ほしたびの旅

四国一周の旅2010

旅日記4日目:5月3日(月) 高知城周辺、佐川地質館、須崎へ

今日はゆっくりめにキャンプ場を8時過ぎに出発。県道35号を走り、高知市の中心部「はりまや橋」へ。この付近はバイクを停めにくく、なかなか行けなかった。コンクリートの欄干が車道と歩道の境目に残ったようすと、観光用に造った朱塗りの橋がある。ちらほらと観光客もやってきて記念写真など撮っている。


はりまや橋の欄干

観光用のはりまや橋

次は「旧山内家下屋敷長屋」へ。幕末の頃、山内容堂の下屋敷が設けられた所に建てられた長屋であり、今はホテルが隣接している。隣接したホテルの門も趣があるが、ビアガーデンの看板がいただけない。


武市瑞山殉節の地碑

それから、後藤象二郎誕生地、板垣退助誕生地、武市瑞山殉節の地を歩いて回る。これらはいづれも石碑があるだけで、また、上士の居住地である「郭中」にあたる。

そして、高知城の追手門の内側まで入った。そこには板垣退助の像も建っていた。戻ろうとした所、土佐山内家宝物資料館のキャラクターだという「やまぴょん」が引率のおねえさんに連れられてやってきて、愛想をふりまいて観光客に写真を撮られたりしていた。私もお願いしてポーズをつけて一緒に写ってもらった。(^^;)


板垣退助と高知城

やまぴょん

それから吉田東洋記念の地(土佐勤皇党の党員によって暗殺された所付近)を回り、バイクの所まで戻った。


坂本龍馬誕生地碑

それからバイクで上町へ移動。こちらは商人・職人・郷士たちが住んでいた町になる。まずは坂本龍馬誕生地へ。割と人が集まって写真を撮ったりしている。

それから近藤長次郎邸跡に行った後、バイクで再び高知城の東側へ移動し、「ひろめ市場」の中に入った。この中で早めの昼食をとるつもりで入ったが、11時前だというのに人がいっぱいで、各店共同の席は空いていない。少し待って席が空いたので、いろんな店がある中で「鰹処 ぼっちり」という店のカツオタタキ定食(850円)を食べた。普通においしかった。


ひろめ市場の外観
鰹処 ぼっちりで食べた
カツオタタキ定食

食後は高知城の北にある寺田寅彦記念館に寄る。建物を復元しているくらいで、中にはあまりこれといったものはなかった。

恐竜がお出迎え、
佐川地質館のエントランスホール

高知市内を回るのは終了し、国道33号を西へ進む。佐川町の佐川地質館(300円、9:00~17:00、月曜休館)に寄った。エントランスホールに入ると、そこに恐竜チラノサウルスの模型があり、リアルに動いてほえている。泣いている子供もいる。(^^;) 怖がらせてどうすんのとも思うけど、まあいいか(何が?)。最初の展示室に入り、いじわるなクイズパネルを見て、地質年代の表を見ていると、館長さんがやってきて私を含めた入場者に対して「ご案内をさせて頂いてもよろしいでしょうか」と問いかけてきた。皆、軽い気持ちで「はい、お願いします」と返答する。佐川町は明治時代にドイツの地質学者エドムント・ナウマンがやってきて、地球の生い立ちを探るうえで極めて重要な場所として世界の地質学界に紹介されたそうだ。しかし、話があっちに飛び、こっちに飛び、地質とは無関係のしかもあまり皆の関心がなさそうな話も間に入ったりする。子供たちはすぐに離れて周りで遊んだり、大人も少しずつ減っていく。私は興味があるので最後までついていった。まあでも、地質学・古生物学に興味を持ってもらって佐川町の発展に努めたいという気持ちは伝わりました。

佐川地質館の展示内容はまずまず。特に佐川町・高知県を中心に地質・化石の紹介をしていて、わかりやすく工夫されている。そして、化石発掘のようすを10分間にまとめた3D映像もあったりして、なかなか良いと思う。12:40頃に入館して出たのは16時頃になってしまった。

佐川地質館
ジオ ファンタジックルーム

主展示室

赤土峠によってから戻り、国道494号を南進して須崎市内へ。JR須崎駅に立ち寄り、名物の「鍋焼きラーメン」マップを取り、そこに載っている「まゆみの店」に行ってみたら 、17時半過ぎの時間であるが十人くらいの行列が店の外に出来ていた。あきらめて旧国道56号沿いにある「お好み焼 だるま」に入った。店内は4人用鉄板付座敷席が4卓あり、メインはお好み焼で、鍋焼きラーメンもやっているみたいな店だけど、まぁいいか。ちなみにお好み焼は関西風のお好み焼が中心みたいで、ブタモダンは800円で、広島風としては「広島焼」800円というのがメニューにあり、高めだ。「鍋焼きラーメン」(600円)を注文してしばらく待つ。なお、須崎の鍋焼きラーメンには次のような7つの定義があるそうだ。

  1. スープは、親鳥の鶏がらの醤油ベース。
  2. 麺は、細麺のストレートで少し硬めに提供される。
  3. 具は、親鳥の肉・ねぎ・生卵・ちくわ(すまき)等。
  4. 器は、土鍋(ホーロー、鉄鍋)。
  5. スープが沸騰した状態で提供される。
  6. タクワン(古漬けで酸味のあるものがベスト)が提供される。
  7. 全てに「おもてなしの心」を込める。

そして、出来上がったものが運ばれてきて、早速食べる。一応ほぼ定義に合っているけど、麺は硬めではなく、どちらかと言えば柔らかめだった。私には問題ない柔らかさだけど、インスタントラーメンを食べているような食感だった。玉子は熱で少し固まっていき、麺を意識しなければ鍋焼きうどんのような感覚もあり、悪くはないと思う。

須崎の、鍋焼きラーメンもやっている店
だるま
須崎「だるま」の
鍋焼きラーメン

食後はさらに南下し、四万十町の道の駅「あぐり窪川」へ行った。ここで名物になっているという「豚まん」(189円)を買って食べる。具沢山でジューシーとのふれこみだったが、確かに具は多めではあるけど普通の豚まんだった。


「あぐり窪川」の豚まん

豚まんの中身

さて、ここまで来るのに遅くなってしまい、適当なキャンプ場にたどり着けそうにない ので、ここの道の駅に泊まる事にした。今日のここも、車中泊の車が多くとまっている。

  • 今日の天気:晴、朝一時曇
  • 走行距離:116.0km
  • 宿泊地:高知県四万十町 道の駅あぐり窪川