Sword World RPG OnlineSessionReplay
Dark Ritual in IVA - 8
フルート : 「・・・・・・邪神・・・・・・・・・か。」 イーグル : 「ふい〜、きつい戦いだった。」 エルス : 「クォーニアは?」 GM : その場には、蝋燭の淡い光に照らし出されるクォーニアの死体だけが残ります。胸に深く突き刺さった短剣は、完全に心臓を止めてしまっています。 イーグル : 「・・・・・・。結局、助ける事は出来なかったね・・・」 サマリ (NPC) : 「ごめんね・・・誰も助けられなかった。自分だけ逃げて・・・・・・」 GM : と、クォーニアの前で泣き崩れます。 オウル : ワストンさんと2人で出掛けるときに引き留めていれば、助かったのかしら。彼女。・・・たらればに沈む。 エルス : 「<キュアー・ウーンズ>! ・・・クソ・・・。・・・・・・・クソ!」 サマリ (NPC) : 「ベルダインまで離れているし、連れて行くことはできそうにないよ・・・ごめんね。」 フルート : 「(何が医者だ・・・人の命も救えないで・・・)」 と拳を叩きつける。 オウル : 「問題はここで終わりじゃないわ。・・・・・・上にはまだ、ファラリス信者らしい村人たちがいるのだから。」 と、クォーニアから目をそらしながら。 エルス : 「・・・せめて、せめて村人達だけでも救わなきゃ・・・」 と言って外に出ようとします。 フルート : フルートが先頭を切って出て行きたい・・・(笑)。 エルス : たかたか〜ん!! 「死体防腐袋〜!!」 GM : あ、エルスが気づいた(笑)。 イーグル : は!? それがあった!! オウル : 【殉教者の法衣】 と言いましょ(笑)。 エルス : ボク、エルスもん! GM : ここまできてキャラを壊しますか(笑)。 エルス : 渡したのはエルス以外にしてください。流石に僕もエルスもんは嫌です。(笑) サマリ (NPC) : 「それ・・・は?」 GM : と、グズグズの顔で振り返ります。 フルート : 「サマリ、あんたの親からこんなものを預かってる。」 サマリ (NPC) : 「これは・・・腐敗を防ぐ! どうして!?」 エルス : ここで、エルスもそんなものがあったことを思い出して、表情が楽になります。 サマリ (NPC) : 「どうして、これを!?」 フルート : 「俺たちの本当の使命は、あんたの死体の回収だ。村の使者が全滅したと報告したからだ。」 サマリ (NPC) : 「えっ?」 フルート : 「あんたの親御さんが、これに死体を包んでくるように、と、貸し与えたものだ。」 イーグル : 「その時に預かった品だよ。でもこういう風に使うとは思ってもみなかったけど。」 サマリ (NPC) : 「そうか・・・・・・でも、これがあれば、クォーニアだけでも助けることが・・・できる!」 フルート : 「そうだ、あんたは生きていた。それなら、あんたの親が貸したこれを、あんたがどう使おうと、自由だろう。」 エルス : 「違うな・・・。村人も全員、助けるんだ!」 フルート : 偉いな・・・エルス・・・・・・。 オウル : 確かに。 エルス : ワストンさんも助けたいですけどね〜。 イーグル : いっそのこと、これでワストンさんを助けるとか(笑)。 GM : では、先に上に戻る人は挙手。 イーグル : 僕はまだ下にいるかな。オウルもいるし。 エルス : はーい。 フルート : 先を越された・・・ちっ(笑)。 GM : どちらが先でも良いですよ(笑)。 エルス : 先に上がりたかったら先に上がっていいですよ? フルート : お、すまんね(笑)。 オウル : 一応無駄な努力ですが・・・塵になった3人を・・・というわけで床をさらってます。 GM : あ、塵と化した3人はそのまま風化しました。 オウル : ・・・くぅ。 エルス : 兄妹はサマリの手伝いですか? オウル : 私は手伝いで。 フルート : 「・・・俺、先に上がってるわ。」 イーグル : 「うん、分かった。先に行ってて。」 エルス : 背後は取られないように気をつけろ(笑)。 |
