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富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

国の重要伝統的建造物群保存地区

 【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan - historic preservation district
富田林寺内町の歴史

大阪府南東部の南河内(みなみかわち)地方に位置する富田林 (とんだばやし)市。中心部の旧市街地には江戸時代中期以降に建てられた民家(商家、町家)が約40軒、往時の姿そのままに保存・継承されています。富田林の名前の由来にもなった、富田が芝と呼ばれた荒地は、今から約450年前、戦国時代の最中に
興正寺別院 (一向宗・浄土真宗)を中心に宗教自治自衛都市・寺内町 (じないまち)として開発され、発展しました。今も戦国時代の東西南北の碁盤目状の町割(都市計画)を留めています。
 
河内名所図会(享和元年、1801年)

安永7年(1778年)の村絵図
 
17世紀後半に入ると中世・寺内町としての性格は失いつつも、南河内地方における、米、酒造、木綿、菜種油、木材などの商品作物の交易・流通の中心地、近世・在郷町として大きく栄えました。往時の繁栄が偲ばれる大店の商家は、建築年代が江戸時代中期から昭和初期に亘り、建築様式や外観も少しずつ異なっており、それぞれが個性的な表情を見せています。伝統的建築物は、国の重要文化財に指定された(旧)杉山家住宅興正寺別院、さらには大阪府有形文化財に指定された仲村家住宅をはじめ、文化遺産として極めて貴重で価値の高いものです。幸いにして戦災から免れ、高度成長期の開発の波も受けず、寺内町地区一帯は昔ながらの外観を残しています。
 
日本の道百選・城之門筋
 
南会所町
重要伝統的建造物群保存地区に選定

地元自治体の学術調査や、その後の住民の協力による地道な
町並み保存運動が実を結んで、富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。言わば「歴史的町並みの重要文化財」と呼べるでしょう。同保存地区はこれまでに全国で118地区(2018年5月時点)が選定されており、富田林・重要伝統的建物群保存地区は大阪府下では唯一の選定となっています。2018年5月には選定地区が西側に拡大されました。

浄谷寺本堂(選定地区拡大) 

北野家住宅(選定地区拡大) 
寺内町にある616棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた188棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。 
 
重要文化財・興正寺別院・鼓楼(外観修理中)
 
重要文化財・興正寺別院・鼓楼
 
1)建造物の状況(建築年代)
 建 築 時 期  棟 数 
富田林寺内町地区 (12.9ha) 内、拡大地区 (1.9ha)
江戸~明治期 171棟 (27.8%) 16棟 (19.3%)
大正~昭和初期 86棟 (14.0%) 8棟 (9.6%)
戦後~昭和40年頃 61棟 (9.9%) 7棟 (8.4%)
昭和40年~63年頃 147棟 (23.8%) 32棟 (38.6%)
平成 151棟 (24.5%) 20棟 (24.1%)
合計 616棟 (100.0%) 83棟 (100.0%)
2)伝統的建造物の状況(種別)
様 式  棟 数 
富田林寺内町地区 (12.9ha) 内、追加した棟数 (1.9ha)
江戸~明治期 109棟 (49.5%) 24棟 (61.5%)
大正~昭和初期 79棟 (35.9%) 8棟 (20.5%)
戦後~昭和40年頃 11棟 (5.0%) 0棟 (0.0%)
昭和40年~63年頃 21棟 (9.5%) 7棟 (17.9%)
合計 220棟 (100.0%) 39棟 (100.0%)
出典参考資料:
① 「富田林市富田林伝統的建造物群保存地区保存計画(富田林市教育委員会生涯教育部文化財課、2018年5月)
②「富田林重要伝統的建造物群保存地区説明資料」 (同上、2018年3月)

富田林重要伝統的建造物群保存地区の選定地区拡大以前の概要(2018年5月以前)
寺内町の成立と歴史  歴史逸話
寺内町の成立と歴史 宗教自治都市
寺内町の成立と歴史 在郷町としての発展

