石の森 第 126 号
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大海の孤独
西岡 彩乃
黒い中に一人漂い
遠い月と灰色の雲だけ
こんなに孤独でも
幸せでいたいと願うのはなぜだろう
白い波が小さくぶつかる
夜は明けない
明けることなど求めない
いつまでもこの海のヒト雫として
ここで漂っている
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