベースでのデータと和文査読のデータは載せていない
_1993年〜現在に至る: Journal of Herpetology (米国, 国際誌): In 2009, Journal of Herpetology was selected as one of the "100 most influential journals in biology and medicine worldwide over the last 100 years" by the Special Libraries Association.
_2008年〜現在に至る: Zoological Studies (台湾, 国際誌)
_2008年〜現在に至る: 日本生態学会誌(= Japanese Journal of Ecology)
_2009年〜現在に至る: Landscape and Ecological Engineering (日本, 国際誌)*
_2011年〜現在に至る: Amphibia-Reptilia (欧州, 国際誌)
_2011年〜現在に至る: 野生生物保護(= Wildlife Conservation Japan)
_2012年〜現在に至る: 保全生態学研究(= Japanese Journal of Conservation Ecology)
_2013年〜現在に至る: Herpetological Journal (英国, 国際誌)
_2013年〜現在に至る: Polar Biology (ドイツ, 国際誌)
_2013年〜現在に至る: Biological Journal of the Linnean Society (英国, 国際誌)
_2014年〜現在に至る: Biological Conservation (米国, 国際誌)
_2014年〜現在に至る: Fundamental and Applied Limnology (ドイツ, 国際誌)
_2014年〜現在に至る: Asian Herpetological Research (中国, 国際誌)
_2015年〜現在に至る: Limnology (日本, 国際誌)
_2016年〜現在に至る: Russian Journal of Herpetology (ロシア, 国際誌)

*この雑誌の編集方針は変わっていて、アクセプトされた論文(雑誌に掲載された論文)に関わった査読者にしか、謝辞をおこなっていない。このことは、雑誌の各巻の第2号にある、編集者から査読者への「xx巻1〜2号の編集に際して、次の査読者の貴重な貢献に感謝する(We appreciate the invaluable contributions of the following reviewers during the editing Vol. xx Nos. 1-2.)」という謝辞を読めば、一目瞭然である(この英文には違和感があり、私なら「We appreciate invaluable contributions of the following reviewers in editing Vol. xx, Nos. 1-2.」と書くと思う)。普通は、論文のアクセプトやリジェクトに関係なく、査読をおこなった年ごとに、査読者全員に対して謝辞をすべき性質のものなのだが......(例えば、Polar Biology)。そのため「雑誌の各巻の第2号にある、編集者から査読者への謝辞のページに、私の名前が掲載されていない」という、まるで私が嘘をついているかのような、おかしなことになっている(私が査読した論文の投稿原稿が、改訂稿の提出期限間際に「著者の都合で取り下げられたこと(withdrawn)」が、その理由と思われる)。しかし、近年では、査読者として雑誌に名前が掲載されていなくても、論文の査読を評価するシステムが確立している。

[専門分野]
_体外受精から体内受精への受精様式の進化
_動物の生態・行動・進化
_両生類の水域生態学・陸域生態学と環境生理学を統合するための生理生態学的研究
_両生類の生活史戦略・個体群動態
_サンショウウオ科の繁殖生態学・行動生態学
_湿原の生態学

[趣味や特技]
_将棋(日本将棋連盟: 新潟将棋道場にて四段格。釧路湿原に通い始めた1995年以来、対局をしていない)
_バレーボール(高校・大学にて運動部。ばりばりの(?)体育会系。山形東高バレー部OB)
_卓球を少々(中学一年までは卓球少年だった)
_人間観察(人の心を読むこと)・猫観察・野鳥観察
_猫の鳴きまね(人前ではやらない)

[座右の銘]
Publish or perish?
(論文を書きなさい。書かないのなら研究者の世界から足を洗いなさい)

汝(なんじ)の道を行け、そして人々の語るにまかせよ!
(マルクス「資本論」より)

上を向いたら切りがない
下を見ても切りがない
どうせ切りがないのなら
上を向いて歩こう
(我が心の師、石居進先生(早稲田大学名誉教授)から贈られた言葉)

人間、希望を捨てなければ、いつか、どこかで何とかなる!

井の中の蛙 大海を知らず 然れど 天の高さを知る

[至福の時間]
_論文の校正刷りを読んでいるとき
_猫に遊んでもらっているとき(猫好きは猫が知る......らしい)

[苦手なタイプ]
_自分の非を決して認めず常に自分を正当化しようとする人
_自分のミスを誤魔化そうとする人(誤魔化しが効く相手だと思っている人)
_自分のことを棚に上げて他人を非難する人
_他人をおとしめようとして裏で画策する人
_自分の常識や価値観を他人に押し付ける人
_事情を知らないのに分かったようなことを言う人
_権威を振りかざす人とそれにおもねる人
_実力もないのに偉ぶる人
_独善的で思い込みの激しい人
_以上のことを自覚できていない人

[嫌いなこと、我慢できないこと]
_自分の仕事や活動の邪魔をされること
_非生産的な物事を強要されること
_研究の「け」の字も知らない人から「お前は研究者じゃない」と罵倒されること

[指導教官に就いて良かったこと(または反面教師的な見方!!)]
_自分の研究を好きなようにやらせてもらえたこと
_論文を全て私に書かせてくれたこと
_私が書いた共著論文の原稿を尊重しほとんど手を加えなかったこと
_研究に必要なことは何でも自分で出来るようになったこと
_他人の思惑を気にしないで生きていく術を得られたこと

