日付 | イベント名 | 場所 | スペース |
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2012.09.29(土) | 本の杜2 | 川崎市産業振興会館 | No.08 |
新刊:無し。 | |||
2012.12.29(土。1日目) | コミックマーケット83 | 東京ビッグサイト | (申込済) |
新刊:有り。 他に鉄道擬人化(青春鉄道二次)の本を少しだけ搬入予定です。 確実にお求めになりたい本がある方は、お手数ですが事前にご連絡いただければ幸いです。 既刊情報等、詳しくは→ 鉄道擬人化サイト【Selfish Station】 | |||
──他、【COMITIA】等オリジナルオンリ(東京開催)に参加予定。オールジャンルですが、草加の【同人誌市場】にも時々出てます。 地方のイベントに委託で出ていることもたまにあります(委託決まったら上記リストに情報載せます)。 |
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夢売りの館 | \300 |
01.09.16発行。02.07.07第2版発行。04.02.22第2版第3刷発行。A5コピー44p サイト内NaturalNovelに公開してある『夢売りの館』シリーズ本編3部作総集編。若干修正アリ。 ─冒頭─ <夢売りの館> 夢占いたします。 愛想のない文字で、そう書かれた看板が架かっている。小ぢんまりとした商店街の中の小さな路地にある、これまた小ぢんまりとした建物が、この<夢売りの館>だった。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『夢売りの館 -完全版-』に再録しました】 |
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天使の奏でる音 | \200 |
01.09.16発行。A5コピー28p 詩集(?)その1。サイト内VesperVerseにて発表済みのものをいくつか再録+未発表新作。相川の挿し絵(?)付き。 【完売しました。ありがとうございました!】
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PRAY -for the Moon- | \100 |
01.09.16発行。B6コピー12p ORIGINAL蘭27のテーマが月ということで急遽書き下ろし。真円に近い月が輝く夜、結奈は六年ぶりに恋人と再会する。 ─冒頭─ いつも俯いて歩く癖のある私が、ふと何かに呼ばれたように顔を上げたのは、まったくの偶然でしかありえなかった。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『木陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
Hyper Feeling | \200 |
01.11.11発行。A5コピー28p 書き下ろし2本。 新進気鋭の画家・健人と、新聞記者を目指す壮太の夢と願い──『Hyper Feeling』/ 自分と世界の限界を知った日。──『World's END』 ─冒頭─(Hyper Feeling) 「おまえの描く絵って、……なんか、いいな」 「そう? ──ありがとう」 そう言って、松田健人は控えめな笑みを浮かべた。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『木陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
メルーカ | ── |
02.01.13発行。連載1〜5回までをまとめた無料配布お試し本。
【頒布終了。サイト公開のみ】
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White Blossom | \200 |
02.03.03発行。A5コピー20p.書き下ろし。 中学を卒業した春、縁(ゆかり)は桜並木で不思議な雰囲気を持つランに出会う。 ─冒頭─ 空も雲も、漂う空気の色さえも。すべてのものがうっすら赤みの差した薄墨色に浸る。世界のすべてが桜の魔力に侵されて時が止まる、この季節が縁は好きだった。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『木陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
ソラノイロ | ── |
