瀬戸内でも、大型クラゲが大発生
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最近、日本海側ではエチゼンクラゲの大発生が大きな問題になっていますが、
瀬戸内海の周防大島でも先日、エチゼンクラゲが網にかかったそうです
また祝島でも今年は大きなクラゲがやけに多く網にかかるなどし、
漁師の頭を悩ませています
上の画像は漁師さんが釣りの餌となるエビを取るための小型底引き、
島で言う「エビ漕ぎ」の網にクラゲがかかったため、
「もしかしたらエチゼンクラゲじゃないか」と島まで持って帰ってくれたものです
撮影した時点ではすでに死んでいたようでボロボロでしたが、
確かにエチゼンクラゲ、あるいは同じく大型のクラゲのビゼンクラゲのようにも見えます
はっきりとはわかりませんが、
それでもこの周辺では以前は見かけなかった種類のクラゲだそうです
(参考:エチゼンクラゲ/ビゼンクラゲ)
この画像のクラゲはカサの直径が40cmほどで重さもそれほど重くはありませんでしたが、
これよりも大きなクラゲが網に入ったせいで網が上げられなかったという漁師さんもいます
祝島の周辺でもエチゼンクラゲ、
あるいはその他の大型のクラゲが発生しているのは間違いなく、
漁にも大きな影響が出始めています
中国:巨大クラゲ、山口近海で大発生
(撮影 9/23) |
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ヤズの朝売り 始まる
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ヤズが釣れるようになり、漁協婦人部でもヤズの販売を始めました
ヤズの朝売りが始まると、秋が来たという感じがします
ヤズの釣れる漁場は詳細調査で海上ボーリングが行われる取水口付近と重なるのですが、
幸い、現在は詳細調査はストップしています
参考:ヤズの朝売り
(撮影 9/22) |
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おたねもどし
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今年も「おたねもどし」が行われました
「おたねもどし」とは神舞の起源となった出来事に基づき1000年以上続く行事で、
大分県は国東半島にある伊美別宮社に毎年島からお礼をしに行くものです
今年は前日までの高波が嘘のように凪ぎ、好天の下、厳かに執り行われました
参考:おたねもどし/神舞
(撮影 9/15) |
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大雨で流された錦帯橋の橋杭、祝島で発見
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先日の台風14号による大雨で錦川が増水し、
錦帯橋の橋杭(きょうぐい)が流されましたが、
その橋杭らしきもののひとつが祝島の近くに流れ着きました
(朝日:錦帯橋が一部壊れる 台風14号で錦川増水)
見つけたのは祝島の漁師の浜村栄次さんで、
最初に見つけたのは祝島の集落から東のほうにある、
「よぼし(烏帽子岩)」のあたりだったそうです
ヤズを釣っていたので見つけたときはしばらく放っておいたのですが、
帰ろうとしたときには祝島の港にかなり近づいていて、
見た目からして普通の流木と違うので「もしかして」と思って港まで持って帰ったそうです
上関町役場から岩国の観光協会に連絡を取ったところ、
写真などから錦帯橋の橋脚に間違いないから取りに行く、とのことで、
夕方、浜村さんが四代港まで運んでいきました
橋脚は土台の石の一部が残っており、
一部には「川上村云々」という文字が書かれていたそうです
また、一番太い材木自体は折れたりしておらず、
島の船大工の新庄さんによると、「まだ使えよう」とのことです
錦帯橋から祝島までは直線距離で50km弱、
海を流れてきたことを考えるとその2倍近い距離を流れ、祝島に辿り着いたことになります
島の漁師のおじさんが、この橋杭を見て一言
「海ゆうのは、つながっちょるもんじゃのう」
参考:錦帯橋と祝島(マピオン)
追記
錦帯橋から流された橋杭は6本あり、
他のものは錦川の河原などで見つかっているため、
祝島で発見されたもので全てそろったそうです
毎日:台風14号:錦帯橋から流失の橋杭主用材、祝島沖で発見−−6本そろう
(撮影 9/10) |
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一足早く、衆議院選挙
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9月11日は衆議院選挙の投票日ですが、
祝島を含め、県内の離島では10日が投票日でした
投票所が設置された農協の倉庫には、多くの人が朝から足を運んでいました
(撮影 9/10) |
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今年最後?の干しタコ作り
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今年は予想以上に干しタコの注文が多く、
もう干しタコの在庫が無くなってしまいました
そのため、急遽干しタコを追加で作りました
タコの漁期がそろそろ終わるため、これが今年最後の干しタコ作りになりそうです
(撮影 9/9) |
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台風一過
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台風最接近前日、波強し
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台風14号、接近
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ゆでたこ作り、大忙し
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ゆでタコは祝島漁協の加工品でも一番の人気で、
お盆の間に島の人や帰省客がまとめて買っていったため、かなりの品薄になっていました
タコの漁期もそろそろ終わるため、漁協婦人部はゆでタコ作りで大忙しです
(撮影 8/27) |
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田布施農業高校が祝島で実習
