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株式会社ビルダーストーリー

おススメspotRecommended place

甲信越(山梨・長野・新潟)

  • 河口湖
河口湖は、標高831mにあって、周囲20.94km、面積5.70k㎡、最深14.6m、透明度4.7mで富士山の溶岩により、せき止められてできた湖。
周囲はホテルなどが立ち並び、湖面には白鳥?の形をした遊覧船が浮かぶなど、かなり観光化されている感は否めないが、湖の西の方に行くとそれなりに自然が残っている。
その昔、恋人たちが、その間を許されず、身を投げ、人魚なったという言い伝えがある。また、戦国時代、武田家の埋蔵金が沈められているという言い伝えもある。
河口湖湖畔にあるハーブの館。観光地にあるので、お土産屋さん化しているが、鉢植えや、アレンジメントフラワーの教室もある。
この地域はハーブに力を入れていて、世界中から集められたハーブグッズ3000点がずらり。ドライフラワーや、ハーブクッキー、エッセンシャルオイルなど、豊富な品揃で、お土産を買うのに一押しのスポット。

喫茶店も併設され、ハーブティーによるゆったりとした時間をすごすことができる。ここで、目をひいたのがコラージュ作家の大野さをりさんの作品。1998年、ハルナグラス(群馬県)にてビッツと出会い、その輝きに魅了され、クリスタルコラージュ「シャツ」を発表。
一躍評判となり、コラージュ作家に転身し、日常生活にある素材をもとに自然で、透明感あふれるあふれる作品をつくり続けている。これまで、平成12年、13年と2回の個展が開かれている。
15cm角の小さな額に入ったもので、約5000円とリーズナブル。北海道の山奥に棲むと言われる小さな妖精、ニングルの人形をつくるを与 勇輝(あたえゆうき)の河口湖ミューズ館。河口湖の神秘な雰囲気にぴったり。
布で、作られた人形はいまにも動きそうなリアルさで、絶妙なプロポーション。テーマも架空の世界、江戸から明治、そして携帯電話のように、現代を題材としたものまで、豊富。共通しているのは、”かわいらしさ”。
昭和初期から30年代の半ばにかけて画家としてばかりでなくファッション、随筆なども手がけ、 モダンな美学と才覚で幅広い活躍を続けた中原淳一の美術館。
戦前とは思えない、明るく美しく斬新なデザインのファッションセンスと一点の迷いもない鋭い線画には目を奪われる。敷地は旧宮様の別邸の敷地で、樹木を極力切らない設計となっている。2001年に開館した河口湖の周辺地域で、最も新しい美術館。
  • 空耳の丘
約20年ぐらい前に出された遊佐未森のForest NotesというLDが出されたのをご存知の方がいるかな?ここはその撮影が行われた富士パインズパーク。
北口本宮浅間神社から、富士山に向かって2km、吉田口登山道沿いにある。富士山の麓にあるこの公園の本来の名前は「諏訪のノ森自然公園宮」だが、ほとんどが樹齢400年にも及ぶ赤松で占められている。芝生の絨毯の向こうには赤松林が広がり、晴れた日には雄大なな富士を望むことができる。この日は残念ながら、曇りで富士山を拝むことはできず。
標高900mにあり、面積14haの広大な敷地を有し、四季折々、豊かな自然に囲まれてのスポーツや散策の他、バーベキューができる施設もある。右は「暮れてゆく空」と「僕の森」の撮影が行われた場所で、気持ちのよい芝生広場になっている。昼寝をするにはもってこいだが、昼間は家族連れで賑わうのでゆっくりしたい場合は早朝がオススメ。左は「水夢」、「山行きのバス」のロケ現場。林に囲まれた小さな広場になっている。
晴れた空の下をバスは山へ向かって走るよ
窓を開けて僕は木々の匂いの光を浴びるよ
アスファルトもう見えない坂道。
カバンさげたままの君も誘って来れたらよかった
森に向かって投げよう
いつか舗装で拾った木の実を

