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株式会社ビルダーストーリー

TUBE AMPAudio

真空管アンプ

  • 300B

specifications
出力:8W+8W
周波数特性:10Hz-70kHz(-3dB)/1W
適合インピーダンス:4-8Ω
D.F:4
回路は12AX増幅段→12BH7カソードフォロア→300B出力段の直結構成となっている。
出力トランスの2次側から12AX7のカソードに約3.5dBのNFBをかけ、D.F.を改善。出力菅の動作電流は2個の電流計により常時監視できる。
300B用高圧電源は全波整流管(5U4G)とオイルフィルムコンデンサーによる構成で管球式ならでは暖かい音質と繊細な表現の両立を実現。電源投入後の30秒間だけ高抵抗によるコンデンサーをチャージする回路を設け、整流管のラッシュカレントを防止している。アンプSHOPミズナガによるカスタムメイド。
300Bはチェコスロバキア、KR-Auido Electronics社製に交換。
【回路図】

























【使用真空管】



























【試聴記】エージングには結構時間がかかります。1時間ぐらい鳴らすと目の前に各楽器の音が飛び交うように音場が急に広がり、気持ちの良さのあまり気絶するすることもしばしば。
三極管ならではの歪の非常に少なく繊細な音を奏でてくれる。ストリングスの演奏では耳がくすぐられるような心地よい感覚が印象的。これは電源部に採用したオイルフィルムコンデンサの絶大なる効果と思う。
KR-Auido Electronics社製(チェコスロバキアのTUBEに換えたところ、最初はやや硬質な印象だったが、エージングが進むと「その者、青き衣をまといて、黄金の大地に降り立つ」と言い伝えは真であったことを体感するような至福の時が訪れる。(笑)

  • KT-88(KT-88MSA-改)

specifications
出力:6W+6W
周波数特性:15Hz-35kHz(±1dB)/1W
適合インピーダンス:8Ω

今は、秋葉原の店もなくなってしまった三栄無線のキットです。
コンデンサーを強化し、出力トランスにハム防止のため、ステンレスのトランスケースをつけ、”改”としました。回路の基本構成は、3極管12AU7Aの直結2段増幅で、K-88をUL(ウルトラリニア)接続したもの。オーバーオールのNFBをかけ、D.F.の向上と低歪化を狙っている。
5極管並みの利得と1段目と2段目を直結構成とすることにより、安定性の高い構成となっている。
。また、電源部はチョークコイルを採用し、S/Nの向上に貢献している。
【回路図】                     【使用真空管】

【試聴記】製作した本人の視聴記ほどあてにならないものはないので、そのつもりで読んでください。
出力6W+6Wの割には以外と力強い低音が出る。とりわけ、ヴォーカルはスピーカーから飛び出るよう、ギターはまるで、そこで、弾いているかのようにに寄り添ってくる。
原理的に奇数次の高調波歪の発生しない、いかにもシングルアンプならでの温かみがあり、丸味を帯びた音は、長く聞いても疲れず、安らぎの境地へいざなう。
実際のところ、あまりの心地よさに途中で寝てしまい、レコードの最後まで聞きぞこなったこともしばしば。
トランジスターアンプでこの音を出そうとするとセパレートで100万円はくだらないであろう。(笑)
音楽の相性はヴォーカルのしっかりしたアジア系ポップスがオススメ。真空管が中国製のせいか、とりわけフェイ・ウォンがすばらしい歌声で唄う。正直言ってアンプが変わっただけでこれだけ音が変わるとは思いもしなかった。
これを聴いたら、製作に4日かかった苦労も一挙に飛んでしまった。

  • EL34(FA-105)

specifications
出力:7.5W+7.5W
周波数特性:12Hz-425kHz(-3dB)/1W
適合インピーダンス:6-8Ω
入力感度500mV(8Ω1kHz最大出力時)
入力インピーダンス:100kΩ
プリント基板メーカーのサンハヤトによるキットFA-105を制作したもの。初段ECC83S、出力段:EL34(6CA7の同等管)2段構成で、UL接続により音質と出力の力率を図っている。アンプSHOPミズナガによる修理の際に電源部に400V100μFのコンデンサーを追加。
【回路図】                    【使用真空管】



























【試聴記】真面目でしっかりした音質と言うのが第一印象。出力も7.5W×2なのでセカンドシステムとしては十分。音質的にはKT-88のまったり、温かみのある音質と300Bの繊細で音場の広い音質との中間ぐらい。気楽に聞くことができるクセが少ない音質が特徴と言える。
プリント基板メーカーらしくし2.4mmの極厚ガラスエポキシ基盤に70μの箔厚のパターンに金メッキを施した豪華版。部品もオーディオグレードものが厳選されて使われている。
カップリングにはアムトランスのフィルムコンデンサーが使われている。プリント基板ながら部品同士の間隔が狭く制作には苦労した。完成後どうしてもハムがとれず、最後はアンプSHOPミズナガのお世話になった。
リビングや寝室に置いても違和感のないデザイン、3系統の入力もあり使い勝手はよい。


オーディオ・システム

  • システムポリシー
  1. リスニングルームで使用する本格的なメインシステムと気軽に音楽を楽しむことができるセカンドシステム構成に加え、NASを中心にストリーミングもの可能なネットワークシステムの3つのシステムで構成している。
  2. メインシステムは、ピュアオーディオとオーディオ・ヴィジュアル(AV)の大きく2つのブロックで構成されているが、入出力が相互に接続され、連携した運用が可能。       
  3. ピュアオーディオはDD方式のレコードプレーヤー、dbx搭載のオープンリールとフルエンシー補完関数によるユニバーサルデジタルオーディオプレーヤーにMOS‐FETのドライバーによるトランジスターアンプと真空管アンプで構成されておりアナログ・デジタルとも高品位で温かみのある音質を実現。
  4. AVについては9.1CH+DSPと、4K対応モニターにより、あらゆる映像コンテンツをリアルに再生するとともに世界の著名コンサートホールの音場を再現。fire-TV Kも導入し動画配信サービスにも対応。
  5. アンプやオーディオプレーヤーなどのピュアオーディオ部分へはアナログ補正方式によるクリーン電源から電力を供給するとともに音声ケーブルについては単結晶銅のPCOCCを採用。
  6. セカンドシステムは寝室兼勉強部屋にあるが、USBの音楽ファイルの他、ネットワークによるNASの音楽ファイル、さらにはBluetoothによるスマホとの接続も可能となっている。
  7. ネットワークオーディオシステムはNAS、ストリーミングに加え、SACDプレーヤーと接続し、8×fsのアップコンバートにより、いずれの音源もフルエンシー補完による高音質化が図られ、Hypex社製のNcoreのD級アンプとのバランス接続による単独稼働も可能となっている。MAQのフルデコーダ―にも対応。
  • システムマップ

  • リスニングルーム













































  1. 夜間のリスニング環境確保のため、防音床の採用により、下階に振動が伝わらないよう設計。
  2. 作り付けのガラス扉のラックには、隣室より機器の配線が容易にできるよう背面にメンテナンス用開口を設置。
  3. 壁にはレンブラントの「夜警」とコッホの「ひまわり」の絵画が飾られ、品位と趣のある空間を創出。
  4. 9.1CH対応用の天井、側壁、前面上部に配線を壁面にあらかじめ埋め込み。
  5. 本革仕様の電動リクライニングソファによる快適なリスニング環境を提供。
  ※使用機器については システムマップ(PDF)をご覧ください。



バナースペース

concept


旅先での色々な出会いや体験を大切にし、楽しく、明るく、有意義な旅を続けていきたいと考えています。