十和田市サッカー協会 第2種委員会

記事一覧

グランドセイコーがたどり着いた、スプリングドライブの独創性を知る

“高性能な高級腕時計”として、優れた精度と信頼性を満たすスプリングドライブは、グランドセイコーの主力機のひとつだ。機械式とクォーツ式のメリットを兼備した、第3のムーブメントの独創性を探るとともに、最新モデルから定番人気モデルに至るまで、搭載ウォッチを紹介しよう。

高い技術力を持つグランドセイコー
セイコーは1969年、世界初の量産型クォーツ式腕時計時計を発売し、1999年には世界初のスプリングドライブ式腕時計を開発の上、製品化した。グランドセイコーでは機械式のほか、このクォーツ式、人気のオメガスーパーコピー 代引き専門店スプリングドライブ式ムーブメントの3種の駆動方式でコレクションを展開している。

初代スプリングドライブ
1999年12月に発売された初代スプリングドライブ。手巻き式で、Cal.7R68を搭載した。SSケースで価格は25万円、18Kケースでは50万円、後にクレドールから発売されたプラチナケースのモデルは100万円だった(いずれも当時の価格)。
なお、スプリングドライブは、初代グランドセイコーを製造した諏訪精工舎の時代から続く伝統と情熱を受け継ぐ、長野県塩尻の「信州 時の匠工房」で製造されている。

スプリングドライブについて言及する前に、グランドセイコーのハイレベルな技術力や、世界展開について見ていこう。

世界と並ぶ国産ブランド
1960年、グランドセイコーはスイスの高級腕時計に匹敵する高精度を実現した国産ブランドとして、セイコーから誕生した。

翌年には輸入関税の緩和により海外勢力との競争は激化するが、グランドセイコーは技術力向上によって競争力を高めていく。

やがて、精度と信頼性を追求した機械式とクォーツ式、さらに第3の駆動方式「スプリングドライブ」ムーブメントを強みに、国内外の市場で売上高を伸ばした。とはいえ、グランドセイコーの使用シーンは、ビジネスユースがメインといった印象であった。

そんな中、2017年、グランドセイコーはセイコーが擁する他ブランドから独立を果たす。

グランドセイコーはビジネスシーンで使うウォッチのみならず、ドレスウォッチもスポーツウォッチも手掛ける高級腕時計ブランドとして生まれ変わり、誕生から60周年を迎えた2020年には海外市場での展開をさらに加速していったのだ。

高い技術力とマニュファクチュール

長野県塩尻市にある「信州 時の匠工房」で製造される、グランドセイコーのスプリングドライブ搭載モデル。なお、同ブランドのクォーツ式モデルも、この塩尻の工房で手掛けられている。
グランドセイコーは精度や実用性で最高峰の腕時計を目指しており、ムーブメントの設計から部品製造、研磨、ケーシングまで妥協を許さない時計づくりを行っている。

グランドセイコーの機械式時計は「グランドセイコースタジオ 雫石」(岩手県雫石町)、クォーツ式とスプリングドライブ式時計は「信州 時の匠工房」(長野県塩尻市)が製造を担っている。どちらも世界有数のマニュファクチュールであることは言うまでもない。

信州 時の匠工房では年差±10秒の高精度9Fクォーツを生み出し、また、20年以上の歳月をかけて革新的な駆動方式スプリングドライブを完成させた。

信州 時の匠工房は「マイクロアーティスト工房」「匠工房」「文字板工房」「ケース工房」の4つの工房からなる。とりわけマイクロアーティスト工房では精鋭の技術者を集め、2016年には最大約8日間のパワーリザーブを誇る特別なスプリングドライブムーブメント「Cal.9R01」を発表している。

2020年、スプリングドライブの次世代旗艦ムーブメントとして登場したCal.9RA5。22年には、パワーリザーブインジケーターを裏蓋側に配したCal.9RA2も生み出された。
さらに2020年にはグランドセイコーから、最新世代のスプリングドライブCal.9RA5が登場。ムーブメントの厚さはわずか5mmと、大幅に薄型かしながらも、約120時間とパワーリザーブの延長も実現。また、精度も改良されており、従来の月差±15秒から月差±10秒へと向上している。

