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宮下 高・宮島義清 二人展 宮下 高・みち子展 ふるさとの民話展 案山子アート展

○2004年 6月19日〜7月9日 『杏っ子展』 (室生朝子先生を偲んで)



『室生朝子先生』
イラスト:宮島義清



『室生犀星肖像』
宮島義清 作

2004年 6月19日〜7月9日 『杏っ子展』 (室生朝子先生を偲んで)
 作家の室生朝子先生は度々信州にも訪れ、父上である室生犀星と信州とのかかわり等を情感あふれ、温かみのある筆致のエッセイでたくさん発表されてきました。夏になると軽井沢の別荘に逗留していた犀星。そのお手伝いさんが真田町出身の女性だったこともそれらのエッセイからうかがうことができます。そのお手伝いさんが縁となり朝子先生は何度となく信州真田町を訪れています・・・・。
 6月19日は杏っ子の愛称で親しまれていた室生朝子先生の三回忌にあたります。この度、朝子先生ゆかりの地、この真田町にて先生を偲ぶ展示会「杏っ子展」を開催することになりました。みなさまのご来会をお待ちしております。
ミミール企画代表:宮島幸男

○ミミール企画スタッフの室生朝子先生に関してのエッセイ

G 「室生朝子さんの思い出」  2002・9・19
 今年の六月、一人の随筆家が亡くなられた。室生犀星の長女、朝子さんである。
私の主人は犀星の大ファンで彼の作品はすべて持っている。有名な『ふるさとは遠きにありて思うもの』で始まる詩も、私は恥ずかしながら犀星の作であることを結婚して初めて知ったのである。
 主人が犀星の娘の朝子さんと交流するようになったのは、長野のカルチューセンターでの講義がきっかけであった。朝子さんが講師をを務めるその講座の受講生は年配の女性ばかりで、男性は主人一人だったそうだ。それを機に、家族ぐるみでおつきあいをさせていただいていた。
 朝子さんといえばまず思い浮かぶのがその気さくな人柄だ。作家というのは何となくお高くとまっているイメージがある。しかし朝子さんは気軽に私にも声をかけてくださり、「ちゃんとお料理しているの?」などと聞かれるほどご自身もお料理好きらしかった。
 四季の味という本の中で朝子さんはさまざまな食べ物について書いている。白菜、凍み豆腐、ネギのことなどが軽井沢の疎開生活の思い出とともに、素朴な温かみのある文章でつづられている。そして研究熱心な朝子さんは料理番組で見たものを必ず再現してご自分で作ってみるのだそうだ。「食」という物についてとても感心のあった方のように思う。
 そしてもう一つ感心の高いものは「花」だった。いろいろな植物の名前も知っていて私たちも教えられた。ある時、マツムシ草を見たいという朝子さんを連れて菅平へ行ったことがあった。マツムシ草を初めて見たが、うす紫をしたとてもかれんな花だった。
 そんな中、朝子さんが体調をくずされているというお話をお聞きした。昨年の夏、東京の病院で入院されているのを見舞ったのが最後である。訃報(ふほう)を聞いた時は全く信じられなかった。もっともっと長生きしていろいろなことを学ばせてもらいたかったと思う
(2002.9.19 信濃毎日新聞 「私の声」 に掲載) 宮島 喜久子


「宮下 高・宮島義清 二人展」が開催されました。
2005年7月2日(土)〜17日(日)



宮下 高・みち子展
<絵画・陶芸・皮工芸>
2005年1月22日(土)〜2月20日
10時〜18時/月曜日定休
会場:喫茶ミミール
『避難』 作:宮下 高  『飛翔』 作:宮下みち子

『男児救出』 作:宮下 高 『楽園』 作:宮下 高

宮下 高 展 <絵画・陶芸>
2003・12・7(日)〜21(日)
10時〜18時/但し、15(月)は休み
会場:喫茶ミミール
12月7日、午後2時より、ささやかですが
オープニングパーティーを行います。お出かけ下さい。
「繭庫」(まゆこ)
<画像クリックで拡大>
初日のオープニングパーティーでお話する 宮下 高 画伯


新染谷焼によるオブジェ
左より「さむらい」、「山高帽」、「偉人」
展 示 風 景

作家紹介:宮下 高 MIYASHITA Takashi (2003.12月現在)