[辛いこと]
_57歳まで20年かけて日本育英会の奨学金(約400万円)を返還しなければならないこと(研究職や教育職に早く就いていれば返す必要はないんだけどね)
_少ない生活費を削ってまで研究費を捻出しなければならないこと(別刷り請求による論文の別刷りの海外への郵送代だけで軽く5万円を超えた年がある[現在では、論文のPDFファイルをメールの添付書類として送れば良いので、郵送代は掛からなくなっている]。論文が受理されるまでの投稿原稿の海外への郵送代も馬鹿にならない[これも現在では、インターネット経由で論文が投稿できるようになり、郵送代は掛からなくなっている]。論文の別刷り代や、パソコン、プリンター、フィルムスキャナー、等々の研究に必要な機材も全て自腹である)
_研究生として在籍するために授業料を払い続けなければならないこと
_研究生という身分に甘んじながら研究者としての自尊心を保たなければならないこと
_でも定職がないことが一番辛いよね(学生時代の仲間は教授や准教授になっている)
_立て続けに、信頼していた人々からの手痛い裏切りにあったこと(普通の人だったら絶望して、きっと自殺していただろう。そんなとき私の心に響いたのが、中島みゆき作詞・作曲の「宙船(そらふね)」であった。特に「その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな」というフレーズには、泣けて仕様が無かった。信頼していた人々が、本当は人間の屑で「おまえが消えて喜ぶ者」だと知ったときの衝撃で、私の心は決まった)

[社会的活動]
(1) 1984年〜1985年: 第3回自然環境保全基礎調査(動植物分布調査)両生類・爬虫類専門調査員(環境庁自然保護局*)[登録番号: 0720283]
(2) 1990年〜1992年: 第4回自然環境保全基礎調査(動植物分布調査)両生類・爬虫類専門調査員(環境庁自然保護局*)[登録番号: 0720283]
(3) 1997年〜1998年: '97-98種の多様性調査(動物分布調査)両生類・爬虫類専門調査員、及び哺乳類専門調査員(環境庁自然保護局*)[登録番号: 750840]
(4) 2005年8月10日〜2008年8月9日: 長野県希少野生動植物保護監視員(長野県生活環境部自然保護チーム自然保護ユニット)[委嘱番号: 第RV26号]

*(現在)環境省自然環境局生物多様性センター

[科学研究費取得状況: 9件(代表1件, 分担8件), 総額18,830千円(+ 200万Tg)]
(1) 露崎史朗・神田房行・羽角正人[分担]: 快適な両生類生育環境創出を目的とした河川流域湿原植生構造の解明. 財団法人河川環境管理財団[河川美化・緑化]平成7年度調査研究助成金(180万円). 1995年.
(2) 道東バイオ研究会環境保全部門(代表者: 神田房行)[分担]: 釧路湿原大楽毛におけるキタサンショウウオの繁殖行動およびその保護の方策の研究. 財団法人前田一歩園財団平成8年度自然環境保全活動助成金(50万円). 1996年.
(3) 神田房行・羽角正人[分担]: サンショウウオの生態とその生息域としての河川流域湿原植生構造の解明. 財団法人秋山記念生命科学振興財団平成8年度秋山記念生命科学研究助成金(80万円). 1996年.
(4) 羽角正人[代表]: 別寒辺牛湿原の両生類相の調査、及び各種幼生の生育環境の解析. 北海道厚岸町(厚岸水鳥観察館)平成9年度厚岸湖・別寒辺牛湿原学術研究奨励補助金(23万円). 1997年.
(5) モンゴル環境情報センター(代表者: 西田英郎)[分担]: Darhadyn湿地帯の生態系評価の総合調査. イオン環境財団2003年度第13回公募助成金(200万円), 2003年. [備考: 8月〆切りの公募のため2004年7月の調査に適用]
(6) モンゴル環境情報センター(代表者: 西田英郎)[分担]: モンゴル国・Darhadyn湿地帯の生態系評価と地球温暖化に伴う永久凍土の氷解実態調査. 地球環境基金(独立行政法人環境再生保全機構)平成16年度助成金(550万円), 2004年. [参考事項: 平成15年度助成金(460万円)]
(7) モンゴル環境情報センター(代表者: 西田英郎)[分担]: Darhadyn湿地帯の生態系評価の総合調査. イオン環境財団2004年度第14回公募助成金(200万円), 2004年. [備考: 8月〆切りの公募のため2005年8月の調査に適用]
(8) モンゴル環境情報センター(代表者: 西田英郎)[分担]: モンゴル国・Darhadyn湿地帯の生態系評価と地球温暖化に伴う永久凍土の氷解実態調査. 地球環境基金(独立行政法人環境再生保全機構)平成17年度助成金(600万円), 2005年.
(9) Hongorzul, Tsagaan・羽角正人・Terbish, Khayanhirvaa [分担]: セレンゲ県シャーマルに生息するキタサンショウウオの生態学的・生化学的研究. モンゴル国文部省若手研究者援助手当金(200万Tg), 2005年. (モンゴル語)

留意点: 研究生には文部科学省の科学研究費補助金の申請資格が認められていない。小・中・高校の教師も申請可能という事実からか、博士号を持っている研究生が申請できないという事実を知らない有識者が余りにも多い。


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