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栃木にはうまいものがいっぱいあります。
水、空気がきれいだから、農作物もみんな美味しい。
季節がかわるたびに、
その時期いちばん旨いものを食べるのです。
昔からの知恵がたくさんの「うまいもの」を召し上がれ。 |
■ 如月 「しもつかれ」
■ 水無月 「鮎」
■ 文月 「かんぴょう」
■ 葉月 「ちたけ」
■ 長月 「栗の渋皮煮」
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作り方 |
材料 |
数量 |
栗 |
1000g |
重曹 |
小サジ1 |
水 |
適宜 |
砂糖 |
栗の正味量の6割 |
醤油 |
かくし味 |
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- 栗は鬼皮に傷をつけないように丁寧にむいておく。
- ボールまたは鍋に栗、水、重そうを入れ、沸騰するまで強火にし、その後中火にしてゆでる。
- ゆで汁が赤黒く色づいたら、火からおろして栗を網杓子ですくって水の中に入れ、2〜3回水をかえてさらす。栗の回りの渋皮を手でこすってとる。(手で取れる程度だけ)
- 再びボールに2と同様に水と残りの重そうを加え、3の栗を入れ、ゆでる。
- 再びゆで汁が赤黒くなったら、火からおろし、栗を取り出し、水をとりかえ色が出なくなるまでさらす。水の中で渋皮の固い筋を爪楊枝の先などで栗を傷つけないように、丁寧にとる。
- 鍋に5の栗の水分を切って入れ、栗がかぶるくらいの水と砂糖と塩を入れ、落としぶたをし、なべぶたもして弱火で煮汁がひたひたになるまで煮る。
- 鍋を火からおろして煮汁に一昼夜つけたまま置き、煮汁を含ませる。
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これがチタケ。松茸に次いで栃木県民に愛されるキノコ。
チタケの美味しい食べ方。何といっても、
うどんのお汁と、ナスとの炒めもの。 |
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うどんのお汁
材料 |
数量 |
乳茸 |
100g |
なす |
3個 |
水 |
4カップ |
醤油 |
大サジ2 |
みりん |
大サジ1 |
塩 |
少々 |
作り方
- 乳茸、なすを炒める。
- 火が通ったら、水を加えて、醤油、みりん、塩で味を調える。
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傘から乳がでています。見えますか? |
乳茸となす炒め
材料 |
数量 |
乳茸 |
150g |
なす |
5個 |
油 |
大サジ3 |
醤油 |
大サジ3 |
みりん |
大サジ1 |
作り方
- 鍋に油をひき、よく熱してから乳茸、なすを炒める。
- なすが柔らかくなったら、醤油を加え、最後にみりんを落とす。
- よく味がしみるまで炒り煮にする。
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俵寿司の「かんぴょう巻」、通称「のり巻」は自慢の品!
お父さんが味付けしています。 |
■かんぴょう
ウリ科の1年生のつる性草本。熱帯地方のインド、北アフリカが原産。
ユウガオになった果実(ふくべ)の果肉を細長くひものようにむいて、乾燥させたもの。
■ユウガオの栽培
ユウガオは、元来高温地方の原産のため、生育期には高温で適当に雨があり、収穫期には、晴天の続く天候が適している。土地は、表土が深く、排水の良いところとされている。
三月下旬に種まきをし、5月上旬に定植。収穫は7月上旬になる。
10aあたり、約200kgの収穫となる。
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■下野かんぴょうの歴史
4世紀後半頃のインド〜中国〜朝鮮を経由して渡来する。栃木県には、1712年(正徳2年)江州(滋賀県)水口の城主鳥居伊賀守忠英が、壬生城主になってから栽培が始まる。
城主の命により藩の役人奉行松本茂右衛門が、江州木津村から種子を取り寄せる。
藤井村(今の壬生町)の名主篠原丈助が試作に施行する。
■健康食品としてのかんぴょう
かんぴょうは、いろいろの成分が含まれているが、食物繊維が10.6%と多く最近では、腸ガンを防ぎ、肥満防止や糖尿病に良いことがわかって、その価値が認められ、成人病の予防によい食品として見直されている。
かんぴょうは、海苔等と並ぶ代表的な乾物であるが、かんぴょうの消費量の80%を占める巻きすしが一般の家庭では、あまり作られなくなった。
かんぴょうの消費拡大のため、かんぴょうをもどして味付けしたものや、サラダ、カレーピクルス、即席漬け、竜田揚げ、その他いろいろな料理方法を試みて、これらの宣伝普及に努めている。
■栃木県は全国一の「かんぴょう」生産
全国1476tの収穫量のうち、栃木県では、実に1270tを生産しています。
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6月1日は、那珂川の鮎釣り解禁日。
そして、お父さんが一年中で最も楽しみにしている日のひとつ。
鮎釣り歴数十年のお父さんが夢中になっている鮎釣り。
我が家では、およそ一ヶ月間、獲れたての天然鮎を食べることができるのです。 |
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鮎は別名「香魚」、「年魚」とも呼ばれています。
字が示しているようにこの魚に手を触れましても魚特有の生臭さは少なく、野菜のキュウリ、西瓜のような香りがします。
年魚とはその一生を一年で終えてしまいます。
秋口には落ち鮎と言って産卵場所を求めて河口近くまで下ってきます。(この時期に落ち鮎漁)
産卵ふ化した稚魚は一旦海に下り、翌年3〜4月にかけ川に戻ってきます。
近年は養殖技術が進歩し人口ふ化した稚魚、琵琶湖産稚魚等多くの川に放流されています。
鮎の習性を利用した鮎漁には、「友釣り」と「ドブ釣り」があります。
「友釣り」は、おとりの鮎を使って行う漁ですが、うちのお父さんがやっているのは、毛ばりを使う「ドブ釣り」です。
ドブとは流れが緩やかで水深が80p〜400p位の淵の事です。
鮎漁の解禁は地方によって違いますが、関西では5月下旬から始まり北陸,東北と7月〜8月順次解禁になっていきます。
鮎毛ばりは数千種類の柄があります。どうしても釣りたいと言う釣り師と、それに答えたい毛鉤巻き師の歴史が生んだといえます。
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材料 |
数量 |
材料 |
数量 |
塩鮭の頭 |
1コ |
油揚げ |
3枚 |
酒 |
大さじ2 |
酒粕 |
100g |
水 |
適量 |
酢 |
大さじ1 |
大根 |
1本 |
醤油 |
適量 |
にんじん |
150g |
みりん |
適量 |
大豆 |
50g |
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栃木を代表する郷土料理で、優れた知恵の結集です。
作り方
- 塩鮭の頭は二つ割にし、全体に酒をふり10分くらいおいた後、強火で両面を網焼きする。
- @の鮭を厚手の鍋に入れ、鮭がかぶる程度の水を加える。鮭の頭が完全にやわらかくなるまで煮る。
- 大根、にんじんは皮をむき、「鬼おろし」ですりおろす。油揚げは油抜きした後、細切りにする。大豆は炒って皮をむき、水に浸してやわらかくする。
- 酒粕は小さくちぎってAの煮汁を少し加えてやわらかくする。
- 鍋にBの大根、にんじん、油揚げ、大豆を入れ、次に鮭の頭と煮汁を加え中火でゆっくり煮る。
- 途中Cの酒粕を加え、全体に火が通って酒粕が溶けたら、味をみて醤油、みりんを加える。一晩おいて冷たくして食べると美味。
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