十和田市サッカー協会 第3種委員会

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ティソ パワーマティック80 ムーブメントを搭載した新型PRX 35mmを発表。

ティソは、特にPRXラインに関してはどうすれば我々を飽きさせないかをよく知っている。本日、ブランドは同コレクションに新作を追加することを発表した。35mmサイズのPRXモデルの存在は知っているが、それはすべてクォーツでしか入手できなかった。今日までは。

ティソはPRXシリーズ全体のベースとなっている、1970年代のオリジナルヒストリカルウォッチから直接インスピレーションを受けている。ブランドはこの35mmのケースデザインに、自動巻きムーブメントのパワーマティック80(ETA2824-2ベース)を搭載した。つまり本質的には、この新しいセレクションはよりプレミアムなパワーマティック 40mmモデルの魅力を余すところなく伝えつつ、より一層親しみやすくつけられるユニセックスなケースサイズへと仕上げたということなのだ。

スーパーコピー 代引きしかもティソはこれを限定して行ったわけではない。本作はコレクションのなかの新しいレギュラーモデルであり、今回の発表ではブルー、ブラック、グリーンという3つのダイヤルカラー、そしてホワイトマザー・オブー・パールの全4種類を用意した。

Tissot PRX
新作は35mmというサイズに70年代を思わせるケースデザイン、一体型ブレスレットに、優れたフォールディングスティール製クラスプシステム、特徴的なシグネチャーワッフルダイヤル(これはクォーツモデルにはない)、3時位置のデイト表示、そしてもちろん約80時間のパワーリザーブを持つパワーマティック80 ムーブメントを装備している。裏蓋はムーブメントの動きが眺められるシースルーバック仕様で、ケース自体は100mの防水性を備えている。

我々の考え
小ぶりな時計は2023年もトレンドであり、今後もこの傾向が続くことをとても楽しみにしている。新しいチューダー ブラックベイ 54から、37mm径のシチズン プロマスター ダイバーを経て、そして現在このモデルに至るまで、10数年(あるいは20数年)前から(より大きいほうへと)強化してきたリストウェアの軌道修正を行っているように見える。そして多くの人たちがこのリリースにワクワクしていると考えなければならない。

今年初めに、40mmサイズのPRX パワーマティック80を手首に装着して1週間過ごし、その体験を存分に楽しんだ。通常36mmから39mmの腕時計を好む人間としては、この一体型ブレスレットのおかげで40mmのサイズは特に問題にならなかった。しかし私の手首には大量の時計が巻かれていた。そして、もしサイズの選択肢があるなら私は37mmのオーデマ ピゲ ロイヤル オークに飛びつくだろうと考えると、この新しいPRX 35mmは私が選ぶエントリーレベルのブレスレット一体型の時計になると思う。さて、まだこの時計の実機を見ていないからこそ(十分注意しながら)こんなことを言ったが、すぐに変更するつもりだ。

ただ40mmのPRX パワーマティック80で伝えたように、(歴史あるブランドヘリテージの)時計をたくさん手にいれられるのだ。そして一般的に、この価格カテゴリー(ホワイトマザー・オブー・パール以外は10.5万以下)で削られてしまうのはサイズだ。なぜか安いものほど大きくなっていく。まあ新型PRXはそんなことはないのだが。幅広い購買層にアピールできる時計サイズで、スウォッチ グループ/ETAという信頼性の高いムーブメント、この価格では類を見ないブレスレットにクラスプ、そして素晴らしい仕上がりのダイヤルが手に入れられることは、かなり驚くべきことだと思うのだ。

実質これはサイズ以外何も変わっていないので、PRXの魅力を余すところなく語ることはできるのだがそれはすでにA Week On The Wristですべて行っている。40mmというサイズで迷っていた人は、この新しいダウンサイジングした新型PRXを機にもう1度チェックしてみてはいかがだろうか。

基本情報
ブランド: ティソ(Tissot)
モデル名: PRX パワーマティック80(PRX Powermatic 80)

直径: 35mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ブルー、ブラック、グリーン、ホワイトマザー オブー パール(すべてワッフルダイヤル)
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ
防水性能: 100m
ストラップ/ブレスレット: 一体型SSブレスレット

Tissot PRX
ムーブメント情報
キャリバー: パワーマティック80(ETA2824-2ベース)
機能: 時・分・センターセコンド、日付表示
パワーリザーブ: 約80時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
クロノメーター: なし

価格 & 発売時期
価格: ブルー、ブラック、グリーンは各10万3400円、ホワイトマザー オブー パールは10万8900円(すべて税込)

