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Sword World RPG OnlineSessionReplay
Dark Ritual in IVA - 1

天然エルフ兄妹、大いに混線する

GM : それでは単発のオンラインセッションを開始します。皆さん、宜しくお願い致します。

イーグル : お願いします〜。

オウル : よろしくお願いします。

フルート : よろしくおねがいしますー。

エルス : よろしくお願いします。

GM : 冒険の舞台はベルダインになります。
  開店から早一年、新進気鋭の冒険者の店 “虹色の風” 亭には、まだそれほど経験を積んでいない冒険者達が詰め掛けています。君たちもそのうちの一組で、既にパーティを組んでいます。

  それでは簡単に自己紹介を。

エルス : エルステッド・リーゼンベルク。貴族ですが正体は隠してます(笑)。性格は・・・貴族育ちなのに上品ではない。といった感じです。戦士でファリス神官でもあります。

オウル : 銀のフランベルジュを掲げながらですか(笑)。

エルス : 愛用のフランベルジュで身分がバレそうなものですが、バレていないとういうことでお願いします(笑)。

フルート : あい(笑)。

イーグル : はーい(笑)。

オウル : 了解ですー(笑)。

GM : まぁ、遺跡で拾ったとでも言えばなんともなる世界ですから。むしろ『買った』の方が信じてもらえないかも(笑)。

エルス : 旅の目的は一回り大きくなって故郷に錦を飾ることですが、最近は割と財布が寂しいです。

GM : エルスの旅は先が長そうだというオチで(笑)。

エルス : うっす(笑)。

フルート : フルート。狩人であり戦士である。医術の心得もある。今は過去取り逃がした魔物の情報を集めつつ冒険者稼業をしている。基本的に困ってる人は見捨てられない性格ですが、目つきの悪さや頬の傷が人には冷淡な印象を与えているようです。

GM : 少々重い過去を背負った感じですね。

イーグル : ターシャスの森からオウルと一緒にやってきたエルフでイーグルといいます。エルフ1の筋力の持ち主でその力を有効活用できるようになるために人間界にやってきました。しかし、なぜか学んだのはシーフの技術。
シーフとしてはようやく1人前で、同じ様にシャーマンマジックも得意なので、両方を生かして生活しています。と、こんなところで(笑)。

GM : ターシャスの森での生活には力仕事が無かったのですね(笑)。

イーグル : あったのでしょうが、「この森に引きこもってるのはもったいない。」 とか思われたか思ったんでしょう。きっと(笑)。

オウル : オウルといいます。兄さんが説明してくれたので出身などは割愛。盗賊ギルドで最初に人間社会を学んだため、常識が多少ずれていると思われます(苦笑)。盗賊ギルドや魔術師ギルドに通いつつ、一山当てようと冒険者しています。実は「エルフ千年王国」に密かに憧れています(笑)。


GM : 君達はすでにパーティを組んでいます。

フルート : はい。

オウル : またどうやってパーティ組んだのか気になる個性的なメンバーだ・・・(笑)。

GM : 結成は一週間前で、ついこの間初めての依頼を終えたばかりです。パーティ間にはある程度の信頼が芽生えているとしてください。

フルート : 了解です。

エルス : はい。

GM : PC達は現在は仕事も無く、依頼待ちの状態です。“虹色の風” 亭一階の酒場でゴロゴロしている人は申告してください。

エルス : ゴロゴロしてます(笑)。

フルート : ごろごろしております。

オウル : 酒場で 「レポートの提出期限が!」 とか騒いでます(笑)。

イーグル : 自分もごろごろしてます。

GM : では、ゴロゴロしている人が待ちすぎて溶けそうになってきた頃、40過ぎのおばさんが店にやってきます。明らかに“冒険者の店なんて初めて来た”的な雰囲気なおばさんです。

フルート : 「ふむ。」 横目で見ていよう。

GM : おばさんはそのまま店の主人のファーザンの所に行くと、なにやら話を始めます。どうやら依頼のようです。
  ちなみにファーザンは30代初頭の元気な元冒険者です。気さくな良い人です。

フルート : 年が近いな・・・。

オウル : ちょっとおばさんを見定めますね。一般市民みたいな感じですか? それとも裕福そうですか?

