大阪市内から近鉄電車で富田林駅まで30分。駅から徒歩10分。
ひっそりとした佇まいを残すお寺や町家を巡りながら、お手軽な歴史散歩に出かけてみませんか? 皆様のお越しをお待ちしています。
【Tourist guide to Jinaimachi town, Tondabayashi, a histric district and heritage site of Japan - Sugiyama residence,main building】 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅全景 (富田林市教育委員会文化財課提供、無断転載禁止) |
南河内地方を代表する豪壮な構えの母屋 |
4層に畳み込んだ大屋根 |
重要文化財・(旧)杉山家住宅全景 (富田林市教育委員会文化財課提供、無断転載禁止) |
大戸口 |
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寺内町せんべいの図柄に取り入れられています。 |
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親子格子(格子の間) 都度外せる仕掛けで、店先になっていた |
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手前は米蔵(現在内部は展示室)、左手は酒蔵になっています。 |
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明星派の天才女流歌人・石上露子(本名:杉山孝)の生家 石上露子を語る会 研究サークルが結成されて、月一回の定例会が開催されています。 |
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排水マンホール蓋の図柄 排水用マンホール蓋には地元風景の絵柄(重要文化財・旧杉山家住宅と金剛・葛城連山)が描かれています。このマンホール蓋は市内各所で見かけます。ご散策の際、ふとお足元にも気を留めて見てください |
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(旧)杉山家住宅の意匠を施した意匠タイル (本町公園) |
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重要文化財・(旧)杉山家住宅 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 建物内部・障壁画・欄間彫刻 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 庭園・展示室 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 近藤好幸氏きり絵作品 | |
重要文化財・(旧)杉山家住宅 古家物語(杉山好彦氏)を読む |
国の重要文化財
1983年(昭和58年)指定
一般公開(有料)
建築年代
1644年(寛永21年)
所在地
富筋・西林町
近鉄長野線 富田林駅又は富田林西口駅からいずれも徒歩約15分。近くには来訪者用の駐車場はなく、車でお越しの場合には2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。をご利用ください。
開館時間
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町14-31
TEL.0721-23-6117
(午前10時~午後5時、月曜休館,12月28日から1月6日休館)
お問い合わせ先
富田林市役所 文化財課
TEL.0721-25-1000(内線508)
見どころ
杉山家は富田林寺内町の創設にかかわった旧家の一つであり、江戸時代は造り酒屋として栄えました。当時の流行り歌にも、「一に杉山、二に佐渡屋、三に黒さぶ 金が鳴る」と唄われたと伝わります。現存する家屋は寺内町で最も古く、江戸時代中期の大規模商家の遺構です。
(旧)杉山家住宅には年間で約9千人が訪れています。寺内町発展の歴史と女流歌人・石上露子に関するビデオ上映がされています。また二階では寺内町きり絵風景画(近藤好幸氏作品)等が展示されています。係員の方に内部をご案内頂くこともできます
歴史(由来)
富田林八人衆の筆頭年寄で、「わたや」と号する。 約450年前、富田林寺内町の造営から関わり、当初は木綿問屋を営み、その後、江戸時代中期に酒造業を始めて、大いに栄えて河内酒造業の肝いり役を務めた大商家。明治中期に酒税(造石税)導入や灘・伏見などの大規模生産地との競争力不足などが理由で酒造業を廃業した。明治の明星派女流歌人・石上露子(いそのかみつゆこ、本名は杉田孝、明治15年~昭和34年)の生家でもある。
当時の所有者が不動産屋に土地・建物の売却を検討した為、富田林市が貴重な文化財保護のために昭和58年(1983年)6月166百万円で買取。その後工費230百万円、工期2年半を要して解体修理が行われた。解体修理の際には土間部分の母屋建物全解体、母屋座敷部分は半解体された。南河内の代表的な農家風建築様式として、昭和58年10月26日に国の重要文化財に指定された。
現在、富田林市が所有・管理を行いながら、昭和62年(1987年)から一般公開されている。富田林寺内町の中で建物内部を一般公開しているのは、国の重要文化財・(旧)杉山家住宅、国登録有形文化財・(旧)田中家住宅、勝間家住宅(2012年10月末日で一般公開を終了。現在はイタリアンレストランとして公開)の3軒のみである。
映画ロケとして、篠田正浩監督作品「舞姫」(1989年、郷ひろみ主演)の撮影が(旧)杉山家住宅内で行われました。
屋号
わたや
建物の特徴
寺内町町家で最古・最大の、17世紀中期の南河内地方農家風建築様式。屋敷地は一区画(約千坪、現在は430坪)を占める。母屋と東に延びる3室の別座敷、2棟の土蔵(酒蔵と米蔵)と庭園を残す。母屋は4層の大屋根が特徴。母屋は数奇屋風書院造りの大床の間、座敷、奥座敷、茶室と農家風建築の土間から構成される。狩野派絵師の障壁画、山水画、および欄間彫刻、さらには明治時代に改築されたモダンなや螺旋階段、土間には釜屋・竈(かまど)が復元されています。屋根瓦の枚数は約4万枚に上り、解体修理によりその半数は再生利用されて現在も屋根瓦として利用されています。
杉山家文書
杉山家文書は京都大学総合博物館で「村の文書」, 「酒屋の文書」として常設展示されています。
休憩所(トイレ)
じないまち交流館、寺内町センター、じないまち展望広場にあります。
車でお越しの方へ
寺内町は道幅が狭く、中には公共駐車場がありません。車でお越しの場合には、2014年2月に新しくオープンした富田林市営東駐車場(有料)をご利用ください。一般用の普通乗用車及び団体用のマイクロバス(1台分、市役所に要事前予約)を駐車できます。西方寺の斜め向かいに位置し、重要文化財・旧杉山家住宅まで徒歩5分、じないまち交流館まで徒歩15分。
尚、団体用の大型観光バスでお越しの場合は、富田林市役所にお問い合わせください。宜しくご協力をお願いします。
団体でお越しの場合には、地元のボランティア・ガイドによるご案内も可能です。(事前のお申込みが必要)
ガイドのお問い合わせや事前のお申込みは下記のじないまち交流館までお電話ください。
じないまち交流館
〒584-0033
大阪市富田林市富田林町9-29
TEL.0721-26-0110
FAX.0721-26-0110
(午前10時~午後5時、月曜休館)
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