MB&Fから、HM8 Mark 2が新登場。

クルマにインスパイアされた時計らしく、動いていないときでも速そうに見える。

マックス・ブッサー(Max Büsser)氏による自由な発想から生み出されたMB&Fが、またもや自動車産業にインスパイアされた魅力的なオロロジカル・マシンを作りだした。これはクルマからトリビュートした既存のHM8を改良したもので、現在の名称はHM8 Mark 2となっている。そして名車と同じように、じっと座っていてもその時計が速そうに見えるのだ。

MB&F HM8 Mark 2
ブッサー氏はカーデザイナーになることを常に夢見ていた。その後別の道へと進んだものの、これまでアイコニックなカーデザインを落とし込んだ数々の時計を製造している。HM5には、開閉可能なスラット(羽根板)を備え、リアウィンドウのルーバーが未来的なベルトーネのランボルギーニ・ミウラを想起させる。またHMXはツーリング スーパーレッジェーラからインスピレーションを得ている。スーパーコピー時計 優良サイトそして(今回の)HM8は“カンナム”だ。新作HM8 Mark 2は、ジラール・ペルゴのものをベースにしたオリジナルのHM8と同じムーブメントを搭載しているが、デザインコードは地球上で最も速い車のひとつであるポルシェ 918スパイダーを意識した、より現代的なものになっている。

HM8のカンナムをイメージしたクロム(メッキ)の“ロールバー”や、ホワイトゴールドまたはローズゴールドのケースの代わりに、MB&Fのために開発された新素材、“カーボンマクロロン®”を使用してケースを再構築。この素材はカーボンナノチューブを注入した高分子マトリックスからなる複合素材である。また着色、研磨、ビーズブラスト仕上げ、ラッカー塗装、サテン仕上げが可能であり、さらに重量はスティールの8分の1しかない。

HM8 Mark 2の“エンジン”を披露するには大変な労力を要した。MB&Fによると、このダブルドームサファイアをケースに合わせて製作するには、ドームサファイアの30倍から40倍のコストがかかり、しかも製造プロセスの最後に失敗するリスクが高いというのだ。ただ完成したサファイアは、ほかのサファイアと同様に耐久性があるらしい。22Kゴールドでできた“バトルアックス”ローターも、(刻印も含む)スタンプを入れなければならないほどの薄さだ。ディスプレイはご存じのとおり旧式のスピードメーター風で、これはケースサイドのプリズム(角柱)を使い、ジャンピングアワーとトレーリングミニッツを表示する方式を採用している。

さらにリューズには、新システムの“ダブルデクラッチ”を搭載。これはリューズを押し込み、4分の3回転させることで解除して使用するというものだ。カラーはホワイトとブリティッシュレーシンググリーンの2色で、ストラップの色がそれぞれ対照になっている。どちらも7万8000ドル(日本円で約1096万2000円)であり、グリーンモデルのみ33本の限定品だ。

我々の考え
もしMB&Fが好きな人なら、ほとんどの場合、レガシー・マシン派かオロロジカル・マシン派かのどちらかにわかれると思う。LM(レガシー・マシン)は大きくて、ドーム型のクリスタルが手首を支配するが、少なくとも(一方より)もう少し見やすくて、私の個人的な“ホーム”と伝統的な時計製造への愛に近いと感じる。

ただMB&Fのオロロジカル・マシンは、アバンギャルドな時計デザインをかなりスチームパンキーにアレンジしたものが多いといつも思っている。(HM7のような)エイリアン系、(HM10の“ブルドッグ”のような)動物的なものがあるなど、近未来的なデザインが話題になるなか、私にとっては次のふたつがほかのなにより際立っていた。HM5もHMXも、MB&Fが腕時計に採用しようとしていたクルマのフレームワークに収まっていたが、HM8よりもスマートでモダンな印象なのだ。また丈夫でがっしりしているHM5は、私が子どものころにカンナムカーが好きだったことも影響していたが、HMXはより洗練されていて現代的に感じられる。もし前作の時計が私のために歌ってくれなかったとしたら、この時計がヒット曲を奏でていることになる。

MB&F HM8 Mark 2のブリティッシュレーシンググリーン(左)とホワイト(右)
ポルシェ 918スパイダーの形を瞬時に思い起こさせる、ブッサー氏と彼のチームの手法は驚異的であり、私にとって最高のものとなる。チームが時計を覆っていた布を取り去ると、すぐに918の象徴であるふたつの後部排気機構が運転席と助手席の後ろに、ふたつの“こぶ”としてロールバーに鎮座しているように見えた。しかし今回はサファイアクリスタルから、自社開発のジャンピングアワーとトレーリングミニッツを搭載したジラール・ペルゴのベースムーブメントを見ることができる。

