http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃_┌───┐ 中学英単語 第381回 send ┃ ┃_│\☆/│ ┃ ┃ └───┘ 20120402 毎週月曜日発行 Chick Tack ┃ ┗━━┳┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳┳━━┛ ┃┃ ┃┃ ┗┛ ┗┛ ∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩∩ 381.send <発音>―――――――――――――――――――――――――――――――― ★[send] 発音記号の[e]を[ε]のように表記してある辞書もあります。英語の母 音としては[ε]の方が正確と言えるのですが、我々が普段使う辞書では [e]の表記が一般的なので、こちらを使っています。 <品詞と意味>――――――――――――――――――――――――――――― ★[動詞] {三人称単数現在形:sends[sendz センズ]} {過去・過去分詞形:sent[sent セント]} {現在分詞・動名詞形:sending[sendIη センディング]} ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ☆(1)送る、行かせる 〔他動詞〕 Please send an e-mail to us.《中1》 「私たちに電子メールを送ってください」 送る物を〔目的語〕として、send は〔他動詞〕として働きます。 She sent the letter by airmail.《中2》 (“Oxford ADVANCED LEARNER'S Dictionary 8th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#oald 「彼女は航空便で(その)手紙を送った」 「〜で(送る)」は“by...”を使います。「郵便で送る」「郵送する」は、 イギリス英語では by post、アメリカ英語では by mail を使います。 中学生のとき、海外のラジオ放送を聴くのが流行り、受信証明のべリカード というのをもらうために airmail を何通か送りました。聴こえ具合や番組 内容を書き、できれば感想なども書きました。 I'll send you a copy of the report.《中2》 (“Macmillan English Dictionary: For Advanced Learners of American English”Palgrave Macmillan) 「私はあなたに報告書の写しを送るつもりです」 「レポートのコピーを送ります」 送る相手を〔間接目的語〕、送る物を〔直接目的語〕にして〔第4文型〕を 作ることができます。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/4thpat.html このため、一番最初の英文は Please send us an e-mail. ともできます。 We sent Mom flowers for Mother's Day.《中2》 (“LONGMAN Dictionary of Contemporary English 4th edition”) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/english01.html#ldoce 「私たちは、母の日に(母に)花を贈った」 「贈る」という漢字の方がふさわしい場合もあります。 Mom は家族の間で人名のように使う用法です。そのため my, our という 〔所有格〕も使わず〔大文字〕で始めます。 ・第308回 mother http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/301-350/308mother.html They sent me home.《中2》 (“The AMERICAN HERITAGE Children's Dictionary”Houghton Mifflin) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/dicchild.html#heri 「彼らは私を家まで送ってくれた」 こちらは「人を送って行く」という使い方です。 home は to my house という意味を表しています。 ・第245回 home http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/201-250/245home.html He became ill and was sent home from school.《中2〜3》 (Merriam-Webster's English Learner's Online Dictionary) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/onlineeed.html#mwl 「彼は病気になった。そして、学校から家に送られた」 「彼は気分が悪くなって、学校から家に帰された」 ・第118回 become http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/101-150/118become.html ・受動態(was sent) http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/voice.html <語源>―――――――――――――――――――――――――――――――― send はゲルマン語起源の言葉で、古英語期の形が sendan。中英語期に senden になり、現在は send になっています。 ゲルマン祖語の意味が「行かせる」というもので、古英語でも最初は「行か せる」という意味でのみ使っていました。「行かせる」は「使いを送る」と きにも使え、「人を送る」につながります。また人に何かを持たせれば「物 を送る」こともできます。このようにして、古英語中には「送る」という意 味でも使われ始めました。 オランダ語が zenden、ドイツ語が senden。 .. 古北欧語が senda でした。現代スウェーデン語が sanda で、ノルウェー 語が sende です。 ゴート語は sandjan でした。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ インド・ヨーロッパ祖語にまでさかのぼると、「向かう」「行く」という意 味だったようです。 意外ですが、現代英語の sense「感覚」や sentiment「感想」「感情」、 sentimental「感情的な」も send と共通の祖語から来ています。これらは _ 途中のラテン語の「感じる」という意味の sentire を経由しています。 「感情に走る」と考えると「行く」「向かう」との関係が見えてきます。 sentiment は、ラテン語動詞が中世ラテン語の名詞を生み、これが古フラン ス語に取り入れられ、中英語期に sentement の形で使われ始めます。 また、sense「感覚」「センス」「知覚」は、「行く」→「自分自身の道を 見つける」→「知る」「知覚する」「感じる」→「感覚」とつながると説明 する人もいます。 1つの祖語から枝分かれして、別ルートから別の意味として同じ言語に流入 することがあります。これを見つけるのも語源学習の楽しみの一つです。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― 次回は September です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― このメールマガジンは、“まぐまぐ!”を利用して配信されています。 http://www.mag2.com/ 当メールマガジンは、無料でお読みいただけます。 このメールマガジンの登録・解除は、下記のページからお願いします。 http://www.mag2.com/m/0000139181.html バックナンバーは、下記のページのリンクからご覧ください。 http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/words100/index.html もっと難しいものをお読みになりたい方は、『英語の文法と語法』の配信を申 し込んでください。 http://www.mag2.com/m/0000190027.html ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ <(` ) Chick Tack ( ) E-Mail Address : mit_desde1994@ hotmail.com / | 魔笛を観に行こう: http://tatsuku.web.fc2.com/ ∋ ∈ Chick Tack 英語5文型: http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/ 愛知哲仁 の ギリシア哲学への招待状:http://philos.fc2web.com/ ∈≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡∋ メール・アドレスは、コピーして、あて先欄に貼り付けてから、@ と hotmail の間の半角スペースを削除してください。面倒かけます。 ┛ おすすめ英会話・英語教材や無料サービスなどの紹介ページ ┛ http://www5d.biglobe.ne.jp/~chick/books/recommend.html ┛ ┛ ◆あとがき◆ これで万歩計を紛失するのは2個目です。自宅でイベントがあると、手当たり 次第にひっくるめて箱などに入れ、目につかない部屋や押し入れに隠してしま います。そのため行方不明になってしまいます。 やはり万歩計があると、歩く励みになり歩数が増えるようです。無いと、つい ついサボってしまいます。 本当は活動量計が欲しいのですが、少々値が張ります。また、設定や普段の操 作に時間を取られそうです。ただでさえ時間が欲しいのに、仕事を増やして自 分の首を絞めることはやめなければ……。 しばらくは万歩計捜索を続けます。 ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ ┛ 新年度です。決意を新たに張り切って行きましょう。 ε=ε=ε=ε=┏(; ̄▽ ̄)┛ ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ (c) Matsumiya Institute of Thinking 2012 ・・・‥‥……──────────────────────……‥‥・・・ |