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Sword World RPG OnlineSessionReplay
バレンタインには D・C・M

魔性の女達

GM : では、次の場面はクランク夫婦ということにします。

エルール : ぺーぺーこーぺーぺこぽー♪

GM : 道中、2人は道行く人々に指を差されつつ、クランク家に到着しました。

ダスカ : 子供「なんであの人たちはあんな格好しているの〜?」 親「見てはいけません!!」(酷)

エレン : タイツ着てマント羽織って白猫を抱えたH・Eが扉をノックします。

ミラ (NPC) : 「はいはいどな・・・たぁぁぁぁッ!?

エレン : 「先日はどうもぉ〜。お見事なコブラツイストでした〜。」

スネイル : 「落ち着いていただきたい、奥さん。儂はファリス神官のスネイルという者じゃ。」

ミラ (NPC) : 「落ち着けって、お前らが落ち着け! っていうかそんな格好で落ち着くな!

エルール爆笑中。

スネイル : ひでぇ(笑)。「これは、こたびの仕事に必要な制服なのじゃ。」

エレン : 「あぁ、これ? これはリングコスチュームなんですよ〜。」 スネイルさんの前にずずいと出て、まくし立てましょう。(笑)。

ミラ (NPC) : 「なんなのよ一体・・・あんた〜助けてー!」

バル (NPC) : 「どうしたミラ!? とうっ!

エルール飛んだっ!?

GM : と、格好よく登場したバルは、ミラを盾にして君たちを睨みつけます。

スネイル : 「何をしとるかおぬしはーーーーー!!

バル (NPC) : 「なんだてめぇら! ぶっとばぁすぞぉう!」(仮面ノリだー風に)

エルール : 鼻の穴の周りが黒いのか。

GM : ニコチンとタールでね(笑)。

スネイル : 「奥方の陰に隠れて物を言うでない! 堂々と正面きって申すが良い!」

エレン : 「驚かせてスイマセン。私は、B・P・W(ベルダイン・プロ・レスリング)のファン組織の会員番号2563番のエレンと言いますぅ。」(笑)。

スネイル : 「(なんじゃそれは?)」 と、きょとんとエレンを見つめます。

ミラ (NPC) : 「プロレスファンが何の用よ。帰りな。」

バル (NPC) : 「それはともかく、なんだてめぇら! ・・・話があるなら茶を出すので上がってください。許してください。」

エルール : 飛ばしてるなぁ(笑)。

ウィル : バルバルさんカッコいい(笑)。

ダスカ : というか、プロレスがあるのか?(笑)。

エレン : 「それでは遠慮なく、失礼しま〜す。」

スネイル : 「うむ、邪魔するぞ。」 ずいずい。

ミラ (NPC) : 「あ、コラ! 勝手に上がるな!」

バル (NPC) : 「まぁまぁ、いいじゃないか。」

ミラ (NPC) : (一変)「あんたがそう言うなら。」

GM : と、お茶を出してもらえました。

スネイル : 「お、すまぬの。」

バル (NPC) : 「して。“死ね死ね団” の方々が我々に何の用ですかな。・・・ま、まさか!?」 戸棚には稲中がズラリ。

エルールあるのか!

エレン : って、何故に “死ね死ね団” とバレタ!?

エルール : 稲中を持ってるから。

スネイル : 「(うーむ、一目見ただけで、“死ね死ね団” と判明するのか・・・制服の威力とはさすがじゃのう)」

エレン : 「いや、先日このとおりを歩いていたときに、あなた方の夫婦喧嘩を目撃しまして。そのときに見た貴女の毒蛇式アバラ折りが大変見事なものでしたから・・・」

スネイル話が見えないスネイル、エレンの台詞に困惑。

ミラ (NPC) : (ニコニコ)「えー、わたし、そんなことしないわよぉ。ねぇ、あなたー?」

バル (NPC) : (ビクビク)「・・・・・・そ、そうだね、お、おまえー♪」

スネイル : エレンが意味不明なことを言っているので、スネイル的には、エレンが何か考えているのだろうと早とちりして、口出ししません。

エレン : 結局、この夫婦があの時の喧嘩を覚えているのか確かめたかっただけなんですけどねぇ(苦笑)。

GM : 覚えてはいるようですね。

エレン : あれ、ミラさんは喧嘩を否定しているみたいですが?