このデザインとカーボンマクロロン®素材の選択により、この時計はクルマと同様に21世紀に突入した。HM5と同様、この時計には独立した防水筐体に“ボディパネル”が追加されている。このモデルは信じられないほど軽く、幻想的なまでにスポーティ(当然のことだが)で、カーボンマクロロン®のケース、ストラップ、ムーブメント、ローターの色の組み合わせは、MB&Fがリリースする時計のなかで最も“伝統的な”モダンウォッチであり、(ほかと比べて)簡単に着用できる可能性を秘めている。実際のところ、この時計の最大のセールスポイントのひとつは装着性かもと思っている。

当たり前のことに目をつぶってみると、ほかにも評価すべき点はたくさんあるが主にMB&Fから評価されるようになった、創造的な技術的判断にあると思う。例えばムーブメントの上にあるサファイアは、見ているぶんにはほとんど気にならないが、プレス資料ではザガートのダブルバブルを連想させる形状のサファイアを製造するのがいかに難しいか、多くの時間を割いて説明している。プリズムについてもあまり考えたことがなかったのだが、それだけこの時計が好きになった今では、この工夫には頭が上がらない。なお知らない人のために説明すると、HM8 Mark 2(またはHM5、HM8、HMX)のプリズムは、平らな円盤(ムーブメントの平面上を走っている) を90°屈折させることで、自動車のステアリングを持つとき(手首を横にしたとき)に時刻がわかるようになっているのだ。確かに、それがドライバーズウォッチであることは明らかだが、時計のスペースと高さを抑えながら、これほどシンプルな解決策を考えたことはなかったのだ。

唯一の欠点は(価格が予算外であることを除き)、私の好きな色であるブリティッシュレーシンググリーンモデルが33本に限定されているというところだろうか。だからHM8 Mark 2のためにお金を貯めていたとしても、918スパイダーが0-60mph(時速約160km)で走るよりも早くすべて消えてしまうのだ。

基本情報
ブランド: MB&F
モデル名: HM8 Mark 2

直径: 47×41.5mm
厚さ: 19mm
ケース素材: グレード5チタンとグリーンまたはホワイトのカーボンマクロロン®
文字盤: ブラック
インデックス: 双方向のジャンピングアワーとトレーリングミニッツを、拡大レンズ内蔵の反射型サファイアクリスタルプリズムで表示
夜光: スーパールミノバ
防水性能: 30m
ストラップ/ブレスレット: カーフスキンストラップ(ブリティッシュグリーンモデルはホワイト、ホワイトモデルはグリーン)、チタン製ピンバックル

MB&F HM8 Mark 2の裏蓋
ムーブメント情報
キャリバー: MB&Fが自社開発したジャンピングアワーとトレーリングミニッツのモジュールで構成された、ジラール・ペルゴのベースムーブメント、3次元オロロジカルエンジン
機能: ジャンピングアワー、トレーリングミニッツモジュール
パワーリザーブ: 約42時間
巻き上げ方式: 自動巻き(22Kローター搭載)
振動数: 2万8800振動/時
石数: 30
追加情報: ムーブメントに247の部品、ケースに40の部品、トップ、フロント、ディスプレイバックともに無反射コーティングを施したサファイアクリスタル、拡大レンズを内蔵した二重反射サファイアクリスタルプリズム