GM : では、井戸の上です。 フルート : では、井戸から身体を出そう。住人が集まっているだろうから、そこから、エルの顔を探し出そう。 GM : いえ、辺りは散開としたものになっています。人の姿は・・・ちら・・・ほら・・・ フルート : 「よっ・・・と。」 完全に外に出て見渡す。 エルス : それに続いて出ます。 GM : 人影が2つありますが、暗いので誰だかよく分かりません。そのうちの1つが近づいてきます。まだ暗くて分かりませんが、小柄です。 エルス : 「誰ですか?」 フルート : 「・・・よぉ。」 どっちでもいいさ。 GM : その人物は君たちと5mと離れない所で止まりました。 モレン (NPC) : 「まさか、アポロ司祭に勝つとはね。」 エルス : 「モレンさん!? 無事でしたか?」 イーグル : モレンさん・・・・・・というと、+3のオカモチマスターか。 オウル : いいな、それ(笑)。 フルート : 「・・・・・・ああ、彼はファラリス神像に『食われた』よ。」 モレン (NPC) : 「喰われた・・・そう・・・・・・・・・・・・」 GM : と、悲しいような、安堵したような、微妙な表情を見せます。 フルート : 「・・・・・・アレは、そんなに、イイもんじゃない。それでも、あんたたちは、アレを信じるかい?」 モレン (NPC) : 「・・・・・・ふふ・・・・・・信仰は人の勝手でしょう。」 エルス : その言葉に反応して柄に手をかけます。 フルート : (エルスを制止して)「ああ・・・・・・悪いとはいわん。それも、生き方の一つだからな。」 モレン (NPC) : 「そう、生き方の一つ。私はこの道で生きる。残念ながら、あなたの道とは随分違うようだけれど。」 フルート : 「だが、行き着く先は、破滅、破壊、憎しみ、悲しみ。俺は、その道を選ぶことは出来ない。」 オウル : ・・・・・・出ていきたい(笑)。 GM : 出てきていいですよ(笑)。 フルート : 「俺の道さえ、そういった側面を持っているかもしれない。だが、人を救うことで、幸福を得る道があってもいいはずだ。俺は、そう、信じる。」 モレン (NPC) : 「そう・・・それがあなたの道なの。“汝の成したいように成すがよい”。私からも祝福するわ。私の神はそのような道を選ぶ選択肢も下さっているから。」 フルート : 「ああ、感謝するぜ。だが、俺はあいにく、神なんぞ信じていないもんでね。」 モレン (NPC) : 「それじゃあ、他に用がなければ私はこれで消えます。他の村人も皆逃げていったようだし。」 フルート : 「ああ・・・最後に一つ。シチュー、美味かったぜ。」 モレン (NPC) : 「そう。アポロは何も言ってくれなかったから、少し嬉しいよ。」 エルス : 「待って! 何で助けてくれたん、です?」 モレン (NPC) : 「・・・・・・別に。私のしたいようにしただけです。・・・・・・親切にされるのは・・・そう悪いものではなかったのでね。」 エルス : 「そうか…。いや、引き止めて悪かった。やっぱり、あなたは人間だ。」 モレン (NPC) : 「じゃあ、これで。二度と出会わないことを祈って。」 フルート : 「ああ。」 エルス : 「ああ。」 と小声で。 GM : では、モレンは暗闇に消えていきました。・・・で、いいのかオウル?(笑)。 オウル : ・・・いや、エルスとモレンさんに言いたいこと言われちゃったので(笑)。 「料理、おいしかったですわ。」 とだけ言って、井戸にまた引っ込もう(笑)。 フルート : ・・・それ、ギャグキャラ担当(笑)。 イーグル : そして後ろからイーグル登場。「あ〜久々の外だ〜! やっぱエルフは日光浴びないと干からびるよね〜。ね? オウル?」 エルス : 今は夜だーー!! オウル : 「・・・・・・今は夜よ? 兄さん。」(笑)。 イーグル : 「じゃあ月光だね(笑)」 フルート : 「・・・・・・(突っ込む気さえ起きない)」 |
