大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a historic district and heritage site of Japan - historic preservation district】 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
富田林寺内町の歴史 大阪府南東部の南河内(みなみかわち)地方に位置する富田林 (とんだばやし)市。中心部の旧市街地には江戸時代中期以降に建てられた民家(商家、町家)が約40軒、往時の姿そのままに保存・継承されています。富田林の名前の由来にもなった、富田が芝と呼ばれた荒地は、今から約450年前、戦国時代の最中に興正寺別院 (一向宗・浄土真宗)を中心に宗教自治自衛都市・寺内町 (じないまち)として開発され、発展しました。今も戦国時代の東西南北の碁盤目状の町割(都市計画)を留めています。 17世紀後半に入ると中世・寺内町としての性格は失いつつも、南河内地方における、米、酒造、木綿、菜種油、木材などの商品作物の交易・流通の中心地、近世・在郷町として大きく栄えました。往時の繁栄が偲ばれる大店の商家は、建築年代が江戸時代中期から昭和初期に亘り、建築様式や外観も少しずつ異なっており、それぞれが個性的な表情を見せています。伝統的建築物は、国の重要文化財に指定された(旧)杉山家住宅や興正寺別院、さらには大阪府有形文化財に指定された仲村家住宅をはじめ、文化遺産として極めて貴重で価値の高いものです。幸いにして戦災から免れ、高度成長期の開発の波も受けず、寺内町地区一帯は昔ながらの外観を残しています。 |
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日本の道百選・城之門筋 |
南会所町 |
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重要伝統的建造物群保存地区に選定 地元自治体の学術調査や、その後の住民の協力による地道な町並み保存運動が実を結んで、富田林市富田林町の一部にあたる寺内町は、1997年(平成9年)に国から重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。言わば「歴史的町並みの重要文化財」と呼べるでしょう。同保存地区はこれまでに全国で108地区(2014年5月時点)が選定されており、富田林・重要伝統的建物群保存地区は大阪府下では唯一の選定となっています。 寺内町にある約500棟の建物の内、江戸時代から昭和初期頃までに建てられた181棟の建造物が伝統的建造物に特定されています。保存地区内において通常道路から見える建物等の外観の現状を変更(増改築、改修、模様替え、色彩の変更、新築、除却など)する時には、予め市教育委員会・文化財保護課に申請して許可を得る必要があります。伝統的民家(町家)は白壁、板塀、格子戸など往時の姿のままに外観の保存・復元・修景作業を終えて、今も人々が生活の場として暮らしながら、素朴で静かな佇まいを今に伝えています。 |
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重要文化財・興正寺別院・鼓楼(外観修理中) |
重要文化財・興正寺別院・鼓楼 |
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寺内町の成立と歴史 | 歴史逸話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
寺内町の成立と歴史 宗教自治都市 寺内町の成立と歴史 在郷町としての発展 寺内町の成立と歴史 繁栄と衰退 寺内町の成立と歴史 繁栄と衰退(昭和40・50年代の頃) |
吉田松陰 仲村家に滞在 - 嘉永六年二月・三月 桜田門外の変と富田林の木綿問屋 大久保利通が杉山邸に来たこと 郡役所新築に対する葛原氏の意見書 明治十八年 富田林開発記念碑 興正寺別院 木沢与平氏の「年代記」 富田林駅前の「楠氏遺跡里程標」 浄谷寺の釣鐘 |
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歴史的建造物(一覧)・建築様式 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
歴史的建造物一覧(寺院・町家) 歴史的建造物一覧(寺院・町家)(続き) 歴史的建造物一覧表(寺院・町家) |
寺内町の建築様式 寺内町の建築様式(続き) |
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寺内町の町割(都市計画)・交通 | 歴史的町並み景観の保存・地域コミュニティー活性化 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
寺内町の町割(都市計画) 東高野街道と石川の舟運 寺内町の入口(街道口) |
歴史的町並み景観の保存 歴史的町並み景観の保存(続き) 寺内町の景観(保存・美化・調和) 富田林寺内町をまもりそだてる会 地域活性化への取り組み |
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「カラー 歴史の町並」(文・那谷敏郎 写真・橋本治朗、淡交社刊、1975年初版) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
既に絶版になっている書籍ですが、富田林市中央図書館の蔵書の中から見つけた1冊です。全国各地の歴史的町並みを著者が訪ねて書かれた紀行文で、富田林にも足を運んでおられます。富田林寺内町の歴史について、エッセー風にわかりやすい文章で記されており、小生のお気に入りです。出版社である淡交社編集部の事前許諾を頂戴しましたので、抜粋・引用の上、紹介させて頂きました。 (2012年9月10日、管理人) |
(富田林市提供、禁無断転載)
富田林寺内町への道順
寺内町へは近鉄長野線富田林駅又は富田林西口駅下車徒歩10分です。先ずはじないまち交流館へお立ち寄りください。
散策地図がもらえます
富田林駅前の観光案内所又はじないまち交流館で散策地図がもらえます。
立ち寄ってみたいお店
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの際は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力お願いします。
寺内町の見どころガイド (1/2) |
寺内町の見どころガイド (2/2) |
歴史的町並み保存の歩み |
歴史的町並み景観の整備・保全 |
富田林寺内町をまもりそだてる会 |
寺内町の建築様式 |
屋根・屋根瓦 |
虫籠窓 |
格子窓 |
土蔵 |
煙だしの越屋根 |
鐘馗さん(魔除けの瓦人形) |
袖うだつ |
Art Gallery |
Books |
東高野街道 |
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)