価格 & 発売時期
価格: 各7万8000ドル(日本円で約1096万2000円)
発売時期: すぐに
限定: あり、ブリティッシュレーシンググリーンは33本限定

オーデマ ピゲのロイヤル オーク オフショア グランド コンプリカシオンの新作情報です。

私の時計仲間たちは、誰かが私に大きな時計を試してみるようすすめると、本能的に否定的な反応を示すことを知っている。私の身長が6フィート7インチ(約2m)だからといって、どうして大きくて不格好な時計をつける必要があるのかと思う。まあ、彼らが本当に言いたかったのは、“私はこの時計をつけこなせないけれど、君ならできるはずだ”ということなのだろう。理解はできるが、それは私が求めたことでも望んでいることでもない。ただし今回は、“私はこれをつけこなせるが、君たちには多分できないだろう”と言える。そしてそう言えることがすごくうれしいのだ。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
これはオーデマ ピゲスーパーコピー代引き 激安(以下、AP)のカタログのなかでも最も希少なモデルのひとつで、ブランドが限定版としてのみ発表するロイヤル オーク グランド コンプリカシオンだ。それだけでなくこの時計はオフショアであり、セミスケルトンデザインが特徴だ。私がこの時計に魅了された理由は、44mm径、厚さ15.7mmのスケルトン仕様で、永久カレンダー、ムーンフェイズ、うるう年表示、スプリットセコンドクロノグラフ、そしてミニッツリピーターまで搭載するというそのとてつもないスペックにある。オリジナルのオフショアが“ビースト”と呼ばれているなら、この時計をどう呼べばいいだろうか。手首を完全に覆い重量を感じさせるこの時計を、北欧神話に登場するヨルムンガンド(自分の尾を食べる別名世界蛇)と名付けることにした。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 思いがけない落とし穴は、“オフショア(沖合)”と名付けられているにもかかわらず、この時計の防水性能が20mしかないことで、これは“岸辺に近い(close to shore)”とでも呼ぶべきか。今日のAPが目指す最低限の防水性能である。ただしこれは、ミニッツリピーターを追加するとどの時計でも同じことが起きる。ケースに可動部品が増えるため、防水性能が低下してしまうのだ。しかし、誰がそれを気にするでだろうか? ミニッツリピーターを搭載しているというだけで、十分に特別なのだから。

 2013年、ベン(・クライマー)がSIHHで別バージョンのロイヤル オーク オフショア グランド コンプリカシオンを取り上げた。それ以前の2012年では“通常”のロイヤル オークという形で2本のセミスケルトンバージョンを紹介している。そのため、これは過去11年であまり変わっていない時計に再びスポットライトを当てるようなものだ。しかし、私がロイヤル オーク グランド コンプリカシオンやオフショア グランド コンプリカシオンの実物を見かけたのはたった2回しかない。

Royal Oak Grand Complication
昨年の春、イタリア人ディーラー、クラウディオ・サルヴァティ(Claudio Salvati)氏が初期のセラミック製ロイヤル オーク グランド コンプリカシオンをつけているところをジュネーブで目撃した。

Royal Oak Grand Complication
もうひとつのロイヤル オーク グランド コンプリカシオンは、ドバイウォッチウィークの期間中に見かけた。

 そしてこのオフショアで3本目になるが、厳密には“実際に見かけた”わけではない。これは今年の春に開催されたモナコ・レジェンド・グループのオークションに出品されていたものだ。本モデルは推定価格35万から70万ユーロ(日本円で約6045万~1億2090万円)が付けられ、結果45万5000ユーロ(日本円で約7860万円)で落札された。2015年にこの時計のブラックプッシャーバージョンが発表された際の推定小売価格は約74万ドル(当時の相場で約8960万円)であった。つまり、この時計は全体的に不条理という意味でとにかくすごく、非常に高価であり、新品を購入したとして必ずしもいい“投資”にはならないかもしれないということだ(時計を“投資”として考えること自体私は嫌っているが)。それにもかかわらず、私はこの時計に完全に魅了されていたし、今でもそうだ。展示ケースから出してもらうよう何度も頼み、この時計はオークションで見つけられる現代の時計のなかでとてつもなくクールなものだと誰彼構わず熱弁した。その理由は以下のとおりだ。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 APは複雑機構を得意とする長い歴史を持つ。昨年、APの新しいコンプリケーション部門長となったアンヌ-ガエル・キネ(Anne-Gaëlle Quinet)氏とのインタビューでさまざまな複雑時計を紹介したが、今回のストーリーで重要なのは、スプリットセコンドクロノグラフ、ミニッツリピーター、永久カレンダーの3つで構成されるこのグランドコンプリケーションだ。このオフショアは2016年に製造されたが、時計を動かすキャリバーの歴史は1996年にまでさかのぼる。つまり、Cal.2885を搭載する時計は30年前の時計製造技術に基づいているが、APは新デザインでそれを新鮮に保つ方法をみいだしている。この時計がどこから始まったかを見てみよう。

