小ネタ集
新旧プリンター比較
2018年末発売のプリンターを旧機種と比較する
(2018年8月23日公開・2018年11月3日最終更新)

 恒例の年賀状シーズンの少し前、9月になると、エプソン・キャノンからプリンターの新機種が多数発売され、ラインナップが大きく変わる。発売は9月〜10月と機種によりばらつきがあるが、今回発売されたプリンターの新機種を、これまで販売されていた旧機種と徹底比較し、どこが変わったのかを確認してみよう。

エプソンのプリンタ

2017年末時点の機種2018年末時点の機種
複合機EP-10VAEP-10VA継続販売
EP-979A3EP-979A3継続販売
EP-30VAEP-30VA継続販売
EP-880AEP-881A2018年9月13日発売
EP-810AEP-811A2018年9月13日発売
EP-710AEP-711A2018年9月13日発売
PX-049APX-049A継続販売
FAX機能付き複合機PX-M5081FPX-M5081F継続販売
PX-M5080FPX-M5080F継続販売
PX-M5041FPX-M5041F継続販売
PX-M781FPX-M781F継続販売
PX-M780FPX-M780F継続販売
PX-M680FPX-M680F継続販売
エコタンク搭載複合機EW-M5071FTEW-M5071FT継続販売
EW-M970A3TEW-M970A3T継続販売
EW-M770TEW-M770T継続販売
EW-M660FTEW-M670FT継続販売
  EW-M630T2018年10月25日発売
EW-M571TEW-M571T継続販売
A4単機能プリンタPX-G930   
EP-306EP-306継続販売
PX-S740PX-S740継続販売
PX-105PX-105継続販売
A2ノビ単機能プリンタSC-PX3VSC-PX3V継続販売
A3ノビ単機能プリンタSC-PX5VIISC-PX5VII継続販売
SC-PX7VIISC-PX7VII継続販売
EP-50VEP-50V継続販売
PX-S5080PX-S5080継続販売
PX-1004PX-S50102018年10月5日発売
コンパクトプリンタPF-81-2018PF-81-20192018年9月13日発売
PF-71PF-71継続販売
モバイルプリンタPX-S05PX-S05継続販売

 2018年末に新たに発売されたのは6機種である。家庭向け複合機は3機種で、EP-880Aの後継EP-881A、EP-810Aの後継EP-811A、EP-710Aの後継EP-711Aである。順当に型番の数字も1増え、正統な後継機種と言える。加えてエコタンク搭載プリンタにEW-M630Tが追加された。EW-M571TとEW-M670FTは似た部分の多い機種だったが、さらに間に1機種追加された形となる。また、A3単機能プリンターの下位モデルPX-1004が7年ぶりに新機種PX-S5010となった。これでほかのビジネスプリンタ同様、PX-S/PX-Mから始まる型番となった。年賀状プリンタのPF-81-2018はPF-81-2019となったが、これは2019年の年賀状用にイラストが変更されただけで新機種と呼ぶかは微妙だ。
 新機種というわけではないが、エコタンク搭載プリンターEW-M770T、EW-M670FT、EW-M571Tの本体カラーはこれまでブラックのみだったが、ホワイトのモデルが追加された。いずれも発売日は2018年10月25日となる。新機種のEW-M630Tもブラックとホワイトの2色展開だ。ホワイトモデルが追加となった機種に関しては、ブラックモデルは従来通りの型番、ホワイトモデルのみEW-M770TW、EW-M670TW、EW-M571TWの様に「W」が付く一方、新モデルはブラックモデルがEW-M630TB、ホワイトモデルがEW-M630TWと「B」「W」の色指定が付く。
 その他、リスト外ではあるが、エコタンク搭載のモノクロプリンターとしてPX-S160Tに代わって、PX-S170T、PX-S170UTが発売されている。それでは、旧機種と新機種を徹底比較してみよう。

