香田証生さん
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 イラクで誘拐(ゆうかい)されていた香田証生(こうだしょうせい)さんが、10月31日、首を切られるという残忍(ざんにん)な方法で殺されたのが確認されました。
 誘拐したグループは、香田さんの命と引きかえに、自衛隊を日本に引き上げることを要求していました。
 では、イラクの人たちは、今回の事件をどのように思っているのでしょうか。
 2人のイラク人の手紙を見てみましょう。
イラクの建築家Raedさんからの手紙
イラクの医師モハメドさんからの手紙
 2人の手紙を読むと、2人とも、今回の事件に心を痛め、イラクと日本との良好な関係がくずれていくのを心配しているのがよくわかります。そして、両国の良好な関係を続けるために、早く自衛隊を引き上げてほしいと願っています。
 人の命と引きかえに要求をするというのは、大変ひきょうなやりかたであり、決して許されるものではありません。イラクの人たちの多くは、このようなやり方はすべきではないと考えています。しかし、イラクで毎日のように命をうばわれている人々のことについて、もっと目を向けてほしいと願う気持ちは、大切に受け止めなければなりません。
 あなたは、これらの手紙を読んでどう思いましたか。自衛隊がイラクに残ることが、両国のためだと思いますか。
  
 上の写真は、殺害された香田さんに、哀悼の意(深く悲しむ気持ち)をささげるイラクの人々です。
Yahooニュースより
(2004.11.7更新)