土曜日の心はいつも揺れてごごの高い日差しが僕を道草に誘う
♪♪空まぶしい日曜日
あてもなくていつもの公園
もう緑の広場ははしゃぐ声が光にざわめくよ
白いベンチ誘ったら、笑うかないつか君をああでも
今半分しぼんだ茜色の風船みつけた
胸あふれるため息
少し早い夕日に吹き込もう
♪♪朝もやの街に鳥たちが啼きはじめたら、目醒めかけた瞳に記憶のフィルムに廻りだす
今も君を忘れられない
画用紙に描きつけた夏は昨日を駆け抜ける
時の糸をたぐりよせても
窓を開けたとき空は僕の朝を告げた

白い煙残して君をのせたバスは走る
ガラス越しのくちびる
確かに君の声がした♪♪


  • 勝沼
日本のワインの約1/4を生産する勝沼。360°一面、ぶどう畑が見渡せる町営ぶどうの丘は勝沼のシンボル。
勝沼駅からは約15分ぐらい歩く。周囲はぶどう園に囲まれており、車も少なく歩きやすい。頂上は小さな広場になっており、ベンチとなぜか、鐘がある。
丘の下のインフォメーションセンターの地下にあるワインカーブ(貯蔵庫)で試飲をしてここで、昼寝をするのもよし、お土産のワインをここでちびちびしながら、昼寝をするのもよし。
一番上の広場は人通りが多く、カップルが鐘を鳴らしたりするので、広場のすぐ下の少しななめになっているところがオススメ。
ぶどうの収穫期は、7月下旬から11月上旬にかけて、デラウェア、巨峰、甲斐路など様々なぶどうが収穫される。町内には約130のぶどう狩り園がある

ワインを飲むと車に乗れないが1時間に1本だけど、ぶどうの形をしたぶどうバスが町内をめぐっているので、これを利用すると楽。1回100円。
ぶどうの丘のインフォメーションセンターの地下にあるワインカーヴは町内の23社のワイナリーと勝沼町推薦の約150銘柄のワインを一同に揃えている地下貯蔵庫。売店で専用の試飲容器タートヴァン(1100円)を買い求めると全てのワインを試飲できる。一度、買うとその日は何回でも出入り自由。ただし、別の日に以前買ったタートヴァンを持って行ってもダメ。リボンの色が違うらしい。ぶどうの丘に立ち、抜群の眺望を誇る展望温泉。
温泉には屋内に3つの温度のお湯(38-41℃)と露天風呂があり、ゆったりと疲れを癒すことができる。
露天風呂からは昼は甲府盆地、御坂山塊、南アルプスが一望でき、夜は夜空が美しい。温泉は水素イオン濃度9.5という高アルカリ性であるが、マイルドな湯質は世界的にもめずらしいらしい。できたばかりの温泉で設備も新しく、広い休憩スペースもある。600円。
ただ、受付のおじさんがなんとなく、事務的。天空の湯の目の前にある漆(うるし)ミュージアムは、日展の会員や現代工芸美術家協会評議員を務める漆工芸家・並木恒延の作品を中心に展示した、全国でも数少ない漆絵専門の美術館。
その鏡のような見事な平滑性を有する漆の技術には驚くばかり。作品は日本の風景や人物が多い。
世界から10000種類以上のワイングラスを集めたワイングラスショップ。ワインにちなんだグッズもいっぱい。
ガラス工房もある。ショップなので、入場無料だけれど、何買わないといけない雰囲気ではなく、時間つぶしには丁度よい。
女の子の場合、たいがいアクセサリーやガラス工房のコーナーで引っかかっているみたいだけど。
明治10年10月、勝沼ではじめて葡萄酒醸会社ができ高野正誠、土屋助次郎(竜憲)がフランスに留学した様子など、蝋人形によ葡萄の歴史がわかる仕組みになっている。
第2次吉田内閣で大臣を務めた樋貝詮三の勲記の実物もある。
明治10年10月、勝沼ではじめて葡萄酒醸会社ができ高野正誠、土屋助次郎(竜憲)がフランスに留学した様子など、蝋人形による葡萄の歴史がわかる仕組みになっている。
第2次吉田内閣で大臣を務めた樋貝詮三の勲記の実物もある。勝沼町には30軒以上のワイナリーがあり、その大半が見学できるようになっている。
左ははシャモリのワイナリー。ワインはぶどうのできる7月下旬から、11月までに作るので、今回はGWのツーリングなので、生産ラインが動いている様子が残念ながら、みることはできなかった。右
は静かに樽の中で熟成を待つワイン。
  • 八ヶ岳高原ライン・まきば公園
やってきました念願の八ヶ岳!2001年10月より無料開放された八ヶ岳高原ライン。
その東入り口にあるのが県立八ヶ岳牧場の一部を開放したまきば公園。公園内からは八ヶ岳が望める雄大な景色が身も心もリフレッシュさせる。
牧場の一部であることから、山羊や牛など動物も飼われている。八ヶ岳高原ライン東側から入ってすぐの駐車場は砂利敷き。あやうく、こけそうになった。少し行くと建物のある舗装の駐車場がある。八ヶ岳にはたくさんの牧場がある。中には体験乗馬できる牧場も。
今回泊まった八ヶ岳ポニーYH(うー、軟弱な名前!)は知る人とぞ知るツーリング雑誌「ツーリングGOGO」(これまた軟弱な名前)に載っていたので、ぜひとも伺わなくてはと訪ねる。周りは白樺の森で覆われ、時折通るJR小淵線の列車以外はホントに静か。今回は時間の都合で行けなかったが、秋になると、カラ末が黄金に染まる黄金の道は次回には是非行きたい。