02.05.19発行。チカはいつも空ばかり見ている。 成長モノ……になるのか? 青春のヒトコマを切り取ったような話です(いつものこと?笑)。 【頒布終了。サイト公開のみ】
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Little Bouquet | \200 |
02.06.09発行。B6コピー20p.ORIGINAL蘭29のテーマ“June Bride”にちなんで。 ユミコの幼馴染み・サカキは、ここ数日ユウウツな日々を過ごしている。その理由は、サカキの大好きな姉・ツバキが結婚すると言いだしたこと。相手はユミコも良く知った人で、サカキを始め家族ぐるみのつき合いだ。なのになぜか、サカキは“マリッジ・ブルー”になっている様子で……? ─冒頭─ 「な。サカキどーしたの?」 「ん〜、ブルーデイ」 口の中にデザートがわりのミルクキャラメルを放り込んで答えると、ユズルは大げさに驚いた顔をした。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『木陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
勿忘草 | \150 |
02.07.07発行。03.07.20第2版発行。A5コピー16p。 得体の知れない悪寒に悩まされていた俺は、ある夜、ふたりの少女と出会う。少女の言葉をきっかけとして現れた、うしなった“あいつ”の幽霊もどき。のぞみは「それは、あなたの中から生まれてきたものだから」と──。 (後に出そうと思っているシリーズ『原神破戒伝』の外伝になります。1−1) ─冒頭─ 気持ちが悪い。 俺は思った。 シャツのボタンをひとつはずし、鎖骨のあたりを手でさすった。 腹の中に手を突っ込まれて、内臓を捏ね回されているようだった。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『月陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
Midnight Innocence | \200 | 02.08.11発行。A5コピー16p。詩集(?)第2弾。テーマは“白夜”もしくは“永遠の黄昏”。長い白い夜に、思い浮かべるのは……。
【完売しました、ありがとうございました!】
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蒼月夜 | \300 | 02.08.11発行。A5コピー20p。 街を襲う吸血鬼の噂。真偽を確かめるため森の奥へと向かった青年は、そこでひとりの美しい女性に出会う。記憶がないという彼女は、森の外に出ることをひどく恐れている様子で……? 表紙凝ってます。見て!(笑) ─冒頭─ 「先生、今日は何のお話をしてくださるの?」 少女は男の腕に縋りつき、期待を隠さず問いかけた。涼を呼ぶ鈴が、風に揺れる様を思わせるような声だ。 「そうですね……」 呟いて、男は窓の外を見た。夜の空に蒼白い月が架かっている。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『月陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
夢の通ひ路 | \200 | 02.10.14発行。A5コピー28p。 『夢売りの館』シリーズ、なんと新作発表! 少年の<夢>に引きずられ、青年と鴉は少年とともに彼の<夢>の中へと迷い込む……。 ─本文より─ 膝をついてしゃがんだまま、静かに凪いだ表情で見上げてくる青年を見つめ返して、少年はぐっと拳を握りしめた。 「……あの、ココで、<夢>を叶えてくれるって本当ですか?」 「──あなたが、それを望むなら」 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『夢売りの館 -完全版-』に再録しました】 |
メルーカ Extra その道往きに 幸多からん | 200円 |
02.12.29発行。A5コピー16p。 現在連載中の『メルーカ』の番外編。メルーカとエレスの旅路、残されたマルスとウェニー、そしてマハール、フレルの、それぞれの想い。 ─本文より─ 「大丈夫だよ、ウェニー。メルはきっと無事だ。大丈夫、きっと帰ってくる」 落ち着いた長老の声に友人の無事を感じ、マルスは幼い恋人に励ましの声をかけた。見上げてくる淡い紫の瞳が、涙に濡れて赤くなって、まるで夕暮れの空のようだ。 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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啼き桜 | 300円 |
