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脂肪肝(肝リピドーシス)
これは猫の病気としては割合多くみられるものです。多くは太った猫に発症するようですが、アガサの場合、好酸球増加症を患ったために発症したものと思われます。好酸球増多症の症状が起こると嘔吐と食欲不振のために食べられず、1週間で500グラム程度体重が落ち治療のためにステロイドを服用すると今度は1週間で500グラム体重が増える事を繰り返したため、脂肪肝を併発したのではないかとの病院の判断でした。
一般的には太った猫が急に食べなくなった時や急激なダイエットをした時に必要な栄養を食物から採れなくなり、自分の体内に蓄積された脂肪を肝臓に送り込み、その為に肝臓が脂肪過多になって働きが悪くなると言われています。
また脂肪代謝やホルモン異常、生活環境が変わることによってのストレスから発症する事もあります。いまだにこれと言ってハッキリとした原因はつかめていないようです。脂肪肝も膵炎と同じく、目立った症状がないために発見が遅れることもあります。
耳垢腺腫瘍
耳垢腺(ジコウセン)腫瘍は本来はたれ耳の犬に多い病気です。外耳道にある耳垢腺に発生する腫瘍です。猫の場合、良性が多くホームズのように悪性腫瘍はまれのようです。
耳をしきりに掻いたり、耳垢のような黒い塊があったりしたら病院で診てもらった方が良いかも知れません。ほとんどの場合は耳ダニですが、ホームズのような症例もあります。
治療は外科的な処置が一番良いようですが、悪性の場合、手術で全摘出しても再発の可能性が高いようです。再発も遠隔再発はせず、耳の奥の方に進んでいくことが多いそうです。また、猫の癌の場合は1年たてば転移なしと一般的には言われているそうですが、病院長は3年はみて下さいと言っていました。ホームズの場合は発症から2年4ヶ月後に肺に転移しました。
ホームズの耳垢腺腫瘍の発症から肺への転移については少し長いですが「ホームズ闘病記」をご参照ください。