フルート : もう一人・・・に目を向けたいんだが。 GM : もう一つの人影はまだあります。 フルート : 「エル・・・・・・」と声を掛けようかと GM : 声をかけられて、人影がゆらっと動きます。その時、手に持った何かがキラッと光を反射します。 フルート : ああ・・・・・・こい、受け止めてやるから。 GM : いや、いきなりドス、はありません。ゆっくりと近づいてきます。 フルート : なんだ、覚悟してたのに(笑)。 「聞いていた・・・・・・よな。」 エル (NPC) : 「・・・・・・なんで・・・・・・・・・・・・」 GM : 全身がワナワナと震えています。 エル (NPC) : 「なんで、司祭様を殺したんです!」 と、短剣を構えます。 フルート : 「・・・俺は・・・俺のしたことが、絶対に正しかったなんて、言うことは出来ない・・・」 GM : 構えたまま、怒りに震えながら聞いています。 フルート : 「・・・だけど・・・君に、違う道がある事を・・・知って欲しかったのかもしれない・・・。俺が、昔気がついたように。」 エルス : フルートって28歳だものね〜。意外と人生経験が豊富そうよね〜。 イーグル : 僕らも人生経験豊富だよね〜? オウル〜? オウル : ・・・・・・多分、フルートの方が豊富だと思うわ(笑)。 エル (NPC) : 「今更、他の道なんてありません・・・・・・自分のやっていたことが、世間に認められないことだってのも分かっています・・・・・・」 フルート : 「・・・今更? 人間は、『いつでも』やり直せるん・・・だよ・・・・・・」 GM : エルは短剣の先を見つめ、そして、ゆっくりと短剣を逆手に持ちかえ・・・・・・ フルート : 「待て!」 刃とエルの間に割って入る。 エルス : いや、それは難しいと思いますよ? フルート : よく、漫画とかであるじゃない?(笑)。 GM : えっと、先に断っておきます。庇うなら死にますよ? フルート : かまいません。死ぬまでに言葉を吐かせてもらえるなら。 オウル : あ、短剣が濡れてそう。 GM : 当然、濡れています。 フルート : 刃を叩き落してもいいんだけど、それじゃあ、ちょっとなーと(笑)。 GM : では、エルが短剣を思いきり振り上げたところにフルートが飛び込みました。短剣はフルートの背中に深々と突き刺さります。 フルート : 「ぐぅっ・・・」 オウル : 「バカね・・・人間って。」 そしてフルートとエルの方向は見ない。 フルート : エルを選んだ時点で、こうなることは予想済みなので。 GM : 選んだって(笑)。ホラーなのに・・・(苦笑)。 イーグル : もうホラーだかお笑いだかラブなんだか(苦笑)。 エルス : お笑いはイーグル担当で(笑)。 イーグル : 勿論(笑) エル (NPC) : 「な・・・んで、邪魔をする!」 フルート : 服の破れた合間から、背中の大きな傷痕が見えている。 「君は・・・・・・若いっ。・・・・・・変われるんだ。君はこれから、・・・人を救うことだって出来る・・・・・・幸せになることだって出来る。」 エル (NPC) : 「あ・・・あんた、馬鹿じゃないの・・・? わたしは・・・暗黒神の・・・・・・信者・・・」 フルート : 「(弱弱しく肩を抱いて)・・・そんなこと、重要じゃないんだ。君は・・・君は本当に、今のままでいいって・・・思っているのかい?」 GM : では、首をブンブンと横に振る。 フルート : 「問題は・・・・・・今じゃない。未来に向けて・・・・・・何をするのか・・・・・・。