この新しいムーブメントは稀少な特別仕様ではなく、次世代の旗艦機として続々レギュラーモデルに搭載されている。

スプリングドライブとは?
複雑機構を追求し続ける老舗時計メーカーも多い中、駆動方式の根本的な改良を行うのがセイコーあるいはグランドセイコーの特色である。スプリングドライブも、そんな特色を表す象徴のひとつだ。スプリングドライブとは何か、その独創的な機構について見ていこう。

独自技術によって開発された駆動機構

スプリングドライブは、精密パーツを、手作業によって加工・調整することで実現している。写真は自動巻きスプリングドライブCal.9R86を分解したもの。
1999年に誕生したスプリングドライブは、機械式とクォーツ式の利点を併せ持つ、新機軸の駆動方式である。信州 時の匠工房が20年以上の研究開発の末に生み出した革新的な機構であり、現在では、セイコー、グランドセイコーおよびクレドールに使用されている。

2004年には、高級腕時計にふさわしい品質を備える、自動巻きのグランドセイコー専用のスプリングドライブCal.9R65が完成した。

3針モデルでは200以上、クロノグラフモデルでは400以上もの精密部品を、熟練の職人が0.01mm単位で加工・調整する高精度なムーブメントは、国内外で高い評価を得ている。

クォーツ式時計と機械式時計、そしてスプリングドライブ式時計の違い
クォーツ式時計は、電池を動力源に、電圧印加することで振動する水晶振動子と、この振動を1秒間の周波数へと変換するIC、そしてアナログ式の場合は針を動かすステップモーターによって構成される。精度が確保しやすく、また大量生産に向く一方で、トルクが小さいため重い針を動かせず、付加機構を搭載させづらい。

機械式時計は巻き上げた主ゼンマイがほどける力を動力源とし、ヒゲゼンマイやテンプ、アンクル、ガンギ車といった機械的構造で調速を行う。トルクが大きく複雑機構の搭載にも向くが、クォーツ式とは振動数の差が大きく、精度の追求には限界がある。

スプリングドライブ独自の調速機構が「トライシンクロレギュレーター」。主ゼンマイを収納する香箱から輪列機構を経て伝わってくる動力が磁石を備えたローターを回転させることで発電。そのエネルギーでICと水晶振動子が作動し、歯車の回転速度をコントロールする。

そしてスプリングドライブは、このクォーツ式時計と機械式時計を兼備したとも言える気候である。というのも、主ゼンマイを動力源としてICと水晶振動子で調速を行うため、大きなトルクと高精度を両立できるのだ。

サザビーズの“GOAT Collection”オークションでは、

トム・ブレイディ(Tom Brady)氏が時計好きであることはよく知られている。12月にサザビーズで開催される“The GOAT Collection: Watches & Treasures from Tom Brady”というオークションでは、ブレイディ氏の時計コレクションが出品され、彼の時計への愛が改めて示されることになる。自身のIWC(ビッグ・パイロット・ウォッチ・トップガン “モハーヴェ・デザート”)について記事を書いたり、ブレイディ氏のキャリアにまつわる記念品が出品される同オークションには、彼の時計5本も含まれている。

ブレイディ氏自身が語ったところによると、タグホイヤースーパーコピー代引き優良サイト彼が時計の世界に足を踏み入れたのは初めてスーパーボウルを優勝した2002年、マンハッタンにあるトルノーを訪れ、IWCのGST オートマティックアラームを手にしたことがきっかけだった。その後の2019年にはタグ・ホイヤーのアンバサダーを務めた時期を経てIWCのアンバサダーに就任し、彼の時計の旅がひとつの区切りを迎えた。(2度目の)フットボール引退後、彼は時計界のフリーエージェントとなり、ロレックス デイデイト“ジグソーダイヤル”やヴィンテージのロレックス デイトナ “ジョン・プレイヤー・スペシャル”など、さまざまな時計を着用している姿が目撃された。

ブレイディのユニークなフライング トゥールビヨン(推定40万~80万ドル、日本円で約5760万~1億1580万円)。

ブレイディ氏が身につけていたかなで最も注目すべき時計のひとつが、彼のカスタム仕様のオーデマ ピゲ ロイヤル オーク フライング トゥールビヨンであり、今回オークションに出品されている。このトゥールビヨンは独特なサーモンのタペストリーパターンに加え、数字の代わりにバゲットカットの“T-O-M-VII-B-R-A-D-Y”の文字が並び、さらにベゼルにも多数のバゲットカットダイヤモンドがセットされている。さらにローターにはブレイディ氏のサインも刻まれている。