GM : うーむ、文字では伝わりませんでしたか。『わたしはそんなことしたりしません』というごまかしと、ノロケが合わさった状態です。よくギャグマンガでありますよね。殴っておいて「えー殴ってません(半笑)。」ってやつです。

エレン : なるほど、了解しました。話をまじめに戻します。

エルール : どうやって仲直りしたのか聞いて欲しいなぁ。何か贈り物したのかと。

エレン : 「あの時仲裁(?)に入って気になっていたものでして・・・・・・普段は仲がよろしいのですねぇ。」

ミラ (NPC) : (ニコニコ)「えー、決まってるでしょー(笑)。ねーあーなたー?」

バル (NPC) : (ビクビク)「そ、そうだな、お、おーまえー♪」

エレン : 「いいですねぇ。仲直りに、何か送り物でももらったんですか?」

ミラ (NPC) : (ニコニコ)「贈り物? そんな物はいらないわ。この人がいればいいの。ねーあーなた〜?」

バル (NPC) : (ビクビク)「そ、そのとおりさ。」

スネイル : 「夫君、何故そのように、どもっておられる?」 心底不思議。

バル (NPC) : (プルプル)「えっ? なにおいっているのだきみは。しごくへいせいさ。hahaha...」 手に持ったお茶をびちゃびちゃ零しています。

ミラ (NPC) : 「まぁ、大変! 布巾布巾・・・」

GM : ミラは台所のほうに消えました。

バル (NPC) : 「・・・・・・ふぅ。一体、どうなってるんだアレは。態度が変わりすぎて怖いくらいだ。」

スネイルバルに <センス・イービル> 2D6 → 1 + 3 + (5) = 9

エレン : いきなりか!?

バル (NPC) : 抵抗  2D6 → 6 + 4 = 10 しました(笑)。

スネイル : ちぃ(笑)。

GM : ただ、本人は理解していないようできょとんとしています。

バル (NPC) : 「・・・今、なにかした?」

エレン : あら、バルさん理解してないのですか?

スネイル : では、疑念を抱く理由がなくなったので、ストレートに聞きます。

エレン : 「もうスネイルさん、脊髄反射の行動は止めてって言ってるのに!!」 笑顔でスネイルの足を踏みます。

スネイル : 「うむ、実は、ファリス神殿の情報で、妙な毒物が流通しているとの噂あがっ!!

バル (NPC) : 「へー。」 きょとん

スネイル : 「今、おぬしにも神聖魔法をかけて確かめさせてもろうたのじゃが、人の性格を変えてしまうような毒物らしゅうての。奥方の様子が最近おかしいというのは、まことか?」

バル (NPC) : 「ああ、おかしいな。いや、前より良いことは良いんだが、慣れなくてちと居心地が悪い。」

エレン : 「先日見た限りでは、怒り心頭と言う感じでしたが。いつぐらいから変ったんですかねぇ?」

バル (NPC) : 「昨日・・・いや、2日前からすでにだな。」

エレン : 「そのとき、ミラさんが何か特別なものを口にしたとかなかったですかぁ?」

エルール : だから何か渡したのかを聞いてぇ。

スネイル : 何か渡したかを聞くのはエレンに任せます(笑)。

エレン : 「誰かから食べ物を渡されたとか、貰ってきたとか言うのはありました?」

バル (NPC) : 「何も貰ってない。」

エルール : 渡されたとか貰ったんじゃなく、買ってきたんだと思う。機嫌直しにケーキをって感じで。

スネイル : 「うーぬ。奥方に無断でというのも心苦しいのじゃが、何せ毒物じゃ。毒物を取り除く神聖魔法をかけさせてもろうても良いじゃろうか?」

バル (NPC) : 「まぁ、別に構わん・・・とおもうが・・・」 状況がよく理解できていないようです。

スネイル : 「それでは、失礼する。」 と、台所へ直行。

GM : そこに、ミラが戻ってきます。

ミラ (NPC) : 「お待たせぇ。綺麗な布巾よ・・・て、何?」

スネイル : (ぶつかりかけた)「うおっと! すみませぬ、奥方。」

ミラ (NPC) : 「あなた、大丈夫?」 優しく拭いています。

バル (NPC) : 「あ、ああ。ありがとう。」

スネイル : (小声)「ふむ・・・奥方にも魔法を掛ける事情を説明した方が良いかの?」

エレン : (小声)「そうですね。バルさんも覚えがなさそうですし、もしかしたら意図せぬところで盛られた可能性もありますし。」

バル (NPC) : 「おい、なにやらお前に毒が盛られているそうだ。治してもらったらどうだ?」

ミラ (NPC) : 「そう? じゃあ、お願いしようかな。」

GM : というわけで、スネイルの方に向き直ります。

スネイル : 「おお、夫君、説明感謝いたしますぞ。奥方、失礼します。」
   達成値+2の <キュアー・ポイズン> 2D6 → 1 + 5 + (7) = 13 出目が悪い(苦笑)。

GM : ・・・・・・残念、解けませんでした。

エレン : あらら、参ったな。

スネイル : 「うぬぅ・・・・・・」

ミラ (NPC) : (ニコニコ)「これで治ったみたいね。ねーあーなたー?」

バル (NPC) : (ヒクヒク)「よかったな、お、おーまえー♪」

スネイル : (小声)「エレン、どう思う? 掛け直すべきじゃろうか?」

GM魔力が上がるまでは再挑戦不可です。

スネイルぐっはあ(苦笑)。

エレン : そうなんですよ。

スネイル : そういえばそうでした(苦笑)。

ダスカ : GM、つまりこの 【ラブ・パッション】 は通常より強力ということですね?