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田布施農業高校の生徒や先生が祝島に実習に来て、
石積みの練塀の計測や、コッコーの植樹を行いました
コッコーの栽培方法は、かなり確立できてきたとのことです
(撮影 8/27) |
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島のお盆
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昨年は神舞があって島が大いに賑わいましたが、
今年のお盆もさすがに昨年程ではありませんがたくさん人が帰り、
賑やかなお盆になりました
今年はお盆の間、公民館の2階では「祝島 昔なつかし写真展」が開かれ、
展示された大正〜昭和50年ごろの島の写真を見に多くの人たちが足を運んでいました
また14日の夜には「田舎へ泊まろう」、「遠くへ行きたい」、「おもいっきりテレビ」など、
祝島が紹介された番組の上映会が行われ、
知っている島の人たちが出るたびに会場からは笑い声が上がりました
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また、船着場は島に帰った人と迎える人、島から戻る人と見送る人でごったがえし、
船の離発着のたびに、懐かしそうに声を掛け合う風景や、
名残惜しそうに船に手を振る風景がそこかしこで見られました
(撮影 8/14、16) |
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干しタコ干し
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干しタコは味がいいだけでなく保存が楽なこともあって、
祝島漁協の加工品の中でもお土産品として人気の商品です
干しタコが作れるのは日差しが強い今の時期だけ、
強い日差しと浜風で、最低1週間はかけて干しあげます
そのため作るのに時間がかかるので、お盆の忙しい時期でも漁協婦人部はフル回転です
(撮影 8/11) |
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大阪自然教室の魚さばき教室
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今年も大阪自然教室の子供たちが祝島にやってきて、
祝島漁協婦人部に魚のさばき方を習いました
大阪自然教室でも祝島でのキャンプは毎回人気で、
今年も定員を大幅にオーバーする申し込みがあったため、
これまでに祝島に来たことがある子供たちには今回は我慢してもらったそうです
そのため、今年島に来た子供たちはほとんどが魚をさばいたことが無く、
チダイ、丸アジ、タコなどを漁協婦人部のおばちゃんたちに教えてもらいながら
悪戦苦闘しつつさばいていました
後半はだいぶ慣れてきたのかきれいに刺身にする子も出てきて、さっそくつまみ食い
自分で作った刺身の味は最高だと言っていました
この日の昼食は、刺身付きの豪華なお昼ご飯になったそうです
(撮影 8/9) |
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どぼん!
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夏休みに入り、さらにお盆が近づくと、
島では子供が海で泳ぐ姿が一気に増えます
祝島で昔から子供が夢中になる海の遊びといえば、やはり「どぼん」
名前の通り、ただひたすら「どぼん!」と海に飛び込むだけの遊びですが、
子供は一度始めると止められなくなる遊びです
最初は低いところからこわごわと、
慣れてくるとだんだん高いところから飛び込むようになり、
夏が終わるころには波止から助走をつけて思いっきり飛び込んでいます
(撮影 8/9) |
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不老長寿マラソン大会
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ネット21が主催する第4回祝島不老長寿マラソンが行われました
2kmの部と13kmの部があり、今回の参加者は約140名でした
下は4歳、上は72歳と幅広い年代のランナーが集い、
夏の祝島の道を駆け抜けていきました
ゴールの後は祝島の大きなキュウリに祝島の味噌をつけたもろキュウなどが振舞われ、
参加者は疲れと渇きを癒し、舌鼓を打ちました
(参考:第4回祝島不老長寿マラソン)
(撮影 8/7) |
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タコの燻製作り
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漁協婦人部が現在売り切れ中で人気の「タコの燻製」を作りました
タコの燻製は下味をつけて一度蒸した後、
甲イカの燻製と同様に祝島の桜の木のチップでしっかりスモークします
スモークしたてのタコの燻製は、まだ煙臭く味も塩辛いだけですが、
半年近く低温で保存することで熟成し、味に深みが出ます
香りも煙臭さからスモーキーな香りに変わり、
口の中で噛むと鼻に抜ける香りは好きな人にはたまりません
今回作ったタコの燻製も、出荷するまでは半年近くかかります
(撮影 8/5) |
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てんぐさ干し
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祝島ではてんぐさも採れます
生のてんぐさはきれいな赤茶色をしています
今の時期のてんぐさには島では「しせ」と呼ぶ石灰分がどうしてもつきますが、
これを乾くたびに木槌で叩いて砕き、落としていきます
また、水洗いしてから干すと最初は汚く見えますが、
一度乾いたらまた水で洗い、また干します
これを根気よく7回ほど繰り返すと、
最後には白と黄色が混ざったような明るいきれいな色になります
最近、寒天が健康食やダイエット食として人気で、
「祝島市場」にも寒天の元であるてんぐさの注文が多く来ており、
品薄の状態が続いています
(撮影 7/22) |
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夕涼みと、ウニのしご