Jules Audemars Grande Complication
Cal.2885を初めて搭載した時計が、ジュール・オーデマ グランド コンプリカシオンだ。

 この時計が注目されたのは、スプリットセコンドクロノグラフという特別な複雑機構のためだ。APによれば、ブランドは1880年代から1890年代にかけて1625本の時計を製造し、そのうち300本以上にスプリットセコンド機能を搭載していた。しかし、最初の腕時計が誕生してから1996年までのあいだ、APが製造したスプリットセコンドクロノグラフウォッチは1949年製の1本のみである。今の市場に数多く存在するスプリットセコンドクロノグラフや、永久カレンダーのような複雑機構の時計が多いことを考えると意外に思える。ミニッツリピーターも信じられないほど複雑だ。実際、IWCは現在Cal.7750をベースにしたスプリットセコンドクロノグラフを250万円以下で提供している。しかし、APのグランドコンプリケーション製造において制約となった技術的要因は、(Cal.2120/2800でAPのアイコンとなった)永久カレンダーでもミニッツリピーターでもなく、スプリットセコンドクロノグラフだったのだ。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 その1年後の1997年、APはロイヤル オークの25周年を記念して、初めてトゥールビヨンを搭載したグランドコンプリケーションを発表した。当然のことながら、ブランドはこの成功をルノー・エ・パピ(現在はオーデマ ピゲ ル・ロックルとして知られる)の力を借りて実現した。IWC グランド・コンプリケーションにおいてミニッツリピーターの問題を“クリア”したルノー・エ・パピが、Cal.2885の設計に貢献したのである。この時計はアイコニックなプチタペストリーダイヤルが特徴だが、ダイヤルにはセリフフォントで“Grande Complication”と記されるなど、約30年後の今では少し古く感じられる要素もある。ただ長い年月をかけて微妙な変更を加えることで、ブランドはこのモデルを常に新鮮に保ち続けている。

AP 25865
1997年製のAP ロイヤル オーク グランド コンプリカシオン Ref.25865。

 裏側からはCal.2885のムーブメントがよく見える。ゴング、クロノグラフ機構など、すべてが現代の視覚的嗜好に合わせてアップデートされている。以前のバージョンでは、イエローゴールド製のローターが使用されており、それらは手彫りで装飾されていた。これはきわめて1990年代的で今ではとても古めかしく見える。現在は、ブリッジの面取りを維持しつつ、より現代的にスケルトナイズされている。ただひとつ、歯車に内角がないことだけは気になる。74万ドル(当時の相場で約8960万円)の時計には期待されるかもしれないが、ここでは見られないのだ。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 ロイヤル オークのミニッツリピーターがこれほど早く当たり前の存在になったことは驚きだ。現在、APはロイヤル オークコレクションに4種類、コンセプトラインに1種類のスーパソヌリを展開している。これらのリピーターは素晴らしく、音が大きくて印象的で、手に持っているときよりも手首につけたときのほうが音が大きく聞こえる。まるでマジックのようだ。しかし1997年当時、これらのグランドコンプリケーションはロイヤル オークのケースに初めて搭載されたリピーターであった。それゆえ左側にあるリピータースライドを見ると、“初”の系譜には何か特別なものがあるとしか考えられない。このオフショアは19年後につくられたが、同じキャリバーを使用しているという事実がとてもクールだと思う。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 リピーターの音は理論上、音を抑えるはずの重厚なローズゴールドケースにもかかわらず、とても力強く響く。しかし20m防水の“オフショア”であることがこの時計の制約となっているかもしれない。それが私にとっての魅力の一部でもある。私はこのような矛盾が大好きなのだ。水に浸けたくないオフショアというのは、もしかしたら最大の矛盾かもしれない。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 前述したように、本当に注目すべきはスプリットセコンドクロノグラフだ。ロイヤル オーク コンセプトや最新のスプリットセコンドクロノグラフ GMTについての記事でこのことに触れたが、ここで簡単におさらいする。このオフショアが製造された当時、APは年間最大13本のスプリットセコンドクロノグラフしか製造できず、それらすべての機構がグランドコンプリケーションに使用されていた。価格に加え、このような時計をコレクションする人が限られていることもあり、こうした時計が3本や4本のセットでつくられた理由のひとつである。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 ムーブメントを見ればその理由が分かる。1本のクロノグラフ針を止めながら、ほかの針を動かし続けるために必要なブリッジやレバーの数々は、美しくも混沌とした光景だ。私は時計職人でもデザイナーでもないが、このクロノグラフを機能させるために必要な部品をすべて配置するのがどれだけ難しいかはひと目で分かる。そしてこれこそ、新しいコンセプトがAPにとっていかに革新的であるかを示す好例でもある。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
Movement
APのCal.2885。Photo courtesy Audemars Piguet.