  • サントリー白州蒸留所
水源を含むと25万坪にも及ぶ広大な森の中にあるサントリーのウイスキー工場。
左上の博物館、工場内の見学は全て無料。
朝10時より午後5時までに30分ごとに見学ツアーが出ている。
敷地内は約50種ほどの鳥が見られ、赤ゲラやシジュウカラがさえずっている。森は松やクヌギ、コナラを中心とした樹林帯で、心地よい木漏れ日がこぼれる。
右上は博物館の屋上から望む八ヶ岳連峰。
こういう自然溢れるところで、働ける人はうらやましい限り。
工場見学ツアーは70分。時間を無理に作ってでも行く価値はある。
製造工程(仕込~発酵~蒸溜~樽作業場~貯蔵庫)の案内のあと試飲もある。ただし、ドライバーは”なっちゃん”でがまん。
左は蒸留塔でそのなまめかしい曲線は芸術的でもある。
右中下は、木の桶での熟成。
左は職人が木の樽を焼いて木の熟成力を復活させているところ。案内の人は職人のことを技師と呼んでいたが、自分も一応、技術屋だったんだと、はたっと、気づかせられる。
職員の方々がいきいきと働いている姿をみると見たエントランスのサントリーのエンブレムが入る時に比べ、何だか誇らしげに見える。





