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      ふらのYH前にて

         狩勝峠 


 4日目の朝は少々曇っている。後に天候に恵まれなくなるが、その前兆でもあった。
朝食をすまし、準備もすませYH前で神戸からきたタメ人と福島のライダーさん
と写真をとった(←写真上)。

 8時半ごろYHをあとにし、永遠と長い直線を走り富良野を後にした。

 
 富良野もメロンが有名になってきたらしく、直売所が目立つ。
それと「とうきび」という看板がやたら目に付いた。
 後でわかったが、とうきびとはトウモコシの別名だった。

 今日の目的地は新得。また山道を抜けていく。道中にはキツイ狩勝峠も待っている。
富良野をぬけたところから山道に突入。途中東大演習林というのがあった。
 地図をみれば北海道の色々なところに○○大演習林がある。環境系の学科が使うの
かな?

 富良野から南に下り、かなやま湖に到着。北海道らしくないダム湖があった。
しかしダムの中央にいけばレジャーが盛んなようでパラグライダー場やスポーツ
施設があった。根室本線と並行してしばらく走ると狩勝峠だ。日本新八景というが
そんな新八景きいたことない(失礼な。峠といっても日光はいろは坂のように
くねくねしているわけではなく、北海道らしく永遠と直線でゆるやかに登っていく。

 どこまでも伸びる直線にあこがれて北海道にきたものの、それが登りだと
気分も乗らない。しかし、ふと後ろを振り返れば、随分登ったなという気分にさせて
くれる。これはこれで爽快かもしれない。

 峠の上に着き一息つく。ここらは大学のチャリ部もよく通るらしく、ぞろぞろと
自転車部隊(?)が過ぎていく。みんな後ろにはキャンプ用品をのせていたり、凄い人は
大きな鍋やまな板をつんでいたりした。炊事班かな?

 夏の北海道はツーリングのメッカと言うだけあって、道を通るのはバイクと自転車
ばかり(勿論車も通るけど)。みんなお互いピースサインして気持ちいい。

 峠からは下り。雲行きも怪しく、小雨が降る中、時速60km以上で峠を下っていった。
途中ネズミ捕りが見通しの悪いところに隠れていた。道が広い上、車も少ないので
ライダー達はついスピードオーバーしてしまいがち。道警も取り締まりには力を入れている。
 あるライダーに聞いたところによると、凄いところではヘリコプターをつかって取り締まり
をするらしい。上からネズミを探して追跡し、下に居るパトカーと連携をとるのだとか・・・。
 取り締まりの凄さも北海道ならではなのか?(笑

 今日の走行距離は100Kmくらいとやや少なめで終わり、無事サホロYHに到着。
サホロYHは新得にある。新得は新得蕎麦で有名で広大な蕎麦畑が広がっている。
街自体は小さなもので、いささか活気がないのは気のせいだろうか?

 夕食はどこがお勧めかペアレントに聞いたら、やはり蕎麦の店とのこと。
早速蕎麦を食らいに店に行くが・・・やってない。ありえない。

 しょうがなくセイコーマート(ウワ、出た出た。
おなじみの日替わり弁当と150円スパゲティとバナナを買ってYHで食べた。

 YHには超ベテランチャリダーが2人とBMWのライダーさんがいた。
チャリダーさんは自分と比較できないほどの兵で経験豊富。北海道は10回を超えているらしい。
 日焼けもすごく、装備も精錬されていた。一日200Kmのペースをほぼ毎日続けられるらし
く、50過ぎと見られるその顔からは予想できぬ体をもっていた。
 色々アドバイスを聞こうとするが、もうひとりのチャリダーさんとレベルのお高いお話しを
していてついていけなかった。まだまだ青い自分なのであった・・・。

 ちょっとすねて、さっさと就寝。
明日は旅でいちばん長い距離を走る。