03.03.23発行。03.07.20第2版発行(フリガナ増やしました)。A5コピー36p。季節外れの転校生・立花咲良。謎めいた美少女とともに、やってくるのは死の香り? (後に出そうと思っているシリーズ『原神破戒伝』の外伝になります。2−1) ─冒頭─ 南の島でいち早く桜の開花宣言がなされたその日、彼女はやってきた。 季節はずれにもほどがある。一学期や二学期ならまだしも、三学期の半ばに転校してきても、いいことなんてひとつもないんじゃないだろうか。 ざわめきと好奇心に満ちた視線を浴びて佇む大人びた顔立ちの彼女を見つめながら、あたし、松本菜摘はそんなことを考えていた。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『月陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
ひとひら 〜EverGreen〜 | ── |
03.03.23発行。A6コピー2p(笑)。蘭30合わせで出そうと思っていた『ひとひら』を落としたので(^^;)、変わりに作った本。『ひとひら』の後日譚。(『ひとひら』本編は、そ、そのうち……)
【頒布終了。サイト公開のみ】
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天狗の森 | 150円 |
03.09.21発行。A5コピー20p。 受験に迷う花連(カレン)は、幼い頃出会った天狗の少年に会うために母の故郷を訪れる。再会した狗葉(クヨウ)は自信に満ちて眩しくて……。 季節の狭間に、立ち止まり振り返るあなたに。 ─本文より─ 『この森は全部、俺たちのもんだ。この森を守って、俺たちは生きてくんだ』 誇りに溢れた力強い声、夕陽に輝く瞳が蘇る。 会いに行こうと思った。本当に彼が天狗だったかどうかとか、会えるだろうかとか、あって何をするとかそんなことよりもただ、会いに行きたいと思った。 ちょうど今週末は模試がない。貯金を下ろして、一人旅を決めた。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『木陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
dynamis | 250円 |
03.11.16発行。A5コピー28p。詩集第3弾。「今はまだ小さいけれど」、無限の可能性を秘めたあなたに。
【完売しました。ありがとうございました!】
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灯火幻想 | 200円 |
03.12.29発行。A5コピー28p。 『勿忘草』『啼き桜』に続く、『原神破戒伝』外伝第三弾(1−2)。本編はもうちょっと待っててくださいね〜(^^;)。 今回も、のぞみ&ひかりの双子が活躍です! ─冒頭─ クリスマスというと、マッチ売りの少女の物語を思い出す。 物語の内容がどうというのではない。雪の降りしきる静かな街並み、うすぐらい路地に灯る小さな小さなひとつのともしび。 その光景が。そのイメージが。 束の間の夢を見せて、燃え尽きる。後に残るのは、燃えカスと雪が溶けた下から覗くうす汚れた石畳。 暖炉の灯とごちそうと笑い声に満ちた室内、雪雲に覆われた夜空の下降り積もる雪に静かに埋もれていく路地裏。 その対照的な二つの映像が、そのままクリスマスの象徴なのだ。 <増刷しました>
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いざよい ゆめがたり | ── |
04.02.22発行。4月発行予定の『いざよい ゆめがたり』の予告無料配布本。第一章「うたかた」のみの配布。
☆この本は、章タイトルを 【16のお題】samaよりお借りしています。 【頒布終了。サイト公開のみ】
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いざよい ゆめがたり | 400円 |
04.04.04発行。A5コピー44p。 寝付けない夜、深夜のキッチンを浸食するオレンジの光と褐色の泡。 ★若干性的・猟奇的描写がありますので、<R−15>にさせていただきます。 ─冒頭─ 喉の渇きを覚えて目が覚めた。心地よいひとときを邪魔された不快感は思いのほか強い。ぺたりと床に足裏をつけて立ち上がり、私は灯りを点けないまま、キッチンへの短い道のりを辿った。 夕餉の熱気が残っているはずもないのに、キッチンは生暖かい。剥き出しの肩にまとわりつく髪を、水滴を払う犬のように振り払った。 ☆この本は、章タイトルを 【16のお題】samaよりお借りしています。 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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虹の咲く音 | ── |
