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株式会社ビルダーストーリー

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奈良

  • 當麻寺
紅葉の名所として知られているようであまり知られていない當麻寺。大阪と奈良の境の竹之内街道を越え、国道165号に入りすぐ左側にある。
當麻寺は用明天皇第三皇子麻呂子親王が兄である聖徳太子の教えにより創建した寺で、天平時代に建てられた日本唯一の東西の塔や日本最古の白鳳時代の梵鐘などで知られている。

陽の光に眩いばかりに鮮やかに輝く紅葉とバックに見え隠れする寺院のバランスは絶妙で日本美の極みと言っても過言ない。南西院庭園からは東西の塔と紅葉が計算された見事な景観を見せる。水琴窟の音色を聞くと心が安らぐ。江戸時代につくられた水琴窟は水が壷に落ち、琴のような響きを醸し出す。
奥の院には浄土庭園が広がり極楽浄土を現していると言う。奥の院はさらに濃く、深くまさに燃えるような鮮やかな紅葉。
  • 岡寺・石舞台
岡寺は、663年、草壁皇子がお住みなっていた岡の宮を仏教道場に改め、義淵僧正が建立されたとされている。義淵僧正は優れた法力の持ち主でもあり、日本で最初の厄除け霊場とされた。日本最古、最大の塑像の観音像もある。寺は山肌に張り付くようになっており、境内からは明日香村が一望できる。
石舞台古墳は7世紀はじめに作られ、蘇我の馬子の墓ではないかと言われている。長さ7.6m、幅3.5m、高さ4.7mで大小30個の石が使われており、ようやく国家の形を成してきた当時の墓の主の権勢をうかがい知ることができる。
  • 東大寺・興福寺
ご存知、奈良の大仏さんと言えば、ここ東大寺。今の大仏殿が再建さられたのは、江戸中期。これまでに、2度焼失している。天平時代の創建時、鎌倉時代の再建時のものは幅が、1.5倍もあり、全翼100mにも及ぶ世紀の大建築物であった。現存する大仏殿も世界最大の木造建築物で、大仏様など、当時の様式は踏襲している。上の写真は夏(7月初旬~9月)にライトアップしている様子。左はお水取りで、有名な二月堂。その他、南大門、正倉院などみどころ、たくさん。
東大寺のすぐ近く、奈良公園の中にある興福寺。五重塔は、これまで、5回焼失し、現存のものは、1426年に建てられたもの。軒裏を見ると、三手先という、軒を深くできる当時のハイテクが使われており、東大寺が再建でも創建時の様式をできるだけ残そうとしたのと対照的。東金堂、中金堂のふたつの金堂がある。近くに猿沢の池で亀に会える。阿修羅像、千手観音像など国宝の仏像も多い。
東大寺、興福寺、春日大社など、奈良の中心部の寺院をつなぐ広大な公園。特に有名なのが鹿で、奈良公園のいたるところで見られる。
とても人懐っこく、鹿せんべいを持っていようもなら、あっという間に取り囲まれてしまい、うかうかしていると手も一緒に食べられてしまうかも・・
奈良公園に続く若草山では、春になると山焼きが行われ、春のおとづれを告げる。
車かバイクの人は、奈良奥山ドライブウェイがオススメ。若草山山頂から奈良市内が一望できる。


  • 室生寺・長谷寺・談山神社
室生寺は『女人高野』として古くから親しまれるとともに、自然と調和した奈良らしい寺院。
平成十年九月、台風より倒壊した巨木の一つが五重塔を直撃し、が大きくく損傷したが、2000年10月に復興。
この五重塔は、小規模であるが、均整のとれたプロポーションで、管理人が見た中でも最も美しい塔の一つである。5月のGW頃がしゃくなげのシーズンであるが、人も多い。
元気のある人は、奥の院までがんばって登ると天国と地獄の絵にめぐり会うことができる。
長谷寺は、室生寺と同じ国道165号沿いにあるので、室生寺とセットで回るのがオススメ。
伽藍は山に張り付くように建っており、仁王門、五重塔などそれぞれの建築物もクオリティが高い。
修行僧が修行する僧房もあり、お坊さんが行き交うホンマモンのお寺。
特に舞台形式の本堂は、いつ建てられたかは知らないが、密教文化の香りただよい、エスニックな感じすらする。
長谷寺で忘れてはならないのは、399段の長い登廊と牡丹。この登廊からの景色もなかなか。上の写真は頂上の本堂からのもの。
左は登廊、白髪さんが撮られたものです。
牡丹は4月下旬から5月上旬が見頃で、150種類、3000株の牡丹が境内を彩る。秋には、紅葉も美しい。
これも白髪さんの作品。
談山神社は特に紅葉が美しいとして知られる奈良、多武峰にある。
山奥の神社にもかかわらずかなり多くの駐車場が確保されているので安心感がある。
境内はそれほど広くなく、正面から階段を登ると左に神廟拝所、さらに上がると拝殿と本殿が見えてくる。
拝殿の中には入ることができ中の宝物?を見ることができるがあまり期待しない方がいい。
この神社の最大の見所は十三重塔。木造の十三重の塔としては世界唯一。
紅葉の時期に訪れるとその美しさが一段と引き立つ。
帰り路の沿道に立ち並ぶお土産店で紅葉の葉が煎餅に埋め込んである”もみじせんべい”を話のネタに是非買い求めたい。


