大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
富田林寺内町をまもりそだてる会は、歴史的町並み保存運動に取り組む地元住民の会です。 「地元に残る優れた歴史的町並み・文化遺産を後世まで保存・継承したい。」との熱い思いから、富田林市役所とも密接な連携を図りながら、平成6年(1994年)7月に「寺内町をまもりそだてる会」が発足しました。寺内町地区の住民約500世帯のうち、約半分に当たる会員数254名(世帯)を擁する組織となっています。(2012年11月現在) 歴史的町並み保存と住環境の整備をテーマにした定期的な会合が持ち、会報「じないまち瓦版」も年3回程度発行しています。また、全国各地の町並み保存に取り組む市町村や地元団体との相互交流も積極的に進めています。歴史的町並み保存に向けて、富田林市文化財課のご支援を得ながら、町の清掃・防火防災訓練、会報「じないまち瓦版」発行、記念イベント企画、ボランティアガイド、研修会などさまざまな活動に地道に取組んでいます。 2004年10月10日(日)・11日(祝)には、寺内町をまもりそだてる会発足10周年を記念した催しじないまちフェスタが開催されました。また、2005年8月28日(日)には第2回「寺内町燈路」が開催されました。2006年4月には訪問者の休息施設及び地元住民の集会施設として新たに「じないまち交流館」が開館し、富田林・寺内町をまもりそだてる会が管理・運営を行っています。 |
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木口副会長、佐藤会長(右)(当時) 2006年5月7日 じないまち交流館にて |
2006年5月7日(日)午前10時から、同年4月に新しくオープンしましたじないまち交流館(富山町)で佐藤康平会長、木口副会長(当時)から会の最近の活動などについてお話をお伺いする機会を得ました。佐藤康平会長は、京谷会長(初代、2年間)、勝山会長(二代目、7年間)に次いで、2004年5月から三代目会長。佐藤会長は、じないまちをまもりそだてる会の活動に長年従事されるとともに、訪問者の休息施設・地元住民の活動拠点としてニーズが高かった「じないまち交流館」開設に向けて、地元意見の調整や行政等関係者との橋渡しなどに尽力されてきました。 「寺内町をまもりそだてる会」の過去10年間の地道な活動が実を結び、町並み保存・修景事業により町家や街路など町並み全体が美しくなったこと、さらに国の伝統的建造物群保存地区に指定されてから国の財政支援・税の優遇措置などを得ながら「じないまち交流館」のような整備事業が充実してきたこと、そうした会の活動が地元住民の交流や地域活性化にも少なからず役立っているとのことです。富田林寺内町は、いわゆる俗観光地化することなく、静かな住環境を守りながら、歴史的町並みを保存・維持しながら、併せて地域社会の再生も進めてゆきたいとのお考えです。地域住民の高齢化が進む中で、子供を見かけない町から、若い人たちが住む活力ある町に再生したいとお考えになっておられます。訪問者の中には古い町並みに暮らしてみたいという方々もおられるため、既に人が住まなくなった古民家の「貸家情報ネットワーク」事業などにも今後、取り組んでみたいとのこと。 毎年8月第4土曜日には、手作り行灯を通りに一斉点火する「寺内町燈路」を恒例行事として開催する計画で、今年からは地元住民以外の方々からも行灯の絵柄を広く集めて、当日は街路に並べて展示(点火)したいお考えです。 寺内町は自治自衛都市が起こりであったように、地域防災・防犯と町並み再生への取り組みは、「自分の住む地域社会は自分がまもりそだてる」といった住民意識によってその動きがいっそう広がってゆくのではないでしょうか?(管理人取材) |
佐藤会長、木口副会長(右)(当時) 2006年5月7日 じないまち交流館1階にて |
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近藤好幸さんのきりえ作品は「富田林・寺内町をまもりそだてる会」が同会会員向けに限定頒布されている「じないまち・カレンダー」の絵柄として1995年以来、 毎年恒例になっています。和紙の手触りや温もりと共にカレンダーに鮮やかな彩りを添えて大好評です。じないまち交流館で一部を限定販売しています。(1,200円・部) 近藤好幸さん、富田林市教育委員会文化財課、富田林・寺内町をまもりそだてる会、及び印刷会社まどか株式会社のご協力・ご好意並びにご許可を賜りまして、2001年以降にカレンダーの絵柄となったきりえ画作品をこのコーナーで取り上げることができました。関係者の皆様には、この場を借りまして厚く御礼を申し上げます。ぜひ、こうした作品を通じて富田林・寺内町の魅力に触れて頂ければ幸いです。(注記)作品の無断転写を禁じます。 |
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都市景観大賞 「美しいまちなみ優秀賞」(平成21年6月) 富田林市 富田林寺内町地区 |
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じないまち瓦版(富田林寺内町をまもりそだてる会会報) | |
地域活性化への取り組み |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町への道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館
までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)
歴史的町並み保存の歩み |
歴史的町並み景観の整備・保全 |
寺内町の建築様式 |
屋根・屋根瓦 |
虫籠窓 |
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土蔵 |
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鐘馗さん(魔除けの瓦人形) |
袖うだつ |
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