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Home>子どもの病気>インフルエンザ

子どもの病気(インフルエンザ)

つきぐま毎年冬に流行するインフルエンザ。高い熱で苦しむ子どもを見ていると、いつもは「ウルサイ!」と怒鳴っていても「早くゲンキになって暴れてよ~」と祈る気持ちになるものですね。

そこで、インフルエンザでコワイ「合併症」や子どもには危険?な「解熱剤」などについて、お医者さんには聞きたいけど聞きにくいことを中心に調べてみました。

インフルエンザってなに?

毎冬、猛威をふるうインフルエンザ。学校・学級閉鎖になってしまうところも多数あります。ウイルスが少しずつ変異を起こすために、毎年のように罹ってしまう人もいっぱい。その上『近々ウイルスが大変異をおこし、世界的な流行を起こすのでは?』という予想もあってとても恐いですね。

さて、このインフルエンザは「国民の健康に影響を与える感染症の1つ」として、法律で第4類感染症に定められています。また、学校保健法でも学校伝染病と定められていますので、学校や幼稚園ではインフルエンザによる欠席は出席停止扱いとなります。医療機関で診断されたら、必ず幼稚園・学校に連絡をしましょう。

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インフルエンザの種類

インフルエンザA型

インフルエンザB型

インフルエンザC型

インフルエンザの見分け方

インフルエンザは「さっきまで元気に遊んでいたのに、すごい熱!」で始まることが多い!ただし「熱が出た!」といっても、インフルエンザだけでなく他の病気もいっぱいあります。子どもは自分で詳しく病状の説明もできないので、早めに医療機関を受診しましょう。

インフルエンザと風邪の違い

名称 インフルエンザ 風邪
原因 インフルエンザウイルスA・B アデノウイルス、ライノウイルスなど
感染経路 空気感染(※1) 接触感染(※2)
主な症状td>高熱(38℃以上)、強い頭痛、全身倦怠感、関節痛、筋肉痛など激しい全身症状 のどの痛み、鼻水、くしゃみ、咳、発熱(37~38℃程度)など
初期症状 悪寒、頭痛、高熱(突然起こることが多い) 鼻や咽喉の乾燥感、くしゃみ
その他 鼻やのどの症状は全身症状の後におこる。 全身症状はない。→子どもの場合は比較的元気に遊んでいる。
期間 5日くらい激しい症状が続く 比較的短期間
合併症 気管支炎、肺炎、脳炎、脳症、ライ症候群、熱性けいれんなど 中耳中耳炎、副鼻腔炎など

※1 空気感染

 感染者のくしゃみや咳→ ウイルスが空気中に散らばる→ このウイルスを吸い込む → 感染!

(映画「アウトブレイク」でも未知のウイルスが映画館や空調のダクトを通じて爆発的に広がる様子を描いていましたね。)

※2 接触感染

感感染者が鼻水などにふれた手で何かに触れる→ その場所を他の人が触れる→ その手で鼻などを触れる → 感染!

全身症状から

重要ポイント!

身体の症状は?

※このような風邪の症状は感染後しばらくして現れてきます。

 迅速診断キット

最近、病院でインフルエンザかどうかを診断する迅速診断キットが使われることが多いようです。綿棒でのどや鼻の粘液を採取し、キットに入れると15分くらいで、インフルエンザウイルスに感染しているかどうか診断できます。

ただしこの診断キットも精度は90%程度という見解もあります。インフルエンザに感染していても、ワクチン接種をしている場合やすでに治療を始めた場合などでは陰性とでることも。ご注意ください。

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インフルエンザの合併症

合併症(子どもの場合)

インフルエンザ脳症・脳炎

インフルエンザの合併症のなかで、最近よく聞くのが、インフルエンザによる脳炎・脳症。毎年100人ほどが死亡し、ほど同数の後遺症患者がでているとの報告があり、2002/03の冬もすでに26名(0~7歳の小児)の方が亡くなっています。 そこで、インフルエンザのよる脳炎・脳症について詳しく調べてみました。

原因は? 

インフルエンザ感染が発症の引金となります。なぜ発症するのかは現時点では不明。ただし一部の解熱剤との関連性が指摘されています。

いつ起こるの? 

