十字架
もう
謝罪はあなたの負担になると
わかってる
でも
謝り続けなければ
私は存在していけない
あなたが許してくれても
まわりが許してくれても
誰が許してくれても
わたしがわたしを許さない限り
きっとこの苦しみは
終わらない
わたしは
わたしを
許さない
こんな想いは
きっととうに腐りはてたゴーマニズム
ひとりよがりで
苦しむ自分に酔ってるだけの
馬鹿だから
やっぱり
わたしは
許せない
こんな想いは
どこへいけばいいのか
あなたが
「気にしないで」
と言う度に
申し訳なくて消えたくなる
情けなくて泣きたくなる
それは本当に罪悪感なのか
いっそ、怨んでいる、と
この首を握り潰して
わたしを
楽にして
わたしを
許さないで
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