・・・・・・俺の言葉・・・・・・受け入れなくても・・・いい。ただ・・・・・・生きて。がむしゃらに・・・生き続けて・・・・・・。自ら、死んだり、するのは・・・・・・いけない。」 エル (NPC) : 「あんたのしていること、言ってること、わたしには一つも分からない・・・なんなの・・・なんなのよ!」 フルート : 「今は・・・理解できなくて・・・・・・・・・・・・いいよ・・・。俺にだって・・・・・・わかんねーんだ・・・どうして、こんなことしたのか・・・・・・わかんねーんだ。」 ヘンリエッタと、エルがダブってるんですよね、見た目は似てないけど、どこか似てるっていうか。 エル (NPC) : 「・・・・・・悪いけど、わたしにはやっぱり理解できない・・・・・・ただ、あんたは馬鹿だよ。わたしなんかを庇ってさ・・・・・・でも、一つ分かった。死ぬのは止めるよ。・・・・・・あんたの顔を立ててね。」 フルート : 「・・・・・・ああ・・・・・・なんでだろうな・・・・・・。まあ・・・いいさ・・・・・・楽しい人生・・・だった・・・し・・・な・・・・・・」 エル (NPC) : 「バカ、なに死のうとしてんだよ・・・・・・悪かったよ。死なないでくれよ・・・・・・」 フルート : 「・・・そ・・・・・・う・・・・・・・・・・・・・ヵ・・・」(膝を着く。優しい笑みで) エル (NPC) : 「もう死のうとしたりしないから、死ぬんじゃないよ・・・・・・目を開けなよ、おい・・・・・・立ってよ・・・・・・」 フルート : へんじはありません(笑)。 エル (NPC) : 「・・・・・・何してくれるんだよ・・・・・・この、馬鹿野郎・・・・・・・・・・・・」 GM : と、エルはフルートの遺体を抱きかかえて、その場で静かに泣き続けます。これが、彼女の中で新たな人生へのきっかけ、第一歩となるのでした・・・と。 新たな人生というか、新たな価値観の芽生えのきっかけか。とりあえず、死からは目を背けた。 イーグル : 「フルート・・・。まさか、こんなところで・・・・・・」 とショックを受けています。 オウル : 「エルス、貴方は斬る? あの子を。」 と、非力とは言え腕を押えましょう。 エルス : 「フルートが望んでやったんだ。俺はもう、今日は疲れたから寝る・・・・・・」 GM : 内心色々複雑なんですねエルスは(笑)。 フルート : 実はフルートは死期が近かったのですよ。 GM : ええー!?(笑)。 さっきから、あまりにも唐突すぎるぞ(笑)。 フルート : 背中の傷が元で・・・「そろそろやべーな。」と、自分で思っていたわけです。GM : じゃあ、飛び降りたりしちゃダメですよ(笑)。 オウル : だからあんなに無茶を(笑)。て言うか死にましたか・・・。 イーグル : ふと思ったこと。あの防腐アイテムをフルートに(笑)。 GM : 非道い(笑)。 フルート : 素直に死なせてーっ(笑)。 イーグル : 「そうか・・・・・・。じゃあ僕たちも行こう。まだ依頼は達成してないよ。」 GM : そうですね。クォーニアの遺体を抱えたサマリも井戸から出てきました。 フルート : ああ、フルートの首に、丸いペンダントがかかってます(笑)。 オウル : 「・・・・・・その前に、お墓ぐらい作ってあげますわよ。2人とも。 エル・・・と言ったわね、貴方はどうするの?」 エル (NPC) : 「・・・・・・わたしは・・・・・・とりあえずは、生きるよ。それ以外の目的なんてないし。きっとそのうち、そいつに言われたことの意味も分かるだろうから。いつかは。」 オウル : んじゃ・・・フルートの遺体に近づいて、そのペンダントを取って、エルに押しつけますか。 エル (NPC) : 「な、なんだよ?」 オウル : 「これは、貴方がなんとかしなさい。彼の故郷に帰すも、貴方が持ち続けるも、好きになさい。フルートが望むのは、そういうことだと思うわ。」 フルート : 故郷はネーですよ(笑)。 エル (NPC) : 「・・・・・・わかった。いらないけど、貰っておくよ。」 GM : そう言って、エルは去っていきます。一度だけ振り返りますか。 オウル : 「またいつか。」 イーグル : 「・・・お達者で。」 エルス : 「じゃあな。二度と会いたくねぇよ・・・・・・」 フルート : じゃあ、フルートが笑った気がしてください(笑)。 GM : で、彼女も闇に消えます。 その後彼女がどのような人生を過ごして、どうなるかはまた別のお話・・・と(笑)。 |
