小説入門のための高校入試国語

国語の読解問題は勉強してもむだか？

「先生、国語の成績を上げたいんですけど、どうしたらいい？」。こんな質問をされると困ります。「本を読め」。こう言うのは簡単です。でも、そう言っても、読んでくれることは期待できないのです。またその方法では、長い時間がかかり短期間で効果は現れません。では、打つ手はないのか？

入試国語読解に光を与えてくれる書籍

「こう読めば、入試国語で点がとれる」、そんな道を示してくれるのが、石原千秋氏の著作群です。中学生用には『小説入門のための高校入試国語』。学校では教えてくれない着眼点を教えてくれます。

受験国語には読み方がある

教室や入試国語には、１つの方法でしか小説（物語）を見ていない。その方法を見つけられれば、極端な話、設問の選択肢だけを見て正解できる。それができる隠されたルールがある。と主張。そして、小説（物語文）を理解する簡単な訓練法も示してくれています。

優良な過去問２０題を解説

この書籍では、過去に出題された国語の入試問題より、良問を２０題選び、それを筆者と一緒に読み解いていく体裁をとっています。初めの１・２題を読んだだけでも、かなり心強くなると思います。そして、２０題を終える頃には、大学教授と一体化し、国語の読解問題を解くことが楽しくなるはずです（そうならない人もいます）。