更新日: 31-DEC-2004
無可動実銃コレクション Collection of Deactivated Firearms
このページでは当方の趣味の無可動実銃のコレクションを紹介しています。

はじめに

世界で最も銃器の規制が厳しいとされる日本では、一般人には銃器はほとんど無縁です。 海外旅行先の射撃レンジで実弾射撃を体験することもあるでしょうが、 実物の銃を見たことも触ったことも無いという人が大部分でしょう。 もちろん、日本でもライセンス制で狩猟目的等での銃の所持は可能ですが、敷居がかなり高い上に、 所持許可が下りる銃の種類がかなり制限されています。また、その銃を許可を持たない人に触らせたり、 部屋の壁に飾ったりすることも厳しく禁じられています。

日本にも銃が好きな、いわゆるガンマニアと呼ばれる人が多数いますが、 国内の規制の厳しさの為、興味の中心はもっぱらエアガンやモデルガンといった、 トイガンに向けられてきました。実際、現在の日本製のトイガンは、 外国製のそれとは比べ物にならないほどよく出来ていて、 マニア心をそこそこに満足させるものであることは間違いありません。 しかし、よく出来ているとは言ってもそこはオモチャ、やはり本物とは違うもの足りなさが残ります。

従来なら、どうせ日本に住んでいる限りは自分が欲しい銃の実物は持てないのだからと自分に言い聞かせ、 トイガン趣味で心を満たすように努力するか、 千里の道も一歩からの言葉どおり、自分が欲しかった銃とはちょっと違うが、 実銃(ライフル)の所持許可を得る為に10年以上の時間を覚悟で、動き出すかのどちらかしかありませんでした。

しかし、この状況は10年くらい前に変わりました。「無可動実銃」という、 新しい選択肢が出来たのです。無可動実銃とは、実物の銃の発射機能を使用不能に加工した物で、 所持許可不要で誰でも所有することが出来ます。法的には銃器ではなく、単なる置物なので、 部屋の壁にインテリアとして飾るのも自由です。無可動である以上、弾を撃つことは出来ませんし、 作動部分も一部に限られていますが、まぎれもない本物の存在感、重量感、歴史的背景といったフィーリングは、 トイガンでは絶対に味わうことは出来ません。

無可動実銃には、エアガンが弾を撃ったり、モデルガンがメカニズムを作動させたり、といったアクション はありません。動かない銃に価値を見出すことの出来る大人の為だけの趣味といえるでしょう。 無可動実銃について、ガンマニアの間にも否定的な考えを持つ人もいるでしょうが、 このホームページでは、それらの意見に対する反論はしません。 私と価値観を共有できる方々にご覧いただければ良いと思っています。


更新履歴

コレクションの紹介

COLT AR-15 SPORTER 1
米軍が採用したアサルトライフルM16の民間向けバージョン。セミオートのみで、口径は.223(5.56mm×45)。
COLT M16A2 Rifle Model 705
米軍現用のアサルトライフル。軍用モデルで、セミオート、3発バースト切り替え機能を持つ。 口径は.223(SS109,5.56mm×45)。
AI AR-10 トラディショナルモデル
AR-15の先祖にあたるモデルで、口径は.308(7.62mm×51)。 軍用モデルでフルオート/セミオート切り替え機能を持つ。
MP5A5
世界50ヶ国以上の軍・警察で使用されている代表的なサブマシンガン。口径は9mm×19。 フルオート/3発バースト/セミオート切り替え機能を持つトリガーグループを装備。
AK47
旧ソ連で開発され、ソ連を始め旧東欧や共産圏の国々で使用されたアサルトライフル。口径は7.62mm×39。 フルオート/セミオート切り替え機能を持つ。
AK103
現在のロシアで、AK74の最新型のAK74Mをベースに、輸出向けに口径を7.62mm×39に変更したモデル。 フルオート/セミオート切り替え機能を持つ。
MG42 (Maschinengewehr 42)
第2次大戦でドイツが使用した汎用機関銃。口径は7.92mm×57。 当時としては最も先進的な機関銃で、現在でも通用する優れた設計で作られている。 .308口径に変更された戦後改良版が、ドイツを始め十数ヶ国で現在も使用されている。
MP40 (Maschinenpistole 40)
第2次大戦でドイツが使用したサブマシンガン。口径は9mm×19、 フルオートマチックのみで、ドイツの自動火器の中で最も多く使用された。
U.S. Submachine Gun Caliber .45, M1A1
トミーガンの通称で呼ばれたトンプソン・サブマシンガンを米軍向けに簡素化したモデル。 第2次大戦時に登場し、口径は.45ACP(11.43mm×23)、フルオート/セミオート切り替え機能を持つ。

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