1948年、長野師範学校(現、信州大学)卒業後、長野県下の小、中学校にて教鞭をとるかたわら、上小地区の絵画教室、陶芸教室等の講師を歴任。1993年に、地元(上田市)神科地籍の土を使って、途絶えてしまっていた「染谷焼」の復元を試み、「新染屋焼」を制作。昨年度まで上小美術会会長・信濃美術会常任委員・県展運営委員。今までに信州美術会賞・県教育委員会賞など受賞7回(絵画、陶芸)
2003年12月、喫茶ミミールにて「宮下 高 展」(絵画・陶芸)を開催。現在、真田町陶芸教室講師。ベレーボーの会講師
作家紹介:宮下 みち子 MIYASHITA Mitiko
宮下 高夫人。主婦のかたわら、レザークラフトに取り組み、講師となる。現在まで上田市内にて4回グループ展を開催。
作家工房:上田市諏訪形930 рO268−24−6347




これまでの展示内容


<画像クリックで画像>

2003年10月21日(火)〜11月4日(火)

『ベレー帽の会油彩画展』
講師:宮下 高
午前10時〜午後5時 但し25(土)、27(月)は休み
最終日は午後3時まで

2003・5・10〜25
民話作家宮島 清をしのんで
『ふるさとの民話展』

文>宮島 清
<絵>堀内 稔・山口かおり
    橋詰孝子・宮島義清
宮島 清 略歴

『ふるさとの民話展』オープニング風景&展示風景


◎2002・11/12〜12/15

案山子(かかし)アート展

作者/宮島 守夫

 田園風景の中で、ほのぼのと、いつも和やかにしてくれる案山子。そんな案山子を宮島守夫さんは、ここ十年制作し、その作品は毎年、道行く人たちの話題になっています。この度、いままで話題になった作品を展示させて頂きました。みなさまのご来会をお待ちしています。
    企画代表・宮島 幸男                                            

◎2002.4/1〜10/27

宮島 義清 展 T



                              

○1997・11月4日ー16日

宮島 清 追悼

『ふるさとの民話展』

民話の文/宮島 清
民話の画/堀内 稔  ・ 小池 文子
       宮下 かおり ・宮島 義清
展示責任者/宮島 幸男

○1998・11月3日ー12月27日

宮島 清 展

民話の文、劇、短歌等の作者/宮島 清
短歌朗詠/柴崎 邦雄
短歌等の書/宮島 清・増子博之・下形 淳子・
        宮下 高・宮下 敬子・相場美和
民話、劇の画/堀内 稔・山口 かおり・宮島 義清
企画責任者/宮島 幸男

<画像クリックで拡大>

宮島 清 略歴
民話作家。劇作家。歌人。
大正一〇年七月一五日、真田町戸沢に生まれる。 
 
長野師範学校(現信州大学)卒業後、諏訪市の高島小学校に教師として赴任。 島木赤彦の兄がその小学校の校長ということもあり、この頃より短歌を作りはじめる。 
 昭和一八年、応召。日本の敗戦により、昭和二〇年からマレー半島にて約二 年間の抑留生活を送る。昭和萬葉集に入選した「海遠くかびてとどきしそこば くの故国の金鵄火をつけず吸ふ」の短歌はこの時期に作られた。 
 帰国後、県下各地の小学校で教鞭をとるかたわら、文化功労章受章者で日本のアンデルセンと称された斎田喬(明治二八 昭和四九)に師事し、劇作に励む。 学校劇脚本集『雪っ子』(昭和三五、信濃教育出版部)、民話劇脚本集 『身がわり地蔵さん』(昭和五三、信濃教育出版部)、民話紙芝居集(昭和五〇、長野県教材 文化研究所)等を出版。 
 退職後、カルチャーサロン喫茶ミミール店主となり、上田・小県の民話を収集 し、民話劇・民話紙芝居・現代民話の創作に取組み、SBCラジオ・上田ケー ブルビジョン・真田有線放送等で作品を発表。『真田郷の民話』(昭和六二、 信濃教育出版部)、『続真田郷の民話』(平成八、信濃教育出版部)を出版。 
 平成元年、退職後の生き生きしたライフスタイル実践者として、総務庁より エイジレス章を受章。 
 平成九年五月二二日永眠。同年十一月、宮島清追悼「ふるさとの民話展」開催。 
 
平成十年十月一日、真田町発足四〇周年記念式典にて真田町文化功労章受章。
同年十一月「宮島 清展」開催
  
平成十一年5月、歌碑除幕式。                                              



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