04.05.04発行。B5コピー24p。コミティア合わせの無料配布本。 『ソラノイロ』シリーズより、『ソラノイロ』『夏は夕暮れ』再録、『虹の咲く音』書き下ろし。 タイトルをクリックすると『虹の咲く音』が読めます。『ソラノイロ』は少し上の方から直リンあり。『夏は夕暮れ』は【Natural Novel】内からのリンクのみです(【Natural Novel】からは3編ともリンクされています)。 【頒布終了。サイト公開のみ】
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Summer Wave | 200円 |
04.08.14発行。A5コピー28p。 夏休み、バイト先の叔父の花屋で、真(マコト)はひとりの少女と出会う。会うたび彼女に惹かれていく真。海辺の街に静かに流れる、優しい恋の物語。 ─本文より─ 「こんにちは! ごめんください」 涼やかな声が、一陣の風のように吹き込んだ。まるで夕凪の後の一番最初の風みたいに。 振り向くと、ひとりの少女が店の入口に立っていた。 白いワンピース。恥ずかしながら、俺はその時、夏の妖精が表れたのかと思った。 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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移りゆく季節 色づく想いに | 200円 |
04.09.12発行。A5コピー24p。詩集第4弾。赤く染まる森は、空は、私の心を知っているよう…… 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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夢の檻 | 300円 |
04.12.30発行。A5コピー40p。 青年と鴉の前に現れた、<貘(バク)>と名乗る少年。少年がしきりに気にする少女は、眠りの記憶がないという。少女の<夢>を探すため、青年が鴉を連れて潜ったのは……? 『夢売りの館』シリーズ最新刊!! ─本文より─ 「何者ですか?」 「俺? ──俺は、<貘>」 そう名乗り、にこりと邪気のない笑みを浮かべる。唇の端から犬歯が覗いた。傾きかけた陽が、少年の髪を金色に縁取る。 「<貘>……? ですが、その姿は……」 「人間に見えるって? ──その言葉、そのままあんたに返すよ」 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『夢売りの館 -完全版-』に再録しました】 |
夢幻帳 | 500円 |
05.05.05発行。A5オフセ2C92p。 総勢7名の豪華執筆陣で送る、『夢売りの館』シリーズのアンソロジー!! 夢売りファン必見です!! ─相川『Dream Writer』本文より─ 「これは……、この<物語>は、現実のものなんでしょうか……。それとも、僕が書いた、僕の<作品>なんでしょうか……」 「その質問に私がお答えしたとして、あなたはそれで納得できますか?」 静かに青年が問うと、男は戸惑いを眉間に示し、やがて小さく頭を振った。 |
夏草かぞえて | 200円 |
05.07.18発行。A5コピー24p。詩集第5弾。 君のための歌 世界の果てからプレゼント 夏草かぞえて 君を待つ / 午後の陽射しと 風と一緒に 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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人形師<ヒトガタシ>
〜粉雪と恋人の温もり〜 | 300円 |
05.12.30発行。A5コピー36p。 人間そっくりな、生きた人形──ヒトガタ。少年の姿のまま時を止めた人形師・リーのもとに、恋人に償いをするため、恋人の人形をつくって欲しいという男がやってくる。 ─本文より─ 男が首を横に振る。予想していたのかどうでもよかったのか、そ、と短く返事をして、リーは残りのチョコレートを食べた。 「コレはニセモンだけど、本物の金貨を。──あんたの欲しい人形の重さと同じだけ」 「人形の重さ……? と、同じだけの金貨……?」 それはまた妙な条件だ。男は眉を寄せた。 <増刷しました!>