 コンセプトに関する記事で述べたように、(RD#4から受け継がれた)本モデルにおける最大の功績はスプリットセコンド機構とローターの再構築である。スプリットセコンド機構はセンターホイールをつかんでクロノグラフ針の一方(または両方)を止めるが、以前はこれをローターとベアリングの下に配置し、ローターが自由に回転できるようにしていた。しかし、これらの機構を重ねると厚みが増してしまう。そこでAPの新しいデザインでは、これらの機構をローターベアリングの内部に収めることで構造を簡素化し、より薄いプロファイルを可能にしたのだ。

AP Concept Split Second
AP ロイヤルオーク コンセプト スプリットセコンド クロノグラフ GMT ラージデイト 43mm。

AP Concept Split GMT Large Date
 こうした変更やスーパソヌリの革新性により、APが密かにこれらのイノベーションをすべて統合している可能性がある。特に、永久カレンダームーブメントの2120廃止(ジョン・メイヤーの永久カレンダーとともに発表された)に続く、新しいグランドコンプリケーションの開発を密かに進めているかもしれない。すでにRD#4でスーパーソヌリとスプリットセコンドの組み合わせを見ているので、これは非常に現実味がある。その間も、このような時計はオーデマ ピゲの最高傑作であることに変わりはない。

AP Royal Oak Offshore Grand Comp
 この特別な時計には、私が本当に気に入っている細かいディテールがたくさんある。ダイヤルは特定の光のもとで“反転”することで、ムーブメントを垣間見せながらも視認性を確保している。少し傾けて影を捉えると、セミスケルトンダイヤルを通して内部が見える。確かに大きくて重い時計だが、これをつけていると少しカッコよく感じるのは嘘ではない。オークションプレビューが行われる会場の少し暗い場所に足を踏み入れると、まるでクリスマスツリーのように夜光が光るのを見て驚いた。それはその瞬間まで見落としていたディテールであり、頭をかしげながらも思わず笑みがこぼれた。暗闇でスケルトンのグランドコンプリケーションを読みたいが、チャイムを鳴らしたくない人であれば、APはそのニーズを満たしている。

G-SHOCKがNASAをテーマにした限定モデルの新作情報です。

宇宙探査と言えば、あるスイスのブランドが最も密接に関係しているかもしれないが、G-SHOCKはNASAからインスピレーションを得たモデルを1作、2作では止めず、現在5作目をリリースした。もし前回のモデルが少し派手すぎると感じていたなら、今回の新作がその期待に応えてくれるだろう。新しい時計、Ref.GW6900NASA241は、カシオのアイコニックな計算機と同じくらいNASAからのインスピレーションを受けている。結局のところ、宇宙へ安全に往復するには多くの計算が必要なのだ。

G-Shock NASA
スーパーコピー代引き 優良サイトこの時計のベースは、ブランドのベストセラーケースデザインであるGW6900で、セミラウンドケース(縦53.2mm×横50mm×厚さ17.7mm)とストラップは黒の樹脂製だ。ダイヤル周りの文字は、クラシックな計算機のボタンを思わせる赤、黄色、青のアクセントが施されている。またブランドのマルチバンド6 (電波時計)と200m防水機能を備えたソーラーウォッチである。さらに、ワールドタイム機能、100分の1秒ストップウォッチ、4つのアラームなども搭載されている。しかし特筆すべきは(よくあることだが)、バックライトが最も魅力的なサプライズ要素である点だ。

G-Shock NASA
 バックライトのボタンを押すと、“Gravity”という文字と重力の公式である“F = (m₁m₂)/R²”が表示される。衝撃に強いケースの裏側には、衝撃力の公式をあしらっている。この限定モデル(生産数量は公表されていない)はかなりの人気が見込まれるため、抽選方式で提供される。抽選の応募は7月22日まで受け付けており、公式ウェブサイトにアクセスして事前登録と応募の手順に従ってエントリーできる。そして当選者のみが、この時計を170ドル(日本円で約2万7000円)で購入することができるのだ。

我々の考え
この新しいNASAモデルは楽しい。白を基調としたものが多く、ときにはマンネリ化することもあるが、新鮮なアプローチをとることで人気を集めている。実際、ほかのクールな選択肢としては、個人的には2022年の限定オレンジカラーモデルが一番よかったと思う。少なくとも今回のモデルは変化をもたらしている。

G-Shock NASA
 この新作モデルの控えめなデザインを気に入る人もいれば、すぐに飽きる人もいるだろう。ブラックのG-SHOCKはほかにもたくさんあるので、それだけを求めているなら抽選に外れても気にすることはない。しかしもしあなたが宇宙や科学、数学が好きなら、170ドル(日本円で約2万7000円)の使い道としては悪くないため、応募してみる価値はある。さらに物理の試験が近いなら、この時計を使って覚えておくべきふたつの方程式をカンニングすることもできるかもしれない。