GM : オウルはもしかしたら見かけたことがあるかも。賢者の学院の人間です。
  やがて、ファーザンは店内を見回すと、PC達に手招きをします。

イーグル : 「ん? なんだか呼んでるみたいだねえ。」

フルート : ではそちらへ〜。「仕事の種、か。」

ファーザン (NPC) : 「お前ら、暇で腐ってるようなら仕事がきたぞ。」

エルス : 「何だろ? マスターどんな仕事?」

ファーザン (NPC) : 「こちら、賢者の学院のラギニアさんです。皆さんに仕事をお願いします。とりあえず自分も立ち会います。」

オウル : 「・・・えーと。もしかしたら久しぶりですかね?」

フルート : 「なんだ、知り合いか?」

オウル : 「賢者の学院でね。」

ラギニア (NPC) : 「どこかで見た顔かと思ったら、やっぱりオウルさんじゃない。良かった、知っている人だと少しは気が楽だよ。」

GM : と、ラギニアは胸を撫で下ろします。幾分肩の力が抜けたようです。

オウル : 「そう云ってもらえるとこちらもうれしい限りです。何かお困りなのですか?」 営業スマイルで(笑)。

イーグル : 「オウルの知り合いですか? 兄のイーグルです。」 と挨拶します。こっちも営業スマイルで(笑)。

ラギニア (NPC) : 「初めまして、ラギニアと申します。」

エルス : 「エルス、エルステッド・リーゼンベルクっていいます。早速ですけど、どうしたんですが?」

ラギニア (NPC) : 「じつは、皆さんに折り入ってお頼みしたいことがあるのです。」

フルート : 自己紹介のタイミング逃したー!(笑)。

ラギニア (NPC) : 「というのは、わたしの息子の遺体を回収してきて欲しいのです。」

ファーザン (NPC) : 「先週、ミッドレイ達のパーティが全滅したろう。そこのサマリの親御さんだそうだ。」

ラギニア (NPC) : 「はい。仕事先で亡くなったそうなのですが、とりあえず遺体かそれに代わる遺品を回収してきてください。」

GM : といって、ハンカチで涙をぬぐいます。

フルート : ミッドレイやサマリについて知っているようなので、PC内での知識を教えていただきたいです。

オウル : どこいってどんな依頼で・・・は既に私達は知っていますか?

GM : パーティ構成は知っています。能力はファーザンの補足も含めて以下の感じです。
リーダー:人間の男ミッドレイ。ファイターです。チャ・ザの神官でもあります。
ドワーフ男のベン。こちらは専業戦士です。
人間男のジェイレン。シーフです。
エルフ女のクォーニア。シャーマンです。
そして、人間男の魔術師サマリです。ラーダの神官でもあります。
  以上、5人パーティです。続いて依頼ですが...

ファーザン (NPC) : 「先週、ミッドレイたちが依頼を受けて旅だったのは覚えているよな? 確か5日前だ。」

エルス : 「ああ。それは覚えてるけど、どんな依頼だったかな?」

ファーザン (NPC) : 「依頼はモンスター退治でな。サマリ達は元気に旅立ったんだが、戻ったのは依頼人のドーベルという男だけだった。サマリ達は・・・・・・モンスターと相打ちになったらしい。」

GM : と、ちょっとラギニアを気にして声のトーンが下がりますね。

ファーザン (NPC) : 「行き先はイヴァっていう村だ。だいたい2日くらい離れた山中にある。道が整備されてなくてあまり交流の無い村だ。」

オウル : 「・・・そのドーベルっていう人と連絡とか取れないのですか?」 PC達もぱっと見て、異様な雰囲気だったとかそんなヤバい人じゃないですよね?

ファーザン (NPC) : 「ドーベルさんが来たのは昨日だ。モンスターは流れてきた奴だったらしく、そいつは退治できたらしい。ド−ベルさんはもう村に帰ったよ。」

GM : ミッドレイたちは “虹色の風” 亭結成時からいる古株で、ファーザンの信頼も厚かったです。なので白羽の矢が立ったと。

オウル : 『兄さん、私は知り合いになんか嫌な印象持たれたくないから、交渉お願い。』 目くばせで、何処まで通じるか(笑)。

イーグル : 『・・・・・・ん? 分かったよオウル。今日の晩飯は兄ちゃんが作るぞ!

GM : 通じてねぇ!