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ハルノオト | 150円 |
06.04.02発行。B6コピー24p。 表題作書き下ろし、web掲載『パワーオブラブ』加筆修正版収録。ほか、青春の一幕を描いた詩を収録。 ─『ハルノオト』本文より─ ところで何でこんな弁解めいたことを言っているかというと、『一目惚れなんか』をしてしまったからだったりする。正確に言うと、一目惚れをしてしまっていたらしいと気がついたからだ。 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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夢花の午睡 | 100円 |
06.08.12発行。A5コピー16p。 夢花は縁側でまどろむうちに、夢の世界へ迷い込む。そして出会う、兄に似た人物たちと交わす想い。この夢は、いったい誰の夢? この身体は、この想いはいったい誰の……? 夢と現をさまよう亜幻想物語。 ─本文より─ 「して欲しいなら、期待に添えるよう努力はするぜ」 力強い腕、耳元の低い声に、胸が高鳴る。ああ声までが兄に似ている。目を閉じると、兄に抱きしめられているかのようだ。兄が到底しないような、悪ぶった話し方が、また夢花の胸をときめかせた。 【完売しました、ありがとうございました!】
→【『月陰と君とノスタルジア』に再録しました】 |
恋うる夜 | 各200円 (恋凍セットで 300円) |
06.08.12発行。B6コピー24p。詩集第6弾-A。犀川灯夜さまがゲストです(つか相川的に彼がメイン・笑)。 どうすれば この想いを君に伝えられるのでしょう どうすれば この想いは君に届くのでしょう 一人 眠る前に考える 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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凍る夜 | 各200円 (恋凍セットで 300円) |
06.08.12発行。B6コピー24p。詩集第6弾-B。犀川灯夜さまがゲストです(つか相川的に彼がメイン・笑)。 どうすれば この想いを忘れられるのでしょう どうすれば この想いは君から離れるのでしょう 一人 眠る前に考える 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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無幽帳 〜 夢幻帳 第二集 〜 | 500円 |
06.11.12発行。A5オフセ2C100p!! 総勢7名の豪華執筆陣で送る、『夢売りの館』シリーズのアンソロジー第二弾!! 夢売りファン必見です!! ─相川『Nonsense Dream』本文より─ 鴉が人型だったら、どんな姿になるだろう。 ふと思いつき、青年は再び鴉を見た。 碧の双眸がこちらを見据えている。 『……今度は何だ』 「……──言うと怒られそうなので言いません」 |
ユキノヒカリツウシン (おまけ[R-15]: ツキノヒカリツウシン) | 400円 (おまけつき 500円) |
06.12.30発行。A5オフセ44p(+おまけ16p)。 隔離病棟であり飼育施設であり、優秀な研究者の集う研究施設でもある施設<ホスピタル>で共同生活を送る、奇病【アレグロ】の子供たち。短い寿命・病弱な体の代わりに優秀な頭脳を持つ彼らにかかれば、研究も、日常の不思議も難なく解決!? 近未来(?)ファンタジックストーリー。 ★おまけは若干(?)性的描写(BL)がありますので、<R−15>にさせていただきます。本編はBLというほどのBLではないので、普通にお読みいただけます(BL読みも出来ます・笑)。 ─本文より─ 「キノが死んだらミオが悲しむよ。悲しんで落ち込んで、キノがいないと生きてけないよ……」 まるで自分のことのようにシホが言う。他人の夢を視て同調した時のように。 「──いくら何でも大げさだ。第一勝手に人を殺すな」 思わず口を挟んでしまった。驚きに瞠られた眸が、緑が三つとオレンジが一つ、僕を捉える。 |
月宵桜 | 300円 |
07.05.05発行。A5コピー40p。 草太の前に突然現れた、謎の転校生、立花咲良。彼女の追うドラッグ“ナイト・ブロッサム”と、吸血鬼の噂。無理矢理付き合わされる草太が見た、人の心の暗部とは──。 『勿忘草』『啼き桜』『灯火幻想』に続く、『原神破戒伝』外伝第四弾(2−2)。『啼き桜』とはまた違う咲良の一面をお楽しみ下さい(本編はもうちょっと待っててくださいね〜(^^;))。 ─本文より─ 「センパイ、さっすが」 「茶化すな!」 怒鳴ると咲良は再び真顔になった。 「ナイトブロッサムを消すために、必要ならば殺すわ。必要ならば、守るわ」 この言葉は信じていいと思った。 けれど、信じたいのは、信じ切れないのは……。 |
