ほしたびの旅

壱岐・対馬・長崎・佐賀の旅2011

旅日記4日目:5月2日(月) 対馬縦断復路、福岡へ

穏やかな朝だ。6時前に起床。海もおだやかで気持ちが良い。テント泊した三宇田海水浴場を歩く。ここはいい。


朝の海

三宇田海水浴場

豊砲台跡の入口

7:30に三宇田海水浴場を出発。まず北上し、対馬の最北端近くになる豊砲台跡へ。昭和9年に戦艦の主砲を取り付けた設備の跡とのこと。電気をつけて中に入ると結構広い。奥の砲塔部は上がぽっかり大きな穴が開いている。


通路

砲塔部下側から

次に韓国展望所へ。韓国風の外観の休憩所があった。今日も黄砂の影響で遠くがかすんでいて、韓国は見えない。


韓国展望所

黄砂で遠くが見えない

対馬オメガ局の跡

県道39号を南下していく。オメガ塔跡に寄ってみる。ここは「対馬オメガ局」の跡で、船舶や航空機が現在地を測定しながら航行できるように超長波の電波を発射していた。塔の高さは当時445mと東洋一を誇っていたが、人工衛星を使ったGPSが普及して1997年に閉局となり、今は公園となって、10m分だけ塔が残されている。

それから県道39号を海沿いから内陸に入り少しすると右折する所に通称として「もみじ街道」の標識が建っていた。どうせもみじはちょっとだけだろうと思って走り出す。しかし、舟志川という川沿いに結構長く、数km程続いていて、見事な新緑で美しかった。紅葉の時期はさぞかし綺麗だろう。


もみじ街道

川沿いにもみじが茂る

次は「琴の大銀杏」。見てみると新緑も綺麗でなかなか見ごたえがある。日本全国で第2位の大きさで、樹齢1200年とも1500年とも言われているらしい。

それからもう一度、和多都美神社へ。昨日とは時間が違うので、今回はいくらか潮が満ちていてそれなりの雰囲気。


支えが高樹齢を感じる大銀杏

潮が満ちた鳥居

ろくべえ

これで一通りは対馬内を回り、あとは南下して厳原の町へ戻る。昼食は厳原ショッピングセンター内にある「対州庵」といううどん屋さんで「ろくべえ」(650円)なるものを食べた。「ろくべえ」は対馬の郷土料理で、さつま芋から取り出したでんぷんから作られたもので、食べた感じとしては、色のついたうどんとところてんの間といったところか。

それから町の中をうろうろして時間をつぶす。14時頃にフェリーターミナルに行き、乗船手続きをする。前々日に窓口の人に聞くと、一度にバイクを乗せるのは5台までと言われたので心配していたが、途中壱岐で降りる人を含めて4人目くらいだった。一度、夕食用の弁当を買い出ししてから戻り、バイクをフェリーに乗せる。乗客の数はさほど混んではいない。定刻の15:25に対馬の厳原港を出港。途中、17:30に壱岐の郷ノ浦港に寄港し、17:45に出港。乗客は少し増えたが、まだいくらか余裕がある。日は暮れ、 20:10に博多港に到着。


花自動車

博多港から西方向へ進む。明治通りに入り、今川町のローソンで休憩していると、周りがざわざわしてきて、遠くから明るい電飾の車3台がゆっくりと近づいてきた。どうやら博多どんたく港祭りの前夜ということで走っている「花自動車」のようだ。

  • 今日の天気:晴
  • 走行距離:167.2km
  • 宿泊地:福岡市西区内にある公園