  • 曽爾高原・大台ケ原・大杉谷
奈良の超穴場の曽爾高原。ご覧のようになだらかな高原の広がる風景は、一日中のんびりしたい気分になる。ハイキングコースにもなっていて、頂上の倶留尊山(くろそやま)(1037m)にも登れる。春から夏には緑、一色になり、秋には、ススキの銀世界になる。中央のお亀池の回りにはめずらしい湿生植物がみられる。
曽爾高原に行くまでに、断崖絶壁が1.5kmも続く屏風岩も見ることができる。
大台ケ原は、奈良の山奥、和歌山、三重の県境の吉野熊野国立公園のある。奈良市内からは、約3時間、電車、バスを乗り継いでいくと4時間はかかるので、5時起き。近世まで人が入らなかったので、原生林がほとんどそのまま残っている。右は正木ヶ原だが、150mの断崖絶壁の大蛇嵓や、晴れた日には遠く富士山も見える日の出岳などのみどころや、下界と違った植生や野生の動物と会える。
ここの鹿は奈良公園の鹿と違って神々しささえ感じられ、近寄りがたい。ネイチャリストには、一押しのspot。
大杉谷は、大台ケ原の日の出岳から三重県側に続くトレッキングコース。
途中には、上の堂倉滝の他、光滝、ニコニコ滝、千尋滝などたくさんの滝と大岸壁、そして、それらをつなぐつり橋とスリルいっぱい。全コース21キロで最終は三重の松阪の方に下りる。大台ヶ原で、一泊、途中の桃の木小屋で一泊と二泊三日の行程となる。従って、バイクではいけず、バスで行くことになる。
さすらいのライダーのコースとしてはやや疑問が残るが、まあ、気にしないで。
ハイキングコースではないので、甘い気持ちで行くと遭難する。でも、これでもかというくらい自然を堪能できる。
基本的に管理人は、お天気男なので、山でもあまり雨に降られることはなく、大台ケ原、大杉谷に行ったときも、幸い雨に降られることはなかったが、全国でも有数の多雨地帯なので、雨対策は、万全を期すべし。
上の写真は桃の木小屋、大杉谷を下る際に必ず泊ることになる。小さいながらも風呂もあり、ビールは川で冷やしているので、やや生ぬるい。
自家発電で、電気もあるので、夜の食堂で、山や旅の話をするのも、これ楽し。夜は晴れていたら、星が降ってくるようによく見える。大台ケ原、大杉谷とも、下界より、気温は10度も低いので、夏は特にオススメ。
  • 吉野・月ヶ瀬
吉野山、高野山、熊野古道の一帯が今年6月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として2004年に世界遺産として登録された。
吉野山は下、中、上、奥の千本と高低差のあるため、長くの間、桜を愛でる桜の名所として有名で、吉野に桜が植えられのは修験行者が感得した蔵王権現を桜の木に刻んで祀ったことに由来する。
金峯山寺は吉野山のシンボルであり、修験道の総本山である。蔵王堂は正面5間、側面6間、高さ約34m、檜皮葺き、東大寺大仏殿に次ぐ、木造の大建築物で他を圧倒する迫力。蔵王権現像(重文)3体がまつられ、本尊は高さ7mにもおよぶ。仁王門には吽像、 阿像の二体の仁王がにらみを効かす。この他山上には金峰神社、東南院、吉野水分神社、竹林院の伽藍がある。
奥野千本は吉野山の最も山奥にあり、当然咲くのも最も遅いが、かろうじて花が残っていた。
「汲み干さじ強の日照も苔清水」宗顕の碑のある湧き水がある。
梅の名所、月ヶ瀬は名阪国道の五月橋ICか治田ICで降り、案内板に添って道を行くとほとんど迷わず着ける。
万葉集では119首も”梅”関する歌が詠まれており、春を感じさせる代表選手。「梅の花香をかぐはしみ遠けども心もしのに君をしぞ思ふ。」市原王(いちはらのおおきみ)梅渓は歩いて巡るが、結構広範囲に梅があり、見ごたえ十分。
この時は3分咲きぐらいであったが、陽だまりは暖かく春えを感じさせるに十分であった。右は展望台から見たもの。
  • 薬師寺・唐招提寺
薬師寺は、天武天皇の発願(670年)され、持統天皇により本尊が開眼、後に平城遷都により飛鳥より、現在の地に移ったが、享禄元年(1528年)の兵火により東塔を残しほとんどが焼失。
しかし、故高田後胤管長が昭和45年からはじめた伽藍復興により、平成14年3月に落慶法要が営まれる大講堂をもってほぼ完成する。
この間、写経勧進により、金堂、西塔、中門、回廊が復興されたのは特筆に価する。左の写真は西塔、金堂が並び、上は創建当時から唯一残る東塔。アメリカの美術研究家フェノロサが「凍れる音楽」と絶讃したのは有名。6重の塔のように見えるが、各層に裳階が付いているので実は3重の塔というのは歴史の授業で必ず習う。
薬師寺の目と鼻の先にある唐招提寺は、鑑真和上の私寺として開かれた。
天平の甍と呼ばれている金堂の見事な屋根のラインは2009年3月に落慶法要が営まれた平成の大修理により、一層優美で艶やかなものとなりました。ちょうどと言うか実は狙って行ったのですが、11月3日は滅多に入ることができない金堂の内部に入ることができた。
金堂は厨子と言う扱いになっており、その中に人が入ることは通常認められていません。

