朝飯を昨日の彼と一緒にとって、準備をすすめる。
準備が終わったところで、一緒に写真を撮る。
←写真参考。その左にうつってるのが彼のバイク。
彼も北海道は初めてらしく、バイクで回るのも楽しいけど自転車でまわるのも
楽しそうだといっていた。次は同じチャリダーとして会おう!
摩周湖YHを跡にして北東へ進み知床を目指す。
今日は雨だ。360度地平線を拝める開陽台の展望は期待できない。
雨のためか今日はライダーもチャリダーも少なく、開陽台へ続く直線道路も
誰もいない。半径数`にわたって人間が誰もいないという状況はこれが始めてで
少し怖く思えた。
雨もしとしとと降り続け、体温も奪われる。それに加えて孤独感が付きまとう。
そういっている間に開陽台展望台の入り口につく。
ここから少し登りで勾配が目茶目茶きつい。
展望台に着くと眼下には見たことのないスケールのパノラマが広がっていた。
どこまでいっても何もない草原だ。しかし雨のため霧で見晴らしは十分なものではない。
次来た時は晴れであってほしい。
開陽台展望台で昼食をとり開陽台北19号を通り知床方面へと抜ける。
北19号は有名な直線道路で最も北海道らしい道路と言えると思う。
左の下の写真が北19号線だ。丘がいくつも続いていて走っていると今下りなのか登り
なのか分からなくなってしまうほどの、なだらかな道路だ。走っていて気持ちいい。
知床の羅臼側の海岸線に出たときは午後3時になっていた。これで苫小牧から反対側の
海岸線に出たことになる。海を良くみると数`先に島がある。
この島は北方領土の国後島だった。すぐそこにある島が今は外国のものになっている。
そう海外なのだ。道を走っていると良く目にするものが北方領土返還を求めた看板だ。
地元の人がいかに北方領土を意識しているかが覗える。
海岸線は平地かと思いきや、意外に起伏が激しく小さい峠が連続している。
しばらく走ると今日の宿ライダーハウスに到着。
今までYHばかり泊まってきたが、たまにはライダーハウスもいいだろうと思い宿に選んだ。
ライダーハウスは0〜2000円程度で泊まることのできる宿でチャリダー、ライダー、トホダー
限定のところが多い。格安のため部屋は一つで雑魚寝のところが多い。定食屋等の店となりにあり
そこで食事すると宿泊無料のところもある。
ライダーハウスには1人日に焼けたライダーさんがいた。雨のため連泊しているらしい。
そのライダーさんと色々話しをしながら暖をとる。その人は北海道にほぼ毎年きているらしく
15,6年前から毎年このライダーハウスには必ず来ているとのこと。資金不足になったとき
ここのオーナーから紹介してもらった鮭の加工のアルバイトでお金を調達していたらしい。
ここ知床では夏の終わりごろから鮭が川に戻ってくる。そのため街の産業は鮭に依存してることが
わかる。この次期になると川をみれば鮭が一生懸命泳いでる姿がみれるらしい。
しばらくするとハウスのオーナーさんがきた。
今日は奥さんがいないらしく、名物のライダー定食はなしだそうで、そのかわりとして特別に
明日の朝食を作ってくれることになった。
夜になり、もうひとり学生のライダーさんが加わり、今日は3人で宿泊。
漫画を読んだり話をしてすごした。
明日は知床横断道路を通り反対側のウトロに抜ける。