ほしたびの旅

日本一周2001 本州・北海道編

旅日記71~81日目: 青森~日本海沿、広島

71日目: 8月3日(金) 青森ねぶた祭り

昨晩騒いでいた若ぞうどもは結局朝4時ごろまでおしゃべりをしていたようだ。それと、傾斜地にテントを張っていたために、なかなか寝付けなかった。4時半に起きて朝食のパンを食べていると、霧雨のような細かな雨が降りだした。そのため、撤収に時間がかかり、キャンプ場を出発したのは7時前。余裕のはずだったのに、7時半発青森行きのフェリーに間に合うだろうかと心配になる。街の方に出ると雨は降っておらず、路面は乾いている。くやしー。なんとか出港までに函館港に着き、7時半発のフェリーに乗り込むことができた。これで北海道ともお別れだ。海上では、雨が降ったりやんだりだ。

青森港に到着してフェリーターミナルに立ち寄ったとたんに大雨になる。しばらく雨宿りをし、ほぼやんできてから、近くに設けられた臨時サマーキャンプ場に行く。ねぶた祭りに参加するライダーたちのテントがいっぱいだ。雨で地面がびしょびしょだが、おかげでどこにテントを張ると浸水してしまうかがわかる。早速テントを張る。アキさんやOさんもいる。

16時頃から、キャンプ場の人たちは跳人の衣装に着替えだす。私はまだ衣装もそろえていないので、今日は沿道から見るだけにする。17時過ぎに、祭りの臨時駐車場に向けて、跳人姿のままバイクにまたがって一斉に出発する。100台以上はあるだろうか。すごい光景だ。所々で手を振られている。

青森ねぶた
迫力がある

臨時キャンプ場の人たちが付くように指定されたねぶたの出発地点まで歩いて行き、時間まで待機する。ねぶたに灯りがともると歓声があがる。18時50分にねぶた運行開始。跳人たちは「ラッセーラ、ラッセーラ、ラッセラッセラッセーラ」と声を掛けながら跳ねる。力強い太鼓の音が体に響く。以前はどおって事はないと思っていたが、実際にその場にいると圧倒される。せっかくだから、ぐるりと回る運行コースを歩いて他のねぶたを見る。20時過ぎに運行終了し、キャンプ場に戻る。風呂は、すぐそばのテントの人たちと一緒に、2km程の距離にある天然温泉「コロナの湯」(350円)に連れて行ってもらい、その後「すき家」で遅い夕食を食べた。

  • 今日の天気:曇時々雨
  • 走行距離:44.3km
  • 宿泊地:青森市臨時サマーキャンプ場
  • 入浴地:青森市コロナの湯(温泉)(350円)

72日目: 8月4日(土) 跳人としてねぶた祭り参加

青森市中心部に出て、コインランドリーで洗濯した後、2箇所のホームセンターで跳人の衣装を見て回るが、あまり安くない。天気はすっかり良くなり、暑くなってきた。午後、アキさんとEさんと3人で、市内中心部になる青森市新町1丁目の着物屋「皆川」で跳人衣装を買う。基本9品セット(ゆかた、おこし、たすき、しごき、鈴、豆絞り、腰ひも、マジックベルト、さいふ)が税込4500円。これに白足袋、雪駄(24.5cmに合うサイズ)を合わせて合計6030円で購入できた。花笠は買わない。花笠は似合わないと思う。実際、つけていない人も多いし・・・。

帰りに、三内丸山遺跡に寄ったが、人がいっぱいだ。そういえば土曜日だったんだ、と、曜日の感覚がなくなっているのに気が付く。青森市中心部へ向かう道路もあちこちで渋滞している。

16時過ぎ、周りの人に手伝ってもらいながら跳人の衣装に着替える。17時過ぎにバイクで出発。沿道で手を振られにこにこ。決められた場所にスタンバイし、18時50分、花火の合図で運行開始。ラッセーラの声と共に跳ねる。しかし、しんどい、暑い。人がいっぱいいるので、ぎゅうぎゅうで暑苦しい。もう少し余裕があれば気持ちよく跳ねられるのに。これでは楽しさ半減。周りで見ていたほうが、いろいろなねぶたを見れるし、変化があっていいかもしれないなー・・・。ともかくも、途中歩いたりしならも、終了の20時過ぎまで回りとおした。