GM : では、一行はフルートの埋葬までは済ませ、ベルダインに戻ってきました。 イーグル : 「やっと帰ってきたね〜。」 GM : 冒険者の店に戻ると、マスターのファーザンが驚きの声を上げます。 ファーザン (NPC) : 「サマリ!? いったいどうなってんだ? ・・・フルートは?」 オウル : 「色々あってこうなったのよ。フルートは・・・意中の彼女を見つけて、一緒にいっちゃったわ。」 フルート : あながち間違いで無い(笑)。 オウル : 嘘は言いませんよ(笑)。 ファーザン (NPC) : 「・・・・・・言ってる事がなんだかよく分からんが、まぁ幸せになってくれることを祈ろうか。」 GM : と、誤解するファーザンだった。 イーグル : 「うん、たぶん幸せだったと思うよ?」 エルス : 「・・・・・・俺、荷物を部屋に置いてくる。」 とネガティ〜ブな感じで行きます。 フルート : もしかして・・・後味悪くしたか(苦笑)。 ファーザン (NPC) : 「どうしたんだあいつ? いやいや、それよりサマリだ。お前生きていたのか!」 サマリ (NPC) : 「あー、なんか、色々迷惑をかけてすみません。」 GM : と、サマリは深々と礼をする。 エルス : 説明よろしく!(笑)。 オウル : しかしこれは・・・フルートの話を除いて、事件の顛末を説明しましょう(笑)。 サマリ (NPC) : 「すみませんが、急いでいくところがありますので。失礼します。」 フルート : クォーニアの事だね。 GM : と、サマリはクォーニアの遺体を背負ったまま、飛び出していきます。 オウル : ついでに、ラギニアさんに依頼は別の形で達成しましたとかいたメモをホーンド君で配達。 イーグル : きっと僕じゃ信じてくれない(笑)。 GM : えっと、では、エルスは部屋、オウルは説明、フルートは昇天(笑)として、イーグルは? イーグル : えと〜、オウルの後ろでだるっとしてます(笑)。 オウル : むしろぽやっとしてそう(笑)。 GM : では、山ほど質問してくるファーザンの問いに答え続けるオウルと、グデッとしているイーグルの図、という感じでこの場面は終了と。 |
GM : では、後日談に近い話になります。 オウル : はいはいはいー GM : その後、生きて帰ってきた我が子を目にして、ラギニアさんらは一瞬仰天した後、涙を流して再会を喜び合いました。 そして、サマリが仲間の遺体を持ち買ったことを説明し、生き返らせる為の資金を提供するように説得します。 あまり良い顔をしなかった両親ですが、 サマリ (NPC) : 『じゃあ、寄付金が溜まるまでまた冒険者で稼ぐ!』 GM : という殺し文句に折れ、サマリに投じる予定だった大金の一部をクォーニアの為に提供してくれたのでした。 そしてその後。 サマリは冒険者を引退し、魔術師ギルドでの研究に専念することになりました。それがお金を出してもらう条件だったので。 オウル : なるほど。じゃあ時々嫌味のように冒険譚を聞かせてあげよう(笑)。 GM : 生還後も悲しみに包まれていたクォーニアでしたが、近頃冒険者の店に顔を出すようになりました。現在、新しい仲間を探しています。 イーグル : そしてイーグルとフラグが(笑)。 GM : 最近、サマリの屋敷に頻繁に出入りするようになったそうです。 