桑名城下の旧東海道
三重県桑名市は名古屋と四日市の工業地帯に挟ま
れた町。東海道の宿場町であり松平家の城下町で
もあった。古い町並みはあまり残っていないが、老舗
と思われる料亭や名物焼きハマグリの料理屋、菓子
店が多い。のんびり散策したら面白い町かもしれない。
海と河川を巧みに使った水城として名高い桑名城は
江戸の始めに、家康の重臣の一人であった本多平八
郎忠勝が築城した。そして、幕末には城主松平定敬が
悲劇の大名として歴史に名を残している。
松平定敬は幕末動乱の都で京都所司代を勤め、兄、
松平容保(会津藩主)とともに戊辰戦争を転戦した。
東海道の要衝として幕府の有力大名が歴代の藩主
であったため、栄華と悲劇を味わうことになる。
桑名城下を歩いていると本多平八郎と松平定敬の
ことが脳裏に浮かんでしまう・・・・・。
桑名城址の本多平八郎忠勝の銅像。
実にかっこいい。家康の忠臣として
鹿の兜をかぶり多くの合戦で奮戦して
いる。
ちなみに、桑名の前は上総国大多喜
(千葉県大多喜町)城主で南総の里見
氏と対峙していた。
桑名城址
「家康に過ぎたるもの二つあり。唐のかしらに
本多平八」と、戦場で武田信玄軍が賞賛した。
東海道七里の渡し
実の娘が真田家に嫁ぐ。
徳川家康の重臣たち
井伊直政 上州高崎から近江彦根
榊原康政 上州館林
三重県桑名市
本多平八郎忠勝 奮戦
酒井左衛門尉
出羽庄内
正月の桑名港