近江商人と言えば、「三方よし」(「買い手よし、売り手よし、世間よし」)で知られますが、江戸中期から受け継がれている理念で、現在で言うwin-win+CSRで当時からの普遍的な価値に感心させられます。 ヴォーリスはアメリカ人の宣教師で建築家でまたメンソレータムで知られる近江兄弟社を設立した実業家で近江八幡を語る時に欠かせない人物。ここ近江だけでなく、関西学院大学、大阪キリスト教会など多くの建築を残す。琵琶湖に至る八幡堀、日牟礼八幡宮境内地、新町通り、永原町通りを中心とするエリアで伝統的建造物群保存地区の指定を受けている。京都に決して店を出さない和菓子で有名な”たねや”は日牟礼八幡宮の前にある。
朝、7時09分出発。9時11分には水口神社に到着。少し早めでしたが、既に一番の札を引いた河内町の曳山が出ております。先ずは神社にお参りしてから、曳山をおっかけーーー。 曳山は二層露天式人型屋台と川越の物と似た構造を持ち下層にはお囃子方が乗り、上層にはそれぞれ手作りのダシが載っています。車輪は京都の山鉾のように大きく存在感はあるものの機動性に欠ける感じ。 曲がる時はどうするんかな〜と思っていたら、前後をテコで持ち上げその間に真ん中に車輪の間にある柱のようなところに木を差し込んでそこを支点にして直角、いや一回転だってできる仕組みなっている。いや〜、ようできている〜。 後ろには刺繍を凝らした見送り幕が飾られている。 10時半ごろから順次宮入りのため、参道に曳山が並び始め、この頃から曳山の上にそれぞれダシが作りはじめられる。忍者の町にちなんだ甲賀流忍者のダシ。えべっさんのダシ、弁慶と義経、桃太郎・・・、なんと機関車トーマスまである。 でも、なんかそれぞれ、微妙にバランスが変だったり、似てそうで似てなかったり。そう、みんな手作りなんです。きっと一生懸命つくったんやろなと思うとなんか微笑ましい感じ。 なかなか曳山が進まないのでしばらく古い町並みを見て回る。水口は宿場町としても知られ、旧東海道が通っています。通りには蔵や古い旧家が点在している。そして曳山が納められている山蔵も。 でも、中には飾りつけもなく曳かれていないものも。引き手がいないのかなあ。 駅前と旧東海道沿いには、からくり時計もある。 町並み巡りも一巡したところで、たこ焼きと広島焼をほおばりつつ、再び水口神社へ。ずんずんと曳山が宮入中する。曳山が並んでお囃子を競う様は壮観。 帰りには友達に教えてもらった甲賀忍者屋敷に立ち寄る。江戸のはじめ頃に建てたれたお屋敷で襲われた時に隠れる扉返しや秘密の抜け道など、楽しい仕掛けが色々と・・・。 ガイドのおじいさんが甲賀の忍者は徳川家康を守ったので江戸時代に入っても八千石の領地を与えたとか、忍者は襲われたら身を守るために攻撃するが、相手が逃げたら決して追いかけなかったとか楽しそうに話してくれる。
色とりどりのチューリップが規則正しく植えられ、まるで虹のよう。4月19日に行った時ちょうど、開演記念日で大阪金光高校のマーチングバンドをやっていた。 一糸乱れることない見事なドリルと演奏。 園内にはあちらこちらにドイツの国旗が掲げられており、大阪金光高校のマーチングバンドもドイツ国旗を振り回していた。建物もドイツ風でまとめられており、やはりチューリップには西洋の建物が本当に良く似合う。園内を回っていくと、動物園の匂いが。。 農業公園と言うだけあって、動物います。羊、ヤギ、ウサギ、牛、馬、小さいお子さんのいる家庭にはたまりませんね。 食事もバーベキューやフランクフルト、ポテトなどやはり、ワイルドでドイツ風。ただ、景気悪化のさなか値段が高いののとすごい行列が気になります。バイキングが1500円、近江牛丼1000円。バーベキュー3000円。市販のお弁当は持込み禁止ですが、自家製のものはOKのようだ。
2008年はは佐川美術館ができて10周年ということで世界的日本画家の平山邦夫展をやっていた。 日本〜中国〜西アジアに至るシルクロード沿いを旅した様々な絵画が一同に集められ、さながら実際に旅をした気になる。 薬師寺の玄奘三蔵院に納められた壁画の再現も行われていて、ラクダの一団が遥か悠久の時を感じさせてくれる。(また薬師寺にも行こっと!) 事前予約が必要な楽吉右衛門さんの茶室にも行くことができた。。 経済性、効率性、民主主義、公正性、情報公開、安全性など日常生活を超越した千利休の「守破離」の世界でした。 建築の専門でない方も一見の価値がある。茶器も実用性を越えた逸品で一度は此処でお手前を受けたいところ。 その一方で、佐川急便と言えば、運転手は走って配達することで知られているが(たしかシンボルマークの飛脚も走ってます。)、その方々のお陰でゆったりとした気分に浸れるのは申し訳ない気がする。
信楽の深い山々の景観と溶け込むよう、そして日本の息吹を感じられるようなデザイン。 美術館自体がアートそのものであると言ってよいほど。 レセプション棟から美術館本体へは専用のトンネルを抜けてワイヤー斜張橋を通って辿りつく。トンネルから橋を渡ると入母屋形の建物が緑に埋もれるようにちょこんと見える。 建物のほとんどは地下に埋もれていて自然景観を極力壊さないように配慮されている。 電気自動車で連れてってくれますが、歩いてのも風景が楽しめてオススメ。 丁度、与謝蕪村展をやってました。 ご存知のように蕪村は、俳句で芭蕉に、文人画で池大雅と比肩すると言われ、日本画に俳句を取り入れ分かり易くより、自由な作風で知られます。 絵画の一つ一つはそんなに精緻に描かれている訳でもなく、俳句の書もお世辞にもうまいとは言えないものですが、それが逆に親しみを感じさせ、屈託のない蕪村の性格を現しているかのようで肩の力を抜いて楽しめます〜。 常設展部門はエジプト、南アジア、西アジア、ペルシャ、中国のコレクションでこれまた見応えがあります。 建物、コレクションとも贅を尽くしたもので、宗教法人の力に驚かされます。 帰りにレストランで春野菜のスパゲッティをいただきましたが、これまた季節感たっぷりで絶品。 |
旅先での色々な出会いや体験を大切にし、楽しく、明るく、有意義な旅を続けていきたいと考えています。