エルール : セージ判定に成功したなら 【ラブ・パッション】 の毒性値って分かっててもいいんですか?

GM : 良いですよ。【ラブ・パッション】 の毒性値は『13』です。

ダスカ : それじゃ、解けますよ。達成値『13』ですから。

エルール : 毒性値『13』のはずなのに、達成値『13』では変化なしって事です。なら 【ラブ・パッション】 じゃないのかな。

ミラ (NPC) : 「じゃあ、用が済んだなら早く帰って。」

スネイル : (小声)「ジャージス殿に頼んでみてはどうであろうかのう?」

エレン : (小声)「ジャージスさんは、今別件で忙しいのです。この件は保留しときましょう。」

ミラ (NPC) : 目で(お前ら邪魔なんだよ。帰れよ。空気読めよ。)と訴えています(笑)。

エレン : 「最後に一つだけ。2日前に口にした物を覚えている限り教えてもらえませんか? 毒物に関することなので、細かいものも思い出してください。それが済めば帰ります。」

ミラ (NPC) : 「えーめんどーい。」 サラサラっと、適当にメモして渡します。

エレン : 「あ、どこで入手したかもお願いしますね。」

ミラ (NPC) : 「入手って・・・外食先は書いたわよ。じゃあ、遅くまでごくろうさま。気をつけて帰ってね。」

スネイル : 「ご協力感謝いたしますぞ。失礼いたす。」

エレン : 「それでは、末永くお幸せに〜。」

ミラ (NPC) : (ニコニコ)「はーいバイバーイ♪」

バル (NPC) : 「(え? これ、本当に治ったの? 何が治ったの?)

GM : では、2人は家を後に・・・というか締め出されました。

スネイル : すまないねえ、バルさんや(苦笑)。

エレン : 「スネイルさんの奇跡が届かないなんて・・・・・・事件は裏がありそうですねぇ。」

スネイル : では、さすがにしょんぼりしながら歩きつつ、エレンから脊髄反射についての講義を受けつつ、宿に戻ります(笑)。


GM : では2人はファリス神殿に到着しました。

ダスカ : 了解です。

エルール : パンダの乗り物にのって。

ダスカ誰が乗るか!

エルール : せっかくリサさんが用意してくれたのに。

ウィル : 「(・・・どうしよっかな・・・)」

GM : ウィルとダスカはどうされます?

ダスカ : ジャージスとフェルチェについて聞き込みします。ジャージスに関しては、本人がいれば話したい。

ウィル : フェルチェの前歴ですか?

エルール : 主に行動かな。おかしくなる前後の。

ダスカ : ウィルさん、まずジャージスさんから聞きましょうか?