寺内町の成立と歴史 繁栄と衰退
寺内町の成立と歴史 繁栄と衰退(昭和40・50年代の頃)
吉田松陰 仲村家に滞在 - 嘉永六年二月・三月
桜田門外の変と富田林の木綿問屋
大久保利通が杉山邸に来たこと
郡役所新築に対する葛原氏の意見書 明治十八年
富田林開発記念碑 興正寺別院
木沢与平氏の「年代記」
富田林駅前の「楠氏遺跡里程標」
浄谷寺の釣鐘
歴史的建造物(一覧)・建築様式 
歴史的建造物一覧(寺院・町家)
歴史的建造物一覧(寺院・町家)(続き)
歴史的建造物一覧表(寺院・町家)
寺内町の建築様式
寺内町の建築様式(続き)
寺内町の町割(都市計画)・交通 歴史的町並み景観の保存・地域コミュニティー活性化
寺内町の町割(都市計画
東高野街道と石川の舟運
寺内町の入口(街道口)
歴史的町並み景観の保存
歴史的町並み景観の保存(続き)
寺内町の景観(保存・美化・調和)
富田林寺内町をまもりそだてる会
地域活性化への取り組み
 「カラー 歴史の町並」(文・那谷敏郎 写真・橋本治朗、淡交社刊、1975年初版)
既に絶版になっている書籍ですが、富田林市中央図書館の蔵書の中から見つけた1冊です。全国各地の歴史的町並みを著者が訪ねて書かれた紀行文で、富田林にも足を運んでおられます。富田林寺内町の歴史について、エッセー風にわかりやすい文章で記されており、小生のお気に入りです。出版社である淡交社編集部の事前許諾を頂戴しましたので、抜粋・引用の上、紹介させて頂きました。 (2012年9月10日、管理人)

Information


(富田林市提供、禁無断転載)

富田林寺内町への道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。

歴史(略年譜)
1560年 富田林寺内町の誕生
    (興正寺別院開基) 
1574年 浄谷寺、富田林移転
1582年 本能寺の変
1580年 豊臣秀吉 天下統一
1600年 関ヶ原の戦い

1608年 妙慶寺開基
1615年 江戸幕府の天領
1638年 興正寺別院本堂再建
1644年 杉山家住宅建造
1688年 51業種149店舗が商売

1720年頃 妙慶寺本堂再建
1751年 防火用心石碑
1753年 木口家住宅建造
1775年 町割が六筋八町に
1782年 仲村家住宅建造

1830年 浄谷寺本堂再建
1853年 吉田松陰仲村家に逗留
1854年 (南)葛原家三階蔵建築
1868年 明治元年
1875年 大久保利通 杉山家訪問
1883年 警察署、郡役所富田林へ
1898年 河陽鉄道富田林開通

1923年 大阪鉄道があべの橋開通
1926年 金剛自動車運行

1947年 農地改革
1957年 府教育委員会 町家調査
1983年 旧杉山家住宅 重文指定
1986年 城之門筋 日本の道百選
1990年 仲村家住宅 府文化財
1997年 重要伝統的建造物群保存地区選定

2007年 美しい日本の歴史的風土     百選
2009年 都市景観大賞「美しいま     ちなみ優秀賞」受賞
2014年 興正寺別院 重文指定
2018年 関西まちづくり賞受賞
2018年 重要伝統的建造物群保存地区・西側に選定地区拡大

 寺内町の見どころガイド (1/2)
 寺内町の見どころガイド (2/2)
歴史的町並み保存の歩み
歴史的町並み景観の整備・保全
富田林寺内町をまもりそだてる会
寺内町の建築様式
屋根・屋根瓦
虫籠窓
格子窓
土蔵
煙だしの越屋根
鐘馗さん(魔除けの瓦人形)
袖うだつ
Art Gallery
Books
東高野街道

ボランティア・ガイド



団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)

ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)

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