本文へスキップ

富田林寺内町の探訪

江戸時代の町並みが残る寺内町(じないまち)をご紹介します

大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。

じないまち随想2 2006年2月26日

2002年1月にホームページを開設してから早いもので5年目を迎えました。地元・富田林の方々をはじめとして、寺内町の歴史、町家建築、古い町並み散策、絵画や写真など様々なご関心やご興味で、毎日全国から多くの皆さんにホームページをお訪ね頂いています。インターネットを通じた情報伝達のスピードと拡がりに改めて驚いています。

北陸から関西を中心に戦国時代に成立・発達した一向宗(浄土真宗)の宗教自治自衛都市「寺内町」は、高校の歴史教科書の脚注でわずかに触れられている程度で、中世以降に都市として成立した城下町、門前町、宿場町、港町と比べてもその名前や存在は広く知られていません。大阪の町の起こりは蓮如が開いた寺内町・石山本願寺ですが、その後に豊臣秀吉や徳川家が造営した大阪城が今も聳え立っているために城下町の印象が強いようです。

そうした寺内町の中でも、乱世の戦国時代の町割が当時のままに残る富田林は、一歩中に足を踏み入れただけで、その当時の人々の様子が目に浮かぶような不思議な町といえるでしょう。町の成立発展の中心となった寺院や江戸時代中期から昭和初期にかけての町家(民家)建築の造形美、古い町並みを散策してみたいといった旅情や古いものへの郷愁・愛着、町並みを見事に描いた様々な絵画作品や写真などに惹かれて、或いは大学の卒論研究のテーマ探しから地元の小・中学生の社会科見学などの予習まで、実に様々なご関心を抱いてこのサイトにお越し頂いたのではないでしょうか? 遠方のために実際には富田林に足をお運び頂けない方々にもインターネットの画面を通じてこれまで以上にその魅力を伝えていけたらと考えています。

蒸気機関車の動態保存に似ているかもしれませんが、富田林・寺内町も町並み保存の視点から、将来に向けて世代を問わず多くの人々が共に住まう町並み再生の視点が更に重要になってくることでしょう。寺内町の成立がちょうど様々な民衆がそこに集まって自由な宗教自治自衛都市を築いたように、特色ある地域再生のヒントはそこに住まう人々の知恵と自由で豊かな発想に負うものだろうと考えています。「富田林・寺内町」をお訪ね頂いた皆様からも、町並み再生に向けた様々なご感想やご意見などをお聞かせ願えたら幸いに存じます。

また、これまでにホームページ制作でご協力を頂いております富田林市教育委員会文化財課や富田林寺内町をまもりそだてる会をはじめ、資料ご提供や絵画作品の掲載許諾など各方面でご支援・ご協力を賜りました方々にも改めて厚く御礼申し上げます。

「富田林・寺内町の探訪」管理人(2006年2月26日、横浜市にて)

じないまち探訪記
じないまち随想
 ご感想などお便りをお待ちしています。(管理人)


Information


富田林寺内町
(城之門筋)
(富田林市提供、禁無断転載)

道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。

散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。

立ち寄ってみたいお店

休憩所(トイレ)
じないまち交流館寺内町センターじないまち展望広場にあります。

車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。

尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。


じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)

ナビゲーション