君と明日に伝える言葉 | 300円 |
07.08.19発行。A5コピー36p。詩集第7弾。 百万通りの ひとつの言葉。 百万人のうちのひとりに / あなたがなってくれる保証がないから 今日も私は / あなたを求め / 百万通りの言葉を探す |
[R-15] 少女の膝の裏側に −前編− | おためし価格 100円 |
07.12.30発行。A5コピー20p。 松井沙耶は、地味なクラスメイト・大村幸子の隠された性質を知り、理解できないと思いながらも惹かれていく……。 ★若干の性的描写及及びインモラル表現がありますので、<R−15>にいたします。15歳未満の方はご遠慮ください。 また15歳以上の方も、非合意の性行為や同性愛的描写が苦手な方はお避けください。 ─本文より─ 返す言葉の出ない沙耶に、幸子が見たこともないような顔で微笑んだ。地味で暗くて内気、そんな印象吹き飛ぶような。 「壊されていい。――壊されたいのよ。めちゃくちゃに壊されて、滅ぼされたいの」 触りたい。 あんなオヤジに触らせるくらいなら、あたしに触らせてよ。 浮かんだ言葉を、自分で打ち消した。そんなことを言ってどうするんだと自分を嘲った。 【完全版が出たので頒布終了】
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木陰と君とノスタルジア | 600円 |
08.05.05発行。A5オフセット84p。 完売した初期作品の再録+書下ろし。 再録…『PRAY -for the Moon-』、『Hyper Feeling』、『White Blossom』、『Little Bouquet』、『天狗の森』 書下…『Blight Blossom』(『White Blossom』その後) |
[R-15] 少女の膝の裏側に | 400円 |
08.08.17発行。A5オフセット44p。去年夏コミに出した本の完全版。 松井沙耶は、地味なクラスメイト・大村幸子の隠された性質を知り、理解できないと思いながらも惹かれていく……。 ★若干の性的描写及及びインモラル表現がありますので、<R−15>にいたします。15歳未満の方はご遠慮ください。 また15歳以上の方も、非合意の性行為や同性愛的描写が苦手な方はお避けください。 ─本文より─ 「あたしじゃ大村を壊せない。大村を止められない。――三浦なら、あんたなら、力づくで大村を止められる? 大村を壊せる?」 「俺は、幸子を壊したいわけじゃない」 沙耶を諭すように、慎重に三浦が返す。 「でも大村は、抱きしめて、そのまま握り潰してあげたらきっと喜ぶよ」 |
Nostalgic Graffiti | 100円 |
09.05.05発行。A5コピー20p。 常連のお客様用?昔の原稿発掘したから晒してみたよ!本。変則構成の短編と詩を書き下ろし短編でサンドイッチ。ご笑覧ください。 ─本文より─ ページをめくり、あたしは目を見開いた。 リョウの文字が並んでいた。――いや、今のリョウの字じゃない。もっと丁寧な、もっと若い頃の。 「うっそ、なにこれ。――何時書いたやつ?」 リョウの、昔書いた本、いや本にならなかった物語たち、だ。 「ええと……なんて言うんですか、新緑の季節?」 「青い春?」 【残部僅少】(通販受付or事前予約取置のみ可)
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月陰と君とノスタルジア | 700円 |
09.08.16発行。A5オフセット92p。 完売した初期作品の再録+書下ろし。 再録…『勿忘草』、『蒼月夜』、『啼き桜』、『夢花の午睡』 書下…『夏は夜』(『勿忘草』『啼き桜』その後) |
人形師<ヒトガタシ> 〜菫と風と撥条仕掛けの歌〜 | 200円 |
10.05.04発行。A5コピー20p。 人間そっくりな、生きた人形──ヒトガタ。少年の姿のまま時を止めた人形師・リーと、彼に仕える人形・慧那。 ふたりが出逢ったのは、亡き主のためにひとり歌を歌い続ける人形・架維斗だった。 ─本文より─ 「だから僕は、ここで、歌うのが今の役目」 微笑みを浮かべる架維斗は、彼こそが墓標であるかのようで。 けれどその言葉に、リーは目を見開いた。 今の役目、と、架維斗は言った。 人形(ヒトガタ)が役目を変えるなどあり得ない。 人間の――主のために役目を持ってつくられる人形(ヒトガタ)は、ずっと、その生を終えるまで、その役目のためだけに生きるのだ。 |