基本情報
ブランド: G-SHOCK
型番: GW6900NASA241

直径: 縦53.2mm×横50mm
厚さ:
ケース素材: 樹脂
文字盤: ブラック
インデックス: デジタル表示
夜光: ELパネル(エレクトロルミネッセンスパネル)
防水性能: 20気圧
ストラップ/ブレスレット: 樹脂ストラップ

G-Shock NASA
ムーブメント情報
キャリバー: クォーツ
機能: 時・分・秒表示、日付表示、ワールドタイム、100分の1秒クロノグラフ、アラーム、多機能マルチバンド6
パワーリザーブ: フル充電時からソーラー発電無しの状態での駆動時間
、機能使用の場合は約9カ月、パワーセービング状態の場合は約26カ月

2025年夏、ハイブランドや国内人気ブランドが展開するウィメンズバッグから、コーディネートに映えるかごバッグを特集。

大人カジュアルな麦わら素材やラフィアを用いた軽やかなバッグも紹介していく。かごバッグは、それだけで上品かつ大人可愛いスタイルが叶う優れもの。また、ラフィアやラタン素材は、レザーのバッグと異なり、ハイブランドでも比較的価格帯が控えめなものが多いのも嬉しいポイントだ。

大人上品に持てる2025年夏のかごバッグ
人気ハイブランドのトートバッグ
人気ハイブランドのかごバッグ
人気ハイブランドの夏素材アイコンバッグ
人気ハイブランドのトートバッグ
【ロエベ】花柄刺繍のラフィアバッグ
ロエベフォント トート 248,600円
ロエベフォント トート 248,600円、(中のポーチ) ドローストリング ポーチ スモール 46,200円
ロエベスーパーコピー 代引き(LOEWE)の夏を彩る「パウラズイビザ」コレクションから、庭園を思わせる花々の刺繍をあしらった、ラフィア素材の「ロエベフォント トート」が登場。また、今季はそのほかざっくりとしたフォルムの「パズルトート」にもラフィア素材の爽やかな新作が揃っている。

■ロエベ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日:2025年4月17日(木)

>>詳細はこちら

【クロエ】バナナチャーム付きラフィアトートバッグ
ラフィア製 サマー バナナ トートバッグ 173,800円
ラフィア製 サマー バナナ トートバッグ 173,800円
クロエ(Chloé)から、手編みで仕上げたポップなカラーのラフィアトートバッグが登場。立体的な手書きシグネチャーを配し、ゴールドのバナナチャームをセットしている。

■クロエ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売時期:2025年3月中旬

>>詳細はこちら

【ルイ・ヴィトン】大容量のかごバッグ
リヴァージュ GM 321,200円
リヴァージュ GM 321,200円
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)からは、ビーチなど夏のレジャーシーンにぴったりの大容量が嬉しいトートバッグ「リヴァージュ GM」をおすすめ。ラフィア素材の軽やかなボディに、上品なモノグラム・パターンのパーツがポイントだ。

■ルイ・ヴィトン 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日:2025年5月~

>>詳細はこちら

【グッチ】ビスコース×レザーの上品カゴバッグ
ウーヴン ミニ バケットバッグ 357,500円
ウーヴン ミニ バケットバッグ 357,500円
グッチ(GUCCI)からは、ミニサイズのバケッドバッグ「ウーヴン ミニ バケットバッグ」をおすすめ。ナチュラルな質感のヴィスコース素材にスムースレザーを組み合わせ、ダブルGのレザーパッチとロープ風のハンドルでリゾート感とアーバン感を両立させた。カジュアルに持てるのに大人上品な印象。

■グッチ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日:2025年5月~

>>詳細はこちら

【ジミー チュウ】カラフルラフィアの大きめロゴトートバッグ
ビーチ ダイヤモンド HOBO 156,200円
ビーチ ダイヤモンド HOBO 156,200円
ジミー チュウ(JIMMY CHOO)のビーチトートバッグは、爽やかで軽いラフィア素材をカラフルに編み上げた。フロントにはシグネチャーロゴ刺繍をオン。持っているだけでおしゃれ度がアップするバッグだ。ざっくりモノが入る大きめのサイズ感もグッド。

■ジミー チュウ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売時期:2025年3月26日(水)

