旅日記6日目:5月4日(水) 平戸をぐるり
道の駅 たびら のオブジェ
疲れがたまっているのか、昨晩は熟睡した。朝5時頃起床し、7時前に出発。一旦北上し、平戸大橋を渡って平戸島に入り、さらに生月大橋を渡って生月島に入る。時計回りで生月島を回ることにする。島の西側は急峻な崖が多い。
平戸大橋
生月大橋
生月島自然歩道案内図
塩俵憩いの広場という所の駐車場に着く。「塩俵の断崖」というのを見るのはどこだろう・・・。そこに建っていた「生月島自然歩道案内図」を見て、遊歩道があるからこの道を歩いていけばいいのかな?と思ってアップダウンの遊歩道を歩いていく。道脇には紫や黄色の綺麗な花が咲いていた。いくらか歩いていくとテントが張られているのが見えてきて、さらにそのキャンプ場の所で終わっている車道も見えてきた。さっきの案内図には遊歩道入口の駐車場とキャンプ場の間に塩俵の断崖があるはずなのにと思いつつ来た遊歩道を戻る。(後で見える場所がわかる・・・)
タツナミソウ
菜の花
ノアザミ
キンポウゲ
御崎野営場
駐車場に戻ってバイクに乗り北上する。途中脇道に入ってさっき見つけたキャンプ場を確認してみる。キャンプ場は「御崎野営場」となっていて、利用時には平戸市生月支所(0950-53-2111)に届け出が必要との案内板があった。(テント持込み1張1泊1040円、大人1日210円(1泊は2日分)、4/1~10/31)
北上する道に戻って最北端をめざす。少し走ると車道が行き止まりになり脇に小さな駐車場があるので、そこにバイクを停める。そこから歩いてちょっとで大バエ灯台にたどり着いた。灯台は小さな白い灯台で、灯台自体が展望台になっていてそこから眺めると海の眺めが綺麗。崖の下を見ると海の色がきれいな水色をしている。
大バエ灯台
展望台からの眺望
生月島塩俵断崖の柱状節理
さて、引き返す。結局、塩俵の断崖ってどこなんだろうと気になってさっき寄った塩俵憩いの広場にもう一度寄ってみた。遊歩道があったのと反対の方向に歩いてふと振り返って北の方を見ると・・・、海に面した崖が柱状節理の状態になっている!なんだ、こっから見るのか(^^;)。
戻りは生月島の東側の県道42号を走り、生月大橋を渡って平戸島に戻る。平戸島に戻ったところで右折して県道19号を南下して平戸島の西海岸を走る。ちょっと走ったところで様々な色のカエルが並んで笑ってた(^o^)。近くに人たちが作って並べているのだろう。よく見るとボール状の物の表面にハングル文字の刻印がみられる。漂着物を使って作ったのだろうか。
各々側面にメッセージが書かれている
ハングル文字が刻印されている
2・3km程南に走ると、海岸に出た。そしてその海がむちゃくちゃ綺麗。人津久浜とかいう所らしい。しばし海を眺める。それから、さらに南へ進む。山の上には平戸風力発電所の風車が建っていたりする。
綺麗な人津久浜の海
平戸風力発電所の風車
国道383号に出て南下、間もなく国道も終わって県道19号になって西方向へ進む。宮之浦漁港という所 で道路が終わった。ここが「橋で結ばれた日本最西端の港」となっている。周りは特に何もない。
橋で結ばれた日本最西端の港碑
国道383号を北上していく。島の北部にある川内峠の方へ進んでいく。上の方は草原が広がっていた。
草原
幸橋(オランダ橋)
平戸市街に入り、街をまわることにする。まず平戸城の方に向かい、城の北下にあたる所にあった、平戸観光協会レストハウスの観光案内所にたどり着いた。そこで観光パンフレットを入手する。そして、石造りのアーチ橋である「幸橋(オランダ橋)」を見る。
ここでおなかがすいたので昼食を食べようと、「一ふじ食堂」に入った。ごく普通の食堂といった感じ。時間も時間なので結構お客が入っている。「平戸ちゃんぽん」(630円)を食べた。具もたくさんはいっていて、普通においしくいただいた。
一ふじ食堂
平戸ちゃんぽん
昼食の後、大そてつ、六角井戸を見て、歴史の道に出た。ウイリアムアダムズ等の歴史上の人物のブロンズ像が建っている。足湯があったりもする。暑いこともあり、お土産屋「婆娑羅(ばさら)」で「夏香シャーベット」(200円)を食べる。ミカンの種類ということで、さっぱりとしていい感じ。
うで湯・足湯
夏香シャーベット
それからポルトガル船入港碑まで歩いた後、平戸ザビエル記念教会を見る。
ポルトガル船入港碑
平戸ザビエル記念教会
ホッケイかな?
次は松浦史料博物館(500円)へ。ここでは平戸藩主松浦家と平戸・長崎に関する資料がたくさん展示されていた。展示されている資料の中に、棒を持って馬に乗った人が球を使った競技をしているような絵があり、その中に「ホッケイ」と思われる文字が見られた。
それから、お菓子屋さんの「蔦屋」に入り、「カスドース」(1個168円)を買って食べる。カスドースは、カステラを卵黄でコーティングし、グラニュー糖をまぶしたお菓子ということだそう。
お菓子屋さん、蔦屋
カスドース
じっくりまわった後、ようやく17時前に平戸島を後にして本土に戻って南に進む。県道18号を通り、長串山公園へ上る。ちょうどつつじまつりの開催期間中で、期間中の日中は有料みたいだけど、遅い時間なので無料でいいよとなった。つつじがたくさん咲いていて、海に浮かぶ九十九島の景色もきれいだ。
長串山公園のつつじ
九十九島を望む
それから南に進み、小佐々の神崎鼻に向かう。ここは「日本本土最西端の地」。午前中に訪れたのは「橋で結ばれた日本最西端の港(地)」。まあ、基準はいろいろあるけど、とりあえず端っこということで。海の向こうを見るとその平戸島が見える。
日本本土最西端のシンボル塔
日本地図
神崎鼻を出たのは18時半過ぎ。だいぶ遅くなってしまった。泊まる所をさがして走る。西海市にある道の駅「さいかい」まで進んだが、途中の佐世保市内のスーパーのトイレにリュックを忘れたことに気づき、一旦そこまで戻った。再び道の駅「さいかい」にたどり着いたころにはすっかり夜も遅くなってしまった。ここでテントを張り、寝た。
- 今日の天気:晴、夕方曇
- 走行距離:294.5km
- 宿泊地:長崎県西海市西海町 道の駅 さいかい