インフルエンザにかかってから、0~2日以内に発症します。

どんな症状? 

インフルエンザによる高熱がでているときに、突然のけいれんや意識障害(昏睡状態、異常に暴れる、意味不明のことを言うなど)をおこし、短期間に全身症状が悪化、死にいたることもある恐ろしい病気です。厚生労働省の調査では、患者のうち約3分の1が死亡、約3分の1に後遺症が残るといわれています。

前駆症状は? 

前駆症状にはさまざまな症状がありますが、熱性けいれんや高熱に伴ううわごととも非常に区別がしにくいようです。「いつもと違う」症状た「いつもと違う」といった胸騒ぎがあれば必ず病院へ。

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解熱剤ってキケンなの?

厚生労働省では、2003年1月30日付けでインフルエンザ脳炎・脳症を悪化させる恐れがある解熱鎮痛剤を『インフルエンザが疑われる子どもには使用しない』よう注意を呼びかける通知を出しました。

対象となるのは、

これらの製剤は、現在15歳未満のインフルエンザ患者には使用が原則禁止になっています。が、実際にはまだ使用する医師も多く見られます。(実際、昨年度のインフルエンザ流行期に近��のお医者で、39℃の熱が出ているつきぐまJrにポンタール(メフェナム酸)が処方されてギョっとした経験があり。(・_・) 薬をもらったら、念のためにお薬情報で調べたほうがいいかも)

そこで、インフルエンザのときに使用するとキケンな解熱鎮痛剤と、比較的安心して使える解熱鎮痛剤について調べてみました。

禁止されている解熱鎮痛剤(>_<)

サリチル酸系製剤(アスピリン・サリチルアミドなど)

これは、子どもがインフルエンザや水痘の場合に使用するとライ症候群という脳症を起こす疑いがあるといわれています。厚労省でも1998年には、製薬会社に対し使用上の注意を改訂するなどの指導を行っています。

(【商品名】とは、薬の個別の名前。厚生労働省が発表する場合は、個別の商品名でなく、あくまで「薬の一般名」なので注意しましょう。)

また、大人用の総合感冒薬(かぜ薬)は、ほとんどがサリチルアミドを配合しています。絶対に子どもに使用しないこと。 

ジクロフェナクナトリウムを含む製剤

炎症による痛みを和らげ、腫れをおさえる作用があります。内服と座薬には手術後の鎮痛消炎やリウマチの関節痛、神経痛などに使用することが多い。諸外国では強すぎて解熱剤としては使用しないという報告もあります。
 これまでからもインフルエンザ脳炎・脳症との関連が小児科医や研究者の間では指摘されてきました。

メフェナム酸製剤

炎症による痛みを和らげ、腫れをおさえる作用があります。手術後、関節痛、神経痛、抜歯などの消炎鎮痛に使用されます。急性の気道感染症にも使われることがあります。ジクロフェナクナトリウムと同様に、諸外国では強すぎて解熱剤としては使用しないという報告もあります。
 これまでからもインフルエンザ脳炎・脳症との関連が小児科医や研究者の間では指摘されてきました。

比較的安全といわれる解熱鎮痛剤

アセトアミノフェン

子どもにも使用できる解熱鎮痛剤は「アセトアミノフェン」です。体温調節中枢に作用し、皮膚の血管を拡張させ体表からの熱を放散させる(汗を出す)ことで熱を下げます。子ども用の解熱鎮痛剤としては比較的安心だといわれていますが、もちろん副作用(発疹やショック、腹痛、下痢、過度の体温下降によるショックなど)はあります。

発熱で苦しむ子どもをみるのは、親としても辛いものですが、身体が発熱するということは病原体をやっつけるために戦っている証拠。むやみに解熱剤で熱を下げることは「よくない」という意見もあります。

使用する場合は、決められた量以上を使用しない、また薬と薬の間隔をあけるなど、処方された際の注意事項は必ず守りましょう。

予防と対策

もしもインフルエンザにかかったら…

一般的な注意

インフルエンザは感染者の咳やくしゃみ、話をするなど飛沫によって伝播し、感染を引き起こします。そして症状がでる数日前から発症後5~7日くらいは感染力があります。インフルエンザにかかったかな?と思ったら、自分の身体のためだけでなく、感染を広げないためにも早めに治療や休養をとりましょう。