約40分並んで中に入ると盧舎那仏、薬師如来、千手観音の三体の仏像が圧倒的存在で鎮座している。盧舎那仏は脱活乾漆 漆箔、残りの2体は木心乾漆 漆箔と言う方法で作られており、若干違いはあるものの、いずれも布に漆(うるし)を塗り、幾重にも重ねて作られている。
堂内は凛とした空気に満たされ、それぞれの像がそれぞれの目的を持って、過去を振り返り、未来を見つめているような気がします。とりわけ千手観音は少し前にNHKで放映されていた平成の大修理の際に解体修理をされた特集を見ていたこともあり、感慨ひとしお。
千手の手のそれぞれに様々な道具をもっていてまるで森羅万象を司る神のようです。本堂は一見すると全面的な解体修理が行なわれたようには見えませんが、木組みが整然と並び、軒が若干反りが強くなった印象がするのはいい修理が行なわれた証拠と言えると思います。もちろん、ギリシャの神殿にも見られる柱の中央部分がやや膨らんでいるエンタシスも健在です。
天平時代の建物は華美な装飾や構造的に奇をてらうことなく極めてオーソドックスな日本建築の原点とも言える。
  • 矢田寺・柳生の里・滝谷あじさいしょうぶ園
奈良県と大阪府の府県境の矢田丘陵に位置する矢田寺。あじさいのお寺として有名で、6月には雨に濡れた花びらが一段と美しい姿を見せる。
聖天堂の前の水飲み場では、平家物語で有名な沙羅双樹の花が時代の移り変わるはかなさを示しているよう。味噌を口に塗ると味がよくなるという味噌舐め地蔵など、お地蔵さんもたくさんある。

柳生新陰流の発祥の地である柳生は、江戸時代から武士のたしなみとしてしょうぶが愛でられた。旧柳生藩家老屋敷は、柳生藩財政の建て直しをした家老小山田氏の屋敷で、見事な石垣は天保12年(1841年)に尾張の石工により築かれました。現在は資料館となっている。
一刃石、芳徳寺、十兵衛杉など、歴史ファン堪えられない見所がたくさん。
現在でも、正木坂道場からも威勢のよい剣士の声が響き渡り、タイムスリップした錯覚さえ覚える。意外に知られていないが、柳生茶の産地でもある。
滝谷あじさいしょうぶ園は谷木谷室生寺よりさらに三重県側の宇陀市室生国道165号沿いにある。
1万坪にも及ぶ広大な敷地を有する園内に入ると白や紫、ピンクや黄色の様々な菖蒲がたくさん。
紫色の紫陽花もきれいでしたね。
蓮の花もなぜか夏の季節に良く似合います。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏・・・。 周りが山に囲まれて昔ながらの集落のような感じで日本の原風景を感じる。
  • 浄瑠璃寺・正曆寺
浄瑠璃寺は実は奈良と京都の境にあり、地理的には京都なのですが、奈良の分類にしてしまうほど、奈良らしいお寺である。
は九体の阿弥陀仏が祀られていることから、九体寺とも呼ばれ、池を囲むように阿弥陀堂、三重塔などの伽藍が並び、灯篭や湖面との紅葉のコントラストが美しいです。本当に山寺という感じです。
正暦寺は、NHKのおはよう関西で紹介されていた紅葉の名所で早速拝観に訪れたところ予想通りすごい渋滞。帰ろうからと思ったけれど、農協前にバイクを置いて2kmほど歩く。でも、よかったぁー。
途中の道でも眩いばかりの紅葉、紅葉。。紅葉のパラダイス。歩きもなかなかいい。車やバイクでいくといいと思っても急には止まれないですし。
境内に入ると一層絢爛豪華な紅葉で、風のように紅葉が駆け抜けていくようで気持ちいい。奈良の紅葉は自然が造りだした野性的な秋の風に葉が散る様子は流転の世界を現しているよう。


バナースペース

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旅先での色々な出会いや体験を大切にし、楽しく、明るく、有意義な旅を続けていきたいと考えています。