ほしたびの旅

天草・五島列島の旅2014

旅日記2日目:10月4日(土) 天草

朝6時頃起床。荷物をまとめ終わる7:10頃に、種子島行フェリーの予約をしていた船会社から電話がかかってきた。出てみると、6日明け方に最接近予測されている台風の影響で今日のフェリーは欠航になったという連絡だった。予測される台風通過後である7日の便はすでに予約でいっぱいで7日午後予定のロケット打ち上げに間に合いそうにないので、種子島行きはあきらめた。そこでその後に行こうかと考えていた天草方面にそのまま向かうことにする。

県道53号を西進して日置市に進み、東シナ海側に出る。そこから北上する。江口浜海浜公園の所にある江口蓬莱館に寄ってみると、行列が作られていた。なんだと思って見てみると、300円で袋に鮮魚つめ放題というのをやっていて、地元らしき人々が並んでいた。


薩摩金山蔵の入口

いちき串木野市にある薩摩金山蔵に寄ってみた。金山の採掘跡地に焼酎蔵がある様で、酒・焼酎についての解説の他に、トロッコで坑道見学ができるようにもなっていた。トロッコに乗るには待ち時間もあり、価格も高かったのでやめておいた。売店に試飲コーナーもあったが、バイクなので飲めず残念。

阿久根市街を過ぎて国道389号に入り、黒之瀬戸大橋を渡って長島へ。黒之瀬戸は波が立っていた。風も強い。


長島側からの黒之瀬戸大橋
くまもん
オブジェ

県道47号を北上。途中、左手に風車群が見える。

オブジェは
あちこちにある
山上の
風車群

行人岳にバイクで上がる。頂上から天草の島々の姿が眺められ、すばらしい。

行人岳からの景色

次は長島の北東部へ進み、伊唐島との間にかかる斜張橋を眺め、その橋を渡ってから引き返す。

伊唐大橋

それから西へ進み、国道389号に戻って北上し、蔵之元港にたどりつく。そこから天草下島へフェリーで渡ろうと思ったが、到着したのが14:10頃、直前の便が14:00に出たばかりで、次の便が15:20発だった! なんと1時間以上待ち。港にはフェリー乗り場と小さな店が2・3軒と民宿があるだけの小さな港で静かだ。

蔵之元港
オブジェ

鹿児島県長島町の蔵之元港から三和商船のフェリーに(600ccバイク込1360円)乗り込み、30分程で熊本県天草市の牛深港に到着。


フェリー

牛深港に入って行く

国道266号を北上、国道389号に入って島の西側を進む。国道から少し外れて崎津天主堂へ。山が迫って海に面した狭い平地部に1車線の道路が走り、小さな集落の中に教会が建っていた。駐車場は狭くて車を止めにくい所だ。近所の人が出ておしゃべりしていたりと、ほのぼのとした所だ。

崎津天主堂

数km北西に進み、小高い所に上がった所にある大江天主堂へ。こちらは民家も少なく、人もいないので静かだ。

大江天主堂

細い山道を上って荒尾岳展望所へ。ここは江戸時代に異国船の見張りを行っていた遠見番所があったということで、東シナ海の眺めが良い。そこから少し海側へ下った所にある西原椿公園へ移動。海にはいくつかの岩礁が見え、ちょうどその上に傾きかけた夕陽が見える。夕陽が沈むのを眺めるのに良さそうな所だ。ただ、暗くなってから狭い林の中の道を走るのは辛そうだけど・・・。


荒尾岳展望所からの眺め

西原椿公園からの夕景

国道389号に戻って北上する。しばらくすると海岸に沿って走るようになる。夕日がきれいだ。今走っている区間の愛称は「サンセットライン」。途中で丁度太陽が東シナ海に沈んでいった。

さて今晩どうしようかと考える。明日の晩は風雨が強くなりそうなので、島の海岸沿いよりもひとまず本土の内陸方面へと考える。島の東側に進み、天草市街にあるファミレスのジョイフルで夕食を食べてから瀬戸大橋で天草上島に渡り、国道324号沿いにある道の駅「有明」に到着。ここは温泉施設「さざ波の湯」(10:00~21:30、500円)を併設している。泉質はアルカリ性単純戦で、つるつる感がある。温泉に入った後、一段下にある道の駅に移動。海に近いこともあり、風がビュービュー吹いているが、建物の陰で風の弱い所で野宿する。

  • 今日の天気:晴、夕方曇
  • 走行距離:290.4km
  • 宿泊地:熊本県天草市有明町 道の駅有明
  • 入浴地:有明温泉 さざなみの湯