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昼間は暑い日が続きますが、夕暮れになると浜では風が吹き出します
階段に腰掛けたり、ぶらぶらと散歩したりと、
島の人は浜に出てのんびり夕涼みをします
波止の中では、昼間採ってきたウニのしごをする人もいます
(ちなみに「しご」とは、魚をさばいたり処理をしたりすることです)
割ったウニから取り出した身から食べられない内臓などを海に捨て、身を潮で洗います
それを目当てに大きなボラが集まり、それを見に子供たちも集まります
きれいになった身はバフンウニが多いため、鮮やかなオレンジ色です
これはそのまま食べるのはもちろんですが、
小分けにして冷凍したり、塩を入れて瓶詰めにしたりして各家で楽しみます
昨年からウニの漁期はウニ資源を保護するために1潮だけで、
今年は25日で終わりました
(参考:ウニ採り)
(撮影 7/21) |
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かすどろ
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先日、「遠くへ行きたい」という番組で祝島が紹介されましたが、
今度は「おもいっきりテレビ」の取材が来ました
番組は午後1時ごろからの15分程度、
地方の食べ物や元気なお年寄りを紹介するコーナーだそうです
まずは早朝、漁協婦人部が伝馬船で現場に渡り、
タコを生簀からあげて氷で〆るまでをリポーターが体験しました
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その後、「遠くへ行きたい」でも取り上げられた「かすどろ」の食事会がありました
「かすどろ」は酒粕とさつま芋をどろどろに煮て、砂糖で味付けした祝島の郷土料理です
元々、祝島では杜氏などで酒造りへの出稼ぎに行く人が多く、
その人たちは島に帰って来るときに酒粕を何袋も背負ってもって帰り、
近所や親戚に配っていたそうです
そのため、祝島にはこの「かすどろ」や「粕汁」など酒粕を使った料理が根付いています
この日集まったおばあちゃんたちはほとんどが90歳以上で、
テレビに出るよりも、みんなで賑やかに「かすどろ」を食べるのが楽しかったそうです
番組の放送は29日ごろになるとのことです
(撮影 7/20) |
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ウニの口開け
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島の人たちが待ちに待っていたウニの口開けがありました
祝島では、島の西側の長磯や三浦湾がウニの多いポイントです
ウニの口開けは正午からがスタートなのですが、
待ちきれないのか、早い人では10時過ぎから浜に向かって正午を待つ人もいました
本来、ウニ採りは二潮(ふたしお)が漁期なのですが、
ウニ資源を保護する目的で、祝島漁協では昨年から漁期を一潮に限定しています
今年はなかなか雨が降らない時期が続いたかと思えば、
一転、大雨が降るなど天候が不順ですが、ウニの大きさや数はまずまずだそうです
(参考:ウニ採り)
(撮影 7/19) |
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ゆでタコ
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夏は、祝島ではタコ壺漁が盛んに行われています
冬のタコ壺漁は最近は不漁が続いていますが、
夏は台風の影響さえなければたくさん上がります
漁協婦人部では、毎年この季節にゆでタコを作ります
祝島のゆでタコはその日の朝まで生簀で生きていた新鮮なタコを使うので、
味にうるさい島の人たちが真っ先に買っていく人気商品となっています
(参考:加工場の風景)
(撮影 7/17) |
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3連休
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この3連休は好天に恵まれ、30度を超える暑い日が続きました
祝島にも夏休みを前に一足早く島に里帰りした子供たちや、
シーカヤックで島を訪れる人たちの姿が見られました
(撮影 7/17) |
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海岸清掃
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自治会での海岸清掃が朝7時から始まり、
島総出で海沿いの道や海岸の雑草をとり、ゴミを拾いました
先週に婦人会でも草刈りなどをしていたので海岸清掃は早めに終わり、
そのまま学校の草刈りに移りました
小学生のみさきちゃんや弟のりゅうまくんも手伝い、
校庭や学校の回り、花壇など、見違えるほどきれいになりました
(撮影 7/16) |
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大雨の被害
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やはり祝島でも大雨の被害がでました
画像は三浦の山に登る道の途中で、石垣が崩れて道の半分を塞いでしまっています
幸い軽トラやテーラーは通れるほどの幅は残っていますが、
かなり大きく壊れているため、修理には時間がかかりそうだとのことです
また、こことは別に集落から東の通称「下の道」でも崩れているところがあり、
そこはすでに修復に取り掛かっているそうです |
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水不足、一転大雨
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中国・九州地方は梅雨入り宣言があってからもほとんど雨が降らず、
水不足が心配されていましたが、ここ4〜5日はかなり雨が降っています
ただあまりに降りすぎているようで、
柳井市や周防大島町など近くの市町では大雨による被害が出ています
今のところ祝島では雨による被害は出ていませんが、
これ以上降るようなら崖崩れなどが心配されます
(撮影 7/4) |
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