過去数年、ブレイディ氏が多くの素晴らしい時計を身につけている姿を目にしてきた。ヴィンテージデイトナや、パテック フィリップの2499 パーペチュアル カレンダー クロノグラフ、さらにはIWCのトゥールビヨン スケレッテまでだ。ただ彼には失礼ではあるが、個人的には今回のモデルがいちばんのお気に入りではない。たとえそれがオーデマ ピゲ最高峰の技術が存分に発揮されていたとしても。

このロイヤル オーク トゥールビヨンを見て、ジョン・ムレイニー(John Mulaney)氏がビバリーヒルズについて語ったジョークを思い出す。“ビバリーヒルズはおしゃれ…かな。DJキャレド(DJ Khaled)が着ているものは高価だけど、見てうらやましくはならない、そんな感じの高級さだ”と。まさにこの時計に対して抱く気持ちもそれに近い。推定価格は40万~80万ドル(日本円で約5760万~1億1580万円)だが、それでも心を揺さぶられるわけではない。そしてこれは(インディアナポリス・)コルツファンの意見として言っている。ブレイディ氏は少なくともその“VII”回のスーパーボウルのうち、何回かコルツを打ち破ってきた。だからその点も考慮して欲しい。

サザビーズにとってこのオークションは、シルベスター・スタローン(Sylvester Stallone)氏のパテック フィリップ グランドマスター・チャイムを540万ドル(日本円で約7億7720万円)を売却した直後に続く、ひとりの大物セレブを引き込む大きな機会である。同オークションでは全部で47点のアイテムが出品され、そのうち27点が時計で(推定総額300万〜600万ドル、日本円で約4憶3165万~8億6330万円)、残りの20点がスポーツ関連の品(推定300万〜500万ドル、日本円で約4憶3165万~7億1980万円)となっている。

ロイヤル オーク フライング トゥールビヨンとともに、ブレイディ氏のコレクションからさらに4本の時計が今回のオークションに出品されている。そのひとつがリシャール・ミル 35-03 “ベイビー ナダル”だ。これはRMが可変慣性モーメント“バタフライ”ローターを導入したモデルであり、7時位置にあるプッシャーを使ってローターの動作を調整できる仕組みだ。この調整可能なローターのアイデアは、ふたつの翼のようなパーツ位置を変えることでローターの慣性を変化させるというもの。7時位置のプッシャーを押すと“スポーツモード”に入り、ローターの動作がブロックされる。ブレイディ氏はこれまでも複数のリシャール・ミルを着用している姿が目撃されており、このモデルもその一部として注目されている。推定価格は30万〜50万ドル(日本円で約4320万~7200万円)。

名高いアスリートであるブレイディ氏は、やはり必携のパテック フィリップ ノーチラスとロレックス デイデイトも所有している。ノーチラスは5980R、ローズゴールドのクロノグラフモデルだ。パテックは2013年にこのモデルにブレスレットを追加している。なぜならすべてのノーチラスにはブレスレットが必要だからだ。当時、ベン(・クライマー)は“もしあなたがそういう男なら、これがまさにその時計だ。私が言いたいことは分かるはずだ”と語っていた。そして、おそらくブレイディ氏ほど“そういう男”にふさわしい人物はいないだろう。彼が2017年にこの5980を手にして以来、それを着用している写真を見つけることができる。推定価格は18万〜24万ドル(日本円で約2590万~3460万円)。

ブレイディ氏のIWC トップ・ガン “SFTI”。

最近、有償のアンバサダー契約から解放されたブレイディ氏だが、サザビーズの出品物のひとつは、彼がIWCと関わっていたころを思い起こさせる。またその関係は、とても自然に始まったことを忘れてはならない。彼がトルノーで購入したGST オートマティックアラームは、実は購入する前から長いあいだスクリーンセーバーに設定していたと語っているが、これは有名な話だ。