エルス : 「いいですよ、ラギニアさん。依頼を受けましょう。なぁ?」 と仲間に訊いておきます(笑)。

イーグル : 「・・・まあ、このまま融けててもしょうがないしな。かまわないよ?」

オウル : 「そうですね、私達が依頼を受けるべきですよね。」 営業スマイル崩さずに。

ラギニア (NPC) : 「皆さん、宜しくお願い致します。」

GM : と、ラギニアは深々と頭を下げます。

オウル : 『・・・良し、話を切り出してよ兄さん。』 と、ラギニアさんをちらちら見るように。

イーグル : 『・・・いや! 兄ちゃん人間のおばちゃんなんか紹介されても結婚は出来ないぞ!』 と悲しそうな目で目配せします(笑)。

オウル : 『やはりこういう話は兄さんも振るの嫌か・・・判ったよ。折を見て自分で話すよ。』 決心したようにうなづきましょう。

イーグル : 『お、分かってくれたか妹よ。兄ちゃんは嬉しいぞ!』 とウルウルした瞳でオウルを見ます。どこか嬉しそうに。

オウル : 『兄さん・・・そんなに嫌だったのかな、盗賊ギルドに通っているのに。』

ひとっつも通じてない。

ラギニア (NPC) : 「こんな物を用意しました。お使いください。」

GM : と、ラギニアは一着の衣を取り出します。

エルス : 「何でしょうか?」

ラギニア (NPC) : 「これは【殉職者の法衣】というローブです。防腐の魔力があり、これに包んでいると<ブリザーベイション>と同様の効果が得られます。」

エルス : 「ありがたく受け取っておきます。」

イーグル : 「へえ。面白いものが人間の世界にはあるんだねえ〜。」

ラギニア (NPC) : 「身体を守る魔力も持っていますが、これを着ていると安楽死してしまうそうなので気をつけてください。」

GM : 具体的には+1の魔力を持ったローブです。着ていると [ 生死判定 ] ができなくなり、生命力が0以下になった時点で即死します。

オウル : ・・・うわ、それはこわい(汗)。

フルート : 「用意がいいんだな。」

ラギニア (NPC) : 「ええ。昨日の夜学院に申請して、今朝受け取ってきました。もしかしたら遺体があるかも知れないと思って・・・・・・」

オウル : 「判りました、有効に使わせていただきます。」

ラギニア (NPC) : 「報酬は6000ガメルまで支払えます。なんでしたらお一人200ガメルまでなら前払いします。必要な方は言って下さい。」

オウル : 「・・・あぁ、ありがとうございます。旅支度などもあるかと思いますので、出来れば前払いは欲しいところだったのです・・・」 と、申しわけなさそうに。

イーグル : 『・・・おお、さっきの結婚の話かと思って兄ちゃん変な汗かいちゃったぞ。ふう。』 とまた目配せ(笑)。

GM : 『お前ら仕事に集中せんかい』 とファーザンが睨んでくるぞ(笑)。

オウル : ファーザンさんの視線は、自分に喝を入れてくれたモノと思います(笑)。

イーグル : こっちもオウルと同じ反応で(笑)。

フルート : 「俺は後払いで構わんよ。」

イーグル : 「あ、僕は欲しいなー。」

オウル : えーと、自分は前に言いましたよね,もらいます。

エルス : 「いや、俺はいいです。報酬はあなたが納得するような結果だった場合だけ頂きます。」

オウル : エルス・・・ファリスらしいね、君が一番貧しさに苦しんでいるのに(苦笑)。

エルス : こんなことをしているから、貧乏になったんでしょう(笑)。

ラギニア (NPC) : 「では、遺体もしくは遺品を持ち帰ってくれたら依頼達成とします。それができなかった場合には報酬無しということで。遺品の場合ですが、息子には【魔法の発動体の指輪】を渡してありました。それを持ち帰ってください。」