  • 小布施
いやいや、日本人でこの版画を知らない人はいないと思うくらい有名な東海道富嶽三十六景を描いた浮世絵師、葛飾北斎。
晩年を小布施で過ごした北斎はここで肉筆画を残した。天井絵岩松院の迫力は圧倒的。
北斎館は稀代の絵師、北斎の最後の足跡の地にあり、現代にその文化を伝えている。絵葉書もたくさんある。
高井鴻山は小布施有数の豪商・豪農の家に生まれ、京都と江戸で学問を身につけ、小布施文化の礎を築いた。
特に北斎のために碧い軒[へきいけん]というアトリエも作るなどパトロン的存在であった。
そして自らも多くの水墨画をはじめとする書画を残している。
記念館は鴻山が書斎としていた脩然楼[ゆうせんろう]を修復、その作品を展示している。
北斎館、高井鴻山記念館の近くにあり、一見立派な豪商の邸宅のように見えるが実は、レストラン&居酒屋。
門構えから入りにくいが、中はキッチンスタジアムのようになっていて、威勢のいいお兄さんたちの料理を見ながらお酒を飲むのは楽しい。お酒も地のものはもちろん、全国の銘酒が揃っている。
料理は、むちゃくちゃ期待すると少しがっかりするが、普通の上。
お会計は予想よりリーズナブル。
人口1万1千人の小布施町に信じられらないほど立派な美術館おぶせミュージアム。中庭には彫刻が飾られアートの香が漂う。日本画家として著名な中島千波の作品を中心に展示している。
この美術館開館を契機に約700点の作品の寄贈を受けたとか。企画展示室には小布施ゆかりの作家の作品が展示されている。屋台蔵と呼ばれる蔵のような建物には自治会所有の祭り屋台が展示されているが、文化財級のもの.
小布施はそんなに古い町並みが残っている訳ではなく、むしろ、管理人の地元の富田林の寺内町の方が文化財的に価値を持っていると思うが、小布施は観光振興という観点からきっちりと景観づくりに力を入れている。
美術館、お土産屋さん、居酒屋、レストランはもちろん銀行までも周囲の町並みと合わせたデザインで統一されている。
単に保存されているだけでなくそれを生活や地域振興のため、時代に合わせて積極的に使うという姿勢が見られる。感傷に浸るだけでは町並みは保全できないということを示唆しているかのようだ。