ブレイディ氏がタンパベイ・バッカニアーズで最後にスーパーボウルを制した際、ロンバルディ・トロフィーをタンパ湾に投げ入れたパレードを覚えているかもしれないが、そのとき彼が着用していたのがこのIWC トップ・ガン エディション “SFTI”だ。推定価格は1万2000〜1万8000ドル(日本円で約170万~260万円)。

tom brady game jersey michigan
ブレイディ氏がミシガン大学時代に着用した、最後の試合用ジャージ(推定価格30万〜50万ドル、日本円で約4320万~7200万円)。

サザビーズは時計に加え、ブレイディ氏のキャリアにまつわる記念品も出品した。彼がNFLコンバインで40ヤードダッシュの際に着用したシャツ(推定価格10万〜20万ドル、日本円で約1440万~2880万円)、ミシガン大学時代の最後の試合で着用したジャージ(推定価格30万〜50万ドル、日本円で約4320万~7200万円)、そしてタンパベイ時代に使用したヘルメット(推定価格10万〜15万ドル、日本円で約1440万~2160万円)などがある。

2022年の熱狂的な時期に、ブレイディ氏のルーキーカードが230万ドル(日本円で約3億3140万円)で売却され、フットボールカードとしては史上3番目に高額な取引となった。時計と同様、あらゆるコレクターズアイテムの市場はそのあと落ち着きを見せている。それでもなおブレイディ氏への関心は根強い。最近では日曜日にフィールドで活躍する代わりに、Netflixでジョークのネタにされているものの、彼の人気は健在だ。

今回のオークションにブレイディ氏の名が付くことで、どれほどの“ブレイディ・プレミアム”が加わるのか非常に興味深い。とくにロイヤル オーク フライング トゥールビヨンは、そのダイヤモンドがまさに“ブレイディ”を象徴しているかのようで、間違いなく彼自身よりも高額な落札価格を記録するだろう。しかしほかの時計に関しては、ブレイディ氏=GOAT(史上最高選手)というイメージと結びつけにくい部分もある。もちろん出自は時計の価値に影響するが、その影響はどの程度表れるだろうか?

これらの注目アイテムを含む全47点のThe GOAT Collectionは、12月10日のサザビーズ・ニューヨークオークションにかけられます。また、オークションの前週にはプレビューも行われる予定です。詳細については、サザビーズの公式サイトをご覧ください。

H.モーザー パイオニア・レトログラード セコンド “ミッドナイトブルー”

ストリームライナーがH.モーザーの代表的なスポーティコレクションである一方、パイオニアもまたスポーティさと奇抜さ、独創性、そして革新的な複雑機構を融合させたもうひとつの選択肢として存在している。どのような形容詞で表現するにせよ、ミッドナイトブルーの新作“パイオニア・レトログラード セコンド”は、モーザーの常識にとらわれない発想を象徴するモデルだ。この時計は120mの防水性能を維持しながら、機能性と耐久性を持たせ、さらに遊び心ある複雑機構を搭載した。

H. Moser & Cie. Pioneer Retrograde Seconds
文字盤側は、ミッドナイトブルーのフュメダイヤルにモーザーのロゴが透明なラッカーで描かれており、リシャールミルスーパーコピー代引き 口コミ第1位視線の大半は6時位置のレトログラード機構に引き寄せられる。針が30秒ごとにスタート位置に素早く戻るが、通常の60秒ではなくダブルスネイルカムにより30秒間隔での表示が可能となっている。正確な時刻を知るために、スネイルカムの下にあるツートンディスクが、前半30秒か後半30秒の周期なのかを示す。このすべてを駆動するのは、HMC 250の自動巻きムーブメントである。同ムーブメントはH.モーザーが開発した一般的なCal.HMC 201をベースに、同社のパートナーであるアジェノー社が設計したモジュールを採用している(H.モーザーの親会社MELBが昨年、アジェノー社に出資した)。

H. Moser & Cie. Pioneer Retrograde Seconds
この時計は直径42.8mm、厚さ14.2mm(そのうち3.6mmはフロントのドーム型サファイアクリスタルによるもの)である。ダイヤルにはファセット加工されたアプライドインデックスと、スーパールミノバが塗布されたリーフ型の時・分針を採用している。ストラップはラバー、テキスタイル、アリゲーターレザー、もしくはスティールブレスレットから選択可能だ。時計の価格は356万4000円(税込予価)、SSブレスレットは別売りで2200ドル(日本円で約32万円)となっている。

