壱岐・対馬・長崎・佐賀の旅2011

朝は少しひんやりする。さっさと片付けて5:20頃出発。空はどんより曇っている。海沿いに県道54号を西進する。二見ヶ浦では海岸から少し離れたところに岩が２つ並んでいて、例によって縄がかけられている。

国道202号に出て西進し、佐賀県に入る。虹の松原の中を走る。緑と茶色の世界だ。それからその南側にそびえる鏡山へ上がった。展望台から虹の松原が見える。結構広い範囲に松原が広がっているのがわかる。ただ、今日も黄砂の影響もあり、どんよりと曇っていることもあり、あまりよく見えない。

それから、呼子に向かう。途中、どこかのJAでは坂本竜馬が玉ねぎを持った看板があったりした。呼子では朝市をやっていて、朝8時過ぎの時間で多くの人が歩いていた。売っているのはイカの干物が多い。他にウニ、さざえ、鮮魚、魚の練り製品等が売られている。「魚ロッケ」（80円）というのを買って食べてみた。平天に衣をつけてあげていて、平天よりちょっとだけ食感がちがうかな程度で、大したことはない。冷えてたし。次に紫ウニを買って食べた（400円）。ウニは買うとその場で殻をむいて手のひらに出してくれるので、それを食べる。潮の香りがいい感じ。

それから呼子大橋を渡り、加部島にある「風の見える丘公園」へ。呼子大橋の眺めがいい。

次に、名護屋城跡へ。17年程昔に訪れた時は、あまり整備もされてなく、無料で散策できたと思うけど、今回行ってみると清掃料という名目で100円徴収していた。散策すると名護屋城跡は結構広い。文禄・慶長の役当時は周りに多くの大名の陣所が設けられていたというからもっと大規模だったのだろう。本丸跡からの眺めも良い。

その足で名護屋城博物館へ。こちらは無料。展示内容は文禄・慶長の役を中心に、その前後まで解説している。日本軍と朝鮮・明連合軍のそれぞれの船の模型が展示されていたが、日本軍の船である安宅船の上部に城郭のようなものがあったのはおもしろかった。

それから3km程北に走り、波戸岬へ。散策すると海中展望塔入口近くに「恋人との聖地」とかいってハート形のオブジェがあり、カップルが写真を撮ったりしていた。私は足早に退散・・・。灯台まで行こうかと思ったが、結構歩き疲れているので断念し、Uターン。駐車場に戻り、そこに並んでいる店で、さざえのつぼ焼き（4個で500円）を食べた。

それから南へ走り、玄海エネルギーパークという所に寄ってみた。ここは九州電力玄海原子力発電所があり、隣接して、展示やゲームで原子力発電について学ぶサイエンス館（無料）があった。サイエンス館入口近くには物産販売所があり、ここにも「いか」がいろいろある。おなかがすいていたので「イカちゃん」（しょうゆ味）（100gで200円）を食べた。

そこから3km程南に進むと浜野浦の棚田の展望台があった。国道から海側へ階段で降りたところにその展望台はあった。そこから見ると海に向かって斜面に棚田が造られている。そしてなぜかそこにも「恋人の聖地」のモニュメントが建っていた・・・。

国道204号から県道217号に西進して鷹島肥前大橋へ向かう。鷹島肥前大橋も斜張橋だ。橋を渡ると長崎県松浦市の鷹島だ。鷹島歴史民俗資料館（300円）に入った。ここでは元寇を中心にした展示がされている。1281年の弘安の役の際に元軍の多くの船が沈んだのがこの鷹島周辺で、それらの引き上げられた遺物も展示されている。教科書で習った「てつはう」とか、隣の埋蔵文化財センターには引き上げられた「大碇」とかも展示されていた。

鷹島肥前大橋をもう一度渡って佐賀県唐津市肥前町に戻る。いろは島展望台に行ってみた。展望台からはおだやかな伊万里湾に浮かぶ大小さまざまな島が眺められた。

国道204号を走り、伊万里市を通過し、再び長崎県松浦市に入る。薄暗くなってきたので松浦市内の道の駅に泊まろうかと思ったが、近くに風呂に入れる所がなかったので、より温泉に近い道の駅「昆虫の里たびら」に進む。温泉は道の駅から5km程南、佐世保市鹿町町にある「鹿町温泉　やすらぎ館」（10:00～21:00、木曜定休、大人600円）へ。温泉の後、道の駅に戻り、松浦市内のスーパー「ハイマート」で買っておいた「寿司盛り合わせ弁当」を食べた。通常980円が売り切り価格で半額になっていたので、お得感ありで、ボリュームもあったので満足。

• 今日の天気：曇
• 走行距離：237.5km
• 宿泊地：長崎県平戸市　道の駅昆虫の里たびら
• 入浴地：佐世保市鹿町町　鹿町温泉　やすらぎ館