ウィル : そうですね。ジャージスの変貌ぶりも見てみたいですし。

GM : では、そこにジャージスが通りかかります。

ジャージス (NPC) : 「これは、お久しぶりですね。」

ダスカ : 「あ、ジャージスさん、お、お久しぶりです。」

ウィル : 「いよう、久しぶり。」

ジャージス (NPC) : 「お元気そうで。いかがしました?」

ダスカ : 「ず、ずいぶん、雰囲気が変わったように感じましたが、何かありましたか?」

ジャージス (NPC) : 「ん? そうかな? ああ、きっと伴侶が見つかったからだな。」

ダスカ : 「そ、それは、おめでとうございます。誰でしょうか?」

ジャージス (NPC) : 「うむ、フェルチェという聡明な女性だ。今もここで奉仕を行っている。」

ウィル : 「伴侶か〜。良かったら、挨拶ぐらいさせてよ。」

ジャージス (NPC) : 「うむ、いいぞ。だが、私はまだ職務が残っている。礼拝堂にいるから顔を出すといい。私の友人と言えば大丈夫だ。」

ダスカ : 「そうなんですか。お2人の仲はいいんですね。ということは、お互い贈り物を渡したりしているんですか?」

ジャージス (NPC) : 「ふふ、渡すべきものは既に予約してある。指輪というものは思いの外高い物だな。」

ダスカ : 「そりゃ、高いですよ、指輪は。それ以前にも、何か貰ったりしましたか?」

ジャージス (NPC) : 「いや、特には。式を挙げるまではプラトニックな関係を貫くのでな。」

ウィル : 「何気に言うじゃないか!(笑)」

ジャージス (NPC) : 「はは、ファリスの忠実なる信徒なら当然だ。まぁ、人は人、だが。」

ダスカ : う〜ん、物は貰ってないから、吸引か。

エルール : 匂いをかいだだけでも、効果あるけど5レベルの人にはファンブらない限りは抵抗できるだろうしなぁ。

ウィル : 「彼女、料理美味い?」

ジャージス (NPC) : 「いや、これまで料理はしてこなかったらしい。が、家庭に入ってからは頑張るそうだ。既に勉強も始めている。」

ダスカ : 「ジャージスさんは、幸せ者ですね。」

ウィル : 「そっか、色々と頑張ってるみたいね。お幸せにな。」

ジャージス (NPC) : 「ああ、そうだな。ありがとう。では、まだ何かあるか? 悪いが勤務中なのでな。ただでさえ定時帰りをしているから、あまり長話をしていると時間がたりん。」

ダスカ : 「そ、それでは、ご元気で。」

ジャージス (NPC) : 「では、また。」

GM : ジャージスは足早に去りました。

ウィル : 「定時帰りだって・・・。愛の力って偉大だな・・・・・・」

ダスカ : 「そ、そうですね。問題は、まだ山積みですが。」

GM : では、どうしますか。

ウィル : フェルチェのところにいきたいです。

ダスカ : ウィルさんに同意します。

GM : では、礼拝堂に移動しました。フェルチェと思われる人物が、礼拝堂を掃除しています。
   フェルチェは君達に気づくと、話しかけてきます。

フェルチェ (NPC) : 「礼拝堂にようこそおいでくださいました。お祈りならあちらでどうぞ。」

ウィル : フェルチェの容姿は?

GM : 金髪ストレート。なかなか整った顔立ちです。歳は18〜19くらい。

ウィル : う〜む・・・。「ど〜も。俺たちジャージスの友達なんだけど、ジャージスの結婚相手ってあんた?」

フェルチェ (NPC) : 「ええ、そうです。」 嬉しそうです。

ダスカ : 「おめでとうございます。それにしてもこう言うのもなんですが、あの人を自分に振り向かせるのは大変だったでしょう?」

ウィル : 「どうやって、あんな堅物落としたの? 俺にもその秘訣を教えてよ〜。」 と冗談っぽく聞きます。

フェルチェ (NPC) : 「そうね、一度は断られて、それ以降は上司と部下の関係だったのですけど、あるとき、いきなり向こうから告白してくださったのです。」

ウィル : 「付き合い始めたのっていつぐらいから?」

フェルチェ (NPC) : 「2日前からです。その時、見回りの途中で寄ったカフェの中で、彼が意を決したように・・・」 照れてます。

エルール : カフェきた。

ウィル : 「カフェか・・・」

ダスカ : 「へぇ〜、そうなんですか。ちなみにドコのカフェですか?」

フェルチェ (NPC) : 「どこ? よく分からないわ。ただ寄っただけだから。新市街地の、チョコレートケーキのお店よ。」

ウィル : 「いや〜。羨ましいね。俺も早くアンタみたいな相手が欲しいぜ。」

フェルチェ (NPC) : 「貴方なら大丈夫ですよ。頑張ってくださいね。」

ウィル : 「ありがと。おっと、長く居すぎたな。そろそろいくか、ダスカ。」

ダスカ : 「そうですね、フェルチェさん、お幸せに。」

フェルチェ (NPC) : 「はい、それでは。」

GM : では、この後どうしますか。何かあります?

ウィル : カフェですかね。

エルール : さっきの夫婦がそのカフェに行っていればビンゴかな。

ダスカ : ところでGM『バレンタイン・カフェ』があるのは、新市街ですか?

GM : 『冒険者LV+知力B』 で。

ダスカ : 了解 2D6 → 2 + 2 + (7) = 11 きついな。

GM : 存じないですね。


GM : では、エルールのシーンに移します。

エルール : はいはい。

GM : エルールはどちらに行きますか?