我々の考え
モーザーは常にラインナップのバランスを取り続けている点で称賛に値する。ストリームライナーを次々と売ることもできるなかで、彼らはほかのコレクションでも常に新しい提案を模索している。パイオニアはおそらく彼らの第2の強力なコレクションであり、バリエーションの拡充は決して悪いことではない。

H. Moser & Cie. Pioneer Retrograde Seconds
レトログラードセコンドは少し変わった複雑機構だ。実際、難題のひとつは理論的には秒針がゼロに戻る時間が、1秒進む時間よりも長くかかる点にある。この複雑機構についての技術的な知識は完璧ではないが、モーザーは次のように説明している。“スネイルはセクターや針と常に接触しており、秒針軸の下に配置されたヒゲゼンマイが蓄えたエネルギーを解放します。このヒゲゼンマイはスタッドホルダーという部品で地板に取り付けられています。またレトログラードセコンドのブリッジ下に見えるラック(歯のついた部品)が秒針を正確に動かし、溜まったエネルギーを一気に解放しつつ、機構全体を制御しています”。この説明を読んで、これは精度の低下を補正するための仕組みだと思った。

H. Moser & Cie. Pioneer Retrograde Seconds
複雑機構を搭載していると考えると、この価格はかなり魅力的に感じる。唯一のネガティブな点として挙げられるのはケースサイズだろう。直径43mm、厚さ14mm(それぞれ少しの誤差はある)が、私には少し大きめに感じる。パイオニアシリーズは40mmがとても快適に思えるが、技術的な制約を考慮すれば、このサイズがベストなのだろう。

基本情報
ブランド: H.モーザー(H. Moser & Cie.)
モデル名: パイオニア・レトログラード セコンド(Pioneer Retrograde Seconds)
型番: 3250-1200

直径: 42.8mm
厚さ: 14.2mm
ケース素材: ステンレススティール
文字盤: ミッドナイトブルー フュメ、サンバーストパターン
インデックス: アプライド
夜光: あり、スーパールミノバ®が塗布されたリーフ型の時分針
防水性能: 120m
ストラップ/ブレスレット: 手縫いのアリゲーターレザーストラップ、ラバーストラップ、テキスタイルストラップ、またはSSブレスレット

H. Moser & Cie. Pioneer Retrograde Seconds
ムーブメント情報
キャリバー: アジェノー社が開発した30秒レトログラードモジュールを搭載したHMC 250
機能: 時・分表示、30秒レトログラード
直径: 32mm
厚さ: 6.5mm
パワーリザーブ: 約72時間
巻き上げ方式: 自動巻き
振動数: 2万1600振動/時
石数: 31
追加情報: シュトラウマン®製ヒゲゼンマイ、アンスラサイト仕上げ、モーザーダブルストライプ、部分的にスケルトン化されたブリッジ

価格 & 発売時期
価格: 356万4000円(税込予価)
発売時期: 2024年12月日本入荷予定
限定: なし

初期のスピードマスターを探し求めるなかで見つけた、真に希少なモデルを紹介しよう。

私は初期の個体を見つけることに異常な執着を持っている。私が手に入れた本当に素晴らしい最初の時計は1972年のロイヤル オーク Aシリーズ Ref.5402で、その特別な時計を時計趣味の早期の段階で見つけたこと(それは最初の200本のロイヤル オークのうちの1本である)によって、私はある種の病気にかかったようだ。以前ロレックスの初代コスモグラフ デイトナについて語ったことがあるが、今日はまた別の、クロノグラフにおける絶対的なアイコンのひとつであるオメガ スピードマスターについて簡潔に紹介したい。

私は初期のスピードマスターを探し求めるなかで、パテックフィリップスーパーコピー 代引き 激安この特別な時計を見つけた。これはRef.2915だが、今回の議論において特に重要なのはそのなかでもRef.2915-1にあたる個体だということだ。これは最初の、あるいは初期に作られたスピードマスターのひとつであることを意味する。似たような外観や特徴を持つRef.2915-2やRef.2915-3もあるが、この時計はRef.2915-1であり、それだけでもかなりクールだ。

初期のスピードマスターで最も目を引くポイントは、大きな矢印の形をしたブロードアローハンドだ。オメガはこのディテールを復刻モデルにも採用している(ただし、以前に話したスピードマスター'57には不思議なことに採用されていない)。この針がのちのものより機能的か美的かという点については議論があるが、それは重要ではない。重要なのは、もしあなたがスピードマスター Ref.2915-1を買うならこれらの針が必須であるということだ。

