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簡単SF用語集
ハードSF 科学性を重視し、論理的であることを基調とするSFのこと。科学・技術考証を厳密に守るタイプのものは特にハードコアSFと呼ばれることもある。 |
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パラライザー(麻酔銃) 現実の麻酔銃とちがって、超音波や麻痺光線などで神経を麻痺させ、活動停止させてしまうSFの武器。通常は相手の行動を止めるだけだが、強度によって狂わせたり殺してしまえたりする。似た種類の武器として神経鞭があるが、物理的な接触をともなうという点が異なる。 |
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パンゲア大陸 ウェゲナーの大陸移動説では、古生代末期に巨大な大陸があり、これが1億8000万年前に分離して北半球のローレシア、南半球のゴンドワナとなり、さらに分かれて五大陸となって、現在のような配置ができたとされている。この原初大陸をパンゲアという。超古代の舞台として登場する。 |
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反重力 重力をコントロールするのは人類の夢のひとつである。初期のSFでは、重力に対して斥力をもつ反重力物質を使って重力をコントロールする、といったアイデアが見られたが、これは実際に存在したとしても扱うのに矛盾がある。 |
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反物質 物質は電子・陽子・中性子をはじめとする、さまざまな粒子から構成されているが、それらの粒子に対して電気的、磁気的に正反対の性質を持つ反粒子が、すべて存在することがわかっている。真空にエネルギーを集中すれば、正粒子と反粒子が対生成する事も確認されており、ならば反物質も理論上同じだけ存在しうるはずだが、なぜか自然界には見つかっていない。これを説明するのにさまざまな理論が展開されてはいるが、まだ解明されてはいない。 |
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ヒートガン(熱線銃) いわゆる熱線銃。熱線を放射して相手を焼き殺したり、戦車でもどろどろに溶かして破壊する、といったかんじだが、レーザーとさほど変わらないため、レイガンとの区別はあいまいだったりする。 |
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ヒューマノイド もともとは「人間に似たもの」という意味の言葉。人間型の姿をした宇宙人や、外観を人に似せたロボットなどをさすが、ロボットにはアンドロイドという言い方もあり、そちらのほうが主流。 |
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ファースト・コンタクト 自分たち以外の高等生物に出くわしたことのない知的生命どうしは、どうやって意思を通じたり、お互いを理解し合えばいいのだろう? |
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未来SFによく登場する、物質を一瞬のうちに他の場所に移動させる装置。一番多いのは、物質構造を分子・原子レベルまで分解し、送信された情報をもとにもとの形に組み立てるというもの。 しかし最近は「どこでもドア」のような小型ワープ装置に、その座をうばわれかかっている(笑) |
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SFではさまざまな環境で存在しうる生命体を描くことがあるが、その中でも弗素を基にした弗化シリコン型生命体は、弗素の化学反応が酸素より激しいところから、地球型の生物より活動力が高く、知的進化も早いと考えられている。が、同時に宇宙に存在する弗素は酸素より少ないため、そうした弗素生命体は地球人より存在する率が低いだろう。 |
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ブラックホール 事象の地平面(シュヴァルツシルト障壁)によって囲まれ、巨大な重力のため光さえも脱出できない特異な時空点のこと。特異点が点状のシュワルツシルドブラックホールが一般的なイメージだが、回転していて特異点がリング状のカーブラックホールなどもあるそうである。 |
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フランンシュタイン症候群 自分が肉体的や精神的に、他の人々と大きく異なっていることに嫌悪や劣等感を抱くこと。メアリー・シェリーの作品「フランケンシュタイン」に由来している。フランケンシュタインとは作中に登場する人造人間のことではなく、創り出した人造人間に破滅させられる創り手の名なのだが、いつのまにか怪物の名として定着してしまった。 |
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並行世界(パラレルワールド) 我々と同じ三次元世界ではあるが、この世界と隣りあいながらも隔てられている別宇宙のことを並行世界(パラレルワールド)という。たとえていうならば無限に広がる布があり、そのうちの縦糸1本を我々の世界とするならば、並行世界は無限に隣り合う他の縦糸である。 | |
ベム(BEM) Bug Eyed Monstar の略。日本語に訳せば「昆虫みたいな大目玉の怪物」といったところ。初期のSFでヒーローを襲い、表紙でヒロインを半裸にひんむく存在として(笑)欠かせないモンスター達の総称。名前の由来は姿形から文字どおり来ており、知性のある存在としての宇宙人とはややあつかいが異なる。 |
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ほとんどの天体は、一見どこからともなく来るように見える彗星のようなものでも、固有の運動をしており、秩序にしたがった公転運動(規模は違うが)をおこなっている。こうした天体が何らかの原因で(互いの接近による潮汐作用、衝突、太陽異変、etc)、それまでの軌道をはずれ、宇宙を漂流するようになったものを放浪星(惑星の場合は放浪惑星)と呼んでいる。 |
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ホワイトホール 宇宙の初めから存在する、粒子の地平面(物質粒子の放出しかない一方通行の面)によって囲まれた、物質を放射する時空特異点を囲むある有限な空間のこと。物質の放射とともにしだいに小さくなっていき、そのエネルギー(質量)を完全に失ったとき消滅するといわれている。 |
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