| アメリカは、２００３年５月２日に、イラクでの戦争の終わりを宣言しました。しかし、その後もイラクではおびただしい人命がうばわれました。 |
| イラク戦争は何をもたらしたのか、今後どのように復興していくべきなのか、日本は何をすべきか、わたしたちが考えなければならないことはたくさんあります。 |
| このような時代に生きる大人として、あなたたちに何を伝えていくべきか、考え込んでしまうことが多いこのごろです。 |
| あなたたち子どもに伝える以上、確かなことを伝えていかなければと思います。しかし、何が確かなことか大人にもわからないことがたくさんあります。それでも、伝えていかなければならないことがあると、イラクをとりまく情勢から強く思います。 |
中学校時代に歴史を学んでいたとき、先生が、
「歴史上のできごとが確かなこととして伝えられるのは、５０年たってからのことでしょう。それまでには本当のことはなかなか伝わらないものです。」
と言われました。この言葉によって、ものごとを人に伝えるという行為には、伝える者の責任と学ぶ者の責任がなくてはならないことを知りました。 |
| 子どもたちに伝える以上確かなものをということを伝える者の責任のみを基に考えると、結果的には大人の逃げ道になってしまうことを経験上知っています。しかし、学ぶ者の責任をも含めて伝えたときには、伝える者の責任が未来に向かって開けていくことも、経験上知っています。 |
| そこで、あなたたちに知ってほしいこと、考えてほしいことをできるだけ多く伝えようと思います。わたしにさまざまなことを伝えてくれたHPの力を借りて。 |
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| （2004.1.5）(2010.8.6更新) |
