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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

じないまち随想6 2005年2月19日

 
重要文化財・(旧)杉山家住宅
 
勝間家住宅(旧・南杉山家住宅)
 「花紋」 (山崎豊子著、新潮文庫)を読みました。

富田林駅前の芦田書店で以前に買い求めたままであった山崎豊子著「花紋」を読み終えました。

南河内随一の大地主であった葛城家に生まれた総領娘・葛城郁子(歌人 御室みやじ)を主人公にした小説ですが、芦田書店からも程近い富田林寺内町にある
(旧)杉山家住宅に生まれた明治の女流歌人・石上露子(本名 杉山タカ)に題材を求め小説化されたと言われています。小説の中では河内長野の石川沿いに庵を構え、歌人・御室みやじとして歌壇から高い評価を受けながらも、大地主の総領娘としては叶わぬ想いと意にそぐわぬ結婚生活に苦悩し続けた、数奇の運命に翻弄された人生を描いています。

小説の中では富田林の地名は一度も登場しませんが、河内平野を流れる石川や金剛・葛城連山、二上山の風景描写は富田林・寺内町から眺める風景をそのまま想起するものです。御室みやじが歌を詠んだ庵から石川を見渡す風景は、さながら勝間家住宅(旧・南杉山家住宅)の庭越しに眺める石川や金剛連山の情景のようです。

(2005年2月19日、管理人)
 
勝間家住宅(旧・南杉山家住宅)
 
河内平野を流れる石川や金剛・葛城連山
じないまち探訪記
じないまち随想
 ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人)

Information


富田林寺内町
(城之門筋)
(富田林市提供、禁無断転載)

道順
寺内町へは近鉄長野線 富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分
です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)

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