キャンプ場に戻る時も渋滞。渋滞を抜けようとして道を間違えそうになった。今晩もコロナの湯で疲れを癒す。

  • 今日の天気:晴時々曇
  • 走行距離:54.3km
  • 宿泊地:青森市臨時サマーキャンプ場
  • 入浴地:青森市コロナの湯(温泉)(350円)

73日目: 8月5日(日) 今夜も跳ねる

朝起きて歩いてみるが、心持ち足が重いような気がする。特に何もすることが無いので、約2ヵ月半ぶりに散髪することにする。国道7号沿い、青森市篠田2丁目にある三上理容店でやってもらう(3300円)。耳掃除までしてもらった。んー、さっぱりした。お土産に耳掻きをもらった。(^_^)

16時過ぎに跳人の衣装に着替え、出かける。今日は郵便局と板金組合の2団体に分かれて跳ねる。私は板金組合のほうへ。それでも人は多い。運行開始になると、ぎゅうぎゅう、むちゃくちゃ、ばらばら。各小グループで掛け声を掛けてやっているから、その間にいるとリズムがつかみにくい。地元の高校生と思われるガキどもが、前へ後ろへと移動を繰り返し、ぐちゃぐちゃでわけわからん状態。前に進むときにはだらだらと歩いて、進まなくなったときはその場で手を振り上げて跳ねるのはコンサートの感覚なんだろうな。なんとかせな、いかんでー。

20時過ぎに運行終了。戻ってコロナの湯に入り、食事する。寝る前にビールを飲んで疲れを癒す。

  • 今日の天気:晴
  • 走行距離:24.2km
  • 宿泊地:青森市臨時サマーキャンプ場
  • 入浴地:青森市コロナの湯(温泉)(350円)

74日目: 8月6日(月) 弘前ねぷた

今朝はちょっと足が痛い。結構疲れている。朝、洗濯してから片付け始める。テントを撤収し、昼過ぎに、フロントホイールのベアリングを注文していた青森市内のバイク屋「カワサキオート若宮」に行く。税込6909円で交換できたが、精算時クレジットカード利用がほとんど無いみたいで、端末エラーが出たりで、センターに問合せなど四苦八苦していた。結局、KAZEカードでない提携カードだったため自動処理できなかったみたいで、承認番号をもらって手動で行うことで処理できた。遅くなってしまったが青森市内を後にする。

国道7号で弘前市に向かう。弘前市内は道がごちゃごちゃしてわかりにくい。道を間違えそうになる。県道3号で岩木町へ向かう。岩木町役場でキャンプ場について教えてもらった後、すぐ近くのスーパーに入ってみると、なんと北海道限定のコアップガラナが置いてある。久しぶりに買って飲んでしまう。

岩木町桜林公園キャンプ場に行き、テントを設営する。敷地は広いが、傾斜地が多く平らなところが少ない。テントは数張りある。車で北海道に向かおうとしているおじさん2人連れや、ライダーと少し話をする。

夜は弘前市内で行われているねぷた祭りを見に行く。弘前市内のモービル石油で給油してバイクを置く所について尋ねたところ、スタンドに置かせてくれることになった。ありがとうございます。数百メートル歩いたところで今晩の運行コースに出る。ねぷたの運行は青森ねぶたに比べて静かな感じだ。やはりこちらでも祇園祭のような囃子が聞こえる。

キャンプ場への帰りがけに、キャンプ場近くの百沢温泉(300円)で入浴。ここの温泉は8:00から21:30までの営業で助かる。キャンプ場の上部の、桜林を抜けた所からは満月に照らされた岩木山と北斗七星が見えた

  • 今日の天気:晴
  • 走行距離:113.6km
  • 宿泊地:青森県中津軽郡岩木町桜林公園キャンプ場
  • 入浴地:岩木町百沢温泉(300円)

75日目: 8月7日(火) 岩木山


岩木山

すがすがしい朝だ。昨日までのキャンプ場は日差しがもろに当たり暑かったが、ここは桜の木陰で心地良い。静かだし。空は雲ひとつ無い快晴。岩木山もはっきり見える。

テントを撤収し、岩木山環状道路を反時計回りに回る。走っている途中で、岩木山に登ることを考えればテント内に荷物を置いたままにして出ればよかったと悔やむ。スカイライン入口付近まで回ってきたところで、岩木山青少年スポーツセンターに立ち寄り、たのんで荷物を置かせてもらった。自動二輪の料金1160円払い、くねくねした道が繰り返されるスカイラインをぐんぐん登っていく。景色が見えそうで、すぐにカーブになるのでよく見てられない。