>>詳細はこちら

人気ハイブランドのかごバッグ
【ロエベ】アレンジを楽しむシンプルかごバッグ
<ウィメンズ>パンチホール バスケット スモール 240,900円
サイズ:幅38x高さ22.5xマチ16cm
<ウィメンズ>パンチホール バスケット スモール 240,900円
サイズ:幅38x高さ22.5xマチ16cm
ロエベの「パンチホール バスケット」は、クラシックなラフィアのバスケットにレザーベルトハンドルを備えたかごバッグ。一見シンプルな見た目だが、長めに設定されたベルトと多数のベルト穴によって、ストラップの長さ調節が自由自在だ。また、穴部分にチャームを取り付けてアレンジもできる。

■ロエベ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日: 2025年4月17日(木)

>>詳細はこちら

【バレンシアガ】ラフィアの「ル・シティ」バッグ
「ル・シティ M バスケット」(キャメル) 163,900円
横34.5×縦35.0×幅14.0cm
※予定価格
「ル・シティ M バスケット」(キャメル) 163,900円
横34.5×縦35.0×幅14.0cm
※予定価格
バレンシアガ(BALENCIAGA)のアイコンバッグ「ル・シティ」にバスケット型の新作が登場。ラフィア素材で仕上げたボディに、絶妙なシボ感のアリーナラムスキンをあわせた。カジュアルにも大人上品にも持てるバッグだ。

■バレンシアガ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日:2025年4月17日(木)

>>詳細はこちら

【マルニ】ボーダー柄「トランカルー」かごバッグ
【マルニ】ボーダー柄「トランカルー」かごバッグ
「トランカルー」スモールビーチバッグ ナチュラル/レイン 129,800円
〈阪急うめだ本店 先行発売〉
マルニ(MARNI)から、ボーダー柄の「トランカルー」ビーチバッグが登場。光沢を備えた軽やかな素材感で、「トランカルー」のアイコニックなスタッズ付きクロージャーをレザーで表現した。カジュアルだけどほどよく上品さがあり、肩ひもが長めに設定されているので肩掛けしやすい。

■マルニ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売時期:2025年4月上旬~

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【トッズ】ビタミンカラーのかぎ針編みバッグ
【トッズ】ビタミンカラーのかぎ針編みバッグ
バッグ 185,900円 ※イエローは日本限定色
トッズ(TOD'S)からは、カーフレザーを使用し丁寧にかぎ針編みした、ビタミンカラーのロゴ入りバッグがお目見え。バスケット型の使いやすいデザインは、リゾートでも普段着でもマッチする。ポップなカラーでも上品に持てるのが嬉しい。

■トッズ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売時期:2025年4月~

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【ドルチェ&ガッバーナ】フラップ巻き込むラフィアバッグ
バッグ「カプリ」224,400円
バッグ「カプリ」224,400円
ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)の「カプリ」は、フラップを巻き込むようにしてたたむ、イタリアの伝統菓子“カンノーロ”をおもわせるシルエットのかごバッグ。ショルダーストラップも兼ねたやや長めのレザーハンドルで持ちやすく、使いやすい。

■ドルチェ&ガッバーナ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日: 2025年5月上旬~

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【トム フォード】T金具付きトートバッグ
タラ ミディアム トート 495,000円(23×26×13cm)
タラ ミディアム トート 495,000円(23×26×13cm)
トム フォード(TOM FORD)の「タラ(TARA)」は、“T”を模ったメタルクロージャーが特徴の大容量トートバッグ。今季は、そんな「タラ」を涼やかなラフィア素材でアップデートした。上品なブラックラフィアにゴールドのメタルクロージャーが映える。

■トム フォード 2025年夏の新作レディースバッグ
発売日: 2025年4月上旬~

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【マックスマーラ】ボーダー柄のシングルハンドバッグ
ズィンニア サイザル スモール バッグ 82,500円
ズィンニア サイザル スモール バッグ 82,500円
マックスマーラ(Max Mara)が夏に贈るのは、ボーダー模様のシングルハンドバッグ。涼やかなサイザル麻製のボディに、レザーのハンドルを合わせた上品カジュアルなデザインだ。

■マックスマーラ 2025年夏の新作レディースバッグ
発売時期:2025年4月~

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人気ハイブランドの夏素材アイコンバッグ
【ルイ・ヴィトン】ラタン素材の「カプシーヌ」バッグ
「カプシーヌ ミニ」 946,000円
サイズ:幅14×高さ21×マチ8cm
「カプシーヌ ミニ」 946,000円
サイズ:幅14×高さ21×マチ8cm
ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)のアイコンバッグ「カプシーヌ」が、天然素材“ラタン”を手作業で編み込んだ夏らしいデザインに。爽やかなボディには、上質なカウハイドレザーのハンドルとフラップをあわせた。ストラップが付属するので肩掛けでも楽しめる。

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