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 2/8(火)  「もっと昔の絵柄っぽくしてもいいのだよ?」

「先輩がフィアンセ」ハートブリング
今は亡きブランド、「inspire」の原画家であった神宮寺りおさんが、標記のタイトルにて久々に復活しているのですが……あーあ、もう風呂から上がってアクを落としまくったようなさっぱりした絵柄になっちゃってもう(汗)。同じ発売予定になっている「エーデルヴァイス」のキャラ絵と同じ人とは思えないよなぁ。しかし「2004年4月発売予定」を放置しているこのHP…酷いものです。

ハートブリングというソフトハウス自体は「杜氏の郷」が超展開はあれどもなかなかの佳作で悪い印象は持っておらず、最近HP上で公開されたカットイン画像(本編内ではCGモードで観れなかった)なんかは結構嬉しかったりするんですが、「先輩がフィアンセ」については買うかどうかは未定です。私的には魅力まで削ぎ落ちたような印象なので。

いつか…いつかまたあのinspire時代のような素晴らしい輝きをいつか………
……………
……………ウボァー('A`)……これが現実か。「バレンタイン価格」って何だよ。

 2/6(日)  AIR漬けだった週末

■久しぶりに更新しているわけですが、もうキーボード打つだけの作業が出来ないのなんの。
取りあえず日記を再開したいと思います。不定期なのは目に見えているのですが(汗)。

劇場版「AIR」
土曜日に公開された劇場版「AIR」を観てきました。
とはいえ、封切り当日、早朝六時の時点で300人を超える列に驚愕したシネマサンシャイン側が、急遽当日整理券を発行→午前中でほぼ当日分の配布が終わというスパルタンな対応をしてくれたおかげで、ほいほいと昼過ぎに前売り券握って池袋に集まった私たち数人は「今日来ても映画は見れませんよ〜」という門前払い扱いで負け組。来週の週末が空いているかは分からない状態だったので、不本意ながらも明日映画を観る為の整理券を配っている列に並んで、やっと翌日の日曜に観賞する事が出来ました。

以下はその感想です。ネタバレがあるかもしれないのでご注意を。
とはいえ私はKeyのゲームから永らく遠ざかっておりまして、どれぐらいかというと

・ONE…ほぼコンプリート(Keyゲーではないが)
・Kanon…舞・佐祐里シナリオのみクリア(←「メインの本質に全然ふれてない」と良く言われる)
・AIR…やってません
・CLANNAD…やってません 横でやっているのなら見ました(笑)

…という有様なので、原作のアレがどうこうという言い方は出来ません。「映画の出来としてどうだったのか」というスタンスの話になると思います。

正直な感想を言えば、「取りあえず映画としての体裁は整っているけど、再見したいほどの出来ではない」という事でしょうか。
実際、この映画ならではの「満足できた所」ってのが殆ど無かったんですよね、残念ながら。劇画風の止め絵、そして演出の三段重ねについても出崎節炸裂!と思いますが、見方によってはクオリティ下げてるだけという気もします。というか、現在放映しているTVアニメ版のクオリティに劇場版が負けちゃだめだろ(汗)、まぁTV版も驚異的なクオリティなのは分かっていますが。

上映館であるシネマサンシャイン6番館の環境自体もあまり良くなかったですね。画面小さい、スクリーン面が粗い、尚且つ映像の画面が、白の色が飛びまくって、非常に細部が分かり難かったのがストレス溜まりました。これだけ最大瞬間風速であれ集客力があるんだから、今週末だけ上等なホールの方に割り振ればいいのにねぇ、それがシネマコンプレックスの強みなのに。…まぁ一週間経てば大したこと無くなるのは目にみえてますが(汗)、

一番印象に残っているのは祭りの時期で何回も出てくる「ヒョー! ドーンドーンドーン ハッ! ドーンドーン」という変なお面かぶった人達の奏でる太鼓の音だったというのはいかがなものか。

映画が終わったあと、同行してくれた早乙女さんに設定の辺りを聞いてみた所、「ま、TV版はとても忠実なのでそれを観てから…」とは言いつつも、やはり頭を抱えるほどに改ざんをされている様で…。

改ざんする事自体は悪いとは思いませんが、それだったらやはりグゥの音も出ないほどそこで完結した立派な作品になってないと、面白くはないですよね。この作品は初見の私でも中途半端に原作から引用してきた様で、その解決もせずにハテナマークが多数付いたまま観鈴がゴールしてしまったので、何とも消化不良の気分になります。

呪いの類が「どうしてこうなったの?」という疑問に対する解答が用意されていないのはまだしも、観鈴の見る夢って、あんたフィールドワークでその翼人伝説調べてたから、意識モーローとして勝手にリンクしているだけじゃないの?と見られかねないのが非常にヤバイんじゃないかと思います。だって柳也さんとかフツーに殺されてるし、この過去編の話ってこの作品の中ではあくまでも「伝説」に扱われていて、有っても無くても観鈴の運命に関係無さそうに見えるし(汗)。

一番驚いたのは脚本家・中村氏の3次稿シナリオが2ページに渡ってカタログに載っていたのですが、映画の中で語られなかった設定が出てきて完成版とぜんっぜん違う事。これをやってくれれば物語が理解出来たのに…と思いつつも、同じパンフレットに載っていた出崎統監督のインタビュー読む限りここら辺にどんどんテコ入れして今の形にしてしまったのは、多分監督さんなんだろうなぁ…と思います。監督なんだから当然ですが。でも出崎監督、この作品は国崎住人の対人ヒッキー脱出物語と思えるのですが…本当に原作はそうなんでしょうか(汗)

まぁ、この中で唯一、観鈴の「今までこの体のせいで人を好きにならずにいたけれど、もう迷わない」って辺りの展開は結構来ました。自分が入っていたのはこの時ぐらいだったかなぁ…。

今はTV版の方のクオリティに驚愕してます。佳乃のエピソードが終わった辺り(4話)まで観ていますが、美凪も含め、この劇場版でカットされたヒロイン二人は、ガンダムの「めぐりあい宇宙」における旧ザクのような扱い(つまり背景の一部)だったのも苦笑ものでした。あの出し方はすごい(汗)

それではまた。

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