Home>PTAとのお付き合い>お引受けの心得
お引受けの心得
なかなか役員が決まらない。でも「役員選出のための保護者会」の重苦しい雰囲気には耐えられない!
そこで、「やってみてもいいかも」や「仕方ないかな?」って思っている人向けに立候補のタイミングやお引き受けメリットを探してみました。
(「立候補のチャンスは?」を更新しました。09.04.18)
役員選出保護者会でのキビシー掟
- PTA役員に当ってしまったとき、誰がきいてもナットクできる「できない理由(来月引越です、出産を控えてますなど)」がないなら潔く引き受けましょう。くだらない言い訳はあなたの価値を下げます。もちろん、子どももあなたの背中を見ています。
- クラス全体で、「いつも役員を断る人」に「今年は無理にでも引き受けさすぞぉ!」というときがあります。その雰囲気に耐えきれずに「私がやってもいいよ」と手をあげてしまうと、なぜか「いいこと」したのにパッシングを浴びることも。状況を見誤らないように。
【戻る】
renew!立候補のチャンスは?
- 「役員・委員の経験者は次年度よりすべての役員免除」という規約があって、次年度の本部役員選出は前年度末に選出することになっているPTAでは、幼稚園の年少組や小学1年など入学年次にクラス役員をやっておくと、次年度以降の本部(中央)役員に当たらないですみます。
- クラス役員は子供1人につき1回だけど「本部役員経験者は以降すべての役員を免除」という場合、もし子どもが3人いるなら思いきって本部役員をやってしまってもいいかも。1人目と2人目はクラス委員を、3人目で本部役員当選!という最悪のケースも。
- 「各委員会の長(部長)をやるなら、会長以外の本部役員のほうがだんぜん仕事が楽!」というPTAもあります。
- 学年が小さいときは凝ったイベントの必要もないので楽かも。立候補する人も多くいるので競争率が高い年も。
-
委員に定員がある場合、最初の1人として手をあげるベカラズ。メンバーを見てから最後の枠を狙え(*^^)v
- 最終学年は卒業対策があるので仕事量が倍増。卒業に対しいろいろな考えのママがいるので、まとめるのも難しい。
- 仲のよいお母さんといっしょに役員になるという人も多いですが、意見が分かれたり派閥争いに巻き込まれたりすると、親友を失う危険性もあります。
- 中学受験を考えているなら、できるだけ低学年で引き受けておいたほうがベター。
- 中学校でPTAの役員をやれば内申に加算される!みたいな話が飛び交うことがあるけれど、そんなことはありません。おまけに受験年はなんだかんだと非常に忙しい。デマに惑わされて忙しい年にわざわざやることはない。
【戻る】
小P役員のメリット ~ メリットなけりゃやってられない?
- 努力なしで友だちができる。また他の学年のお母さんとも知り合いになれる。
- ランチにカラオケ、ショッピングと、PTAの仕事以外にお楽しみもいっぱい。
- PTAの会合で学校に出入りする機会が増えます。学校や子どもたち、先生の様子もよく見える。(授業参観の先生の顔は、あくまで「よそいき」の顔です。)
ただし、PTAをやると「学校のことがよくわかる!」というけれど、先生と直接交流する(よくお話することができる)というのは、やはり役員の中でも「正・副の部長」や「本部役員」くらいだったりします。ヒラ委員だとその人たちを介して学校の情報が回ってくると考えたほうがいいかも。
-
学校の事情が見えれば、「学校もいろいろ大変やな」という部分もわかるので、親もモンスター化しにくくはなるかもしれません。
- PTAのお仕事は社会復帰の第一歩です。会議の司会、議事録、文書、会計簿、広報紙の作成からイベント企画の立案など、OL時代にこなした仕事の様々がよみがえる~。もちろん、ワープロや表計算ソフトの使い方も覚えられるかも。実践で必要なので上達も早い!