  • 蓼科・美ヶ原・諏訪
ちょうどビーナスライン入り口近くにあり、白樺湖というだけあって湖畔は白樺の木々で囲まれており、美しい風景を醸し出す。
後ろに見えるのは蓼科山。
周囲は遊園地、レストランや食堂、喫茶店、ホテルが軒を連ねていてすすらんの湯という温泉もある。
サイクリングロードも整備されているが一部は車道と重複しており、結構あぶない。
観光化されており自然を満喫という訳にはいかないが、ビーナスラインに入る前の休憩に丁度いい。
いかにものんびりした平和な湖。
周囲1kmの小さな人造湖で家族連れで賑わっている。周囲は別荘に繋がる遊歩道が整備されている。
目を引いたのが、スワンの形をした何ともラブリーなボート。アベックが楽しそうに漕いでいるのをうらやましそうに眺めていた。
スイスにあるルツェルン地方にあるピラタスから名前を採ったロープウェイ。実際のものは乗ったことがないので何とも言えないが駅舎はスイスっぽくまとめられていて外国ムードが漂う。山麓駅の標高1771mから山頂駅の2237mまでの466mを一気に上がる。
山頂は坪庭と呼ばれる庭園になっており、手軽なトレッキングコースとなっているここからは八ヶ岳、中央アルプス、南アルプスが一望できる。
ここから北八ヶ岳のl北横岳2480mへの登山道もあり元気のある人は登っている。ライダー垂涎のコース、その名もビーナスライン。
路面もよく適度にコーナーもあり、そこから時折アルプスが顔を覗かせる中を颯爽と走るのは正に駆け抜ける喜び(どっかのCMのよう・・・(笑)2002年から完全に無料化された。
ビーナスラインの終点、美ヶ原の近くは一段とコーナーと勾配がきつくやや緊張する。
美ヶ原は高原になっていて大きな風力発電用の風車があり遠く南北のアルプスが望める。美術館、彫刻などのオブジェもたくさんある。
ビーナスラインの真ん中よりやや手前の車山高原。もちろん、冬はスキー場だが、オフシーズンもリフトで1925mのてっぺんまで上がることができる。
リフトはスキー用の大型のもので安心で一度乗り継ぎをする。一番上までいくと、気象用のレーダーがあり、雪をかぶった中央アルプスがはっきり、くっきり。写真ではわかりにくいが、この日は天気が良く富士山もチラッと拝むことができた。
蓼科クライネYHの奥にある怪しげな温泉。看板も手作りぽっいけど温泉もそんな感じ。軍需用の鉄鉱石を掘り出した跡地がら噴出した温泉。でも逆に、最近ある変に豪華な温泉より、辺鄙な感じがあって神秘的な感じもする。泉質はナトリウム泉で64℃の高温温泉を薄めず、42℃になるよう、自然の冷ましたものを使っているが、やはりやや熱め。
  • 善光寺・諏訪大社・安曇野
「遠くとも一度は詣れ善光寺」のあとに続く句として「助け給うぞ阿弥陀の誓願」。
また、「牛に引かれて善光寺参り」という慣用句もあるほど老若男女を問わず、多くの人が参る。年間600万人もの人が訪れ、千四百年もの歴史をもつ。仏教の宗派が分かれる前にできたお寺なので無宗派なのも多くの人が訪れる理由なのかも。現在の本堂は宝永4年(1707)の再建で、国宝に指定されいる。
間口24m、奥行き54m、高さ30mの総檜皮(ひわだ)葺きで、正面から見たバランスがよい美しい名建築。
7年に一度行われる御柱祭で知られる諏訪大社。諏訪湖南部の本宮と茅野市に建つ前宮の二つで一社をつくる。御柱祭では長さ約18メートル、周囲3メートル、重さ10トンの巨木を人力で曳きだし、山越え、川越えし、神社まで運び最後は御柱建てられ奉納される。前回は平成22年に行われた。
大王わさび農園は、安曇野近くのわさび農園。
広大な敷地に整然と植えられており、なかなかりっぱで、壮観ですらある。畑に流れる水はそのまま飲めるぐらいに透き通っている。園内を散策路するだけでも価値がある。
わさびは通常1年栽培であるがここでは、2年栽培としている。実際にわさびを採って、根を刈っているところも見れる。駐車場、おみやげ物屋もある。入場料は無料。恒武天皇の時代、魏石鬼八面大王という首領がこの安曇野を治めていたが、中央政権が、たくさんの貢物や無理難題を押し付け、住民を苦しめた。やがて、戦いは激しくなり、大王も次第に追い詰められ。有明山の麓の岩屋にこもって戦い続けたが、ついに山鳥の33斑の矢に倒れてしまう。あまりに強かったため、復活しないよう、遺体はバラバラにされ、大王神社に祀られている。