八合目駐車場に着き、そこからはリフトで9合目まで行ける。往復で800円だが、私は500円で片道のみを利用する。(^_^) リフトを降りて岩がごろごろしている所などを登り、山頂まで約30分。見晴らしは抜群。遠くのほうは少しかすんでいるが、津軽半島西海岸や南の方に鳥海山らしき山容が見える。時間がたつのを忘れてずっといたい気分。アクセス料金も高くかかっているし。(^_^;) ともかくも下山する。

北緯40度線と東経140度線の交点
経緯度交会点標示碑

鰺ヶ沢町まで下り、そこから日本海沿いに国道101号で南下する。走っているとそうでもないが、止まると暑い。日本キャニオンはどう見ても渓谷ではなく崖崩れだ。秋田県に入り大潟村の経緯度交会点標示碑を見に行く。周りは田んぼばかりの何もない所に北緯40度、東経140度の交会点の碑が立っている。

夜は去年も利用した秋田市の太平山リゾート公園キャンプ場(フリーサイト)へ。炊事棟に外灯が無く、木陰もほとんど無いが、フリーサイトは無料で、少し離れた案内所では無料でシャワーが浴びられる。

  • 今日の天気:晴
  • 走行距離:304.6km
  • 宿泊地:秋田県秋田市太平山リゾート公園キャンプ場
  • 入浴地:キャンプ場温水シャワー(0円)

76日目: 8月8日(水) 秋田から新潟へ


日本ロケット発祥地碑

秋田市街をパスして日本海沿いに出て国道7号を南下する。岩城町の国道沿いから数十メートル海側に降りた所に「日本ロケット発祥地」碑がある。すぐそばに砂浜があり、海がきれいだ。今日も暑い。鳥海山の山頂は雲の中だが、鳥海ブルーラインを登っていく。4合目あたりからガスが少し出てきた。5合目の鉾立駐車場に着くが、下界や上のほうはガスで見えない。ぶらついているうちに山が少し見えてきたので約10分歩いて展望台まで登ってほんのちょっぴり景色を楽しんだ。

酒田市の米倉庫群
山居倉庫

鳥海ブルーラインを下り、山形県内に入ると再び暑い世界。酒田市の山居倉庫を見るが、暑すぎて回るのもしんどい。新潟県村上市までは海沿いの道を走る。海水浴客がたくさんいる。

夕方薄暗くなって笹神村の奥村杉キャンプ場に行ってみたが、水場が見当たらず、虫がぶんぶん寄ってくるので退散した。どうしようかと考えたが、とりあえず近くの村杉温泉にある薬師の湯(250円)(営業8:00~20:30)に入ってさっぱりすることにする。風呂から上がって外で弁当を食べていると、入る前に少し話をしたおばちゃんが出てきて、家のそばの空き地にテントを張ってもいいと言ってくれた。ありがたくテントを張らせてもらう。地面が硬くてペグが刺さらない状態で、強風が吹き夜少し雨が降って心配したが、飛ばされることも無く、とりあえず助かった。今晩は初めて蒸し暑さを感じる。

  • 今日の天気:晴夕方曇
  • 走行距離:314.2km
  • 宿泊地:新潟県北蒲原郡笹神村 村杉温泉付近の空き地
  • 入浴地:村杉温泉薬師の湯(250円)

77日目: 8月9日(木) 米百俵

朝5時過ぎに起き、早々と撤収。雨はやんでいる。国道49号で安田町から水原町に入ったところにあるコインランドリー「しゃぼん」に寄り、洗濯をする。この「しゃぼん」は一番小さい洗濯機が10kg用の400円かかるものなので、普段4kg用のコインランドリーを使っている私には無駄で割高だ。村松町の街中を走る道は城下町のように曲がり角が多い。