エルール : 先に盗賊ギルドの方へ。

GM : では、ギルドです。

エルール : きっとアリニアがブランズの事を調べてくれてるはず。

アリニア (NPC) : 「おーすエルール!」

エルール : 「やっほー! で、ブランズって子はどうだった?」

アリニア (NPC) : 「それがねー、冴えない子だったのよー。一般家庭の次男。つまり財力なし。顔は63点。スタイル普通。現在はバイト生活。“バレンタイン・カフェ” ってところ。」

エルール : またカフェきた。

ダスカ : ほぼ確定ですな。

エルール : 「やっぱりかぁ。でね、その子にも関係あるんだけど、大事件っぽいのよ。」

アリニア (NPC) : 「大事件って?」

エルール : 「実は神殿に 【ラブ・パッション】 が盗まれたって手紙が届いたらしいのよ。」

アリニア (NPC) : 「えー? そんな情報、ウチには来てないよ。それ本当?」

エルール : 「仲間がそう言ってたのよ。神殿から調べてくれって依頼を受けたって。ジェシカの件といい、ジャージスさんが急にあたし以外の女になびいたり、いかにもそれが関係してそうじゃない?」

アリニア (NPC) : 「アンタのことは知らないけど、確かに最近おかしいわね。【ラブ・パッション】 ってのはありえるかも。本当ならお金払ってもいいわ。」

エルール : 「じゃあ、代わりに 【ラブ・パッション】 の持ち主を調べてくれないかな? 手紙の差出人が誰か分からないのよ。あんな物持ってるなんて、よっぽどの金持ちじゃないかと思うけど。」

アリニア (NPC) : 「でも、【ラブ・パッション】 かぁ。珍しい商品だから、ウチでもそうそう取引がないね。ちょっと調べれば分かるかも。どれくらいかかるか分からないけど、時間もらえる?」

エルール : 「依頼期限は1週間だからそれまでなら大丈夫よ。
   あとは盗難事件についてかなぁ?最近、貴族の家とかに泥棒が入ってないかとか。」

アリニア (NPC) : 「うーん、どうだろ。少なくとも 【ラブ・パッション】 がらみの連絡はないね。こればっかりは本人の自己申告が8割だから。」

エルール : 「目撃情報とかはないかな?」

アリニア (NPC) : 「ないみたいね。」

GM : いいながら、奥にいる男にあれこれ指示します。

エルール : その男によろしくねって色気振りまいてよう。色気ありませんが。

男 (NPC) : 「で、デヘ、デヘヘヘ・・・(よだれ)」 ロリコンでした。

エルール : 変態さんがいる。

アリニア (NPC) : 「ジェシカとブランズの出会いもどうやらそのカフェみたい。ジェシカッたら一目ぼれだって。バカみたい。」

エルール : 「カフェかぁ。ジャージスさんと行ってみたかったなぁ。」

アリニア (NPC) : 「ジャージス・・・ああ、ジャージスもその店に行っているみたいね。ペグっていう浮浪者がカフェの前を縄張りにしているんだ。そいつが見てる。」

エルール : 「えっ、そうなの? もしかして、あの女と一緒に?」

アリニア (NPC) : 「あの、ああ、フェルチェとかいう感じの悪い? ちょっと分からないな。ジャージスの事しか調べてなかった。」

エルール : 「いいわ、それはあたしが直接ペグって奴から聞いてみるわ。」

アリニア (NPC) : 「はいよ。他には何か聞きたいことある?」

エルール : 「で、さっきの盗難事件のことはなしにして、そのカフェを調べてくれないかな?」 100ガメル渡して。

アリニア (NPC) : 「え、いいよいいよ、これで両方やってあげるよ。」

エルール : 「そう? ありがと、持つべき者は友達ね。」

GM : 他のメンバーがジロっと見ますが、アリニアが睨み返すとそそくさと向こうに行きます。

アリニア (NPC) : 「チョコラッタ氏が経営しているカフェだね。アレクラスト大陸中の様々なチョコレートを完備していて、シェフであるオーナーのチョコラッタ氏自らがケーキやお菓子を作っている。あそこのチョコレートケーキとホットチョコレートは絶品だよ。多少値がはるけど高すぎやしないし、オススメ。」

エルール : 「そういう事言わないでよ。食べたくなっちゃうじゃない。」

アリニア (NPC) : 「ウチとも契約しているけど、チョコラッタは素人だね。ただのシェフだよ。」

エルール : 「なら他の従業員が怪しいかもね。」

アリニア (NPC) : 「うーん、そういう感じでもないかな。ペグの報告では、全員素人だと思う。」

エルール : 「じゃあ、関係ないかも。まぁ、行ってみれば分かることよね。」

アリニア (NPC) : 「行ってくれば〜? 女性客同士の利用も多いよ。」

GM : と、そこに先ほどの男がやってきます。エルールに笑顔を送りつつ。

アリニア (NPC) : 「おーご苦労。わかったみたいだぜ。」

エルール : 手振ってあげよう。もてる女ってつらいわ。

アリニア (NPC) : 「こいつはトカティっていうケチな卸問屋だ。馬鹿だねぇ、ウチへの上納金を2ヶ月も滞納しているよ。こいつはいい気味さ。」

エルール : ファーザーじゃないのか。

アリニア (NPC) : 「20日前と5日前、ここ最近で2回も 【ラブ・パッション】 を仕入れているよ。トカティはウチとは直接取引きしていないようだが、仕入れる際に使った業者がウチに申請しているね。うん、まぁ問題ない。そんなところかな。」