「EP-881A」と「EP-880A」を比較

「EP-811A」と「EP-810A」を比較

「EP-711A」と「EP-710A」を比較

「EW-M630T」と「EW-M670FT」「EW-M571T」を比較

「PX-S5010」と「PX-1004」「EP-50V」を比較



キャノンのプリンタ

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2017年末時点の機種2018年末時点の機種
A4複合機PIXUS XK70PIXUS XK70継続販売
PIXUS XK50PIXUS XK802017年9月22日発売
PIXUS TS8130PIXUS TS82302018年9月6日発売
PIXUS TS6130PIXUS TS62302017年9月6日発売
PIXUS TS5130PIXUS TS5130S2018年9月6日発売
(PIXUS TS5030)PIXUS TS5030S2018年9月6日発売
PIXUS TS3130PIXUS TS3130S2018年9月6日発売
A3複合機  TR95302018年9月6日発売
FAX機能付き複合機MAXIFY MB5430MAXIFY MB5430継続販売
MAXIFY MB5030MAXIFY MB5130継続販売
MAXIFY MB2730MAXIFY MB2730継続販売
MAXIFY MB1030MAXIFY MB2130継続販売
PIXUS TR8530PIXUS TR8530継続販売
PIXUS TR7530PIXUS TR7530継続販売
 TR45302018年9月6日発売
大容量タンク搭載複合機  G33102018年2月22日発売
大容量タンク搭載単機能プリンタ  G13102018年2月22日発売
単機能プリンタPIXUS iP7230PIXUS iP7230継続販売
PIXUS iP2700PIXUS TS2032018年2月22日発売
MAXIFY iB4130MAXIFY iB4130継続販売
A2対応プリンタIMAGE PROGRAF
PRO-1000
IMAGE PROGRAF
PRO-1000
継続販売
A3ノビ対応プリンタPIXUS PRO-10SPIXUS PRO-10S継続販売
PIXUS PRO-100SPIXUS PRO-100S継続販売
PIXUS iP8730PIXUS iP8730継続販売
PIXUS iX6830PIXUS iX6830継続販売
モバイルプリンタPIXUS iP110PIXUS iP110継続販売

 発売された機種のうち、PIXUS TS203とG3310、G1310は2018年春に発売された製品だ。2018年末の新機種は、PIXUS XK80/PIXUS TS8230/PIXUS TS6230/PIXUS TS5130S/PIXUS TS5030S/PIXUS TS3130S/TR9530/TR4530となる。PIXUS XKシリーズはPIXUS XK70は継続販売で、下位モデルのPIXUS XK50だけがPIXUS XK80に移行した。一方のPIXUS TSシリーズは、毎回新機種になると、型番の100の位が1上がっていたが、今回は下位モデルを中心に旧型番に「S」が付いただけの機種が存在する。一昨年、PIXUS TS5030が発売され、去年、PIXUS TS5130が後継機種として登場したが、今年はPIXUS TS5130の後継機種PIXUS TS5130Sだけでなく、PIXUS TS5030にも新たな後継機種PIXUS TS5030Sが発表されるという不思議な状態となっている。もともと後継機種というには機能が大きく異なる2機種であったため、方向性の違う2機種として併売されることになった。型番のうち、春発売のG3310とG1310、末発売のTR9530とTR4530に関しては「PIXUS」を冠しておらず、単なるGシリーズ、TRシリーズとなっている。すでに販売されているPIXUS TR8530とPIXUS TR7530とは、同じシリーズながらPIXUSが付くものと付かないもが並ぶ形となった。なおTR9530はキャノン初のA3プリント対応複合機(スキャンはA4)だが、他のTRシリーズとは異なりFAX機能は搭載しない点は注意が必要だ。それでは、旧機種と新機種を徹底比較してみよう。

「PIXUS XK80」と「PIXUS XK70」「PIXUS XK50」を比較

「PIXUS TS8230」と「PIXUS TS8130」を比較

「PIXUS TS6130」と「PIXUS TS6030」を比較

「PIXUS TS5130S」と「PIXUS TS5130」を比較

「PIXUS TS5030S」と「PIXUS TS5030」を比較

「PIXUS TS3030S」と「PIXUS TS3130」を比較

「TR9530」と「PIXUS TR8530」を比較

「TR4530」と「PIXUS TR7530」「PIXUS TS3130S」を比較





(H.Intel)

今回の関連メーカー
エプソンホームページ http://www.epson.jp/
キャノンホームページ http://canon.jp/