米百俵の群像

昼食を取るため長岡市長岡駅近くの居酒屋「安兵衛」に入る。肉じゃがまぐろとろろ定食(税別600円)を食べる。ドリンク(ウーロン茶、コーヒー、オレンジジュース)が飲み放題なのでオレンジジュースをおかわりする。(^_^) 長岡市の銘菓として米百俵というものがある。バイクを止めた所がたまたま米百俵本舗の前だったので、買って他の不要な荷物と共に家に送ることにした。また、市内の公園に「米百俵の群像」があるというので記念写真を撮りに行った。ちなみに、「米百俵」というものには、次のような由来がある。戊辰戦争の後、長岡藩士の生活は苦しくなり、その窮状を知った三根山藩から米百俵が見舞いとして送られてきた。ところが藩の大参事だった小林虎三郎は藩士に分配せず学校作りの資金にした。藩士たちは詰め寄ったが、小林虎三郎は、「分けたところですぐになくなる、苦しいときだからこそ教育に当てるのだ」と諭した。その甲斐あって、後に何人もの優れた人物を輩出した。というような話である。

十日町市にたどり着いた所でキャンプ場を調べてみると、周辺には料金が1000円や2000円の所が多い。なんとか十日町市内に600円の塩乃又森林公園キャンプ場を探した。しかし、電話で問い合わせても連絡がつかない。道の駅の人から、管理している人の家を教えてもらい、直接行ってみることにする。テントを張って近くの温泉に入りに行く途中にも家に寄るが不在のようだ。仕方が無いので、そのまま、真っ暗なキャンプ場で過ごす。

  • 今日の天気:曇時々雨後晴
  • 走行距離:174.2km
  • 宿泊地:新潟県十日町市 塩乃又森林公園キャンプ場
  • 入浴地:塩之又温泉みはらし(300円)

78日目: 8月10日(金) 長野県、北信地域へ

目が覚めた5時ごろは気持ち良かったが、すぐに蒸し暑くなる。この夏初めてミンミンゼミの鳴き声を聞く。魚沼スカイラインを走るが、道路からの眺望はほとんど無い。終わりの方の魚沼展望台からは塩沢の町が見下ろせるはずだが、もやと逆光ではっきりしない。

津南町から国道405号で秋山郷へ向けて南下する。途中から険しくなる。長野県に入り栄村の屋敷という集落を走っていると、交通安全の標語らしきものがあったが、そこには「山田さんシートベルト守って下さいね」と名前入りである。(^_^) 


善光寺

志賀高原にはきれいなヤナギランが咲いている。国道292号を中野市に向かって下る。8年前には無かった、湯田中温泉をバイパスする快適な道路ができている。下におりると暑い。善光寺に寄るが、暑くてすぐ退散。戸隠、鬼無里を通って白馬村へ。山には雲がかかって上の方は見えない。

白馬村のグリーンスポーツの森キャンプ場にテントを張る。4度目の飯炊きもまずまずの出来。最初に失敗しただけで後はうまくいっている。ただ、レトルトカレーの「アリスのレストラン・ビーフカレー」は具が少なくていまいちだ。風呂は歩いて5分ほどの「岳の湯」へ。通常410円のところ、キャンプ場宿泊者は370円で入れる。

  • 今日の天気:曇時々晴
  • 走行距離:222.3km
  • 宿泊地:長野県白馬村グリーンスポーツの森キャンプ場
  • 入浴地:白馬村岳の湯(370円)

79日目: 8月11日(土) 富山経由、福井へ

朝起きると曇空で、白馬の山々も雲の中。朝食を終えてふと山を見ると、山に掛かっていた雲が取れ、山頂が見えた。しかし、すぐにまた雲が湧いてきて見えなくなってしまった。テントを撤収して北上。糸魚川のフォッサマグナパークあたりで雨が降り出したので駐車場に入る。ついでにそこを回ろうと思ったが、雨の中歩き回るのもつらいのでやめる。バイク乗りは雨に弱いのだ。少しして雨もやんできたので出発。国道8号に出ると、日本海沿いに西へ向かう。富山県に入ると暑くなってきた。

義経伝説が残る地、
安宅の関跡

宇奈月温泉に寄ってみる。週末ということもあり、人がいっぱいいる。ダムのところまで行っただけで引き返す。再び国道8号を西へ向かう。ヘルメットの中がむずかゆくて仕方が無い。石川県小松市に巨人の松井選手の野球館(正しい名前は忘れてしまった)とかいう所があったが、先を急いで通り過ぎた(ファンでもないし)。その近くの町にある安宅の関跡に立ち寄る。弁慶の像があり、近くには海が見える。傾いた日差しに、海がきれいだ。