エルール : 「そいつの住所も教えて頂戴。当たってみるから。」

アリニア (NPC) : 「いいよ。」 サラサラっ 「はいよ。」

エルール : 「でも、何のためにあんな高価でやばい代物を仕入れたのかしらねぇ。」

アリニア (NPC) : 「うーん、こいつは問屋だから、誰かに注文されたんだろうね。さて、相手は誰だろうか。トカティに直接聞くのが早そうだ。」

エルール : ああ、ファーザーがトカティに依頼して手に入れたってことか。「ありがとっ」

アリニア (NPC) : 「頑張れー。」(手を振る)

エルール : 「あっ、そだ。」 とさっきの男に向かって手招き。

男 (NPC) : 「ほあ?」

エルール : 「ちょっと、そこにしゃがんで。」

男 (NPC) : 「は、はい・・・」(ニコニコ)

スネイル (PL) : わくわく♪

エルール : 「あんたもご苦労様。」 とほっぺにキスしてあげる。

スネイル (PL) : キターーーーー!!

ダスカ : 魔性の女だ〜(笑)。

男 (NPC) : 「わぁ・・・今度デートしましょう。ホテルはどこがいいですか?」

エルール : 「いきなりホテルだなんてガツガツしないの。まぁ、今後のあんたの活躍しだいでね。」

GM : あら、変態キャラにしたのに、思いの外なだめられたわ(笑)。

エルール : そりゃ自分を好いてくれてるし。

ウィルいきなりホテルを聞く男が凄いですよ(笑)。

エルールユニコーンの変態度と同じぐらいですな。

ウィル : ですよね。人間でエルールに興味持つのって・・・(笑)。

男 (NPC) : 「よ、よーし、張り切っていくぞ!」

エレン : 流石エルール。本領発揮ですねぇ(笑)。

エルール : やっとあたしの色気が世間に分かってきたのねと。

GM : 多分、次回があればその頃には名前もつくかも。ロリー・コーンとか(笑)。

ダスカ : すんげ手抜きですね。

GM : さて、それでは全員合流でも良いですか?

エルール : もうジェシカについても聞けたんでOKですよ。

ダスカ : 問題ありません。

ウィル : OKです。

スネイル : OKです。

エレン : うぃっす。


GM : では、“ファスの銀の粉雪” 亭です。全員合流しました。

ダスカ : GM、ゲーム時間はどのぐらいですか?

GM : 昼過ぎとします。

スネイル : しょんぼりしながら帰って来ます(笑)。

エレン : 「いいですか、スネイルさん。一般の人に対していきなり魔法を使うというのは・・・・・・」 スネイルに脊髄反射の講義をしつつ戻ってきます(笑)。

エルール : 「スネイルったらまたやったの?」

エレン : 「ええ、いきなり <センス・イービル> を・・・・・・」

スネイル : 「何せ、バル殿は、挙動が不審じゃったからのぅ・・・」

エルール : 「はぁ・・・・・・。 いい? スネイル。いきなり魔法をかけるのは邪悪な事なのよ!

GM : す、凄い説教したー!(笑)。

ウィル : 邪悪って・・・(笑)。

スネイル : 「そ、そんなことはあるまい! アンデッドに <ホーリー・ライト> を掛けるのは・・・」

エルール : 「それは相手が邪悪なものだからいいの。問題なのは一般人にかけるのが認められていないことなの。ファリス神官ならそれぐらい知ってて当然よ!」 断言

ウィル : 「まぁ、確かにいきなり一般人に魔法かけるファリス神官はいないわな〜。」

スネイル : 「む、むぅ・・・しかし、明らかに不審な挙動の人間が居た場合は、ファリス神もお許しになるはずじゃ!」

エルール : 「だったら、『<センス・イービル> かけていいですか』と聞けばいいじゃない。邪悪じゃないものなら断るわけないし。」

スネイル : 「そ、そうか・・・うむ・・・今後は気をつけるとしよう・・・」 更にしょんぼりするスネイル(笑)。

エレン : でも、あそこでエレンに魔法を使ったら、思いっきり反応してましたね(笑)。

ダスカ : それは、スネイル以外の全員にいえることですよ。
   「み、皆さん、手がかりのほうはどうですか?」

スネイル : 「かくかくしかじかで、<キュアー・ポイズン> が効かんかったんじゃ・・・」 と、気落ちしながら報告。

エルール : こちらもギルドで得た情報を全て話します。

スネイル : エレンが貰って来たリストの回覧はエレンに任せて、1人で机に片手をついて反省ポーズしてます。

エレン : じゃあ、夫婦のほうから。プロレス団体の話から、性格急変の話、最後にもらったメモを出します。
   「こんなところですかねぇ。」

エルール : そのメモの中に例のカフェは入ってますか?

