レポート

菜の花スマイル計画


第五福龍丸被災５０周年の本年、各団体で様々な事業が計画されています。「ビキニ市民ネット焼津」でもいくつかの事業が考えられています。 会員の焼津市関方の農業小畑さんは、関方の山の手地域の休耕田を利用して、菜の花（からし菜）を育て、巨大なスマイルマークを描くことを計画しています。そして、その種まきがこの正月行われました。耕された約１ｈａの田に菜の花の種をまき、スマイルマークは小麦の種をまきました。トラクターを使っての作業でしたが３日を費やしました。ビキニ事件のあった３月過ぎには一面黄色の菜の花に緑のスマイルマークが現れることでしょう。
この計画について小畑さんは、「高草山は竜神の山です。その山から見下ろすと、眼下に広がる里地にポカリとスマイルマークが浮き出されます。」「これって平和じゃん」、「ピースマークもいいけれど焼津はやっぱ、スマイルマークのほうが似合うじゃん！」
今年の正月は、例年になくおだやかな暖かい日が続きました。トラクターの通った後をカワラヒワが種拾いに来てました。
菜の花はナタネ油を採って、ディーゼル車の燃料にされます。「菜の花資源循環システム」と呼ばれているそうです。小畑さんのビキニ被災５０周年に向けての「平和と環境」のささやかな一石です。
鳥に食べられずうまくスマイルマークができたら高草山に登って、「見る会」を開催したいと思います。

２００４、０１、０３