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耳ダニ
最初に発症したのはポワロ。しょっちゅう耳を掻いてました。耳の中を見ると黒い塊があり病院に連れて行くと耳ダニと診断されました。
我が家は完全室内飼いなのに何故耳ダニに罹ったのか不思議でしたが、もしかすると最初に飼った猫、ティナが外出自由だったので、そのティナから一緒に生活した経験のあるホームズが移り、それがへその緒付きで捨てられた、免疫力もなかったポワロに移ったのかもしれません。
もう一つ考えられることはその当時、外飼いだった犬のラディッシュからの感染もあったのかなと思います。
また、多頭飼いの場合、1匹が罹るとほかの猫たちにも移るそうで、その当時いた猫たち、全員が耳ダニ治療に通いました。
耳ダニは「耳疥癬」や「耳ヒゼンダニ」とも呼ばれており、ヒゼンダニというダニが寄生することによって起こります。我が家は週に2回ほど通院し、耳掃除と点耳薬をして貰いました。期間は一番長いポワロで2ヶ月ほどかかりました。
黄色脂肪症(イエローファット)
これはポワロが罹った病気です。栄養の偏りなどで発症するそうですが、ポワロは他の猫たちと同じフードを食べており、また、人間の食べ物には興味のない子です。だから本当の発症原因は何なのか分かりません。
黄色脂肪症は人間には血液をサラサラにして動脈硬化などの病気にかかりにくいとされている、不飽和脂肪酸の取り過ぎによって発症すると言われています。別名、ビタミンE欠乏症とも言われているそうです。日本人は魚を好んで食べるので不飽和脂肪酸を摂取していますが、それ以上に野菜や果物を食べているのでビタミンE不足にはなりません。
ところが猫の場合は好んで野菜や果物を食べないのでビタミンEが不足しこの病気を発症するとされています。
ポワロの場合は痛みはありませんでしたが、耳ダニ治療で病院に行った時に触診でお腹の脂肪が固くなっていました。これが進むと脂肪が黄色く変色したり激しい痛みが出てきたりします。痛みがある場合はステロイド投与なども行います。ポワロはステロイド投与は行わず液状のビタミンEを投与していました。
難治性口内炎
ポワロがこの病気に罹ったのは2歳を過ぎたころです。口の中に餌が入ると吐き出し、カッカッというような声を出し、後ろに飛びのきました。痛くて食べられず、でもお腹がすくのでそれまではしなかった、台所のシンクの上に乗ったりダイニングテーブルの上に乗ったりして食べられるものを探していたようでした。病院に行くと口内炎が酷いからと注射を打たれ、その後は元気になったのですが、その間隔がだんだんと狭くなってきたのです。最後には2日連続で注射を打たないと効かないようになり、これはおかしいと思いセカンドオピニオンを探しました。
2件目の病院で告げられたのがこの病名です。先生の説明では原因不明のため「難治性」となっているそうです。口内炎には色々な原因がありますがウィルス疾患もなく、歯垢・歯石の蓄積も多くなく、歯が折れたりなどの状態もないのに歯肉や口腔粘膜に炎症を起こしているものを総称していっているそうです。他の病気を引き起こす可能性も高く、また、食餌や水を摂取できないことから体が衰弱するため早期の治療が必要です。
ポワロの場合は最初の病院の注射がステロイドだったようで、2件目の病院ではすでに抗生物質が効かなくなっていました。もっと早くに病院を変えていれば治療法の選択肢もあったと思うのですが、結局体重が3キロを割りそうになり、全抜歯を決めました。
全抜歯前に最後のステロイドを打って貰い、歯の痛みが取れ食欲が出たところで食べたいだけ食べさせて、手術に耐えられるよう体力を付けさせました。歯を何本か残すことも病院と話し合いましたが、残すことによって再発する可能性が高いとの事で全抜歯に踏み切りました。
退院後は飲まず食わず寝てばかりの状態で一時はずいぶん心配しましたが、それも2日くらいでした。食餌も前のようにドライフードが食べられるのかと気になりましたが心配は杞憂に終わり、現在はドライフードオンリーで元気に過ごしています。
この時以来、私の方がステロイドに関してアレルギー反応を起こしていましたが、病院と相談しながら使う分にはステロイドは怖いものではありません。ステロイド使用によって劇的に良くなる場合もあります。ただ、病院と綿密に相談しながら治療をしてほしいと思います。