【戻る】
転勤族のための役員お引き受け術
「転勤が多い」いわゆる転勤族にとって、PTAの役員は頭のいた~い問題。「そろそろヤバ気味」と思っていても予想通りに転勤があるわけでもなく、「今年はだいじょ~ぶだろ~」と役員を引き受けたとたん、「待ってましたぁ~!」とばかりに会社が辞令を出してくる時だってあるし…。
というわけで、転勤族が役員をお引き受けするならどうすればいいのか考えてみました。
《こんなところに気をつけよう》
- くじ引きで決める場合は、「転勤が多くて任期途中で引越しになるかもしれませんが」と一言話しておいたほうがベター。(ただし「だから免除してほしい!」とは言わないほうが賢明。)
- もし運悪く当たってしまったとき、補欠に当たっている人には、直接「申し訳ないんだけど、任期途中で引っ越すこともある」ことを伝えておきましょう。補欠の人にも「当たらなくってラッキー!」じゃなくて、「げぇ~途中からあたるかもしれん」という覚悟を持ってもらいましょう。
役員の期間はたいてい年度始めの4月~翌年3月。補欠で年度途中から役員に昇格してしまう人は、やはり一旦でき上がった組織の中にぽっと1人で入るわけで、なかなかしんどいものなのです。
(4月からやっている人たちは自分だちで立ち上げてきたという自負もある上、途中から「役員になる」というのは任期が短いので、そのやっかみはないとは言えない。)
- 役員をやれば新しい友だちができるのも事実。その地に住んでいたという痕跡?思い出?を作るために、自分から堂々と「やります!」とはいわないまでも、「当たったらやってみる」のも悪くないかもって言ってる人がいました。ご参考までに。
《これだけは厳禁!》
- 「転勤が多いので…」というのは、まず辞退理由にはならない。「途中で交替するのも悪くって(だから最初からやらない)…」という相手を思いやる理由だって、「そんなもの、その時になって考えればいいのよ!」といわれてオシマイというケースが多いかも。
- 基本的に「前回の転勤からすでに3年経過。今年はかなりヤバ気味~!」というときも、正式に辞令や内示がでていないうちから「転勤があるので役員を辞退しま~す!」とはいわないこと。
もし「転勤があります!」と宣言して免除してもらったのに、実際その年度内に転勤がなかったというときには、「あやつは、ウソつき女!!!」と非難をゴウゴウと受ける羽目になります。
- といって「転勤が多い」という事実を話さず黙って役員を引き受けたのに、3ヶ月後には「今度、転勤で引越しなんですぅ~」とやると、「転勤があるってわかりながら引き受けた迷惑女!!!」とイヤミの嵐に巻き込まれてしまいます。
【戻る】
1年生ママのための役員お引き受け術
1年生ママの中には「早いうちに役員やっちゃおうかな~」という人がいたり、「学校のことも知りたいし役員やればよくわかるって聞くし~」なんて人思ってる人も多いはず。
そこで、1年生ママがお引き受けするならどうすればいいかを考えました。(このコーナーはゲストのみなさまからいっぱい情報を頂きました。ありがとうございます。)
- PTAをやれば違う学年のママと友だちになれることも多い。自分の子の学年より少し上の学年の人の情報はやはり重宝します。
- 人見知りをしやすいお子ちゃまなら、ときどきママやパパが学校にいるとわかると精神的にも安心するかも。ときどきPTA室に友だちを連れてのぞきにくることもあり。
- 子どもたちの休み時間にどんなことをしているのかがよくわかります。1人でポツンとしてないか、泣いていないかなどはちゃんとチェックできます。
- 小学校PTAでは仕事をしているママも多くなるので(特に高学年のママたち)、幼稚園PTAほど和気あいあいという感じでないことも。
《こんなところに気をつけよう》
- 1年生時の役員選出会では2人目以降のベテランママが手を挙げるケースが多い。そのママたちがペアやトリオを組んで立候補しているならやめておいたほうが無難かも。
- 幼稚園の場合はPTAが仕切るイベントも多いけれど、小学校ではそんなに自由にやらせてもらえないこと も多くあります。幼稚園PTAのつもりでやると、そのギャップに驚いたりする人もいます。