時ノ環巡リ | 200円 |
10.12.29発行。A5コピー16p。 幼馴染み・トワの七回忌を前に、京介は、花を手向けに行った事故現場で、不思議な青年に命を助けられ、彼の縁でトワの双子の兄・トキと再会する。己を責め続けるトキに、京介が伝えた『真実』とは……。友愛に揺れる青春物語。 ─本文より─ 「昨日も言っただろう? 君が呼んだひとは、此処には居ないと。君を喚(よ)んだのは、『紛(まが)いもの』だと」 「でも……トワの声がするんだ……。トワが、僕を喚んでるんだ……」 震える唇で、十岐(トキ)が小さく呟く。 「僕が、トワを殺したから……」 「違う!」 京介は叫んだ。あの頃も何度も言い聞かせた言葉を。 |
銀の天使 | 500円 |
11.08.14発行。A5オフセット52p。 商談のため訪れた異国の地で、聖は、在学中から心惹かれる絵を描いていた先輩・咲人と再会する。時間を重ねるうち、胸の内の想いは色を増し、少しずつ鮮明になっていく……。穏やかに、密やかに描かれる、ふたりの恋の物語3話を収録。 ★同性同士の恋愛を描いています。苦手な方はご注意ください。 また、具体的・露骨な表現ではありませんが、性行為についての描写があります(目安としてはテレビドラマで見かける親居るとどぎまぎするレベル・笑)。青少年育成的には何ら問題ないのでR-15をつけるか否か迷いますが、一応「そゆの苦手な人は気をつけてね」という意味で気持ちR-15(印字はしてません)。ぶっちゃけP.45下段だけフタすれば、ちゅー描写すらNGな人以外は読めるんじゃないかな…と…。逆に言うとエロ成分は期待しないでください(笑)。 ─本文より─ 「この絵……」 呟いて、聖はまじまじと絵を見つめた。胸の奥深くから沸き上がる何かに急かされた視線が、それを見つける。息を飲み、震える唇が、絵の隅に記されたサインを、その名を紡ごうとした時。 「志藤……?」 名を呼ばれた。それは聖が今まさに思い浮かべた声だった。 書店委託有り(「相川」で商品検索かけてください) |
菫と風と月に融ける歌 〜人形師SideStory〜 | 200円 |
11.08.14発行。A5コピー24p。 恋人でもあった歌姫ケイトを喪い落ち込む作曲家のライル。音楽を遠ざけ田舎に隠っていた彼は、“生きた人形”架維斗によって、音楽と生きる活力を取り戻すが、今度は彼を病魔が蝕み、やがて……。 『人形師 〜菫と風と撥条仕掛けの歌〜』の過去編にあたる、時を超え役目を超え、架維斗が慕い続けるマスターとの物語。 ─本文より─ ――それは、ケイトが最後に歌っていた歌。ライルの作った、最後の歌。 「いえ、これはゆうべが初めてです。後はほかの音がいくつか……。歌、というのですか? この、綺麗な音の言葉は」 ああそうか、架維斗は歌を、音楽を知らないのか。 風の音も、雨も、木々のざわめきも鳥や虫の鳴き声も、彼らの紡ぐ音楽なのに。 |
等身大の雫 | 200円 |
11.12.31発行。A5コピー28p。詩集第8弾。君の姿に いつも 何度も 勇気をもらう けれど涙の分だけ体重が減る / 心の雲も白く軽くなる そしたら少しは 動きやすくなる、かも知れない |
夢売りの館 -完全版- | 700円 |
12.05.05発行。A5オフセット100p。 『夢売りの館』『夢の通ひ路』『夢の檻』のシリーズ本編をまとめた、『夢売りの館』完全版! ─冒頭─ <夢売りの館> 夢占いたします。 愛想のない文字で、そう書かれた看板が架かっている。小ぢんまりとした商店街の中の小さな路地にある、これまた小ぢんまりとした建物が、この<夢売りの館>だった。 書店委託有り(「相川」で商品検索かけてください) |
★ 送料負担を、一律100円に変更いたしました(2008.10月〜)。メール便でお送りします。★送付先アドレス: aikawa_hyoga☆msn.com(☆を半角@に変えてください) タイトル:『通販申込』 【2】折り返し、振り込み先口座(楽天銀行(旧・イーバンク銀行)orゆうちょ銀行)をご連絡いたします。 ご希望の本の合計金額+送料(一律100円)を、いずれかにお振込ください。 なお、振込手数料が発生する場合は、ご利用者様にてご負担をお願い致します。 ※ 郵送でのお申込や、メール便以外での送付をご希望の場合は、お問い合わせください。別途ご連絡いたします。 ★ ご注意ください!! ★※ 通販についての問い合わせは上記アドレス宛、『通販問い合わせ』でお願いします。 「よろしくおねがいします」や「お返事ください」など、何についての問い合わせなのか不明なメールは全て迷惑メールとみなし、読まずに破棄しています。ご注意ください。 |