イーグル : ・・・・・・ち。 オウル : 立ちませんね(笑)。 GM : サマリに取られました(笑)。 イーグル : ・・・・・・兄ちゃんの春はいつくるの〜♪ ラギニア (NPC) : 「あら、やだーエルフのお兄さんッたら、色目つかっちゃって!」 イーグル : 「いや〜ん! 僕使ってた〜? ハハハー。」 GM : どうやら、イーグルのもとに37年物の春がやってきたようですね(笑)。 エルス : エルフにしてみれば、たかが37年!(笑)。 イーグル : うわお。PLが凹みそうですよ(苦笑)。 GM : そして、君たちには約束の報酬が支払われます。ちょっと多めかな? と思いましたが、あえて数えるのはやめました(笑)。 オウル : 無言でガッツポーズ(笑)。 フルート : 兄に春が来なかったから?(笑)。 オウル : それもあり?(笑)。四等分に分けて、4分の1はお墓に埋めますか。 エルス : 「俺は、誰一人救えなかったんだ・・・。2人で使ってくれ・・・・・・」 と受け取り拒否!(笑)。 フルート : ・・・エルスの心に傷を残してしまった・・・。 GM : しかし、サマリとクォーニアは救われましたよ。 オウル : 「・・・・・・(ぷち)いい!? そうやって凹むのは勝手ですわ、でもね! 陰鬱オーラまき散らされているこちらの身にもなって欲しいですわ!」 と耳を引っ張る! エルス : 「痛、痛い。ホントに痛いから、ねぇ!」 と引っ張られ(笑)。 オウル : 「誰1人救えなかったと嘆く暇があるのなら、精進するべきですわ! もう!」 ギリギリギリ。 フルート : いいカップルだ(笑)。 オウル : 「・・・ついでに、お金のことに関してはきっちり落とし前つけないと気が済まないから、受け取りなさい! 命令よ!」 と、4分の1が入った袋を押しつけて置こう(笑)。 勝手に憤慨して、それから「全く、本当に人間ってバカね。」と捨てぜりふを吐いてオウルはシメ(笑)。 イーグル : 「ああ!? どこ行くの!? ちょっと、皆、待って〜〜!!」と追いかけます。 エルス : 「そう、だな・・・。救えなかったら、救えるようになればいい・・・。それだけだ! よし、次はドラゴン退治に行くぜ!!」 イーグル : そこにエルフ兄弟が「ええ〜!?」で終わりですかね?(笑)。 オウル : ですね(笑)。 GM : では、チャンチャン♪ といった感じで(笑)。 オウル : カメラアングル的に言うなら、このあと論争が始まるのだがそこから視点が空、声もフェードアウトで(笑)。 |
GM : しかし、実は終わりません。 オウル : おぅ!?(笑)。 イーグル : 実は!? GM : フルート。君には既に肉体がなく、意識だけが漂っている。そして君は、すぐ近くに何者かの存在を感じる。 それはとても懐かしい。そして、いとおしい存在である。 フルート : ああ・・・「・・・ヘンリエッタ・・・」 ヘンリエッタ (NPC) : 「・・・・・・最後まで、満足いくまで生きた?」 フルート : 「んあ? 満足いくにはちょっと物足りなかったな・・・・・・。でも、まあ、楽しかったな。」 ヘンリエッタ (NPC) : 「そう。じゃあ行きましょうか。長いこと待たされ過ぎて、もう疲れちゃったから。」 フルート : 「・・・もうちょっと、見ていたかったけどな。これ以上お前を待たすのは、やめておくよ。」 とヘンリエッタの方へ吸い込まれていく。 と、フルートの脳裏に、一瞬、エルが幸せそうに笑っている幻影が浮かんで、フェードアウトしていく・・・。 GM : では、ヘンリエッタは優しく微笑みます。こうして、2つの魂は天に登っていった。 フルート : はい。 GM : それでは、これにてセッション終了です。お疲れ様でした! 一同 : お疲れさまでした! |
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