次に目に留まるのはRef.2915に特徴的なSS製タキメーターベゼルだ。計測の基準は1000mで、300km/時まで目盛りが刻まれていることがわかる。のちのスピードマスター Ref.2915-3は、Ref.2998に見られるような黒いアルミニウム製のベゼルを備えている場合もある(それは本当に過渡期のモデルだったのだ)が、Ref.2915-1とRef.2915-2にはこのSS製ベゼルが必須である。見た目の面ではのちの黒いベゼルを好む人が多いが、オリジナルのSS製ベゼルを備えたRef.2915-1は見つけること自体が難しい。この時計はもちろんそのベゼルが健在だ。

初期のスピードマスターのダイヤルには、それが60年代以降の交換品ではなく1950年代のオリジナルであることを示す特徴がいくつかある。まあ、それについてはまた別の機会に説明しよう。このRef.2915-1のダイヤルは確かにオリジナルであり、驚くほどに素晴らしいブラウンの色合いに変化している。光の当たり方によって、見るたびに少しずつ違って見えるのがまた魅力的だ。元は真っ黒であったことを覚えておいて欲しい。

この時計の裏側には“SPEEDMASTER”とオリジナルの署名が刻印されたケースバックがあり、中央にはヒッポカムポス(海馬)のエンブレムがない。

ケースバックの内部には、もちろんインナーケースにレマニア2310キャリバーが収められている。これはオメガがいうところのCal.321として知られているムーブメントだ。これは史上最高のクロノグラフムーブメントのひとつであり、オメガの仕上げがパテックやヴァシュロンで見られるレベルには及ばないとはいえ、そのシンプルな構造は際立って優れている。

ケースバックの内側には極めて重要な“2915-1”の刻印があり、この時計がどれほど希少な初期の個体であるかを裏付けている。

オメガ スピードマスターのRef.2915は極めて希少だ。間違いなく。販売されているものを探してみるといいが、見つからない(少なくともすべてオリジナルの状態のものは…)。私としてはこれは購入できるなかで最もレアなクロノグラフのひとつであり、ポール・ニューマン デイトナのようなものよりもはるかに珍しいと考えている。それどころか、驚異的なダブルスイス アンダーライン コスモグラフよりも希少かもしれない。価格もほぼ同じくらいだろう。

もちろんこの個体をとりわけ特別なものとしているのは、ブラウンのトロピカルダイヤルだ。これを追い求める人もいれば、嫌う人もいる。私はケースバイケースだ。美しく経年変化したトロピカルダイヤルもあれば、ただただクレイジーなものもある。このスピードマスターは、極めて控えめな意見だがどちらのカテゴリーにも当てはまらない。このブラウンは非常に均一で、まるでダイヤルが元々ブラウンで作られたかのように見える。私にとっては、すでに驚くほどクールな時計にさらにもうひとつの魅力的な要素を加えているに過ぎない。このブラウンは私の好みではないが、もしかしたらあなたは気にいるかもしれない。

さて、初期オメガ スピードマスターを求める私の旅は続いているが、今回はこの道中で見つけた非常にクールな例を共有したいと思ったのだ。この時計は偶然にもSheartimeのアンドリュー・シア(Andrew Shear)氏の所有物であり(記事執筆当時)、彼に連絡すれば売ってくれるかもしれないと信じている。

私自身のRef.2915探しの旅については今後も報告していくつもりだし、この非常に希少な初期のオメガ スピードマスターについてさらに詳細なレビューをお届けするつもりだ。

イタリア発の腕時計「SPINNAKER」とソニーのスマートウォッチ

腕時計「スピニカー」とソニーのスマートウォッチ「wena 3」を結合した日本限定セット「BRADNER-wena 3」の最新モデルを、全国のSPINNAKER取扱店(百貨店・時計販売店・オンラインショップ)で2月22日に一般発売します。腕時計ファンから支持を得る高コスパ"機械式時計"と注目の"スマートウォッチ"。オールブラック、黒ダイヤル×青ベルト、緑ダイヤル×黒ベルト、新色の3モデルが同時発売