週5日制のおかげで授業時間も少なくなってるし、親子行事をPTAの仕切りでやっても現場の先生たちは迷惑そうにして冷たかったりもするから要注意。
- 小1で役員を済ませてしまったから高学年になってから「経験者で~す」と言ったところ、周りの人には「ホンマにやったの?」と疑惑を持たれることも(T_T)。小1の最初の保護者会ではお互い顔もわからない状態で決めるから覚えてない人も多い。確証(当時のPTA総会資料など)があるといいかも。
- 小学校は6年もあるから黙っていてもまわってくるもの。無理してまで手をあげなくても、どの役員ならできるかを1年間で見極めたほうがいい場合もあり。
【戻る】
役員交替
PTA役員でもクラス委員でも、たいていの任期は1年というケースがほとんど。(役員さんには2年という人もマレにはいます)たった1年だけど、されど1年。本当に何が起こるかわからない…。
職場で8人シフトだったのが、業績悪化で6人シフトになって休みを取りにくくなる場合だってあるし、本当に大黒柱がシツギョウすることも、子どもが学校に行かなくなることも、親が倒れて緊急に介護要になることだってあるわけです…。
任期途中で続けることがとっても辛くなったら、ある程度の事実を話して交替してもらうことも必要かもしれません。(たいていは転出などの可能性を考えて、補欠を選んでいることが多いものです。)
《こんなところに気をつけよう》
- 事情があるのはおたがいさま。ある程度の融通はみんなつけようと努力してくれます。でもその事情のために全く参加できなくなったり、他の人の善意に甘えるのが難しくなったときは思い切って「交替」を申し出たほうがいいかも。
- 「できる限り続けます!」とがんばらない。出席や参加がムリな場合は、きちんと事情を話して代理をお願いしたほうが組織運営上スムーズな場合があります。中途半端に相手に期待を持たせないこともものすごく大事。
「できない」ときは「できない」と言って次の手を打ったほうが、みんな動きやすいのです。
- 役員や部長などリーダー的な役職の場合は、今後どうするのか特にきちんと話し合ってみましょう。プライベートな理由ですからすべてを洗いざらい話す必要はありませんが、大まかな概要は話したほうが理解は得られる可能性は高くなります。
交替したほうがいいのか、それとも名前はそのまま残して可能な限りを分担するのか、期間限定ならば一時的に補佐役を置くなど、さまざまな案を考えてみましょう。
- ヒラ部員の場合はもちろん部長などに相談してみましょう。
- 交替してもらった場合は後任の人にきちんと引継をしておきます。これまでの資料もすべて渡してしておきましょう。
- 次年度以降の役員決めで「途中で交替はしたけれど自分は経験者です!」と手を挙げると非難を浴びます。途中で交替したけれど、余裕が出てきたらもう一度やります\(^o^)くらいの気持ちで臨みましょう。
- 「交替」した瞬間はたぶん大きなウワサになります。でも黙って幽霊部員になって他の人が正直「迷惑だな~」と感じたときには、もっともっと大きなウワサになって以後ず~っと語り継がれることになります。
- 最初から「今年はいろいろ問題が起こりそうだな~」と思っているときはなるべくなら立候補しないほうがベターかも。クジで当たった場合は「仕方がないね~」と思ってもらえますが、立候補して…という場合は「最初からわからなかったの?」とイヤミは言われることも多い。
- もちろん「役員(委員)は途中で代わるのはダメ!」と言われることもあるかも。そんな場合は自分にとって何が大事か、何に優先順位を置くべきかを考えてください。その結果としてPTAに参加できないとしても、それはそれで仕方がないことと割り切ってもいいと、つきぐまは個人的には思ってます。(どんなに事情を話しても「絶対ダメ」と融通のきかない人もいるんです、世の中には…。)
《これだけは厳禁!》
- 何の理由もいわず「突然連絡もつかない」「出席もしない」の幽霊部員になるのはやはりレッドカードです!
【戻る】