夜遅くなって福井市内の福井県青年会館ユースホステルに入る。一部屋に私を含めて5人だ。1人香港から来ている青年がいて、ちょっとした国際交流。英語で会話をするが、私は片言。(^_^;)

  • 今日の天気:曇後晴朝一時雨
  • 走行距離:322.9km
  • 宿泊地:福井県福井市 福井県青年会館ユースホステル

80日目: 8月12日(日) 兵庫県八鹿町へ

朝、YHから少し離れた所にある銭湯「楽天湯」脇にあるコインランドリーで洗濯をする。なんだか古めかしい、ごっつい感じの洗濯機と乾燥機がある。

YHを出発して国道8号を南下。道の駅河野あたりから敦賀湾が見えてくる。青空の下、きれいだ。車も増えてきた。国道27号を経由してレインボーライン(700円)を走る。ちょっと料金が高い。梅丈岳に登るリフトがあったが500円もするので、この場所とあまり景色は変わらないだろうと判断して登るのをやめる。

国道27号、175号と進む。舞鶴市志高の国道175号沿いにあるヤマザキショップでおにぎりとジュースを買ったが、おにぎりに表示している価格とバーコードで読み取った金額が違っていたり、内税で100円のジュースに税金を課税していたりしていた。気が付いたので、レジの女の子に設定を確認しておいたほうがいいと言っておいた。(^_^)

国道9号を西に進み、兵庫県和田山町のジャスコで買出しをして、今晩泊まるところを探す。八鹿町につるぎが丘公園キャンプ場があったので、そこでテントを張ることにする。無料のキャンプ場にもかかわらず、お盆に続く連休というのにキャンプ場には私だけ。規模が小さく、トイレが坂の下にあって少し遠いので敬遠されているのか?

  • 今日の天気:晴夕方曇一時雨
  • 走行距離:248.0km
  • 宿泊地:兵庫県八鹿町 つるぎが丘公園キャンプ場
  • 入浴地:水シャワー

81日目: 8月13日(月) 岡山県川上町のマンガ絵ぶた

昨晩から今朝にかけては、ペルセウス座流星群の活動が極大の頃であった。朝2時ごろ目が覚めて、15分くらい眺めている間に4個ほどの流星を確認できた。その内の一つは南東の空に-3等位の明るく光る流星だった。

キャンプ場を出発し、琴引峠を越えて大屋町に入り、県道6号を南下する。谷筋の細い道になり、朝のすがすがしい空気の中、気持ちが良い。千種町に出る湧き水「行者冷水」を汲みに行く。既に大量のポリタンクに水を入れている人や待っている人がいる。私が待っていると、少ししか汲まないことがわかったのか、順番を先に譲ってもらった。私はリュックから350mlのペットボトルを取り出して汲み始めた。すると、先に汲んでいた人から1リットルのペットボトルをもらってしまった。どうもです。

一説によると宮本武蔵の生誕地とされている岡山県大原町に入り、いろいろ回る。宮本武蔵像の隣の建物の中では、子供たちが剣道をしているような音がしていた。今日は今までにも増して暑い。作東町から国道179号、国道53号を通り、建部町から加茂川町、賀陽町、高梁市、成羽町、川上町へと走っていく。ふと川上町のドライブインの脇を見ると、バイクに乗って怪人を倒している仮面ライダーアギトを形どった作り物が置いてある。すかさず寄って記念写真。(^_^) これは、青森のねぶたを模倣した「マンガ絵ぶた」というものだそうだ。川上町はマンガの町ということで、8月11・12日の夜に今年で7回目になるマンガ絵ぶた祭りが行われ、これに向けて作られた絵ぶたとともに練り歩いたという事だ。そういえば所々にマンガ等のキャラクターをあしらった絵ぶたが置いてあったな。

岡山県大原町にて
宮本武蔵像
まんが絵ぶたの作品
仮面ライダー「アギト」

笠岡まで出て、遅くなりそうなので、そこから山陽道を利用する。高速を出て一般道を走り、20時前に自宅に到着した。これで81日にも及んだ本州・北海道一周、更には4月から3行程に分けた日本一周が終了したことになる。

  • 今日の天気:晴一時曇
  • 走行距離:400.1km
  • 総走行距離:15453.5km
  • 日本一周全走行距離:20828.5km