「機械式時計」×「ヴィンテージデザイン」×「ダイバーズ」をキーワードに、「語れる時計」としてファンから高評価を集める「SPINNAKER(スピニカー)」。

ウブロ スーパーコピー優良サイトコンプレッサーケースのベストセラーシリーズ「BRADNER(ブラッドナー)」と、ソニーのスマートウォッチ「wena 3(ウェナスリー)」が合体した限定セットの販売実績が想定数を超え、需要に応えるため、新たなカラーを追加したラインナップを展開します。

オールブラックは、ワーキングスタイルと休日スタイルの境がなくなりつつつある現代において、需要が高まり、期待が寄せられています。どんな服装でも気兼ねなくセルフスタイリングできるところが魅力です。

この日本限定セットは、満足感と汎用性のある専用ボックスに入っているのも、嬉しいポイントのひとつです。

【手の甲側 時計部のベースはSPINNAKERの機械式時計「BRADNER」】
ブラッドナーは1950~60年代の「コンプレッサーダイバーズ」にオマージュして開発されたフラッグシップシリーズです。日本上陸時から大きな売上を記録した事で話題になりました。ヒットの秘訣は語れるこだわり満載のスペック。

インナーベゼルの「コンプレッサーケース」は2時位置のリューズを回すことで、ケース内のベゼルが回転します。また、信頼性の高い「日本製自動巻きムーブメント」、暗闇で強く発光する「スイス製スーパールミノバ」、強度の高い「サファイアクリスタル」等、語れる点が尽きない逸品です。

【手首側 バックル部はソニーのスマートウォッチ「wena 3」】
Suica等の電子マネー機能、Amazonの音声サービス「Alexa」、メールの確認、ウェルネス機能、施錠・解錠機能など、便利なスマートウォッチ機能を搭載。機能も、気分も、想い出も。すべてを満たすアイデアとテクノロジーの結晶、それがソニーのスマートウォッチ “wena”です。

【概要】
BRADNER-wena 3
一般発売:2023年2月22日
予約受付:2023年2月15日~
販売場所:全国の時計販売店・百貨店
公式サイト: https://www.spinnaker-watches.jp/feature/spinnaker_wena3

品番:
SP-5062-WN-03 
¥74,800(税込) ¥68,000(税抜)

SP-5062-WN-04 
¥70,400(税込) ¥64,000(税抜)

SP-5062-WN-05 
¥68,200(税込) ¥62,000(税抜)

【スペック】
日本製自動巻ムーブメントNH35 /無反射加工サファイアクリスタル /18気圧防水(wena 3は5気圧防水) /スイス製スーパールミノバ / レザー / ステンレススチール / W42㎜×H42㎜ / スマートウォッチ機能(Suica等電子マネー機能/Amazon Alexa/ウェルネス機能 等)

【お問い合わせ】
株式会社ウエニ貿易 時計事業部
〒110-0008 東京都台東区池之端1-6-17
TEL:03-5815-3277

[スピニカー(SPINNAKER)]
『スピニカー』は、「海を越え、海と生きる時計」をコンセプトに、ヨットやフリーダイビング等の海のスポーツに関わる人々の腕時計としてデザインされています。ブランド名の『スピニカー』の由来は、ヨットのマストの前方にはり、追い風の時に使用する半球形の大きな帆。人間を海へ駆り立てる“アドベンチャー精神”を表すために、ブランド名に採用しました。これにより、人が舵を取り、パネライ スーパーコピー代金引換を激安航海していくことをシンボル化しています。スピニカーのイラストはロゴにも表現され、駆動装置のローターにもしっかりとその優雅なイメージを刻んでいます。『スピニカ―』は2016年にヴィンテージコレクションを発表し、2018年にはパリで最も有名なデパートとされる『ギャラリー・ラファイエット』で販売を開始し、多くの名声を集めました。さらに、2019年に広まった「ヴィンテージデザインブーム」と「ダイバーズデザインブーム」を背景にその名は更に広がり、現在ではイタリア・イギリス、フランス、アメリカ、香港で展開。年間4万本以上を販売する人気ブランドに成長しました。

"SPINNAKER"とは、ヨットのメインセイルの前に張り、追い風の時に使用する三角形の帆です。人間を海へ駆り立てるアドベンチャー精神を表すために、ブランドの名前として採用しました。これにより、人が舵を取り航海していくことをシンボル化しました。