ほしたびの旅

四国一周の旅2010

旅日記1日目:4月30日(金) しまなみ海道で四国へ

今回の旅は、坂本龍馬ブームに乗って、高知をメインに四国をぐるりと回ることにする。

広島から国道2号を東へ進む。一時は暖かい日もあったが、ここ最近は気温が低い日が続いていて、天気はまずまずながら空気がひんやりとして涼しい。


因島大橋

GWなので心配していたが、三原バイパスのいくらか手前までは意外とスムーズに走れた。尾道市街に入ると、尾道駅の手前は渋滞していた。尾道市街をぬけて、尾道大橋で向島に渡り、向島ICから西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道)に入って因島大橋を渡る。気持ちが良い。

因島北ICで降り、因島南IC近くにある「はっさく屋」(10:00~17:00、日曜定休)に寄る。目の前に斜張橋である生口橋が見える。


生口橋

はっさく屋

ここの名物「はっさく大福」(130円)を買って食べてみた。八朔の果実を内皮となる白あんで包み、それを外皮となるみかん餅で再度包んだものだ。柔らかくてそっけない味の餅と、ちょっぴり酸味がある八朔が、口の中で合わさった感じに「おっ」ときて、これはありだなと思った。でも食べ進めているうちに感動は薄らいでいった。


はっさく大福
はっさく大福の
中の様子
瀬戸田PAから見る
多々羅大橋

因島南ICから再び瀬戸内しまなみ海道に入り、瀬戸田PAに寄る。そこから少し離れていてこれから渡ることになる、美しい斜張橋である多々羅大橋が望める。

伯方塩業大三島工場のお土産で
もらった試供品の塩

多々羅大橋を渡り、大三島ICで降り、「伯方の塩」を作っている「伯方塩業大三島工場」に寄る。受付をすると、お土産として試供品の3種類の塩をもらった。到着したときは昼休憩中でラインが止まっていたので、少し待って13時に奥へ進む。工場の見学通路からは、輸入された天日海塩を海水で溶解する所から、蒸発釜で煮詰め、自然乾燥させ、袋詰めされる様子が見られた。

見学後、受付のおねえさんにどこか安く昼食を食べられる所を尋ねてみると、大山祇神社の前にある「お食事処 大漁」を紹介されたのでそこに行った。店の外には数組が並んで待っていたので、私もその行列の後ろに並ぶ。しばらくしてから、一人なのでレジ近くの壁向きの小さなテーブル席に案内された。この店はあらかじめ作り置きされた魚を中心としたおかずが並べられていて、食べたいものを自分で取り、ご飯物や汁物は別途注文して作ってもらって食べるシステム。作り置きされているおかずを見ると、カレイの煮付け(480円)、鯛のあらだき(480円)、さしみ(250円~)、鶏のからあげ(200円)等いろいろある。壁に張り出された丼メニューには、ネギトロ丼(580円)、海鮮丼(380円)、うに丼等いろいろあり、みそ汁は80円である。一品としての価格は安い。私はネギトロ丼とみそ汁を注文。しばらくして運ばれてきて・・・ちっちゃー。盛られたごはんの上部における丼の内径は11cm程しかない。仮に一般的な店での丼内径を15cm程と仮定すると、ネタが乗る部分の面積比は約半分しかなく、するとその一般的な量に換算すると1160円相当になる。これは決して安くは無い・・・。海鮮丼は見てないのでよくはわからないが、ネギトロ丼については失敗した感がある。並んでいなければ、そう後悔するほどでもないけれど。

「大漁」で食べた
ネギトロ丼とみそ汁

「大漁」の外観

島の南側を通ってぐるりと回り、大三島ICからまたまた瀬戸内しまなみ海道に入る。大三島橋を渡って伯方島、伯方橋・大島大橋を渡って大島へ、そして来島海峡大橋を渡る。来島海峡大橋は間に小島があって3連の吊橋になっているものの、感覚としては長い一つの吊橋のように感じ、海の景色もダイナミックで良い。

橋を渡り終えたら今治北ICで降り、香川方面に南東へ走る。西条市小松町付近まではなかなか進まない。そこから県道13号に入り、いくらか進むようになる。新居浜市から四国中央市土居町にかけて海沿いの小高い所走る箇所は海が綺麗に見えた。

そしてようやく香川県観音寺市に突入。国道377号で内陸へ入って行き、18:50頃、2001年の旅の時にも利用した、高松市国分寺町にある「橘ノ丘総合運動公園キャンプ場」(無料)に到着。暗くなる中、急いでテントを張り、敷地内にある「はくちょう温泉」(10:00~20:00、大人470円)に入る。入浴後キャンプ場に戻り、遅めの夕食を食べて寝た。

  • 今日の天気:晴時々曇
  • 走行距離:313.4km
  • 宿泊地:高松市国分寺町 橘ノ丘総合運動公園キャンプ場
  • 入浴地:はくちょう温泉