インフルエンザ治療薬

これまでインフルエンザにかかった場合は、ウイルスに直接効く薬がなく、咳止めや解熱剤などの対処療法しかありませんでした。ところが1998年から、インフルエンザの特効薬として抗インフルエンザウイルス薬が使用できるようになりました。

また2002/3年冬からは、子ども用インフルエンザ治療薬としてノイラミニダーゼ阻害薬(商品名:タミフル)のドライシロップが使えるようになっています。発病から48時間以内に服用すると発熱日数が短くなります。

一般名 オセルタミビル
(ノイラミニダーゼ阻害剤)
ザナミビル 塩酸アマンタジン
商品名 タミフル リレンザ シンメトレル
使い方 内服 吸入 内服
対象 成人・小児 成人 成人・小児
ウイルス A・B A・B
副作用 腹痛、下痢、吐き気など。量が多いとめまい感がある。 喘息患者は発作の誘発があり。頭痛、下痢、嗄声など。 下痢・吐き気・ふらつき・不眠など
その他   吸入器を使うため使いにくいが、気管支に直接薬が届くので、早く効く。 耐性菌が出現するおそれ

※ノイラミニダーゼ阻害薬は発症後48時間以内に服用しないと効果がないとされています。いずれも処方薬ですので医師の処方が必要です。1日2回で5日間服用します。

インフルエンザ予防法(重症化しないために)

インフルエンザ予防法(ワクチン接種)

接種時期

インフルエンザワクチン接種後、効果がでるまで約2週間。その効果は約5ヶ月といわれています。日本でのインフルエンザの流行は12月~3月が中心なので、できれば12月中には接種をするのが望ましいとされています。

効果

厚生労働省によれば、予防接種で感染の全てを防ぐことはできませんが、重症化を防ぐ効果があるということです。

(今回このページを作るために、さまざまなサイトや本を読んでみたのですが、ワクチン接種の効果については、有効であるとする人や疑問視する人など、様々な意見や見解があることも付け加えておきます。)

ワクチンの副反応

なお、2000年度~2001年度でインフルエンザワクチン接種による副作用症状があったのは169例。10歳未満の副作用報告は43名。高齢者では7名が死亡しています。死亡原因は、間質性肺炎や急性肝炎、血小板減少など。接種を受けたのは2000年で630万人、2001年度は870万人とみられています。(2003.2.4)

ワクチンの予防接種を受けてはいけない人

つきぐまの感想

子どもが熱を出したら困ること。 

まず1つめの「買物」。子どもが病気をすると、とたんに困るのが食べるもの。普段のご飯では食が進まないようで、やれ「うどんが食べたい」だの「プリンが食べたい」だの「リンゴジュースなら飲みたい」だの、勝手なことを言ってきます。

その上、やたらと「冷えピタ」を貼りたがって、あっという間に1箱がなくなってしまいます。結局、寝かせたまま買物にでるのも恐いので(その間に容態が急変したら…とか考えてしまう)、5分ほどで戻れる近所のコンビニで高~い買い物をする羽目に…。

で、せっかく「うどん」を作ってあげても、2本ほど食べたら「いらない…」といってまたフトンの中に…(せっかく作ったのに(^_^;))。それでも『しんどいならしょうがないか』と思ったら、次は「ビデオをみたい」といって、次から次へと「名探偵コナン」ALL9時間のラインナップをず~っと見てたりすることも。(見てる間があるなら早く寝ろ!)

それで、ちょっとマシになってもう1回小児科に連れていくと(熱があると薬を2日くらいしかくれなかったりする)、周りの子どもたちが全然遠慮なく咳もくしゃみもするから、「もう病原菌がいっぱいなんだろうな~」という感じ。

看病疲れや睡眠不足(夜中に何度もおきたりするし)、そしてちょっと治ってきて「ほっ」とするから、しっかり私が感染したりするんですよ(笑)。はあ~。

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