ごねごねハウスは、町営で、蕎麦打ちを体験できる。もちろん、打ったそばはここで食べることができる。
おばさんが丁寧に教えてくれるので、初心者でもNo Problem!蕎麦を打って食べ終わるまで、約2時間ぐらいはかかる。ただし、一人では食べきれないし、やっててもおもしろくないので、2人以上で行きましょう。予約要。
住所 南安曇郡穂高町大字穂高3029-1
 TEL 0263-82-0431
 定休日 月曜
 詳しくは、ごちそうのページで紹介。
  • 馬籠宿・松本城
旧中山道の木曽11宿の一つで、美濃との境にある馬籠宿。急な坂道の両側に石を積んで、建物を建てている。大名の泊る本陣の他、家来の泊る脇本陣、問屋の他、旅籠や、飯屋、茶屋が軒を連ねていた。
現在は修復され、みやげ物屋などが並ぶ観光spotとなっている。旧中山道は、信濃路自然歩道になっていて妻籠宿まで4時間ぐらいで歩けるハイキングコース。
中央自動車道の神坂PAからも歩いて15分でいける。なぜか、バイクの駐車場はない。
詩人、小説家として著名な島崎藤村の生家、馬籠本陣、島崎家の建っていたゆかりの地が記念館となっている。
藤村はキリスト教の洗礼を受け、明治30年「若菜集」を出版し、浪漫主義詩人としての地位を確立。のち散文に転じ、同三九年には自然主義文学の先駆的作品「破戒」を刊行。
つづいて自伝的作品「春」「家」「新生」などを発表するなど、生涯を通じ作風が大きく変化した作家として知られる。
松本城は、文禄2~3年(1593~94)に完成したといわれる5層の天守閣を持つ城としては最古のものと言われており、色が黒いので、熊本城などと並んで烏城と呼ばれている。5重6層の大天守を中心に乾小天守を渡櫓で連結し、、辰巳附櫓、月見櫓を複合した珍しい形式。現存する国宝の天守は松本城の他には犬山城、彦根城、姫路城があるのみ。
大天守の北側の窓より、乾小天守を望む。
乾とは戌亥(いぬい)の方向、即ち、西北の方向ある小天守のことを指す。実際は天守の真北にある、北の方角は古来から忌み嫌われていたので、吉祥の方角にあたる戌亥を冠にしたとされている。
「駒つなぎの桜」の方を眺めるが、なぜか周辺の山々に比べ、ずいぶん紅葉が進んでいる。
黒門は本丸の正門で、公式門のとして意味もあったが、松本藩では本丸御殿が奥書院(黒書院)であったため、その入口であるので黒門とされたとのこと。
枡形門は一の門(櫓門)とニの門(高麗門)から構成されている。一の門は昭和35年に復興され、二の門は平成元年12月1日に復元された。大阪の黒門市場はここからの由来かどうかは定かでない。
  • 佐渡 沢鼻崎・姫津大橋・大佐渡SKYLINE
シンボルとなっている沢鼻崎は、たらい船の発祥地としても知られる
。周囲は世界に6箇所しかないと言われている枕状溶岩の岩場で独特の荒々しい景観を作り出している。
その一方、大地にはタンポポがけなげに花をつけ、一生懸命咲いている姿をみると自然と厳しさと生命のたくましさを同時に感じる。この辺りは佐渡弥彦米山国定公園に指定され、道路も平成14年に整備された。
佐渡ベルメールYHの目の前にあるアーチ型の姫津大橋。中央にはなぜか大漁旗が掲げられているが、夕刻になると浜風にたなびき、旅情溢れる雰囲気を醸し出してくれる。ここから見る日本海に沈む夕陽はアーチ状の橋のシルエットとあいまって見事な景観を見せてくれる。
大佐渡SKYLINE は、最高峰の金北山を中心に南北に連なる大佐渡山脈を横断する全長約30kmの山岳ドライブウェイ。
中、超タイトな急カーブが連続して続き、佐渡有数の難所と呼ばれている。(でも、ちゃんとバイクで登れる範囲。)
終点の白雲台にはまだ雪が残っており、ここからからの眺望はまさに絶景。
左に両津湾、右に風力発電の風車をと真野湾を望む大パノラマが展開する。
  • トキ森公園・金北山・佐渡金山
学名、ニッポニア・ニッポンとよばれるトキは顔と脚は赤く頭に細い冠毛を持ち白い羽毛で覆われて日本の象徴とも言うべき美しい鳥。