GM : 入っています。2日前に行っているようです。

エルール : ビンゴだね、やっぱり。

ダスカ : 困った、スネイルがいるからこちらからの情報が迂闊に出せない。

スネイルスネイルは酒場の隅っこで反省猿のポーズしてますから大丈夫ですよ(笑)。

ダスカ : それなら、神殿でGETした情報を公開します。

ウィル : 「こっちは、シャージスとフェルチェって娘に聞いた話だと、チョコレートで有名なカフェでジャージスが告白したみたいだぜ?」

GM : では、情報が揃いました。どうされます?

エルール : カフェを調べる組と、問屋に問い詰める組ですかね。

ダスカ : カフェに行きますか?

エルール : 全員で行っても怪しまれるだけですよ。ここはエルールとダスカかウィルの2人で。

エレン : 恋人っぽく行って、例の物を採取しますか。

GM : ではそこにリサがやってきます。

リサ (NPC) : 「やった! 今日、夕方に長い休憩もらっちゃった。」

エレン : あらら。また絶妙のタイミングで(笑)。

ウィル : 「本当に?」

リサ (NPC) : 「本当本当。夕方空いてる?」

ウィル : 「ん、ああ・・・。空いてるけど、例のカフェにいく・・・の?」

リサ (NPC) : 「え? 決まってるじゃない。」

エルール : 「空いてない。仕事中でしょうが。」

ダスカ : “らぶこめ死ね死ね団” にひっかかった(笑)。

ウィル : 「え〜。一週間あるし、いいじゃ〜ん。」

エルール : 「ダメよ。急がないとそのカフェからまた被害者が出るかもしれないじゃない。」

リサ (NPC) : 「仕事なら仕方ないけど。休みは暫く取れないかな。じゃあ、決めといてね。」

GM : リサは仕事に戻りました。

エレン : 「丁度いいわ。ウィル君リサちゃんと行ってくればいいじゃない。」

スネイル : サンプル採集?(笑)。

ウィル : あ。ジャージスが食べた(飲んだ?)メニューを聞き忘れた。

エレン : 夫婦のリストに載ってませんかね?

GM : 流石にメニューまでは載っていません。

エルール : ちなみにエルールはカフェの近くに居るペグって男から話聞きたいので、カフェ組に行かねばなりません。

スネイル : スネイルが問屋問いつめに行くと、天誅かましそうな予感がしなくもない今日この頃。

ダスカ : スネイルは、待機のほうが良さそうでは?

エルールかましてもらうつもりでしたが。

ダスカ : つもりかい(汗)。

スネイル : かましてOKなら、なんぼでも行きますよ。

エルール : かまさないと売った相手教えてくれなさそうですし。

エレン : いっそ、ウィル&リサ、エルール&ダスカ、エレン&スネイルでカフェに行く(笑)。

スネイル : すげぇ組み合わせだ。てか、その中で犠牲者が出たらどうするんですか(笑)。

エルール面白い事になる。以上。

エレンまぁ、死ぬわけじゃないし(爆)。

ウィル : いや、個人的にはダスカ&スネイルのほうが面白そうな・・・。で、エルールとエレンで問屋?

エルール : いや、エルールは情報を聞く目的もあるから。あと、ケーキ食べたい。死んでも食べたい。

ダスカ : ちなみに、そのチョコレート屋は、お持ち帰り可能ですか?

GM : ダスカはカフェの情報を知りません。

ダスカ : あっそうだった。

スネイル : ドワーフがおされなカフェに座るの図は、いかがなもんかと思うのですが(笑)。

ウィル : ダンディな紳士ですよ。きっと(笑)。

スネイル : さすがにバイキング風のメットは脱がないとまずいだろうか(笑)。

GM : カフェまではまだまだ時間がありますね。リサの休憩時間は夕方なので。

エレン : あ、それまでにダッシュで問屋をバラシに行きますか。

スネイル : じゃあ、全員で問屋に問いつめに行きますか?