フルート : 「ああ、わかった。アンタは俺らに任せて安心してまってな。」

オウル : 「その場合は今頂いた報酬もお返しいたします。力を尽くさせていただきますね。」一礼。

イーグル : 「精一杯頑張らせていただきますね。」

エルス : 「ええ、わかりました。じゃあ、旅支度をするか。」

ラギニア (NPC) : 「宜しくお願いします。」

GM : と、再度頭を下げると、兄妹に前払い金を渡します。他になにもなければ彼女は帰りますが。

フルート : 「あ、ちょっとまて。」

オウル : 「このマジックアイテムは、帰ってきた後に学院に返しておけば良いのですか?」

ラギニア (NPC) : 「わたしに返してください。遺体が回収できたら一緒に。」

オウル : 最悪、自分達が全滅したときに言伝で頼むしか・・・。

エルス全滅したときのことは考えないでおきましょう(笑)。

ラギニア (NPC) : 「では、わたしはこれで。」

フルート : 「ああ、呼び止めて悪かったな。また会おう。」

GM : では、ラギニアは何度か振り返って頭を下げ下げ、帰っていきました。

エルス : ラギニアが店を出たのを確認して 「マスター。イヴァ村の詳しい場所と、ドーベルって奴の容姿を教えてくれ。」

GM : では、それらは教えてもらえます。

オウル : ・・・他のメンバーも遺品ぐらい持ち帰ってあげようか・・・。小銭はがめておこう。エルスにばれないように(決心)。

GM : では、どうしますか?

エルス : イヴァ村のドーベルに会いに行きたいです。

フルート : とりあえず、薬草ウパスを買いに行きたいですね。保存食も。

イーグル : 「リーダー、僕買うものがあるんだけど。クォーレル買ってなくてさー(笑)

オウル : 「買う気満々か兄さん・・・そんな物買ったら家が狭くなっちゃうよ。」(笑)。

イーグル : 「兄ちゃんに何も撃てないクロスボウを持ってどうしろと!? 妹よー!(笑)

撃ち出す矢が無けりゃ、クロスボウもただの鈍器である。

フルート : クォーレルはクロスボウの矢ですよ(笑)。

オウル : あ、クレインクィンと間違えてた(笑)。

エルス : 「よし! 買いたいものがある奴らは、さっさと買いにいけー!」 と半ばヤケクソ気味(笑)。

GM : 買い物をされたい方はどうぞ。薬草なら知り合いの商人から仕入れられます。

イーグル : 「はーい! すたこらっさっさー」 で、クォーレル12本と・・・・・・食料を買いたいですが、イヴァの村まで何日かかるのか(笑)。

オウル : 2日?

GM : 2日で合っています。通常の旅程なので、急げばもっと早く着きますよ。

フルート : 行きで2日毎3食で、往復4日か。帰りは向こうで買えるから、6食分?

GM : 一応、辺境の村での購入は考えない方が良いと思います。逆にただで譲って貰えるかも知れませんが。

フルート : なるほど。つーと4・5日分か。

エルス : じゃあ、エルスも買ったほうがいいですね。マスターから保存食を3食分買っておきます。

オウル : じゃ、保存食をあと9つ追加で買いますね。ホーンド君には0.5食で大丈夫かな。うーん。あんまり荷物を持つと重さで潰れちゃう(笑)。

GM : ホーンドは勝手に狩りますよ。梟は肉食ですし。

オウル・・・1km以上離れてもらいます(笑)。

イーグル : あ、食料を2日分(6食分)買っておきますね。

フルート : 保存食12食とウパスで残金282Gです。ウパスの価格は1人用でこの価格かなぁ・・・・・・高いな。

オウル : ギルドに情報をもらいに行くようなこと、ありますかね?

エルス : ギルドに訊くことは特に無いですよね?

イーグル : 聞くとすれば・・・・・・イヴァの村の治安、ミッドレイの依頼された詳しい内容くらいでしょうか?

オウル : 依頼は主人に聞きましょうよー(笑)と言うわけで。「詳しい依頼を教えてくれると助かるのですけど?」

ファーザン (NPC) : 「さぁな。詳しくは分からん。なにせ、依頼人が魔物の知識を持っていなかったからな。連中には正体不明の魔物退治ということで、多少覚悟して出かけてもらった。今となってはすまないことをしたよ。」

オウル : 危険な分報酬もでかいっていう危ない奴だったのか・・・。「そうですか、ありがとうマスター。」

ファーザン (NPC) : 「魔物の正体が分からんからと依頼を蹴るわけにはいかないからな。連中には無理はするなと言ったのだが。」

イーグル : てことはドーベルさんに特徴を聞いたほうが早そうですね。

ファーザン (NPC) : 「そうだな、でかかったとか言っていたな。ドーベルさんの話では俺も判別出来なかったから、当てにしない方がいいぞ。」

イーグル : 結局現場に行かないとダメな気がするので、イヴァの村に向かいたい、で1票上げておきます。

エルス : 「じゃあ、イヴァ村に行くか。」 と出〜発。

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