明治以降数が激減し、天然記念物として保護されたものの平成15年10月に日本産最後のトキのキンがここで亡くなり、日本種は絶滅した。
現在は中国から寄贈されたつがいから毎年ヒナが誕生しており、オリの中ではあるが間近に見ることができる。
小木港から国道350号を北へ峠を越えたところで急に視界が開け、海岸が続く越の長浜がある。真野湾と佐渡最高峰の金北山をはじめとした佐渡山脈の山並みが一望でき、壮大な自然を感じさせてくれる。
真野湾は大佐渡山脈と小佐渡山脈に挟まれており比較的静かな海で時が流れるのを忘れさせてくれる。海岸沿いは遊歩道となっており、春から初夏にかけてスイセンやカンゾウの花も楽しめる。
漁師の横顔に見える人面岩もあるらしいが残念ながら見つけることはできなかった。
佐渡金山は慶長6年(1601年)に開山され、徳川幕府の基礎を築いた日本一の金山として知られる。
最盛期には10万人が金山の仕事に携わっていたと言われている。
その一方、ほとんど粉塵に対する防具もない中での採掘作業は過酷を極め、工夫の平均寿命は30歳もなかったと言われている。
その分、賃金は破格であったが短い命を惜しむよう、稼いだ金はほとんどを遊郭で費やしたらしい。
構内にはロボットにより当時の採掘場が再現してある。日本で唯一奉行所跡が史跡として指定されている佐渡奉行所。
金山の奉行であることから、通常の裁判所の役目だけでなく、金や銀の精錬をする工場(勝場せりば)や、金の純度を判定する筋金所もあった。
昭和17年(1942年)に旧奉行所の建物が消失し、史跡指定が解除されたが、平成6年(1994年)文化庁により、建物が再建され、再び史跡指定された。
当日、奉行所内を案内してくれたおじさんからここは観光施設ではないと文化庁から言われているので、人形などの観光的なものはないと説明を受けた。
文化庁は観光を何だと思っているのか首をかしげたくなる。
  • 宿根木・沢崎灯台・大野大亀
宿根木は、佐渡の南、廻船業の集落として発展した「千石橋と船大工の里」。入江の1㏊の狭い地形に210棟の家屋が密集する町並みは、国の伝統的構造物群保存地区に指定されている。
狭い路地に家屋が所狭しと建てられているが佐渡独特の統一されたしたデザインの町並みは忘れかけていた集落の機能と文化を問いかける。
民家2棟が修復・公開(有料)されていて、中心部に甘党のやましたという店があり、おいしいぜんざいを食べさせてくれる。
佐渡国大木民俗資料館機冲宿根木の集落近くの木造の巨大な建物の中には安政5年(1858年)にここで建造された全長23.75m、幅7.24m、帆の大きさ155畳の巨大な千石船「幸栄丸」が復元されている。
船の構造上、平坦部がほとんなく見かけより窮屈でこれに乗って日本海を多くの荷物を積んで後悔した苦労が偲ばれる。
小木港から出発し、先ず日蓮の高弟日朗が一夜を読経に明かしたとされる矢島・経島に寄る。
佐渡情話で知られるお光・吾作の恋物語の碑もあり、お光がたらい舟で船出したと言われている。他に琴浦洞窟や左八文字、南仙峡といった、景勝地を巡る。
最後は宿根木の集落を海から眺め沢崎灯台を巡る40分の旅。
洗濯桶をもとにサザエやワカメを採るために作られたたらい船。
小木港で観光脚を乗せ、おばちゃんが絶妙の感覚で操縦してくれる。バランスが悪そうだが、意外にも安定している。
スピードはバイクで言うと半クラで渋滞の中をトロトロ走る感じ。途中で”かい”を漕ぐのを変わってくれるが、ぐるぐる回ってうまく進まない。1回10分ぐらい。カメラを渡すと対向するたらい船から写真もとってくれる。ちなみに、たらい船から海に落ちた人は聞いたことがないとおばちゃんが言っていた。
佐渡の北西の端、外府海に突き出た海抜167mの巨岩、大野大亀はまさにカメの姿。下から登ると片道20分、往復40分(上で5分滞在)。歩道の周りには何もなく、高所恐怖症の管理人にとってはちょっとこわい。頂上には石塔があり、航海の安全を守る龍神として古くから信仰されている。ここからは日本海と佐渡が一望できる。初夏にはカンゾウの群生し、黄色の花に埋め尽くされる。


バナースペース

concept


旅先での色々な出会いや体験を大切にし、楽しく、明るく、有意義な旅を続けていきたいと考えています。