エルール : ですね。


スネイル : では、エルールの案内で、問屋に。

GM : では、トカティの店です。店先に『大繁栄 大繁盛 大歓迎』という看板が出ています。

ウィル : 「(う、うさんくせー!)」

エレン : 「(アングラな香りがプンプンと!)」

GM : ちなみに旧市街。ちょっと小汚い10坪程度の店です。

スネイル : ボウモア連れのエルール先行、我々は後攻ではどうでしょう。

エルール : いいですよ。

ダスカ : 問題なしです。

エレン : じゃあ、肩からボウモアを降ろします。

エルール : では非常食(ボウモア)連れたエルールが先に店の中に入ります。

ダスカ : 猫は断じて食べ物じゃないって。

エルール : でも○国人は食べますよ。

エレン : 「がぶっ」→「ぎゃ〜っ!!」

トカティ (NPC) : 「はいらっしゃーい!」

エルール : 「こんにちは。さっそくだけど、探し物してるんだけど売ってるかしら?」

トカティ (NPC) : (揉み手)「はいはーい、なんでしょうかなんでしょうかー?」

エルール : 「【ラブ・パッション】 を」

トカティ (NPC) : 「ら、らら? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・おきゃくさ〜ん、冗談きついなー。そんな違法商品、取り扱いあるわけないでしょー?」(ニコニコ)

エルール : 「あら〜? 20日前と5日前に仕入れたって話を聞いたんだけどぉ〜。」

トカティ (NPC) : 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・やぁ〜、実はそれ、もう売れてまして〜。」

エルール : 「誰に売ったの? その違法商品を」

トカティ (NPC) : 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・許してくれ! ギルドに内緒でやったのは謝る! 実はアレ、盗まれたんだ! だから、売り上げはないんだ! 上納金を渋っているわけじゃあない! 本当だ!

GM : 本気で泣きそうです。必死これにきわまれリ。

エルール : 「じゃあ、神殿に手紙を出したってのはあなた?」

トカティ (NPC) : 「・・・へ? それは何の話? 何の手紙? お、おれじゃない!」

エルール : 「ん〜? じゃあ、盗まれたってのはいつの話? 詳しい情報教えなさい。」

トカティ (NPC) : 「嬢ちゃんが言ったとおり、5日前と20日前だ。入荷したその日にやられた。」

エルール : 「2回とも?」

トカティ (NPC) : 「そうだ。2回ともだ。まさか連続してやられるとは思ってなかったからな。流石に3度目の入荷をする勇気はない。」

エルール : 「どういう風に盗まれたの? 犯人の顔は見た?」

トカティ (NPC) : 「いや、見てないんだ。入荷して倉庫に積み込んでいる最中に消えた。ちょっと目を放した隙に。」

エルール : 「盗まれたのはそれだけ? 他にも一緒に盗まれたものはないの?」

トカティ (NPC) : 「うーん、ないな。」

エルール : 他に聞きたいことはありますか?

スネイル : 入荷日を知り得る人間は、誰か? というのは聞きたいですね。あと、倉庫には1人で積み込んでたのか、手伝いの従業員なんかが居たかどうかも。

エルール : 了解。

GM : 1人のようです。不定休の気楽な店のようですね。

エレン : あと、【ラブ・パッション】 を入荷することを知っていた人物ですね。

スネイル : 【ラブ・パッション】 の売却予定先も知れれば。

エルール : 「【ラブ・パッション】 を仕入れる事を知っている人間って誰がいるの?」

トカティ (NPC) : 「う、それは・・・そうだな、信用問題より、命が大事だ。・・・・・・・・・ブラザーって名前の貴族だ。」

エルール : 「それ以外にはいないのね?」

トカティ (NPC) : 「彼の注文で取り寄せた。1回目、盗まれたと伝えたら随分泣き叫んでいたようだが、暫くしてもう1回注文が来た。それも盗まれたと言ったら、フラフラとどこかに行ったよ。
   それ以外は頼んだ業者くらいだが、それはないと思う。そんなことしたら彼らだって危ないから。」

エルール : 「それはそうよね。」 ここで盗まれたのを知って手紙を出したのか、ここから盗んだのがまた盗まれて手紙を出したのか。

スネイル : とりあえず、貴族に当たるぐらいしかないですかね。盗まれ先で盗まれた結果で投げ文、となると手掛かりがない。

トカティ (NPC) : 「じゃあ、もういいか?」

ダスカ : ちなみに、ラブ・サイコでり子って名前は聞き覚えはありますか?

エルール : 「あー・・・、ラブ・サイコでり子って名前に聞き覚えは・・・ないわよね。

トカティ (NPC) : 「へ? ・・・ない。」

エルール : 「よね。」

GM : あまりにもなさ過ぎました(笑)。

ダスカ : 了解です(笑)。

トカティ (NPC) : 「じゃあ、もういいな。ギルドに内緒にしたのは悪かったが、言ってみればおれも被害者なんだ。」

エルール : 「ありがと、もういいわ。ギルドへは盗まれたと報告しておいてあげるから感謝しなさいね。」

トカティ (NPC) : 「ああ、ありがとう、本当にありがとう!」 泣いて喜んでいます。

エルール : 「じゃ、ね。」 と机の上に乗っかって、こちらにもほっぺにキスしてあげて出ます。

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